ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

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第109話『灼けた大地に孤影を踏んでです!』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第109話『灼けた大地に孤影を踏んでです!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道・歩兵道全国大会の第6回戦の試合会場………

 

海に面した広大な海岸砂丘………

 

「…………」

 

「ハア………ハア………ハア………ハア………」

 

グッタリとしていて、呼吸も粗くなって来ているみほを背負い、只管に灼熱の砂丘を歩く弘樹。

 

しかし、行けども行けども、広がっているのは砂の山と岩肌ばかりである………

 

まるで同じ場所を歩き続けているのではないのかと錯覚しそうなぐらい、景色は代わり映えしなかった………

 

「…………」

 

それでも弘樹は、進むのを止めない。

 

必ず味方と合流して、みほを助ける………

 

今の弘樹の頭には、それしかなかった。

 

「…………」

 

そして、そんな2人の後を、ネフェティは相変わらず追い続けていた。

 

と、そこで………

 

「………弘樹………くん………」

 

今まで粗い呼吸音しか漏らしていなかったみほが、不意に呟いた。

 

「! 西住総隊長」

 

「ゴメン………少し………休ませて………」

 

「…………」

 

近くに日陰は無い………

 

しかし、それを聞いた弘樹は立ち止まり、みほを背から降ろし、抱き抱える様に支える。

 

「ハア………ハア………ハア………ハア………」

 

みほの顔は脂汗が大量に浮かんでおり、顔色も悪かった。

 

(………コレ以上、彼女に負担は掛けられない)

 

それを見た弘樹は、みほが限界に近い事を悟る。

 

そして、戦闘服の胸元の内側に手を入れたかと思うと、信号拳銃を取り出した。

 

コレは、歩兵道・戦車道連盟が各選手に携帯させている、救難要請、或いは棄権申請用の物である。

 

試合中、様々な事情により、事故にあったり遭難した、或いは何らかの事情で棄権する選手を速やかに救助・回収する為の措置である。

 

しかし、当然ながら使用した場合、救助を要請している、或いは棄権すると言う意志を表している事となり、その試合から離脱する事になる。

 

つまり、自動的に戦死・撃破判定を受ける事となるのだ。

 

「…………」

 

取り出した信号拳銃を見て逡巡する弘樹。

 

コレを使えばみほを助ける事は出来る。

 

だが同時に、自分達が試合を棄権する事になる為、大洗機甲部隊の勝率は絶望的なものなる………

 

みほの為に大洗機甲部隊を見捨てるか………

 

それとも、大洗機甲部隊の為にみほを見捨てるか………

 

弘樹にとって、17年の人生で最大の決断を迫られる。

 

「ハア………ハア………ハア………ハア………」

 

悩んでいる間にも、みほの具合は刻一刻と悪化して行っている………

 

「…………」

 

弘樹の顔が険しさを増し、拳が血が出んばかりに握り締められる。

 

「………すまない………許してくれ………戦友達よ」

 

やがて、弘樹は決意した様な表情を見せたかと思うと、大洗機甲部隊の面々に向かって謝罪する。

 

「…………」

 

そして、信号拳銃を空に向かって構える………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、その時!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如として、弘樹の背後の空中から、爆発音が聞こえて来た!

 

「!?」

 

振り返った弘樹が見たモノは………

 

タイフーンとワイルドキャットの戦闘機隊に襲われているスツーカと一式陸攻の編隊。

 

そして、そのスツーカと一式陸攻の編隊を襲っているタイフーンとワイルドキャットの戦闘機隊と空中戦を繰り広げている零戦二一型の一団の姿だった。

 

「! あの機体は………六郎か!」

 

弘樹は、遥か上空を飛んでいる零戦二一型の一団の中に、六郎の機体が在る事を確認してそう声を挙げる。

 

「神大歩兵隊長が航空支援を要請したのか………敵機に襲われている様だが、コレはチャンスだ」

 

そう言うと、信号拳銃を懐に仕舞い、代わりに発煙筒を取り出す弘樹。

 

そして、点火させると、白い煙が上げ始める。

 

その発煙筒を片手で掲げる様にして、左右に振る。

 

(気づいてくれ!………)

 

祈る様にそう念じながら、弘樹は煙が上がる発煙筒を左右に振り続ける。

 

「! アレは我等達の航空部隊! オオーイッ! ココだぁっ!! 妾は此処に居るぞぉーっ!!」

 

一方のネフェティも、タイフーンとワイルドキャットの戦闘機隊が、クレオパトラ&スフィンクス機甲部隊の支援部隊である事に気付いて、両腕を振って合図を送るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方………

 

その空中戦の真っただ中では………

 

「クソッ! やられた! 離脱するっ!!」

 

1機の一式陸攻が撃墜判定を受け、空域から離脱して行く。

 

