遺伝詞が見える少年   作:リボルビングバンカー

45 / 48
はい45話ですよ!

台風ですね!ちょうど明日直撃するのに今期最後の授業明日なんですよ。


滅べばいいのに


45

「ホテルアグスタ?

 面倒だからパス。人手が欲しいならすずかでも連れていけ」

 

「すずかちゃんは武装局員の資格を持ってないから連れて行っても意味がないの。

 アリサちゃんでも良かったんだけど、条件がアルくんを連れて行くことだから」

 

 ニコニコと笑いながらもジリジリと間合いを詰めてくる。

 

 二つほど笑えない点がある。

 一つは今日からの仕事が多くて余計なことをしたくないこと。

 二つ目はフェイトの手にワイヤーが握られていること。

 

 ぶっちゃけ身の危険を感じている。

 

 後ろに一歩下がる。それに食いつき前に飛び出た瞬間前進し、音で意識を逸らして鳩尾に一撃、顎に二撃入れて昏倒させる。ニヘラっと笑っているナマモノを部屋の外に捨てて作業に戻る。明日してもいい作業だが、世界で二番目に真面目な性格としては今日中に終わらせたいところだ。

 念の為に入口一歩分の場所にある床の支えを解除しておく。

 

 

 

 

「アル君往生際がベブシ」

 

 案の定穴に引っ掛かったなのはを一部始終映像に収め、外部ハードに保存して外部ハードを切り離す。

 

「全身で奉仕を表現するとはなかなかアクティブだな、高町なのは」

 

「うっ」

 

「ん?」

 

「うるっさーい!! こんなところにトラップなんて仕掛けた上にフェイトちゃんを縛って廊下に寝かせるなんてどういうつもり!?」

 

「いくつか訂正しよう。あのワイヤーは俺の持ち物ではない。俺なら炭素繊維のロープを使う」

 

「それ、暴れたら体が切れる奴だよね?」

 

「あと、それはトラップではなく土を掃き溜めるゴミ箱だ」

 

「……」

 

「最後に、煩いのは君の方だぞ高町なのは」

 

「……もうやだああああああああああ」

 

 うわああああん、と悲鳴を上げて出て行った。

 毎回多彩な仕掛けを披露して遊んであげているのだ、感謝して欲しい。

 

「さて、仕事が残っていたな」

 

 自分の仕事の案件だけ振り分け、違う部署の仕事はそれぞれに割り振っていく。

 仮想モニターなんてまるでDTのようだ。まあ、あそこは軽い牢獄だったが。

 

「あとは送信して自分の分の報告書だな」

 

 そして、ゴン太ビームで貫かれ、数秒スタンする。

(不意打ちか!?)

 

 その間にバリアジャケットを着た金髪が復讐とばかりに顎を殴り脳震盪させてきた。

 意識を失う前に、一言告げておかなくては

 

「暴力に頼りすぎると婚期を逃すぞ」

 

「……」

 

 ゴスっと、バルディッシュで脳天を殴りつけてきた。

 

 

 # $ &

 

 

「なのはさん、さっきの砲撃は?」

 

「復讐、かな」

 

 エリオが気になったのか尋ねていた。

 その一言に戦慄する。何考えてるんだろうこの人、という恐怖だ。

 

「……あの、フェイトさん。その簀巻きは?」

 

「運搬する荷物かな」

 

 続いて違和感にキャロが尋ねて、

 

「……さっきの魔力反応は?」

 

 呆れて私が何してるのか、という牽制も込める。

 

「ちょっと、女性の敵を仕留めただけだから」

 

「その、そこに転がってる缶はなんですかー?」

 

 スバルがのほほんと質問して……そんなものさっきまでなかったような

 

「……へっ?」

 

 ドン!

 

「メガっ、目がー!?」

 

「ミミガー!?」

 

 阿鼻叫喚の地獄絵図、というのだろうか?

 スタングレネード、だったか。術式で使えばいいのに実物を用意した。

 つまり、魔力で感知されないための手段……。

 

 耳鳴りと目の痛みが治まる頃にはフェイト隊長となのは隊長が倒れていた。

 簀巻きが腕と足を出している。

 

「……いつからここは魔境になったのやら」

 

 そして簀巻きを外した瞬間バインドでまたミノムシにされている。

 何が彼らをネタに走らせるのだろう?

 

 もしかして、第97管理外世界出身のなせる血の濃さなのだろうか?

 

 ザフィーラがミノムシを引きずり、アリサ治療補佐(最近知った)がなのは隊長を、シグナム副隊長がフェイト隊長を運ぶ。ヴィータ副隊長がミノムシを蹴り、八神部隊長とシャマル医務官がクスクスと笑って搭乗していく。

 私たちフォワードはお腹いっぱいな表情で後に続いた。

 

 

 

 

 

「えっと、今回機動六課はホテルアグスタで管理許可ロストロギアオークションの護衛を請け負うことになりました。ぶっちゃけるとレリックとは関係ないんやけどロストロギア反応に釣られてガジェットが来た時の対応班ってわけやな。副隊長とフォワード陣は周辺警備になる。指揮はシャマルにとってもらうから。

 嘱託のふたりはシャマルの指揮下に置くけど、状況がまずかったら自由に動いてもらうで。

 質問あったら今のうちにな」

 

「ん゛ー! ん゛ん゛ー!?」

 

「あの、さっきから足蹴にされてるのは放置なんですか?」

 

「アルくんがうちをお嫁さんにもらってくれるんなら止めるで」

 

 また戦慄する。この人たちマジで怖い。そしてペースを上げた隊長二人も怖い。

 

「えっと、シャマル先生の足元にあるケースはなんですか?」

 

「ああ、これは三人のお仕事着ですよ」

 

 この仕事、大丈夫なんだろうか?

 




それはそれとして、夏休みは多分執筆しません。
メインPCは持ち運び面倒だしネ?

んで、サブPCはディスクが入れれないと。是非もなし。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。