カミテン~遊戯王TFへ転生してハーレム目指す――でも~   作:ニョニュム

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遊戯王TF7発売決定を知って、衝動でやってしまった。
後悔はしていない。


嘘予告

 はじまりの目覚めは白の世界。

 

「何処だ、ここ?」

 

『――――私の名前はZ-ONE』

 

 その出会いは必然だった。

 

『――――貴方の正体は我々が過去のデータを参考に人格情報を刷り込んだデュエルマシーンです』

 

 明かされる衝撃の事実。自身の根幹が虚像であった事。

 

「おい、デュエルしろよ」

 

 しかし、彼は動じない。

 

「偽物とか、本物とか、正直どうでもいいよ。今、ここにある事実は俺とお前は決闘者(デュエリスト)でデッキを持っている。それだけだろ?」

 

『……正気ですか? 貴方の持っているデッキを組んだのは私ですよ?』

 

 始まったデュエルは結果が分かり切っていた。

 

『だから言ったのです。貴方のデッキでは私には敵いません』

 

 ――――だけど。

 

 諦める事を止めた彼には彼の手にするデッキの鼓動が聞こえた。

 

「そっか、そうだよな。お前達は俺のデッキでも俺の仲間でもない。アイツの組んだ、アイツのデッキだ……」

 

 でも、だからこそ。

 

「人類に。デュエルモンスターズに絶望しているアイツをどうにかしたいよな。だったら俺に力を貸せ! 俺がアイツにデュエルモンスターズの可能性を見せてやるよ!」

 

 デッキと彼の間に絆は無い。それでも……同じ目的の為ならいくらでも協力出来る。力を合わせる事が出来る。可能性を生み出す事が出来る。

 

「さあ、行くぜ、Z-ONE! 勝手に絶望なんてしてんじゃねえ! 俺が見せてやるよ。お前の知らない――――可能性を!」

 

「集いし祈りが新たな可能性を切り開く! 光を超えたその先で降臨せよ! 閃珖竜(せんこうりゅう) スターダスト!」

 

『――――私の知らないスターダスト・ドラゴン!』

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、アキねーちゃんの所にも転校生が来たの? 俺達のクラスにもルチアーノってやつが来たんだ」

 

「確か、彼はコナミって名乗っていたかしら……」

 

「コナミだと」

 

「遊星、何か知っているの?」

 

「いや、俺の勘違いだろう。あの人がこの時代にいる筈が無い」

 

 遊星の脳裏を過るのは過去の激闘の一ページ。

 

『あの兄弟以外にサイバー・エンドを使われるのは気に食わないからな。ヨハンの方は十代がなんとかするだろ。だから、刈らせてもらうぜ、パラドックス』

 

 彼から溢れ出る力の放流は地縛神のソレに似ていて。

 

『まあ、これから色々大変だと思うが頑張りな。仲間との絆を大切に。後、十代にもよろしく言っといてくれ』

 

「ああ、コナミの奴か。アイツは悪い力を使っているけど悪い奴じゃないから大丈夫だぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その出会いは彼の好奇心から始まった。

 

「お前がジャック・アトラスか?」

 

「なんだ、貴様は!」

 

「キングのデュエルを体験してみたくてね」

 

 戦いのゴングは突然に。

 

「――――我が魂! レッド・デーモンズドラゴン!」

 

「ようやく、お出ましか。それじゃあ、俺達も行こうか。レッド・デーモンズドラゴン」

 

 ――――相対する二体の紅蓮魔龍。

 

「貴様ッ! あの時の偽物の関係者か!」

 

「さてね、俺はキング程度には負けられないんだよ。カイザーのライバルだった身としてな」

 

「ふん、勝手に言っていろ! 今の俺はチーム5D'sのジャック・アトラスだ!」

 

 自らの魂の贋作を操る彼に怒るジャックへ彼は問う。

 

「なあ、ジャック・アトラス。お前からしたら俺達は本当に貶されるだけの、見下されるだけの決闘者なのか?」

 

「――――ッ!」

 

 否定の言葉は出なかった。理性も感情も彼の事を許せない。しかし、もっと根本的な。決闘者としての本能が、彼を、彼と共に立ちふさがる紅蓮魔龍を否定する事が出来なかった。

 

「そうか、ありがとう。これで俺達は先に進める。行こうか、琰魔竜(えんまりゅう)レッド・デーモンズ」

 

 

 

 

 

 

 

 戦いの果ての邂逅は鏡合わせの存在。

 

「Z-ONE! お前達の計画は絶対に止めてみせる」

 

『まさか、ここまで来るとは……。彼の言った可能性が正しかったようですね。ですが、私にも譲れぬモノがあります』

 

 最終決戦は鏡合わせの戦いで。

 

「俺はスピード・ウォリアーを召喚!」

 

『私はスピード・ウォリアーを召喚します』

 

 激闘の果て、勝敗は彼らが信じるエースに託された。

 

「『――――飛翔せよ! スターダスト・ドラゴン!』」

 

 

 

 

 

 カミテン〜遊戯王TFへ転生してハーレム目指す--でも〜2nd

 

 はじまらない。

 




ぶっちゃけ、アニメ版時械神が強すぎて、最初のデュエル構成で止まってる。キリッ。

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