ぴのん星のおひめさま!   作:凪紗わお

1 / 6
すたーと!

ここはどこ?

 

どこかの遊園地のようだけれど、メリーゴーランドも観覧車も、ジェットコースターも止まってる。それどころか所々壊れているような……

 

「あ、いたいた!はるかちゃーん!」

 

え、嘘、この声は!?

 

「ぴのんちゃん!?」

 

「会いたかったぴっぴ〜♪」

 

でも、どうして!?確かぴのんちゃんは、のんちゃんのホログラムの一つだったはずじゃ…

 

「はるかちゃんに、お話があるぴっぴ!」

 

「お話?」

 

「ぴのん星の次期プリンセスは、はるかちゃんに託したぴっぴ!」

 

「えぇー!?」

 

「頼んだぴっぴよー!ばいばい!」

 

そう言って笑顔でどこかへ走り出すぴのんちゃん。いや待って、託されたって何をどうすればいいの!?

 

気付けば遊園地は復旧していた。楽しそうな子供の声や叫び声が聞こえる

 

あ、これ夢か。

 

「せめてどうやって夢から出ればいいか教えてよー!」

 

ピピピピピピピピピピピピピ

 

――――――

 

朝7時30分。起きれました

 

「ん?」

 

ベッドの横の机の上に見慣れない紙と……宝石?がある

 

「あ、これプリチケとジュエルか……って」

 

なんでジュエルにぴのんちゃんのイラストが!?

 

「はるかー?早く朝ごはん食べないと遅れるわよー」

 

「い、今行く!」

 

パプリカ学園の制服を着て、下の階でご飯を食べる。ぴのん星のことも気になるけれど、今はそれどころじゃない

 

「行ってきます!あ、帰りにプリパラ行くから!」

 

「はいはい、行ってらっしゃい」

 

―――

 

自己紹介が遅れました、私は水島はるか、中学2年生!

好きな食べ物はチョコレート!今日から憧れのプリパラデビューなんだ!

 

「はるかちゃん、おはようございます」

 

「なつめさん、おはよ!」

 

桃谷なつめちゃん!誰に対しても丁寧な喋り方で、実は学園内でファンが多いとか!?

 

「はる、なつめ、おはよう」

 

紫川ふゆみ姉さん!私の従姉!なつめちゃんのクラスメートで、中学部では一二を争うかっこよさ!

 

「えへへ、二人とも見て見て!」

 

「あ、プリチケ届いたんですね。おめでとうございます」

 

「ありがと!」

 

「今日デビューするのかい?」

 

「うん、そのつもりだよ!」

 

「じゃあ私もご一緒してもいいですか?」

 

「ふむ、私もいいかな?」

 

二人とも真新しいプリチケ。デビューして間もないのかな?それとも一緒にデビュー?

 

「もちろん!放課後、一緒に行こうね!」

 

どっちにしても、仲のいい人に囲まれてデビューなんて最高だよね

 

――――――

 

『プリパラチェーンジ!』

 

プリパラでの姿は3人ともほとんど一緒

 

服は私がセーラーガールコーデ、なつめちゃんがウエルカムギンガムコーデ、ふゆみ姉さんがチーキーリトルサキュバスコーデ。

 

「我が予言によると……この付近に新たに堕天したリトルデーモンが降臨するであろう!」

 

「新しいアイドルがデビューするって言ってるなのー!」

 

「一緒にライブ、したいガァル!」

 

あ、ガァルマゲドンだ!さすがパラ宿のプリパラ

 

「いたガァル!」

 

「あ。」

 

「ふむ、貴様らか。地獄の底まで連れて行くついでに名を捧げよ」

 

え?

 

「プリパラを案内するからお名前教えてって言ってるなの」

 

あ、そういうことですか

 

「はるかだぴっぴ!よろしくぴっぴ♪」

 

「なつめです。宜しくお願いします」

 

「ふゆみ」

 

ん?

 

「ふゆみ姉さん、怒ってるぴっぴ?」

 

「別に。それより」

 

「?」

 

「その語尾何?ぴのんの真似?」

 

「え?」

 

『え?』

 

 

え?

 

そんなの、してないよ?

 




つづく
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。