千の呪文の男の義息子!?   作:さむでい

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今回でかなり時間を跳ばし7年後になります。
ギンジ君17歳です。
ネギが麻帆良にくる少し前になります。

そういえば、最近ネギまのリメイク?版が出版されましたね。
内容は一緒ですよね、たぶんw
買おうかな......


2話

 あの、両親や仲間達との衝撃的(?)な別れから早7年......

 その7年間は色々あった、両親が行方不明になったり、義弟の住んでいるところに悪魔が襲撃してきたり......義弟であるネギに関しては助けに行けず申し訳なく思っているギンジであるが、両親に関しては特に心配はしていなかった。あの親父が死ぬとは思えん。ギンジはそう思っていた。

 他にも魔法世界で色々やらかしているのだが、それはまたいずれ......

 

 そんなギンジ君(17)は、今、旧世界は麻帆良学園に来ていた。

 と、いうのも以前のナギからの手紙に書いてあったからである。8年間すっかり忘れていたようだ。魔法世界の現地妻ポジションの女性に、

 

「そんなに暇なら麻帆良に行ってみたらどうじゃ?」

 

 と、言われて思い出したのがきっかけらしい。

 そんな感じで、麻帆良に来たはいいものの学園長の居場所がわからないときた。

 

 

「ちょ、マジでここ広すぎん?こんだけ広いんやから案内板くらい出しといてほしいて......」

 

 

 麻帆良学園のあまりの敷地の広さにくじけそうになっていた。とりあえず、その辺の人に聞くと女子校エリアに学園長はいるらしいので目指すことにする。

 

 

「女子校エリアにおるって、スケベじじいかいな......」

 

 

 そして電車に揺られながら、その女子校エリアに到着する。今日は日曜日なので、遊びに街を歩いている学生が多いので道を聞く分には困らない。

 しかし、さっきから周りからの視線がすごい。それもそのはず、女子校エリアに男性がいたらすごく目立つのは当たり前である。くわえて、ギンジは身長185cmはあり、細身ながらも服の上からでもわかるくらい鍛えられた身体をしている。それだけでも十分目立つ理由になるのだが、ギンジはとても顔が整っていた。そのため、周りの女子生徒は気になって仕方ないのである。

 

 

「おおう...わかってはいたけど、視線がすごいな......早いとこ学園長のとこ行こ。っと、すいません。ちょっと道聞きたいんですけど?」

 

 

 気まずさからとにかく早く目的地に到着したいギンジは、ちょうどすぐそばを通りがかった女子に声をかける。

 

 

「はい?なんでしょう?」

 

「ごめんやけど、学園長室がどこにあるか教えてくれへん?」

 

「あら、学園長に御用ですか?」

 

「そんな大した用ではないんやけどな」

 

「では、案内致しましょうか?」

 

「ええの?どっか行くとこちゃうの?」

 

「いえ、ちょうど用事も終わりましたし帰るところでしたのでかまいませんよ」

 

 

 ギンジはその言葉に甘えることにした。

 

 

 

 

 道案内をしてくれている女子生徒は那波千鶴というらしい。ボランティアで行っている保育園からの帰りだったようだ。そして、まだ中学2年生らしい......ずいぶんとご立派な......どこがとは言わないが、ギンジの知る女性の中でもトップクラスのサイズであることは服の上からでもわかる。

 

 

「そうか〜、千鶴ちゃんはボランティアで保育園の手伝いしてんねや。えらいな〜」

 

「い、いえ。そんな...好きでやっていることなので」

 

「そんな謙遜せんでもええやん。ええことしてるんやし、もっと胸はりや?」

 

「あら、ふふふ。ギンジさんにそう言っていただけるならもう少し自信をもってみます」

 

 

 普段あまり年下扱いされない彼女は、ギンジから年下扱いされることに思いっきり照れていた。会って間もないのにも関わらずここまで親睦を深められるギンジのコミュ力は大したものである。そうこう話しているうちに、学園長室の前まで来ていた。

 

 

「お?もう到着かー。千鶴ちゃんと話してたらあっと言う間やったな」

 

「いえ、私もギンジさんとお話できてすごく楽しかったです。......あの、よれしければ千鶴と呼んでください」

 

「ん?そんな初対面の男に呼び捨てさせてええの?」

 

「普段ならこんなことはないんですが、ギンジさんになら大丈夫です。それに、またすぐに会えるような気がして...」

 

「そういうことなら遠慮なく千鶴って呼ばせてもらうな?休みやのに案内してくれて、おおきにな。また会えるとええな」

 

「はい!私も会えるのを楽しみにしてますね?」

 

 

 そう言って、千鶴は自分が住む寮へと帰って行く。麻帆良に来て数時間でフラグを立てるとは......ギンジ、恐ろしい子!

