ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

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第204話『フ号作戦、遂行中です!』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第204話『フ号作戦、遂行中です!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呉校艦隊の支援砲撃により、壊滅状態に陥る黒森峰機甲部隊………

 

そこでみほは遂に………

 

黒森峰機甲部隊に対する最終作戦………

 

『フラフラ作戦』、略称『フ号作戦』を発動する………

 

得意のゲリラ戦に持ち込みながら、ウサギさんチームが最後のエレファントを撃破。

 

そして、敵フラッグ車を誘導に掛かるのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道・歩兵道全国大会の決勝戦の試合会場………

 

陸上自衛隊の東富士演習場・市街地………

 

幹線道路に出た八九式が、2両のパンターと1両のヤークトパンターに追われている。

 

「挑発に乗るな、落ち着け!」

 

チョロチョロと蛇行をしながら発砲して来る八九式に対し、ヤークトパンターの車長がそう言うが………

 

その瞬間に八九式が急減速し、ヤークトパンターの左側面に張り付き、零距離砲撃を行う。

 

「このーっ!」

 

「八九式のくせにっ!!」

 

砲撃は装甲を貫通出来なかったものの、非力な戦車に良い様にされたのが癪に障ったのか、ヤークトパンターの車長は激昂し、脇に居たパンターと共に車間距離を詰めて八九式をサンドイッチにしようとする。

 

しかし、八九式は減速して抜け出す。

 

そしてそのまま、左側の歩道へと入ると、道路より1段高くなっていた部分へと入り込み、再びヤークトパンター達の側面に付ける。

 

反対車線側に居たパンターに砲撃を見舞い、そのまま追い越そうとする。

 

すぐさま近くに居たパンターが主砲を旋回させて発砲したが、八九式は読んでいた様に一旦減速。

 

パンターの砲撃は外れ、奥の塀を破壊する。

 

八九式はすぐに速度を上げると、ヤークトパンター達を追い越し、再びその正面に出る。

 

「やーいやーい!」

 

「待てーっ!!」

 

そこで典子が、ハッチを開けて車外へ姿を晒すと、追って来るヤークトパンター達を煽り、それに更に激昂したヤークトパンター達は、ムキになって八九式を追う。

 

「おーい! 待ってくれーっ!!」

 

「進軍スピードをもっと考えろ!」

 

と、追撃に夢中になる余り、後方に置いてけぼりにされてしまった黒森峰随伴歩兵分隊がそんな声を挙げる。

 

すると………

 

「!? うっ!?………」

 

その随伴歩兵分隊の先頭を走っていたキューベルワーゲンの運転手が、側頭部に衝撃を受けたかと思うと、ガクリとハンドルに凭れ掛かる様にして動かなくなる。

 

当然、キューベルワーゲンはコントロールを失い、そのまま横転した!

 

「「「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」」」

 

同乗していた黒森峰歩兵達が車外へ投げ出され、そのまま横転したキューベルワーゲンの下敷きになって戦死判定を受ける。

 

「!? 狙撃だっ!!」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

即座にそれが狙撃だと察した黒森峰歩兵達は車両を停め、弾丸が飛んで来たと思われる方向から陰になる部分へ身を隠す。

 

「何処から撃って来たんだっ!?」

 

「………! アレです! あの高圧電線の鉄塔の上に!」

 

黒森峰分隊長の声に、黒森峰偵察兵が双眼鏡を覗きながら僅かに顔を出して弾丸の飛んで来た方向を確認すると、かなり離れた場所にある鉄塔の上に人影を認める。

 

と、その瞬間!

 

「!? ガフッ!?」

 

双眼鏡を覗いていた黒森峰偵察兵が、僅かに出していた頭に弾丸を受けて倒れ、そのまま戦死判定となった。

 

「なっ!? あの距離からこの精密狙撃だとっ!?」

 

「白い死神かっ!?」

 

黒森峰歩兵の1人が、僅かに出していた黒森峰偵察兵の頭を正確に撃ち抜いた狙撃兵の腕に驚愕していると、黒森峰分隊長がそう叫ぶ。

 

「…………」

 

その予測通り、鉄塔の上で狙撃を行っていたのはシメオンだった。

 

しかも、スコープを使わず、肉眼で確認している。

 

とんでもない視力である。

 

「クソッ! コレじゃ迂闊に動けんっ!!」

 

黒森峰歩兵の1人がそう声を挙げる。

 

「自分に任せて下さいっ!!」

 

すると、狙撃用にカスタマイズされたKar98kを構えた黒森峰狙撃兵が、シメオンを狙う。

 

如何やら、カウンタースナイプを狙う様だ。

 

「頼むぞ」

 

「…………」

 

黒森峰分隊長の言葉を聞きながら、意識を集中させる黒森峰狙撃兵。

 

「…………」

 

そしてその集中が極限まで達した瞬間に、息を止めて手ブレを押さえる。

 

スコープの照準に、シメオンの姿が重なる。

 

(貰ったっ!!)