「隊長! 一式陸攻部隊の残りは3機です!」

 

「分かっている! このまま飛び続けろっ!!」

 

後部機銃座で、新たにワイルドキャット1機を撃墜しながらエグモンドがそう報告を挙げると、ハンネスは怒鳴る様に通信回線に声を響かせる。

 

「チイッ! 数が多いっ!!」

 

護衛に付いて居る六郎は、敵機の数の多さに、思わず舌打ちを漏らす。

 

「隊長! 後ろですっ!!」

 

「!?」

 

と、隊員の声に六郎が後ろを振り返ると、1機のタイフーンが六郎の乗る零戦の背後を取っていた。

 

「後ろを取った! 貰ったぞっ!!」

 

勝利を確信しながら機銃の引き金を引くタイフーンのパイロット。

 

しかし!

 

「何のぉっ!!」

 

六郎はそう叫んだかと思うと、自機の機首を思いっきり引き上げる!

 

急な機首上げで、六郎の零戦は粗垂直状態となってスピードが大きく落ち、機銃の弾丸とタイフーンは、零戦の尾部の下を通り抜ける。

 

「な、何ぃっ!? レシプロ機でコブラだと!?」

 

「人呼んで! 六郎スペシャルッ!!」

 

タイフーンのパイロットが驚いている間に、六郎は機体を水平に戻し、機銃を発射!

 

銃弾がタイフーンの尾翼を全て吹き飛ばす。

 

「やられたぁっ!!」

 

タイフーンのパイロットの叫びが響くと、航空機道用の機体に取り付けられている射出座席が作動し、機外へと放り出され、落下傘降下に入る。

 

尾翼を全て失ったタイフーンは、そのまま黒煙を引いて墜落し、爆発四散した。

 

「敢えて言おう! 坂井 六郎であると!!………ん?」

 

タイフーンが墜落したのを確認していた六郎がそう叫んだ瞬間、視界の端にタイフーンが墜落したのとは違う煙を捉える。

 

それは、弘樹の発煙筒の煙だった。

 

「! アレは弘樹!? 何故あんな所にっ!?」

 

粗豆粒にしか見えない高度にも関わらず、六郎はその煙を上げているのが弘樹である事に気付き、驚きの声を挙げる。

 

そして更には、その弘樹の傍でグッタリとしているみほの姿にも気づく。

 

「西住総隊長まで!? コレは只事ではない!」

 

すぐさま六郎は、大洗機甲部隊の本隊へ連絡を入れようと、通信機の周波数を合わせ始める。

 

「! オイ、アレは!?」

 

「ネフェティ総隊長だ! あんな所に居たのか!?」

 

「すぐに地上部隊に連絡を!!」

 

一方、クレオパトラ&スフィンクス機甲部隊の支援航空部隊も、弘樹達の傍にネフェティの姿が在る事に気づき、すぐさま本隊に連絡を入れるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃………

 

大洗機甲部隊とクレオパトラ&スフィンクス機甲部隊の本隊は………

 

「「「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!?」」」

 

三式が爆発し、ねこにゃー達の悲鳴が響き渡ったかと思うと、砲塔上部から白旗が上がる。

 

「! アリクイさんチームが!?」

 

「拙いぞ! もう半分近くがやられてるっ!!」

 

その光景を見ていた大洗歩兵部隊の面々からそんな声が挙がる。

 

ココまで今やられたアリクイさんチームを含め、ウサギさんチームのM3リー、カメさんチームの38t、カバさんチームの三突がやられている。

 

歩兵の残存数も半分を割っており、大洗機甲部隊の戦力は半減していた。

 

対するクレオパトラ&スフィンクス機甲部隊も、セモヴェンテM42 da 75/34を2両、M3A1スチュワート軽戦車を2両、M10戦車駆逐車を1両、巡航戦車MK.Ⅳ クルセイダーMk.Ⅲを2両、Ⅲ号戦車N型を2両撃破されている。

 

しかし、元々部隊規模の大きいクレオパトラ&スフィンクス機甲部隊にとってみれば、その損害は許容範囲と言えた。

 

「航空支援は如何したんだ!?」

 

「まだ来ないのか!?」

 

頼みの綱である航空支援が何時まで経っても到着しない。

 

戦況は絶望的になろうとしていた。

 

「フフフ………全滅の時間の問題の様だな………」

 

そんな大洗機甲部隊の様子を見て、撃ち終えたSIG MKMS短機関銃のマガジンを交換しながら、アナコンダがそう言い放つ。

 

「…………」

 

一方、その隣では、キングコブラが不満そうな様子で突っ立っていた。

 

足元には、倒されて戦死判定を受けている大洗歩兵達が折り重なる様に倒れている。

 