 

 

「っと、ここが学園長室か......ノックしてもしもーし」

 

 ‘どなたかの?’

 

 ギンジがノックをするとすぐに中から返事があった。

 

 

「失礼しまーす......ぬらりひょん?」

 

「ひょっ!?違うからの!?」

 

「え?ちゃうん?その後頭部はどうなってんの?レントゲン撮ってもええ?」

 

「ダメに決まっておるじゃろう!?」

 

 

 何かお決まりのような流れがあったが、気にせず話しを進める二人。

 

 

「それで、君はどちらさんかの?」

 

「あ、申し遅れました、ギンジ・スプリングフィールドいいます。どうぞよろしくぅ」

 

「ひょ!?お主、スプリングフィールドと言ったかの!?」

 

「ええ、ナギ・スプリングフィールドの息子です。義理の」

 

 

 そのファミリーネームに驚愕する学園長。自分の知るあの英雄と同じ名であり、息子だというのだ。しかも義理の。そこで、どういった経緯で息子になったのかを説明するギンジ。

 

 

「そうか、そのようなことが......大変じゃったの」

 

「ええまぁ。と、いうよりナギ...親父の息子になってからのが大変やったような気はしますけどね〜」

 

「それも含めてじゃよ。ふぉふぉふぉ。それにしても、彼奴に息子が二人おったとはのう......」

 

 

 

 そう言いながら髭を触る学園長。一人は今度、修行として麻帆良に来ることがわかっていたが、まさか二人いるとは思ってもみなかったようだ。

 

 

「して、ギンジ君は何用でここに来たのかのう?」

 

「いや、特に用という用はないんやけど、しいて言うなら暇やったからです」

 

「ふぉふぉふぉ、そうかそうか。それならば、この学園で働いてみる気はないかのう?教師は無理でも警備員という形でどうかの?」

 

「え?ええの?たしかに今無職やし、テオのところも辞めてきたようなもんやし...」

 

「ふぉふぉ。かまわんよ。ナギの息子なら戦闘に関しても期待できそうじゃしの」

 

「そんなら、よろしくお願いしますわ」

 

 

 迷わず行けよ、行けばわかるさを地で行くギンジ。即断即決である。

 ともあれ、仕事なので学園長からその内容を細かに聞いておく。

 

 

「ふーん。夜の警備ねぇ。そんなに侵入されんの?ガバガバなん?」

 

「まぁの。どうしてもゼロにはならんのじゃよ。だから期待しておるよ、ギンジ君。

 お、そうじゃ今日中に他の職員との顔合わせもしておくかの。そこでギンジ君の実力をある程度確かめておこうかの」

 

「顔見せ?ええでー。何時からです?」

 

「そうじゃの...23時に広場に来てくれるかの?」

 

「了解です。ほなら、それまでは暇つぶしときますわ」

 

「ふぉふぉ、よろしくの」

 

 

 そう言って、学園長室から出て行くギンジ。その後ろ姿を見て学園長は懐かしそうな目をする。

 

 

「血は繋がってなくとも、そっくりな息子じゃのう...ナギ」

 

 

 学園長こと、近衛近右衛門は感慨深そうにギンジを見送った。

 

 

 

 

「何かえらい真面目に終わった気がする......」

 

 せっかくの雰囲気を台無しにするギンジであった。

 

 

 




というわけで、ギンジ君警備員になるの巻。
さすがに教員は無理だろうということで、警備員にしました。

教員よりも自由が利きそうですしねw

にしても、現地妻ことテオさん...
いったいどこの皇女さまなんだ!?
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