今回初めて小説を書かせて頂きますが
正直この企画自体が思いつきと勢いです()
一応最後まで書き切るつもりではあるので
拙い文ですが読んで頂けると幸いです。
それではひとまずオープニングです、どうぞ。
「ハァッ…ハァッ…」
この森に逃げこんでからどれだけの時間がたっただろう……。まさか自分が狙われる側になるとは……。
「右も左も分からねぇ…。森に逃げたのは失敗だったか…?」
確かに逃げるには最適な場所だ。視界は狭く、日差しもあまり入らず薄暗い。風が木々を揺らす音で足音も隠せる。だがそれは自分も同じ。追って来るものの位置が分からない。それに自分が今どの辺りにいるのかも既にあやふやだ。それにアイツにだけは接触されてはならない。
「この森で一生過ごす訳にもいかねぇしな…。さっさと撒いて抜け出さねぇと…。」
「いいや。あなたはもう抜け出せない。」
「ッ!?」
そこには今まさに自分を“追っていた”筈の少年が目の前に現れていた。
「バカなッ、いつの間に…!?」
「何を驚いているんだ?僕に“追われて”いるんだから、これは当然でしょ?」
「…逃げても無駄か…。ならもう逃げはしねぇ…。ここで終わりにしてやるよ…。」
相手が何を言ってるかは良く分からなかったが、今まさにこの状況下で目の前にいるのだ。逃げても無駄な事ぐらい分かる。幸い相手は黒い短剣1本。見たこともない武器だが、自分の持つ破刃には遥かに見劣りする。それにここは障害物が多い。得意のスピードも生かし難いだろう。
「戦闘に一か八か賭けるか…。それは愚策と言わざるを得ないな。」
「ほざけ、短剣1本で何が出来るッ!!」
アサシン相手には先手必勝。こういう輩は戦闘に置いては詰め将棋のように相手を着実に消しに来る。ペースに乗せられる前に決めねばならない。
「フンッ!!」
「おっとぉ、やるねぇ。」
先手の一太刀は難なくかわされる。だがそこで止まるほど自分もヤワではない。二撃目、三撃目、と休む暇を与えず攻め続ける。しかしやはりかわされる。
「そんなんじゃ当たらないぞ?」
四撃目を振り抜くが、やはりかわされる。が、振り抜きざま近くにあった木を叩き切る。倒れる木はそのまま少年を巻き込む形で視界を塞いだ。
「しかし、流石にこれじゃ倒せないか…。見失ったな…。」
アサシン相手に姿を見失うのは良くない。嫌でもペースを相手に持っていかれてしまうからだ。
「どこに行きやがった…。」
「こっちだよ。」
「は?」
驚き振り向くと背後に少年が立っていた。意味が分からない。千載一遇のチャンスを棒に振って何をしているんだ。
「お前馬鹿か?それとも俺を馬鹿にしてんのか?」
「強いて言うなら前者かな。」
そう言って少年はあろう事か自らの短剣を足元に落とした。もはや挑発以外に考えられない。一気に頭に血が登る。
「馬鹿にしやがってッ…!!その発言…一生後悔させてやる!!」
そう言って少年に向かって突撃する。かわす素振りすら見せない少年に余計苛立ちを覚え、その頭蓋を叩き斬ろうとした瞬間━━━
一瞬の静寂につつまれた中、確かに響いたその音の発生源、自身の左胸部を“もう1本の”白い短剣が貫いていた。
「ッ…カハッ!?」
殺られた。そう気付いた頃にはもう手遅れだった。いつの間にかアイツの土俵で戦っていたことに驚きを隠しきれない。だんだんと薄れゆく意識の中で最後、少年が呟いた。
上手く聞き取れなかった。しかし、そう呟いた少年の顔は、酷く悲しげな表情だった。
はいオープニングです。
少年とその武器、お分かり頂けましたか?
けっこう物語の始め方としてはベタですかね。
自分がそういう本ばかり読んでいる説はある()
とまぁ、導入はこんな感じで次からは
しっかりと本編を書いていきたいと思います。