「まだ不満なのか、キングコブラ」

 

「…………」

 

アナコンダがそう声を掛けると、キングコブラは睨み付ける様な視線を向ける。

 

「睨むな。総隊長の捜索隊を出さないと判断した事は謝る。だが、総隊長ならば自分を気にせず勝利を得よと命じた筈だ。違うか?」

 

「…………」

 

睨み付けられたアナコンダがそう返すと、漸く視線を外すキングコブラ。

 

「………!!」

 

「「「「「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!」」」」」

 

そして、蛇腹剣を伸ばし、大洗歩兵隊員数名を薙ぎ払う様に斬り倒す。

 

「全く………八つ当たりも程々にしておけ。流石に相手が憐れだ」

 

そう言いながらも、表情には笑みを浮かべているアナコンダも、SIG MKMS短機関銃を掃射し始めるのだった。

 

「………最早コレまでか」

 

「そんなこと言わないでよ、麻子!」

 

みほ不在のあんこうチームのⅣ号の中で、麻子が思わずそう呟き、沙織がすぐにそう言い返す。

 

「ですが、このままではやられるのを待つだけです!」

 

華がそう言いながら主砲を発射し、Ⅲ号N型を1両撃破する。

 

「西住殿が居てくれれば………」

 

次弾を装填しながら、優花里がそう呟く。

 

「みほさん………」

 

「みぽりん………」

 

「…………」

 

その優花里の呟きを聞いた華、沙織、麻子の顔に影が差す。

 

と、その時!!

 

『コチラ航空部隊の坂井! 大洗機甲部隊、応答願うっ!!』

 

「! ハイ! コチラあんこうチーム!!」

 

通信回線に、六郎の声が響き渡ったのを聞いて、沙織がすぐに回線を繋げる。

 

『武部くんか! そちらの状況は!?』

 

「クレオパトラ&スフィンクス機甲部隊に包囲されて集中攻撃を受けてるの! このままじゃ全滅しちゃうよ!!」

 

六郎が状況を尋ねると、沙織は悲鳴の様にそう返す。

 

『坂井くん! 航空部隊はまだ着かないのか!?』

 

とそこで、迫信が回線に割り込んで来る。

 

『現在、敵戦闘機部隊の襲撃を受けている! 敵の数が多く、既に爆撃機部隊の半数がやられている! 突破と到着にはまだ時間が掛かる!!』

 

「そんなっ!?」

 

『万事休すか………』

 

六郎からの返事に、沙織が絶望の表情を浮かべ、迫信もそんな呟きを漏らす。

 

『だが、コチラで今、弘樹と西住総隊長を発見した!』

 

「!? みぽりんと舩坂くんを!?」

 

『! 本当かね!?』

 

だが、続けて弘樹とみほを発見したと言う報告を受け、一途の望みが生まれる。

 

『位置は………1504地点だ!』

 

『了解した!』

 

「1504地点だね! 分かったっ!!」

 

沙織はすぐに、生き残っている大洗機甲部隊員全員の通信回線を開く!

 

「みぽりんと舩坂くんが見つかったよ! 場所は1504地点だって!!」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

それを聞いた大洗機甲部隊員達に驚きが走る。

 

「やっぱり無事だったか、弘樹の奴………」

 

「しかもしっかりと西住総隊長を助けてるとはよぉっ!!」

 

「舩坂さんは、本当に不死身ですね!」

 

シメオン、地市、楓からはそんな声が挙がる。

 

「すぐに迎えに行きましょう!」

 

「ですが、この包囲を如何すれば良いのか………」

 

優花里がそう声を挙げるが、華が照準器を覗き込んだままそう返す。

 

その言葉通り、まだ大洗機甲部隊はクレオパトラ&スフィンクス機甲部隊に包囲されている状態である。

 

戦力が半減している今、一点突破を掛けるのも難しい………

 

状況は好転したワケではなかった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、しかし!!

 

ココで天は、大洗機甲部隊に味方した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先程まで陽炎が立ち上る程のかんかん照りだった空に、まるで鉛の様な黒雲が立ち込め始めたのである。

 

更には、雷までもが鳴り始めた。

 

「!? 天気が………」

 

「!? コレは!?………マズイッ!!」

 

その空模様を見たアナコンダがそう叫んだ瞬間!!

 

突然、バケツを引っくり返した様な豪雨が降り始めた!!

 

スコールである!!

