ここはどこ?
どこかの遊園地のようだけれど、メリーゴーランドも観覧車も、ジェットコースターも止まってる。それどころか所々壊れているような……
「あ、いたいた!はるかちゃーん!」
え、嘘、この声は!?
「ぴのんちゃん!?」
「会いたかったぴっぴ〜♪」
でも、どうして!?確かぴのんちゃんは、のんちゃんのホログラムの一つだったはずじゃ…
「はるかちゃんに、お話があるぴっぴ!」
「お話?」
「ぴのん星の次期プリンセスは、はるかちゃんに託したぴっぴ!」
「えぇー!?」
「頼んだぴっぴよー!ばいばい!」
そう言って笑顔でどこかへ走り出すぴのんちゃん。いや待って、託されたって何をどうすればいいの!?
気付けば遊園地は復旧していた。楽しそうな子供の声や叫び声が聞こえる
あ、これ夢か。
「せめてどうやって夢から出ればいいか教えてよー!」
ピピピピピピピピピピピピピ
――――――
朝7時30分。起きれました
「ん?」
ベッドの横の机の上に見慣れない紙と……宝石?がある
「あ、これプリチケとジュエルか……って」
なんでジュエルにぴのんちゃんのイラストが!?
「はるかー?早く朝ごはん食べないと遅れるわよー」
「い、今行く!」
パプリカ学園の制服を着て、下の階でご飯を食べる。ぴのん星のことも気になるけれど、今はそれどころじゃない
「行ってきます!あ、帰りにプリパラ行くから!」
「はいはい、行ってらっしゃい」
―――
自己紹介が遅れました、私は水島はるか、中学2年生!
好きな食べ物はチョコレート!今日から憧れのプリパラデビューなんだ!
「はるかちゃん、おはようございます」
「なつめさん、おはよ!」
桃谷なつめちゃん!誰に対しても丁寧な喋り方で、実は学園内でファンが多いとか!?
「はる、なつめ、おはよう」
紫川ふゆみ姉さん!私の従姉!なつめちゃんのクラスメートで、中学部では一二を争うかっこよさ!
「えへへ、二人とも見て見て!」
「あ、プリチケ届いたんですね。おめでとうございます」
「ありがと!」
「今日デビューするのかい?」
「うん、そのつもりだよ!」
「じゃあ私もご一緒してもいいですか?」
「ふむ、私もいいかな?」
二人とも真新しいプリチケ。デビューして間もないのかな?それとも一緒にデビュー?
「もちろん!放課後、一緒に行こうね!」
どっちにしても、仲のいい人に囲まれてデビューなんて最高だよね
――――――
『プリパラチェーンジ!』
プリパラでの姿は3人ともほとんど一緒
服は私がセーラーガールコーデ、なつめちゃんがウエルカムギンガムコーデ、ふゆみ姉さんがチーキーリトルサキュバスコーデ。
「我が予言によると……この付近に新たに堕天したリトルデーモンが降臨するであろう!」
「新しいアイドルがデビューするって言ってるなのー!」
「一緒にライブ、したいガァル!」
あ、ガァルマゲドンだ!さすがパラ宿のプリパラ
「いたガァル!」
「あ。」
「ふむ、貴様らか。地獄の底まで連れて行くついでに名を捧げよ」
え?
「プリパラを案内するからお名前教えてって言ってるなの」
あ、そういうことですか
「はるかだぴっぴ!よろしくぴっぴ♪」
「なつめです。宜しくお願いします」
「ふゆみ」
ん?
「ふゆみ姉さん、怒ってるぴっぴ?」
「別に。それより」
「?」
「その語尾何?ぴのんの真似?」
「え?」
『え?』
え?
そんなの、してないよ?
つづく