周知の通り今から107年前
我々以外の人類は・・・皆
『巨人に連れ去られた』
その巨人は悠然と”壁”から顔を出していた。
「あ・・・ありえない、巨人は最大でも15mのはず50mも壁から顔を出すなんて―――――」
「!?動くぞ!」
ドオオオオオオン!!!!
「「「ッ」」」
轟音が響いた。
「あ」
「・・・」
「か、壁に・・・穴を空けられた・・・!?」
たったの一撃で100年もった壁は、いともたやすく抜けられた。
その事実を知った人はただ悲鳴を上げて逃げ出した。
「逃げるぞ二人とも、早くしないと次々と巨人が入ってくる!」
(逃げる?・・・母さん、母さんは大丈夫だよな!?)
「っ」
「「エレン!?」」
「壁の破片が飛んでいった先には家が!!母さんが!!」
「!!」
「ミカサ!!」
「・・・!あぁ・・・!―――――もう・・・駄目だ、この街は・・・もう、無数の巨人に占領される!」
家に向かって走る。
その途中石の下敷きになった人を見た。
(嫌な予感がする・・・そんな訳ない!家にあたってる訳ない、もうとっくに逃げたに決まってる・・・・・!あの角を曲がればいつもの家が!!)
「!?」
”私”の目に飛び込んできたのは家が潰れている光景だった。
「母さん!!」
家に向かって走る。
その潰れた家に母さんがいない事を願って。
・・・潰れた家の残骸を退ける。
「母さん・・・?」
「・・・エレンかい?」
「ミカサそっちの持て!!この柱をどかすぞ!!いくぞ!!せーの!!」
ウオオオオオオオオオ!
「!?」
「・・・・・・」
巨人が街の中を歩いている。
「ミカサ!急で!!」
「わかってる」
「急ぐの!!」
「きょ、巨人が入って来たんだろ?・・・エレンミカサを連れて逃げなさい!!」
「!!」
「早く!!」
そんな事言われなくても
「に、逃げたいよ私も!早く出てよ!!早く!一緒に逃げよう!!」
「母さんの足は瓦礫に潰されてここから出れたとしても走れない・・・わかるだろ?」
「私が担いで走る!!」
「!!どうしていつも母さんのいう事を聞かないの!最後くらい母さんのいう事を聞いてよ!!ミカサ!!」
「ヤダ・・・イヤダ」
ズシンッ
ズシンッ
ズシンッ
ズシンッ
ズシンッ
ズシンッ
ズシンッ
「二人とも逃げて!」
「ミカサ!急いで!!」
「うん」
「(ここままじゃ三人とも・・・!!)」
私とミカサは母さんを助けるために無我夢中で柱を持ち上げようとする。
その間に母さんがハンネスさんの名前を呼んだ気がするけど今はそんな事を気にしてる場合じゃない。
もう少し、もう少しで母さんを
ガシッ
「「!?」」
「な、何!?・・・ハンネスさん!?何してるのよ!!・・・まだ、母さんが!!」
「エレン!ミカサ!生き延びるのよ!!」
なんで私は母さんをあんなところに置いてハンネスさんに担がれている?
・・・何もできないの?
巨人が家の残骸に手をかけた。
「やめてえええええぇ!!」
巨人は軽々と屋根を持ち上げて母さんを直視した。
・・・そして巨人は母さんに手を伸ばし―――――――”マッサージ”を始めた
「あっ・・・んぅ・・ああ!!」
少しすると巨人は母さんを口の中に入れて連れ去った。
この日・・・オレは無力を味わった。
そして決めた。
「駆逐してやる!この世から・・・一匹・・・残らず!!」
850年
100年の平和の代償は惨劇によって払われた
当時の危機意識では突然の「超大型巨人」の出現に対応出来る筈もなかった・・・
その結果
最端の壁『ウォール・マリア』を放棄
人類の活動領域は我々のいる『ウォール・ローゼ』まで後退した
(やっと、やっとこの日が来た!)
「本日諸君らは『訓練兵』を卒業する・・・その中でも最も成績の良かった上位10名を発表する、呼ばれたものは前へ」
主席 ミカサ・アッカーマン
二番 ライナー・ブラウン
三番 ベルトルト・フーバー
四番 アニ・レオンハート
五番 エレン・イェーガー
六番 ジャン・キルシュタイン
七番 マルコ・ボット
八番 コニー・スプリンガー
九番 サシャ・ブラウス
十番 クリスタ・レンズ
「以上10名」
(今度は
お読みいただきありがとうございます。
色々カットしていますが大丈夫ですよね?
カットしたところは原作とほとんど変わりないです。
エレンは焦ったり動揺すると一人称が『オレ』から『私』になります。
ついでに女の子っぽい口調になります。
巨人は人食いません。
飲み込んだとしても胃酸がないので溶けません。
もしかすると原作の四巻まで一気に飛ぶかもしれないです。
だって原作は戦闘が多すぎるもの←当たり前