 

そう確信した黒森峰狙撃兵が引き金を引く!

 

しかし、その直後!!

 

シメオンが立て続けに2発発砲!

 

最初に撃たれた弾丸が、黒森峰狙撃兵が撃った弾丸に命中!

 

共に潰れて、落下した。

 

「なっ!?」

 

そして、驚いて頭が上がってしまった黒森峰狙撃兵の眉間に、2発目の弾丸が命中!

 

黒森峰狙撃兵は倒れ、戦死判定となる。

 

「ば、馬鹿なっ!?」

 

「バケモンだ、アイツはッ!!」

 

その光景に、黒森峰歩兵達の間に戦慄が走る。

 

すると、その瞬間っ!!

 

「今やぁっ!! 一気に畳み掛けたれぇーっ!!」

 

「野郎共ぉっ! 突っ込めーっ!!」

 

「「「「「「「「「「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」

 

シメオンが居る鉄塔の方向とは丁度反対側の方向から、大河と武志を先頭に、大洗連合とラクビー部メンバーの大洗歩兵達が突っ込んで来た!

 

「!? 大洗歩兵っ!?」

 

「しまったっ! スナイパーに気を取られ過ぎたっ!?」

 

シメオンの超人的狙撃にばかり注意が行ってしまった黒森峰歩兵達は、反対方向から突っ込んで来た大河と武志達への対応が遅れる!

 

「死ねええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!」

 

「!? ガハッ!?」

 

武志が、黒森峰歩兵の1人に、文字通り殺人タックルを食らわせる。

 

「くたばれぇっ!!」

 

「ゴハッ!?」

 

更に、別のラクビー部の大洗歩兵が、ラクビーボールを蹴る様に1人の黒森峰歩兵の頭を蹴っ飛ばす!

 

「「「「「ギャアアアッ!?」」」」」

 

蹴っ飛ばされた黒森峰歩兵は、他の黒森峰歩兵数人を巻き込み、戦死判定となる。

 

「「「「「うおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」

 

「ク、クソッ! 止めろっ!!」

 

「「「「「おおおおおーっ!!」」」」」

 

数人纏めて突っ込んで来たラクビー部の大洗歩兵達に対し、黒森峰歩兵達も数人固まり、そのまま組み合ってスクラムの様になった。

 

「「「「「ガッデムウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーッ!!」」」」」

 

しかし、ラクビー部の大洗歩兵達はどこぞの黒のカリスマの様な叫びを挙げると、力任せに黒森峰歩兵達のスクラムを押して行く!

 

「「「「「う、うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!」」」」」

 

押し切られた黒森峰歩兵達はそのまま転び、挙句にラクビー部の大洗歩兵達に次々に踏まれ、戦死判定となる。

 

「おりゃあっ!!」

 

「ゴハッ!?」

 

捕まえた黒森峰歩兵の顔面を、停めてあったキューベルワーゲンのボンネットに叩き付ける大洗連合の大洗歩兵。

 

「そりゃあっ!!」

 

「ゲバッ!!」

 

駄目押しとばかり、ボンネットとキスしてる黒森峰歩兵の後頭部に拳を叩き込む。

 

「寝てろっ!!」

 

「ガボッ!?」

 

そしてオーバーキルに、地面に転がった黒森峰歩兵の顔を踏み付けた!

 

「おりゃあっ!!」

 

「ゲボシャアッ!?」

 

別の大洗連合の大洗歩兵は、黒森峰歩兵の1人に組みついたかと思うと、そのままブレーンバスターの様に肩に逆さまに抱え上げ、その背中をガードレールに叩き付けた!

 

コレは痛いっ!!

 

「おらあぁっ!!」

 

更に、また別に大洗連合の大洗歩兵は、路肩に在った配電盤を地面から引っこ抜き、掲げる様に持ち上げた。

 

「ちょっ!? 嘘だろ、オイッ!?」

 

「おりゃああっ!!」

 

「ゲバハッ!?」

 

そしてそれを叩き付ける様に黒森峰歩兵に向かって投げつけ、ペシャンコにしたのだった。

 

「!? ちょっ!? 歩兵部隊がやられてるよっ!?」

 

「!? 何時の間に! クソッ! 榴弾装填っ!!」

 

とそこで、パンターの車長がその光景に気づき、ヤークトパンターの車長が榴弾を装填させて援護しようとする。

 

「!? 八九式、来ますっ!」

 

「何だとっ!?」

 

しかし、その瞬間に八九式が反転し、ヤークトパンター達へと向かって来た。

 

「クッ! 撃てっ!!」

 

「しかし、今装填されているのは榴弾ですっ!!」

 

「構わん! あんな化石みたいな戦車、榴弾で十分だっ!!」

 

戸惑う砲手を押し切り砲撃を指示するヤークトパンターの車長。

 

「佐々木! タイミングを逃すな! チャンスは1度きりだっ!!」

 

「ハイ、キャプテンッ!!」

 

一方、八九式の車内では、典子とあけびが何かを狙っている。

 

「照準良しっ!!」

 

「撃てっ!!」

 

「! 今だぁっ!!」

 

「ハイッ!!」

 

そして、ヤークトパンターが発砲しようとした瞬間に、一瞬早く八九式が発砲!

