転生者がダンジョンに出会いを求めて異世界に行くのは間違っているだろうか   作:サクサクフェイはや幻想入り

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気持ち的には今日で完結させるくらいで! 無理ですが

本編どうぞ!


第二十六話

「・・・・・・ふぅ」

 

あげていた拳を下げる。 流石にダンジョンに入ったときはやっていないとはいえ、毎朝やっていた日課である型の確認なのだが

 

「あー、やっぱまだ少し痛いわ」

 

痛むところを重点的にほぐしながら体の力を抜く。 やはり階層種であるゴライアス戦のダメージはいまだ残っているらしい。 体が痛むので軽く、ゆっくりやっていたのだがやはりキレが落ちていた。 まぁ、すぐに出発というわけでもないし、救援に来た助っ人とタケミカズチファミリアの面々もいるので、帰るときには戦力的に十分だと思うのだが。 とりあえず近くに湖があったはずなので、適当に汗を流してキャンプ地に戻ろうと歩きはじめると

 

「見つけた」

 

「んぉ? アイズ?」

 

なぜかアイズがいた。 確かアイズは今日帰る先行組に組み込まれていたはずなのだが、ここにいてもいいのだろうか。 出発時間軽く過ぎているような気がするのだが

 

「どうしてここにいるの?」

 

「いや、それはこっちのセリフなんだが......ちなみにアイズの質問に答えるなら、朝の鍛錬をしていただな」

 

「どうして?」

 

俺の言葉を聞いて、少し怒った風に距離を詰めてくるアイズ。 いや、なんでそんな反応をされるのだろうか? そんなことを不思議に思いながら、アイズの質問に答える

 

「なんでって、体動くんだから鈍らせないように鍛錬を」

 

「リヴェリアから聞いた、まだ安静が必要だって」

 

「いや、一応そのリヴェリアさんに聞いてOK出たからやってるんだが」

 

いまいち信用していないのか、疑わしそうな目で見てくるアイズ。 内心ため息をつきながら、さっきの質問を改めてすることにした

 

「それで、お前はどうしてここにいるんだ?」

 

「私はショウジを探しに来た」

 

「まぁそれは別にいいが、お前先行で帰る方じゃなかったか? 昨日フィンさんからそう聞いたけど?」

 

「変えてもらった」

 

「あ、そうですか......」

 

俺のことを探している時点でそう思ってはいたが、まさか本当だとは......とりあえず疑問も解決したので水浴びに行こうとすると、なぜか後ろに引っ張られるような感覚がする。 原因はアイズだ。 どうやら服の裾をひっぱているらしく、進めない

 

「・・・・・・なぁ、水浴び行きたいんだけど」

 

「一緒に行く」

 

「「・・・・・・」」

 

見つめ合うこと数秒、離さないことがわかった俺はため息をついて許可をした

 

------

 

キャンプ地に戻ると、俺たちにあてがわれたテントの中は空だった。 何も言われてないし不思議に思ったのだが、見回すと何か紙が落ちていた

 

「なんだこれ?」

 

「?」

 

後ろからアイズがのぞいでいるようだが気にしない。 内容は何ともしょうもないもので、女神を奪ったので指定の場所まで来いというものだった。 なんともまぁ

 

「ずいぶんとなめた真似してくれたもんだ」

 

「行くの?」

 

「当たり前だ。 こんななめた真似されて俺が黙ってるわけないだろ」

 

「一緒に行く」

 

「・・・・・・まぁしょうがないか」

 

アイズの性格的にいくら言っても聞かないだろうし、俺はあきらめて外に出て呪文を唱える

 

「さて、これから見せますのは、種も仕掛けもあるつまらないマジック。 皆様どうかごゆるりとお楽しみくださいませ」

 

出てきたのは一冊の黒い手帳、俺も魔法である道化師の手記だ。 その中から一機選び変身をする

 

「さて乗れアイズ」

 

「えっと、どうやって?」

 

「いや、お前の思うように乗ればいいじゃん......」

 

今回の機体はインフィニットジャスティス。 乗れというのはファトゥム-01のことなのだが、どうやってと言われても困る。 なのでアイズの想像するように乗らせたのだが

 

「なんでサーフィンするみたいに乗るんだよ」

 

「?」

 

「いやいいけどさ」

 

