Psychic   作:マイクルークス

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本題に入るのは次話くらいだと思います



第五話 お祝い

浩樹達は集会が終わった後教室に戻り、椿担任と葵に一人ずつ自己紹介をすることになった。

浩樹「(『自己紹介は集会が終わった後』って先生は言ったが、それは転入生がいたからだったのか。)」

パチパチパチパチ

浩樹の前の席の生徒の自己紹介が終わり、拍手が起こった。

浩樹は拍手が鳴り止んだのを見計らって、席から立ち上がった。

浩樹「多田 浩樹です。これからよろしくお願いします。」

浩樹の名前を聞き、葵は浩樹に興味の眼差しを向けた。

葵「(あの人が鬼士と呼ばれている、多田さん………)ジーーー………」

浩樹「(な、なんか、すごい視線を感じる………)」

その後は、椿担任からの軽い連絡事項を聞き、その日は解散となった。

 

………………………

 

帰り道、浩樹は薫、里美、巧の3人と帰路についていた。

巧「いや~。まさか葵さんがウチに転校してくるなんてなぁ。」

里美「私も~。先生から聞いたときにはビックリしちゃったよ~。」

薫「葵さんって、そんなに凄い人なんですか?」

葵のことを知らない薫は、3人からどんな人物かの説明を受けた。

薫「へ~、凄い人なんですね。」

巧「転校してきたは転校してきたで、こっちは大変なんだけどな。」

薫「え?何がですか?」

浩樹「お前、まだ言ってるのか………」

巧「だってよぉ‼お前じゃあるまいし、俺なんか絶対に敵わないじゃん‼前の学校で学年トップだぞトップ‼」

浩樹「だからぁ‼それだったら勉強の方をもっと努力すれば良いじゃないか‼」

巧「え~、そりゃやだな~。俺は楽して稼ぐ主義でね☆」

浩樹「ダメだこりゃ………」

里美「私は回復系だから実戦には関係ないけど、問題はやっぱり勉強かな~」

浩樹「ん?里美って頭悪かったっけ?」

里美「そこまでじゃないけど、葵さんに敵うかどうかって聞かれると………」

浩樹「(………皆、大丈夫なのか?………)」

少し心配になる浩樹であった。

 

………………………

 

午後5時近くなると、薫はいつも通りに夕飯の料理に取りかかろうとする。

浩樹「薫、ちょっと待った。」

薫「え?どうしたのお兄ちゃん?」

浩樹「今日はお前の入学式のお祝いに、俺が料理する。」

薫「え⁉本当⁉」

薫は目を輝かせた。

薫「でも悪いよ。いつも私が作ってるのに………」

浩樹「今日ぐらい俺に作らせろ。お祝いなんだから。」

薫「お兄ちゃん///」

薫は兄に従い、おとなしく待つことにした。

 

………………………

 

浩樹「晩飯出来たぞ~」

薫「分かった~」

浩樹の声を聞き、薫が2階から降りてきた。

そして、テーブルの上の御馳走を見た瞬間、また目を輝かせた。

薫「真鯛の塩焼きに刺身⁉これどうしたの⁉」

浩樹「薫に気付かれないように、こっそり買ってきたんだ。」

薫「お兄ちゃん、ありがとう‼」

薫は、嬉しさのあまり浩樹に抱き付いた。

そして、幸福感に浸りながら食べたのだった。




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