 

すると、八九式が放った砲弾が、ヤークトパンターの主砲口から砲身内へ飛び込んだ!!

 

飛び込んだ砲弾は、今まさに放たれた榴弾と衝突!!

 

衝撃で榴弾が砲身内にて爆発!

 

「「「「!? きゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!?」」」」」

 

カーボンで保護されている戦闘室内に激しい振動が走り、根元から吹き飛んだ砲身が脱落したかと思うと、ヤークトパンターは白旗を上げる。

 

「なっ!?」

 

「嘘っ!?」

 

「良し、撤退っ!!」

 

残ったパンター達の車長が驚愕の声を挙げる中、八九式は再び逃走に入る。

 

「よおし! こっちも引き上げやっ!!」

 

「撤退っ!!」

 

それを見た大河と武志も撤退指示を出し、大洗連合とラクビー部メンバーの大洗歩兵達は撤退する。

 

「クッ! コチラ随伴歩兵分隊副隊長! 分隊長が戦死判定となった為、指揮を引き継ぎました! 我が分隊は半数以上が戦死判定です!!」

 

とそこで、分隊長戦死判定で指揮を引き継いだ副分隊長がそう報告を挙げる。

 

「クウッ! 態勢を立て直して追撃を続行する! 急いでっ!!」

 

残ったパンター2両の片方の車長がそう言い、パンター達は態勢を立て直しつつ再び八九式を追うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃………

 

ウサギさんチームは………

 

「撃てぇっ!!」

 

追っているヤークトティーガーに向かって発砲するM3リー。

 

主砲、副砲弾は共に弾かれたが、狭い路地の為、背を向けている駆逐戦車のヤークトティーガーは反撃出来ない。

 

「クッ! 随伴歩兵分隊、何をやってるのっ!?」

 

『コチラ分隊長! 敵歩兵の攻撃を受けている! 現状での援護は不可能っ!!』

 

ヤークトティーガーの車長は随伴歩兵達へ通信を送るが、既にハムスターさん分隊達により引き剥がされて交戦中な為、援護出来ないと言う返事が返って来る。

 

「ええいっ! 兎に角急げっ!!」

 

すると、ヤークトティーガーは速度を上げ、M3リーから離れて行く。

 

「逃げたぞーっ!」

 

「追えーっ!!」

 

M3リーも速度を上げ、ヤークトティーガーに追い付こうとする。

 

すると、前方に十字路が見えて来て、ヤークトティーガーはそこを右折した。

 

M3リーもそれを追って十字路に入ろうとしたが………

 

「! 停止っ!!」

 

「! ええーいっ!!」

 

嫌な予感を感じた梓が即座に停止を命じ、桂利奈が慌ててブレーキを掛ける!

 

すると、M3リーが止まった瞬間!!

 

車体前面装甲を掠めて、128ミリ砲弾が通り過ぎた!

 

十字路の左右へ続く道は道幅が広く、ヤークトティーガーは右折した瞬間に反転し、M3リーを待ち構えていたのだ!

 

後僅かに進んでいれば、間違いなく直撃を貰っていただろう………

 

「! 外したっ!? 次弾装填、急げっ!!」

 

外した事にヤークトティーガーの車長は驚きながらも、すぐに次弾装填を指示する。

 

「後退っ!!」

 

一方、M3リーは通って来た路地をバックで後退する。

 

ヤークトティーガーはそれを追撃。

 

今度はヤークトティーガーがバックで走るM3リーを追う形となった。

 

「ちょっと! 128ミリ、超怖いんだけどっ!!」

 

主砲の128ミリ砲を向けながら追撃して来るヤークトティーガーに、あやが悲鳴の様な声を挙げる。

 

「桂利奈ちゃん! そのまま真っ直ぐバックね!!」

 

「て言うか、如何すんのコレッ!?」

 

ペリスコープ越しに後方を確認しながら桂利奈に指示を飛ばす梓だが、絶体絶命の状況にあゆみがそう叫ぶ。

 

「あ、そうだ! くっ付けば良いんだっ!!」

 

そこで、桂利奈がそう思い付いて、迫り来るヤークトティーガーにぶつかる様にM3リーを前進させた!

