インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~外伝 作:憲彦
短いです。
初詣
1月1日、正月である。この日の日本署の皆は……
「珍しく暇だな。」
「珍しく何もありませんね。」
普通この日は、窃盗や痴漢、酒の飲み過ぎによる暴行などが起こるのだが、今年はなにも起こらない。
「あ、そうだ。一夏、お年玉だ。」
「え?いいんですか?ボス。俺高校生ですよ。」
「良いに決まってるだろ。受け取れ。」
一夏は司から受け取った袋の中を見て絶句した。諭吉さんが5人ぐらい入っていた。
流石に多すぎないか?
「お、そろそろ交代の時間だな。」
そう言うと、丁度よく龍馬と宝児が入ってきた。
「交代に来ました。一夏、お年玉だ。」
「明けましておめでとうございま~す!はい、一夏お年玉!」
また結構な額を2人からもらった。こんな額をどうしろと?と言うのが今の一夏心境である。
「これからどうするか……」
「山田先生やラウラと初詣に行ったらどうですか?2人なら喜んで行くと思いますよ。」
「ん~。予定無いしそうするか……。お前は行かないのか?」
「俺は後からのんびりと行きます。あんまり急ぐのもイヤので。」
「そうか」
そんなわけで、現在司は真耶とラウラをつれて神社に来ていた。結構人がいる。
「結構人がいますね~。はぐれないといいですね。」
「気を付けないとですね!母様!」
なんか久しぶりにラウラの母様って聞いた気がする。
「気を付ければはぐれることは無いさ。しっかり着いてこいよ。」
「はい!」
ラウラは初詣が初めてなのだろうか、結構テンションが上がっている。
列に並んでいたら、ついに司達の番になった。
「これはどうやれば良いのですか?」
「まず、賽銭箱に賽銭を入れて、鈴を鳴らす。2回お辞儀をした後に2回柏手を打って、最後にもう1回お辞儀をする。だったはずだぞ。」
「なるほど!」
3人同時に司の言った事を行ない、願い事を神に伝えた。
「2人は何をお願いしましたか?」
「俺は……、皆の無病息災を頼んだ。」
「100%叶いそうですね。それ。ラウラちゃんは何をお願いしたの?」
ラウラの母親としての時間が長くなったので、その呼び方が馴染んできていた。
「私は、母様と父様とこれからも一緒に過ごせるようにとお願いしました!!母様は何を?」
「私もラウラちゃんや司君といつまでも仲良く過ごせるようにお願いしました!」
この2人可愛いな。と思う司であった。そこに鈴がやって来た。
「あ、ボスにラウラ、山田先生!明けましておめでとうございます!」
この時期に何故か薄着だ。寒くないのか?
「鈴、お前も初詣か?」
「はい!」
鈴の願い事
(強敵と書いて友と呼べる、熱く滾る、お互いに全力で戦えるライバルと巡り会えますように!!)
新年早々かなり熱かった。もっと他の願い事は無かったのだろうか……。
「ボス達はおみくじ引きましたか?」
おみくじ。その年一年の運勢の書かれた紙である。ただし、こう言ったものを信じ込む人にとって、これはかなり重要なことになる。大凶を引こうものなら世界の終わり、みたいな顔をする。
「おみくじか。久しくやっていないな。」
「なら引いてみましょう!私も引いてみたいですし!」
「私も!」
そう言うことで、3人でおみくじを引いてみたい。結果は、
ラウラと真耶、大吉。司、凶。
「だ、大丈夫ですよ!おみくじ位!」
「そ、そうですよ父様!占いは自分に都合の良いことだけを信じていれば良いんですから!!」
「イヤ、別に気にしてないからな。」
「あ、でもここのおみくじってよく当たるって評判ですけど。」
鈴の言葉に、真耶とラウラは言葉を失った。
司のおみくじには、体に気を付けるようにと書かれていた。近々体でも壊すのだろうか?と不安になった。
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