「ぴのんちゃんの真似なんてしてないぴっぴ!」
「ほらまた」
言われて漸く気付いた
「お困りのようですね」
「めが兄ぃ!いつからそこにいたのだ!?」
「さて、いつからでしょう。ところではるかさん、ふゆみさん。サイリウムジュエルマイクをお貸しいただいても?」
「はい」
「どうぞぴっぴ」
「ふむ……これは間違いない。御二方が読み込んだジュエルはそれぞれ、ぴのんポップジュエルとじゅのんクールジュエルです」
「なにそれガァル?」
「ホログラムに宿っていた感情のようなものが生み出した、特別なジュエルと思われます。世界で一つしかありません」
そんな貴重なもの、何故私が!?
「ふゆみ、はるかちゃん、心当たりはありませんか?」
「あ、そういえば、ぴのんちゃんにぴのん星の次期プリンセスを託される夢を見たぴっぴ」
「はるとなつめを支えるようにじゅのんから言われる夢なら私も」
「実は私も…かのんちゃんにトライアングルを継ぐようにと言われる夢を見ました」
「なんと!それはいつのことです?」
『昨日(ぴっぴ)(です)』
「トライアングル再結成ガァル!」
「おお!名案だガァルル!褒美に肉まんをやろう!」
「あー!みかんも食べたいなのー!」
「お主はいつでも食べておろう!」
あ、これいつもテレビとかで見るやつだ
「少し、確認してみます。ガァルマゲドンの皆さんは彼女達に施設の案内を」
『はーい!』
――――――
案内は割とスムーズだった。途中で生贄にされるのかと通りすがりの先輩アイドルに聞かれたけど、そんなことないもん!
「これで一通り案内は終わったのである」
「思ったより広かったです…」
「もーつかれたぴっぴ!」
「同意」
「ああ、皆さんここにいたんですか。探しましたよ」
「めが兄ぃさん?」
「はるかさん、ふゆみさん、なつめさんを新生トライアングルと認めることが決定しました。もちろん、条件はありますが」
確認ってそういうことね。ところで
「条件って?」
「ライブの後にガァルマゲドンの皆さん、そして私の立会いのもと、チーム結成の儀式をしてもらいます。それが条件です」
「それだけ?」
「それだけです」
あってないようなものじゃん
「因みにマネージャーはネコさんに兼任して頂くことになりました」
いつもの営業スマイルで
「それでは、ライブをお願いします」
――――――
「なんと!あのトライアングルが本日復活致します!」
『えええええ!?』
「なにそれ!?聞いてない!」
あ、のんちゃんが観客席にいる
「システムでーす」
「それで何でも通る訳ないでしょー!?」
「さぁ、ご登場いただきましょう!トライアングルの皆さんです!!」
『ワアアアアアアア!!!』
バックヤードにいてもビリビリと伝わってくる歓声
緊張もあるけど、今はただ楽しみたい!
「はるかちゃん、ふゆみ」
「何?」
「ずっと憧れていたトライアングルのステージ、今日は再現になるけど、いつか胸を張って『私達がトライアングルだ』って言いましょうね!」
『もちろん!』
なつめちゃんをセンターにステージへ駆け上がる
『皆さんこんにちは!』
「なつめです!チョー宜しくお願いします」
「ふゆみ。よろしく」
「ぴのん星の新プリンセス、はるかだぴっぴ♪」
『三人合わせて、トライアングルです!』
自己紹介だけですごい歓声。トライアングルすげえ
「それでは聞いて下さい!」
『かりすま〜とGIRL☆Yeah!』
いつかこの名を私たちのものに絶対にしてみせるんだから
つづく