ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

90 / 287
第90話『スクールカーニバル・ウォーです!(準備編・後編)』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第90話『スクールカーニバル・ウォーです!(準備編・後編)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大洗学園艦に、文化祭の時期がやって来ていた………

 

間も無くポルシェティーガーの整備が完了するのを聞いた大洗機甲部隊の首脳陣一同は………

 

そのポルシェティーガーを駆る戦車チームの随伴分隊となるおおかみさん分隊に代わって、アリクイさんチームの随伴歩兵部隊を組織する為………

 

3度目となる歩兵部隊増員を決定。

 

学園祭にて大洗機甲部隊の一同で演劇を行い、大洗機甲部隊の存在をアピールすると共に、歩兵の新規募集を掛ける事とした。

 

そして、その演劇の内容は、杏達と迫信達………

 

両校の生徒会メンバーに半ば強制的に委ねられていたのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園祭での出し物が決まった翌日………

 

大洗国際男子校・作戦会議室にて………

 

「劇の内容が決まったよ~!」

 

「はやっ!?」

 

杏が集まった大洗機甲部隊の一同に向かってそう言い放つと、沙織がそう声を挙げた。

 

何せ、文字通りに昨日の今日である。

 

「いや~、実は今度の学園祭で生徒会主導でやろうと思ってた劇が有ってさ。それに迫信達からの意見を取り入れて配役決めたりしたから、案外早く済んだよ」

 

「結局、何から何まで生徒会が考えたのかよ………」

 

「まあまあ、白狼。会長閣下や角谷さんが考えたんですから、悪い様にはならないと思いますよ」

 

一方的に決められた事に、白狼が不満の声を漏らすが、飛彗が宥める。

 

「あの~、それで一体どの様な演目になったのでしょうか?」

 

と、そこで華が手を上げながら改めてそう尋ねる。

 

「話自体は、西洋の童話を基にするんだけど………」

 

「舞台を昔の大洗って事に変更するから、それに伴って西洋風を和風に直して行く。また日本史の要素を取り入れる予定だ」

 

「言うなれば、『和風童話』って感じかな?」

 

すると、柚子、桃、蛍がそう答える。

 

「和風童話か………」

 

「結構斬新かも知れないなぁ」

 

「で、その基になるって童話は?」

 

鷺澪と重音がそう言い合い、磐渡がそう質問する。

 

「うむ、元にする童話は『眠れる森の美女』だ」

 

「! 『眠れる森の美女』!!」

 

迫信から基になる童話を聞かされ、沙織が思わず声を挙げる。

 

「呪いによって茨に閉ざされていたお城で永い眠りについて居たお姫様が、助けに来た王子様のキスで目覚める………ああ~~、女の憧れだよ~~!」

 

「好きそうだな、お前は………」

 

両手を頬に当ててトリップしている様な様子を見せる沙織に、麻子がそうツッコミを入れる。

 

「それで、その『眠れる森の美女』を如何アレンジするんですか?」

 

「うむ、それはだね………」

 

光照が尋ねると、迫信がいつもの扇子で口元を隠すポーズで説明を始める………

 

 

 

 

 

『眠れる森の美女』は物語のパターンが幾つかあるが、今回はその中から幾つかを選び、合成した話の構成となる………

 

あるところに子どもを欲しがっている国王夫妻がいた。

 

漸く女の子を授かり、祝宴に一人を除き国中の12人の魔法使いが呼ばれ、魔法使いは1人ずつ、魔法を用いた贈り物をする。

 

宴の途中に、1人だけ呼ばれなかった為に怒った13人目の魔法使いが現れ、11人目の魔法使いが贈り物をした直後に『王女は錘が刺さって死ぬ』という呪いをかける。

 

しかし、まだ魔法をかけていなかった12人目の魔法使いが、これを修正し『王女は錘が刺さり眠りにつく』という呪いに変える。

 

呪いを取り消さなかったのは修正以外不可能だった為である。

 

王女を心配した王は、国中の紡ぎ車を燃やしてしまう。

 

更に、王女を安全の為に、12人の妖精の元へと預ける。

 