 

途端に、ヤークトティーガーの長砲身はM3リーの上に位置する形となり、砲撃不能となる。

 

「凄ーい、桂利奈ちゃん! 頭良いーっ!!」

 

優希がそう言うと、ヤークトティーガーは減速して距離を取ろうとする。

 

「あ、離れるっ!」

 

「そうは、させるかぁっ!!」

 

あやが声を挙げると、桂利奈は即座に距離を詰める。

 

すると、ヤークトティーガーは今度は前進して、M3リーを押し潰そうとする。

 

「今度は押されてるっ!!」

 

「1年舐めんなっ!!」

 

「舐めんなぁっ!!」

 

負けじとM3リーの主砲と副砲が火を噴くが、200ミリ以上あるヤークトティーガーの装甲は貫けない。

 

更に速度を上げてM3リーにぶつかって来るヤークトティーガー。

 

「うわあっ! 怖いーっ!!」

 

「この通路の向こう、ちょっとヤバいかも………」

 

「何がっ!?」

 

地図を見ている優希がそう言うと、桂利奈が余裕が無い様子で聞き返す。

 

「ヤークト、ココで仕留めないと駄目………皆! 命を賭ける時が来たよっ!!」

 

「「「「「!!」」」」」

 

とそこで、梓が決意した顔でそう言うと、他のウサギさんチームの一同も、覚悟を決める。

 

やがて、通路の出口であるT字路へと差し掛かる。

 

T字路の先は、水の無い舗装された川になっている。

 

「合図ですぐ左に曲がってっ! 衝撃に備えっ!!」

 

梓がそう言った瞬間に、M3リーはヤークトティーガーから離れて左へ曲がろうとする。

 

「! 今だっ!!」

 

だが、その一瞬を見逃さずにヤークトティーガーは発砲!

 

128ミリ砲弾を真面に喰らい、M3リーは横転しながらT字路の左へと弾き飛ばされ、側面から白旗を上げる。

 

しかし………

 

「やったっ!………!? うわあああっ!?」

 

勢いのついていたヤークトティーガーは停まる事が出来ず、ガードレールを突き破って、川へと落下!

 

砲身が川底に接触したかと思うと圧し折れ、そのまま逆さまに引っ繰り返ってエンジンブロー。

 

情けない姿で、底部から白旗を上げたのだった。

 

「………コチラ、ウサギチーム。撃破されましたが、ヤークトティーガーは片付けました。後はお任せします、先輩」

 

『皆! 大丈夫っ!?』

 

梓がそう報告を挙げると、沙織の心配そうな声が通信回線に響く。

 

「ハイ、私達は無事です。先輩達は試合に集中して下さい………幸運を祈ります」

 

『! 分かったっ! 後は任せてっ!!』

 

だが、梓がコチラは気にしないでくれと返すと、その意志を汲み取り、交信を終了した。

 

「梓さんっ!!」

 

とそこで、清十郎を加えたハムスターさん分隊の面々が、横転しているM3リーに駆け寄って来る。

 

「清十郎くん、皆………」

 

「うわっ!? ヤークトティーガーが………」

 

「コレ、あゆみさん達が?」

 

梓がハッチを開けて清十郎の姿を確認すると、勇武と光照が、川に落っこちて白旗を上げているヤークトティーガーを見て驚きの声を挙げる。

 

「うん、コッチもやられちゃったけどね………」

 

「いやいや! ヤークトティーガーと相討ちになったってだけでも大戦果ッスよ!」

 

あやがそう言うと、正義がそう返す。

 

「黒森峰の随伴歩兵分隊は?」

 

「さっき急に撤退して行きました。多分、随伴して居たヤークトティーガーがやられたんで、他の部隊との合流に向かったんだと思うよ」

 

そこで梓がそう尋ねると、勇武がそう返す。

 

「分かった。私達は大丈夫だから、皆は戦闘に戻って」

 

「「「「「「「「「「了解っ!!」」」」」」」」」」

 

そして続けてそう言うと、ハムスターさん分隊の面々はヤマト式敬礼をし、再び市街地の方へと舞い戻るのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

フ号作戦継続中。
原作では逃げ回っていただけの八九式も、この作品では更に高められた練度と歩兵部隊との連帯を活かし、何とヤークトパンターを撃破です。

そして大洗の首狩りウサギの本領、ヤークトティーガー退治も原作通りに遂行。
ますます戦力を削られる黒森峰。

そして次回では、原作にはなかったみほとエリカの対決が実現します。
しかも、エリカの不用意な一言のせいで………
みほがマジギレ!?
あの作品をオマージュしたシリアスな笑いのバトルをお楽しみに。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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