もう面倒なのでそのままとんだ。 アイズはファトゥム-01の上、俺は下のとってにつかまる。 森を突っ切っているためすぐに目的地に着くのだが、どうやら後方でヴェルフたちが戦っているようだ

 

「アイズ、ヴェルフたちの方頼めるか?」

 

「ショウジは?」

 

「ちょっとな」

 

こちらをじっと見てくるアイズだが、今回は諦めたのかすぐに降りてくれた。 たまにはいうこと聞いてくれるのな。 俺はそのままある地点にファトゥム-01を射出し、肩のブーメランもおまけで投げ、そのままスラスターをふかしその地点に着地する。 すごい砂埃を上げているが気にせずに変身を解除、とある二人組に向かって歩いていく

 

「ゲホッ、ごほっ、いったい何が?」

 

「ヘルメス様、気を付けてください!」

 

どうやら砂埃でこちらを見失っているようだ、レベルは上なのに大したことなさそうだな

 

「へー、神自ら悪巧みとは大したもんだ」

 

「「!?」」

 

二人が息をのんだようだが、気にせずその場に立つ。 砂埃がはれ、二人組の姿がはっきりする。 神ヘルメスとその眷属のアスフィだったか? とりあえず二人いた

 

「君は確かヘスティアのところの」

 

「んなことはどうでもいいんだよ。 お前らがここでベルがやられるのを高みの見物していたことには変わらないんだから、な!」

 

やられるといったのは語弊があったようで、どうもベルは攻撃を避けていたらしく傷一つついていなかった。 だがどうにも攻めきれないのか、それとも別の理由があるのか避けることに徹していたようだ。 俺は石を投げると狙い通りに人の姿が出てきた。 どういう仕掛けとか、どうでもいい。 そして目の前の二人組に向き直る

 

「「・・・・・・」」

 

「俺はな、俺の家族に舐めた真似する奴らは許さないんだよ。 とはいえ今回はうちの神様、神ヘスティアを無事に連れてきてくれたからな、一発殴るだけで許してやるよ」

 

「き、君が何を言っているのかわからないかな。 僕たちはたまたまここにいて、今ここでアレを見つけただけで何も関係は「黙れくそ野郎。 マジックアイテムハデスヘットが見事だとか、ベルは人間の綺麗じゃないところを知らなさすぎるとか、たいそうな御託を垂れてただろうよ。 え? 悪趣味で娯楽好きなくそ神様よ」・・・・・・そこまで聞かれてるとはね、とはいえだこれ以上君の好きにさせる気はないよ」

 

「あ?」

 

男神は立ち上がり、なぜか目元を帽子の鍔で隠す。 というよりもなんか雰囲気が

 

「そのまま立ち尽くしてろ」

 

目の前からの男のプレッシャーが上がる、それとともに体が重くなる。 この似たような感覚、まえにどこかで

 

「アスフィー、頼むよ」

 

「何も神の力まで使わなくても......」

 

「なるほどな、あのオッタルのところのくそ女神もこれと似た力をあの時使ったってことか」

 

「え」

 

「へ? へぶぅ!」

 

どうも男神とその眷属が驚いていたようだが、俺はその隙に男神を思いっきり殴り飛ばしておく。 面白いように数メートル飛ぶ男神。 だがそれでむかつきがとれるわけがなく、もう一発殴りたいところだが最初に一発って言ったからな

 

「次にうちの家族に舐めた真似したら、これ以上の制裁が入るからな覚えとけ」

 

返事も聞かずそのまま崖から飛び降り、インフィニットジャスティスに変身し、なんかベルが剣短刀で受けているのでそのまま後ろからかかと落としを

 

「はい、どーん!」

 

「ショウジサン!?」

 

どうやらこないだ酒場でからんできた奴のようだが、俺が後ろからかかと落としをしたことにより気絶したようだ

 

「よ、ベル」

 

「よ、じゃないですよ!?」

 

「ショウジ」

 

「アイズも来たか」

 

俺がベルと話しているとアイズが来た。 アイズが来た方を見ると死体よろしく、人が積み重なっていた。 まぁ、ざまあみろということで。 ヴェルフたちもなんか苦笑いしてるし

 

「辞めるんだ」

 

なんか駄女神が珍しく真剣な声を出しているところ悪いのだが

 

「おいヘスティア、終わったぞ」

 

「うぇ!?」

 

何とも最後までしまらない




そんなわけで二十六話でした。 次話からアニメ版最終話ですね

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