しかし、王女が15歳の時に成長し、漸く城へと戻り、城の中を歩いていると、城の塔の一番上で13人目の魔法使いが化けていた老婆が紡いでいた錘で手を刺し、眠りに落ちる。

 

呪いは城中に波及し、城の者達の時は止まり、茨が繁茂して誰も入れなくなった。

 

侵入を試みた者もいたが、鉄条網のように絡み合った茨に阻まれ、入ったは良いがその茨の城の番人となっていた13人目の魔法使いを突破出来ずに皆落命した。

 

やがて………

 

近くの国の王子が噂を聞きつけ、城を訪れる。

 

12人の妖精の加護を受けた王子は、茨を切り裂き、13人目の魔法使いを退け、王女の元へと辿り着き、その唇にキスをする。

 

すると、王女と白は目を覚まし、止まっていた城の者達の時も動き始め、茨も無くなった。

 

2人はそのまま結婚し、幸せな生活を送ったのだった。

 

 

 

 

 

コレをアレンジし………

 

舞台を昔の大洗とし、国王夫妻を華族の夫妻。

 

12人の魔法使いを巫女で、13人目の魔法使いは呪術師。

 

そして王子は、若き陸軍少尉にする、との事である。

 

 

 

 

 

「てな感じかな?」

 

「何か、和風童話と言うより、大正ロマン童話ですね」

 

迫信の説明が終わると杏がそう言い、誠也がツッコミを入れる様にそう言う。

 

「まあ、良いじゃん。楽しければさあ」

 

「学園祭でやる劇だし、少しくらいブッ飛んだ設定でも和気藹々とやれれば、それで良いんじゃないか?」

 

それに対し、杏があっけらかんとそう返し、重音も同意する様にそう言う。

 

「んじゃ、肝心要の主役とヒロインだけど………舩坂ちゃんと西住ちゃん、お願いね」

 

そこで、杏が主役とヒロインに弘樹とみほを指名。

 

「!? ふええっ!?」

 

「小官が………ですか?」

 

みほは仰天の声を挙げ、弘樹も困惑した様子を見せる。

 

(わ、私がヒロイン!? と言う事は、弘樹くんと………)

 

キスシーンがある事を思い、自分と弘樹がそのシーンを演じるのを妄想して真っ赤になるみほ。

 

「あの、角谷会長。小官は芝居の経験などありませんし、客受けする様なモノは持ち合わせておりません。誰か他の者に………」

 

一方弘樹の方は、自分は主役などと言う大層な役には相応しくないと思い、辞退の声を挙げようとしたが………

 

「舩坂くん………申し訳無いが、コレは生徒会からの命令だと考えてくれたまえ」

 

迫信がそう言い、弘樹の言葉を遮る。

 

「………御命令とあらば」

 

命令と言われては弘樹は逆らえず、少々納得が行かない様子を見せながらも黙り込んだ。

 

「他の役に付いては追々発表する」

 

「皆、戦車の整備とかと並行で進めるから大変かも知れないけど、頑張ってね。ひょっとしたら、今年が最後の学園祭になるかも知れないから………」

 

桃がそう言った後、柚子がそう言いながら思わずそんな言葉を漏らす。

 

「! 柚子ちゃん!」

 

「!? あっ!?」

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

蛍が気付いて指摘すると、柚子はハッとして口を押えたが、既に大洗戦車チームのメンバー全員の表情には影が差している。

 

「ゴ、ゴメンなさい! 私………」

 

「小山副会長。それは違います」

 

柚子が慌てて何か言おうとしたところ、弘樹がそう言いながら立ち上がった。

 

「!? 舩坂くん!?」

 

「!」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

驚きの声を挙げる柚子に呼応する様に、みほと大洗機甲部隊の一同は弘樹に注目する。

 

「我々は今大会にて優勝し、大洗女子学園の廃校を阻止し、来年も再来年も………我々が全員卒業したとしても、後輩達が学園祭を続けて行くでしょう」

 

演説するかの様にそう語る弘樹。

 

根拠は無く、只の決意表明と取れる言葉だが………

 

「………そうだな、弘樹の言う通りだ」

 

