IS - ヴァルキリーの弟 -   作:sata-165

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ISの創作モノを読んでいるうちについ、書きたくなって書いてしまいました。
一夏のカップリングは未定なので希望があったら感想かメッセージを送ってください。



第0話 プロローグ

『緊急ニュースです。本日行われたIS学園の実技試験にて男性である織斑一夏君がISを動かした模様です。』

 

ブゥーーッ

 

俺が家で寛ぎながらテレビを聞いていたら、幼馴染で親友でもある男の名が聞こえてきたので思わず口に含んでいたお茶を吹き出してしまった。

 

「ゲホッゲホッ。な、なんで一夏がISを動かしてるんだ?」

 

俺は少し蒸せながらも俺の専用機である≪月光≫の待機状態であるアイウェアに触れて視覚補助機能をオンにする。オンにすると同時にほぼ暗闇だった俺の視界が鮮明になる。やっぱこの機能はすごいな

 

『臨時ニュースの為詳細は不明ですが、当局が得た情報によりますと、IS学園の実技試験用に用意されていたISに織斑一夏君が触れるとISが起動したようで、現在、原因の究明が急がれています。なお、ISは女性にしか起動させることはできず、男性が起動した例は過去にありません。』

 

そう、本来ならばISは女性にしか反応せず男性である俺や一夏が動かせるはずがない。ただし、俺は束さんから貰ったIS、≪月光≫を動かせる。これに関しては束さんでも理由は分からないらしいが、そのお陰で視覚補助が出来ているので俺としては助かる。

 

ジ、ジーッ    ジー   ジーーー

 

そんなことを考えているとテレビの映像が揺らぎ始めて、画面にノイズが走る。

 

『はろはろー。私が天才のらぶりぃ束さんだよ。今日は束さんが世界中のテレビを同時にジャックしてま~す』

 

故障かと思っていると画面が切り替わり俺のよく知る人物が画面に現れた。束さんは何をやっているんだ?

 

『いやぁ~今回のいっくんにはビックリだね。まさか男の子なのにISを動かしちゃうなんて、もしかして女の子だったのかな?』

 

たぶん世界中でテレビの前の人が唖然としているだろうが、そんなことを気にせず話し続ける。まぁ他人のことなんか気にする性格でも無いのだが。

 

『そんな冗談は置いといて、今日は世界中のみんなにビッグニュース!!』

 

束さんは目の前にあるホログラムの箱を放り投げて、指を立てて自分に注目しろとばかりにアピールする。なんか嫌な予感がするんだが。

 

『実はいっくん以外にもISを動かせる男の子がいるんだよ。その子の名前はつっくんっていって甲斐谷 月茂君なんだって、すごいね~ISを動かせる男の子が他にもいるなんて。ちなみにつっくんは――に住んでいるよ。よかったら遊びに行ってあげてね~。ばいば~い。』

 

束さんは俺がISを動かせる事と俺の家の住所をバラすと放送は終わって元のテレビの映像が流れ始めた。

 

『はろ~。つっくん。私の放送は見てくれたかな~?』

 

一息つく間もなく束さんからプライベートチャネルで通信が入る。許諾した覚えはないが束さんだから仕方ないか。

 

「なんで俺のことまでバラしたんですか?」

 

一夏は状況的に世界中に知れ渡ってしまうのは仕方ないが、俺の場合は2年以上も隠してきたのでバレる心配は無かったのだがこの兎さんがその苦労を水の泡にしてしまった。

 

『う~ん。いっくんが男の子一人で可愛そうだったから?』

 

「なんで疑問形なんですか?」

 

『まぁまぁ細かい事は気にしないで。それにつっくんも箒ちゃんやいっくんと会うのは久しぶりだしちょうどいいんじゃないの?』

 

確かに一夏や箒とは3年以上会っていないことになるのか。

 

『それと、ISに関わっていたらせ~ちゃんのことも分かるかもよ?』

 

せ~ちゃんとは俺の姉、甲斐谷 星華のことで2年半前の両親が死に、俺がほとんどの光を失った事故の原因を探るために世界中を回っている。定期的に世界各地から仕送りが送られてくるので無事ではあるようだが、その足取りはいまだ掴めない。

 

「星姉の事が? 束さんでも星姉の場所は分からないんですか?」

 

『せ~ちゃんが本気で居場所を隠しているからね~。いくら天才の束さんもお手上げだよ。』

 

流石は星姉と言ったところか?

 

「まぁこうなったら仕方ねぇか。分かりましたよ。IS学園に行けばいいんでしょ?」

 

『おっ、やっと分かってくれたね。じゃあ箒ちゃんのことよろしくね~。』

 

束さんは言いたい事がいい終わったのか回線を切ってしまった。はぁ、面倒な事になりそうだ。

 

 

 

後日、IS学園の職員が来て入学の手続きをした後に、様々な資料を渡して去って行った。保護者署名欄に千冬さんの名前があったので気になってIS学園のデータバンクにアクセスしたら、職員の中に千冬さんの名前があって驚いた。たぶん、星姉に連絡も付かないし俺に保護者が居ないから署名したんだろうな。俺は千冬さんに感謝しながら新たな学園生活への少しの期待と大きな不安を胸に入学までの数週間を過ごした。

 




いかがでしょうか?
自分は理系人間で文才は無いですが読んでいただければ幸いです。

事故や主人公の視力については後で設定で書きます。
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