 

「うわあっ!? スコールだっ!?」

 

「じゅ、銃に水が!?」

 

「せ、戦闘服が水を吸って、重く………」

 

豪雨を真面に浴びたスフィンクス歩兵達は、戦闘服が急激に水を吸って重くなり、一部の者は銃に水が入り、機能不全を起こす。

 

「キャアッ!」

 

「ちょっ! ハッチを閉めて! 早くっ!!」

 

「わああっ!? 通信機がショートしたっ!?」

 

また、一部のハッチが開けたままだったクレオパトラ戦車部隊でも、大量の雨水が戦車内に流れ込み、乗員達は大慌てとなる。

 

通信機や一部の電気系統がショートを起こす。

 

「! チャンスだ! 全部隊、11時方向へ突撃! コレより1504地点へ向かい、西住総隊長と舩坂分隊長を回収する!!」

 

「「「「「「「「「「!! 了解っ!!」」」」」」」」」」

 

そのチャンスを逃さず、迫信は突撃命令を出し、大洗機甲部隊員達は一瞬戸惑いながらも、1504地点へ向かう11時方向に向かって一斉に突撃を掛けた!

 

「! 大洗機甲部隊が突撃を開始したぞ! 阻止しろぉっ!!」

 

「突撃って、何処にだ!?」

 

「前が全然見えないぞっ!!」

 

大洗機甲部隊が突撃を開始した事に気付いたスフィンクス歩兵がそう声を挙げたが、豪雨は僅か数メートル先が見えないまでの雨量となっており、更に激しい雨音で他の音が掻き消されてしまっていた。

 

「見えるかっ!?」

 

「駄目です! 雨で何も見えません!!」

 

1両のバレンタイン歩兵戦車Ⅱが、照準器や覗き窓越しに大洗機甲部隊の姿を探すが、何も見えない。

 

するとそこで………

 

自車の正面に、大きな影が現れた!

 

「「「「!?」」」」

 

驚くバレンタイン歩兵戦車Ⅱの乗員達の目の前に現れたのは、ポルシェティーガーだった!

 

「! う、撃………」

 

「どすこーいっ!!」

 

バレンタイン歩兵戦車Ⅱの指示が飛ぶよりも先に、ポルシェティーガーが思いっきり体当たりをブチかました!!

 

「「「「キャアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!?」」」」

 

バレンタイン歩兵戦車Ⅱの乗員達の悲鳴が響き渡り、重量差からバレンタイン歩兵戦車Ⅱが玩具の様に弾き飛ばされて脇に転がる。

 

「そこです!」

 

そこへオマケだと言わんばかり、ポルシェティーガーに続いて通過したⅣ号が、エンジン部に砲弾を叩き込んで行った。

 

一瞬の間の後、バレンタイン歩兵戦車Ⅱから白旗が上がる。

 

「爆発音がしたぞ!」

 

「クソッ! 如何なっている!?」

 

降り続いているスコールのせいで、未だに状況が把握出来ないクレオパトラ&スフィンクス機甲部隊。

 

やがて、漸くスコールが収まって目にしたのは………

 

撃破されたバレンタイン歩兵戦車Ⅱと、その場を大洗機甲部隊が通り抜けた跡だった。

 

「! しまった! 突破された!!」

 

「………全部隊、1504地点へ向かえ」

 

するとそこで、キングコブラからそう指示が飛んだ。

 

「待て、キングコブラ! 総隊長の回収よりも、大洗を追撃するべきだ!!」

 

そんなキングコブラに、アナコンダがそう言う。

 

実は先程、クレオパトラ&スフィンクス機甲部隊の支援航空部隊より、ネフェティを発見したとの報が入っていたのだ。

 

「………その近くで西住 みほと舩坂 弘樹を発見したそうだ」

 

だが、追加の情報を受けていたキングコブラがそう返す。

 

「!? 何っ!?」

 

「大洗機甲部隊はそこへ向かって居る………ならば総隊長と合流してから叩いても遅くは有るまい」

 

「だが、しかし!!………」

 

アナコンダが更に何か言おうとしたところ………

 

「!!………」

 

キングコブラはアナコンダの襟首を掴んで、自分の方へと引き寄せる!

 

「ガッ!………」

 

「文句はあるまい………」

 

有無を言わぬと言った迫力で、アナコンダにそう脅しかけるキングコブラ。

 

「! わ、分かった! それで良いっ!!」

 

その迫力に押され、アナコンダは頷く。

 

「………移動開始」

 

キングコブラはアナコンダを開放すると、1504地点へと移動を開始する。

 

「クソッ!」

 

アナコンダは悪態を吐きながらも、その後をクレオパトラ&スフィンクス機甲部隊を率いて続くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

限界の近いみほを前に、試合を棄権する事が脳裏に浮かぶ弘樹。
だが運よく、敵航空部隊に襲われていた六郎達が近くを通りかかり、すぐに大洗機甲部隊に連絡が行く。
そして大洗機甲部隊は、奇跡的に起こったスコールで、クレオパトラ&スフィンクス機甲部隊を突破にする事に成功する。
果たして、合流できるのか?

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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