「絶対に優勝してみせます!!」

 

「大洗女子学園は無くならないよ!!」

 

「後輩達に学園祭を続けさせるんだ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「その通り!!」

 

その言葉は、大洗機甲部隊のメンバー全員の心に響き渡り、そんな声が挙がり始める。

 

「舩坂くん………」

 

「フグッ!!………」

 

柚子はその様子に涙ぐみ、桃は嗚咽を漏らしかける。

 

「柚子ちゃん、桃ちゃん………」

 

「…………」

 

蛍はそんな2人の肩に手を置き、杏は何時もの不敵な笑みではなく、優しい笑みを浮かべていた。

 

「うむ、皆素晴らしい気概だ。実に素晴らしいね。そんな君達………特にサンショウウウオさんチームにとって喜ばしいお知らせが有る」

 

するとそこで、迫信が大洗機甲部隊メンバーの中に居るサンショウウオさんチームの面々を見ながらそう言う。

 

「えっ?」

 

「私達に………ですか?」

 

「何だろう~?」

 

「「「「「「「??」」」」」」」

 

突然の指名に、サンショウウオさんチームのメンバーは首を傾げる。

 

「実は学園祭1日目の大洗女子学園主催の方のイベントで、サンショウウオさんチームにライブをやってもらう積りなんですが………」

 

「そのライブに、本物のアイドルをゲストとして招待する事になった」

 

「!? ええええええぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~っ!?」

 

「「「「「「「「「!?!?」」」」」」」」」

 

清十郎と俊がそう言い放った瞬間、聖子は仰天の声を挙げ、他のメンバーも驚愕を露わにする。

 

「ほほほほほほほ、本物のアイドルって………」

 

「まさか………ホントなんですか!?」

 

まだ動揺が収まらない様子で、聖子と優がそう尋ねる。

 

「フッ、この程度の事、我々生徒会にとっては造作も無い事だ………」

 

「いや~、ホント奇跡的にオファーが取れましてねぇ」

 

「オイ!」

 

十河が自慢する様にそう言うが、逞巳がそう言ってしまい、台無しとなる。

 

「本物のアイドルと会える………」

 

「あわわ、ドキドキするにゃ」

 

明菜と満理奈が、今からどきどきした様子でそう言い合う。

 

「オイ、そのゲストに招くアイドルってのは、誰なんだ?」

 

とそこで、唯が最大の疑問をぶつける。

 

「うむ、ゲストに招待しているアイドルは………」

 

「『346プロダクション』の『シンデレラプロジェクト』のアイドルグループ………『ニュージェネレーションズ』だよ」

 

「!? ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~~~~っ!?」

 

「「「「「「「「「?!?!?!」」」」」」」」」

 

その問いに、迫信と杏がそう返した瞬間、またも聖子は仰天の声を挙げ、他のメンバーも驚愕を露わにする。

 

「『ニュージェネレーションズ』って………あの『ニュージェネレーションズ』!?」

 

「嘘………」

 

「まあ………」

 

郁恵がそう言い、静香と早苗は言葉も出ない様子である。

 

「ノーラムの刻、最も活躍して存在する世界を希望へと導く天使騎士団………(訳:今、最も活躍しているアイドルグループ)」

 

今日子もまさかのゲストに固まっている。

 

「ニュージェネレーションズって、確か『島村 卯月』、『渋谷 凛』、『本田 未央』の女子3人のグループだよな」

 

「皆かわい子ちゃんばっかりじゃねーか!」

 

「実は俺、大ファンでさ。CD全部持ってんだ」

 

「ウチの学園艦の学園祭に来てくれるなんて………感激だぁっ!!」

 

一方、歩兵部隊の面々の中にもファンが多数居り、感激の声を挙げている。

 

「………西住くん。その『ニュージェネレーションズ』と言うのは相当な人気のアイドルなのか?」

 

しかし、そう言った事に疎い弘樹は、良く分かってない様でみほにそう尋ねる。

 

「私も詳しくは知らないけど、よくテレビや雑誌で取り上げられてるのは確かだね」

 

「うむ………」

 

「本物のアイドルに会える………しかも、あの『ニュージェネレーションズ』に………感激~っ!」

 

みほと弘樹がそう言い合っていると、聖子がそう声を挙げた。

 

「一体どの様な手を使ったのでしょう?」

 

「まあまあ優ちゃん。そんな事を考えるより、今はライブを一緒に出来る事を喜ばないと」

 

一方優は、迫信や杏達が一体如何やってそんな人気のアイドルグループにオファーを取り付けたのかが気になるが、伊代にそう言われる。

 

「良いか! 今回のライブでは『ニュージェネレーションズ』は飽く迄ゲストだ! 主役は本校のスクールアイドルであるお前達だ! 学校の名に恥じないライブにしろっ!!」

 

とそこで、桃がサンショウウオさんチームに向かって釘を刺す様にそう言い放つ。

 

「河嶋先輩の言う事も最もです」

 

「本物のアイドルが来るんなら、それに負けないくらいのパフォーマンスをしないとにゃ」

 

明菜と満理奈が、そう言って桃の言葉に同意する。

 

「戦場で生きてきた私とその眷属が伝説に語られし大聖廟を司令官滅ぼす魔導兵舎道化師(ピエロ)なのです………そして、全てを守りたかった………それ故に(訳:私達がこの学園を代表するスクールアイドルなのですから)」

 

今日子も、最早暗号染みて来た中二病台詞でそう言う。

 

サンショウウオさんチームを中心に、大洗機甲部隊のテンションは最高潮に達しようとしていた。

 

「盛り上がってくれた様で何よりだ」

 

「それじゃあ早速! 劇の練習開始だよーっ! サンショウウオさんチームはライブまでにもっとレッスンを宜しくね!」

 

そんな大洗機甲部隊の一同を見て、迫信がそう言うと、杏が皆に向かってそう呼び掛け、拳を握った右腕を突き上げる。

 

「「「「「「「「「「おおおおぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」

 

大洗機甲部隊からは、勇ましい声が湧き上がるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後………

 

大洗女子学園・戦車格納庫内にて………

 

整備部のメンバーが小一時間で作ってくれた練習用ステージセット上で、大洗機甲部隊メンバーによる演劇・『眠れる森の美女』の練習が行われていた………

 

「い、何時も夢に出て来る、あ、貴方………ああ、あ、貴方は、い、一体? ど、何方なのですか?」

 

巫女達によって神社に(原作では妖精達によって森に)匿われている時の娘に扮しているみほが、ガチガチに緊張した様子で、詰まりながら台詞を読み上げる。

 

「カットーッ!!」

 

「みぽりん、緊張し過ぎっ!!」

 

それを見た経験を活かして今回の劇の監督を務めている鋼賀からカットの指示が飛び、沙織がみほにそう言う。

 

「ゴ、ゴメン………こういうの初めてだから………」

 

「だからと言って、練習でそんなに緊張していたら、本番は如何なるんだ?」

 

みほが申し訳なさそうにそう言うと、麻子がそう言い放つ。

 

「はうう………」

 

「う~ん、西住さんはちょっと休憩入れよう。舩坂くん! 今度は君が演技してくれるかい!」

 

「了解………」

 

するとそこで、鋼賀がそう言い、陸軍少尉の恰好をした弘樹が、舞台上に現れる。

 

(わあ、弘樹くん………カッコイイ………)

 

その陸軍少尉の恰好をした弘樹の姿に、みほは見惚れてしまう。

 

「じゃあ、シーン27の台詞を!」

 

「………おお、麗しの方よ。貴方は一体何処の誰なのですか?」

 

「「「「「「「「「「ズコーッ!!」」」」」」」」」」

 

弘樹が言われたシーンの台詞を読み上げた瞬間、その場に居た一同が一斉にズッコケた。

 

何故なら、弘樹の台詞が恐ろしいくらいに棒読みだったからである。

 

「弘樹! 幾らなんでもそりゃ酷過ぎんだろ!」

 

「………言っただろう。芝居の経験など無いと………」

 

地市がそうツッコミを入れると、弘樹は珍しく若干不機嫌そうな様子を見せて目を反らした。

 

「ま、まあ、当日までまだ時間が有る………みっちりと練習して、上手くなってもらうしかないな」

 

鋼賀は仕切り直す様にそう言う。

 

「よ~し! じゃあ初めからやり直しだ! セットを変えてくれぇっ!!」

 

「「「「「「「「「「よし来たーっ!!」」」」」」」」」」

 

続いてそう言い放つと、整備部のメンバーが、某コント番組よろしく、物凄い速さでセットを組み替えて行く。

 

「………ハア~~」

 

そのセットの組み替えを待っている最中、弘樹はまたも珍しく、疲れた様な溜息を吐く。

 

「大丈夫? 弘樹くん?」

 

とそこで、みほがそんな弘樹に声を掛ける。

 

「ああ、西住くん………今回ばかりは小官には少しばかり荷が重い気がするよ。コレなら250輌の戦車部隊に単身挑めと命令された方がまだマシだ」

 

「そ、そう………」

 

マシだと言った命令の方がかなり危険な事な為、みほは思わず苦笑いする。

 

「全く………如何したものか………」

 

「…………」

 

弱音を吐く様な様子の弘樹を見やるみほ。

 

とそこで不意に、弘樹の手を握った。

 

「? 西住くん?」

 

「頑張ろう、弘樹くん。私も初めての事で色々と大変だけど、こうやって皆が1つの事に打ち込むって大切な事だと思うから………だから、頑張ろう!」

 

思わずみほの方を見た弘樹に、みほは笑みを浮かべて激励する。

 

「…………」

 

その眩しささえ覚える笑顔に、弘樹は一瞬見惚れる。

 

「………そうだな。皆が頑張っているのに、コレでは申し訳が立たんな」

 

やがて、軍帽を被り直してそう言う。

 

「ありがとう、西住くん。お蔭で大切な事に気付けた」

 

「ううん、気にしないで………あ、それから」

 

「?」

 

そこでみほが更に何かを言おうとして、弘樹は首を傾げる。

 

「わ、私だけ弘樹くんの事を名前で呼ぶって言うのは不公平だから、弘樹くんも、その………わ、私の事、な、名前で呼んでくれないなぁって………」

 

しどろもどろになりながら、顔を赤くして弘樹にそう言うみほ。

 

「それは………確かにな」

 

一瞬考える様な素振りを見せた後、みほの言葉に同意する弘樹。

 

「では、作戦時はコレまでと同じ様に西住総隊長と呼ばせてもらうが、普段は………『みほくん』で良いか?」

 

「! うん!!」

 

弘樹に名前で呼ばれ、みほは満面の笑みを浮かべるのだった。

 

「………やはりあの2人を主役とヒロインにしたのは正解だった様だね」

 

「だね~」

 

そんな2人の様子を見て、迫信と杏がそう言い合う。

 

「ワン、ツー! ワン、ツー! 頑張って行こーっ!!」

 

「「「「「「「「「おおーっ!!」」」」」」」」」

 

更に、別の一角では、本番のライブに向けて、何時も以上に入念にレッスンを行っているサンショウウオさんチームの姿が在ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

大洗機甲部隊が行う劇は『眠れる森の美女』となりました。
作中でも言った通り、和風アレンジ………と言うか、大正ロマンアレンジが加えられます。
ドタバタ劇になる事は間違いなしです(笑)
ま、見て笑っていただければ幸いかと。

そして、今回の学園祭編にて、他作品よりゲストをお招きします。
アイドルマスター・シンデレラガールズから、『島村 卯月』、『渋谷 凛』、『本田 未央』の『ニュージェネレーションズ』がゲスト出演します。
………最も、メインとなるのは彼女達と言うより、『あのプロデューサーさん』になる予定です。
アイマス界隈だけでなく、各所でかなりの人気を誇っているあの人………
実を言う私も、『彼』の存在があったのでシンデレラガールズのアニメを視聴していました。
是非とも大洗機甲部隊………
特に弘樹と絡ませたいと思いまして。
多分、この作品の特色として、硝煙と火薬の臭いが漂う事となるので、予め御了承下さい。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。