守りたいもの   作:ユーガット

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どうも、ユーガットです。
今回からストーリーが進んで行きます。
オープニングに比べて1話は割と
ほのぼの出来たんじゃあ無いでしょうか()
それではさっそく、どうぞ。


迷えるキノ帽
1話「朝ごはん」


 

 

━━━━━薄暗い景色の中、何度も見た光景が浮かび上がる。

「おとうさん?おかあさん?」

声をかけても返事はない。当たり前だ。返事なんて返ってくるはずが無い。分かりきっている。こんなの誰が見たって分かる。なぜなら━━━━━━

 

「おーきろ━━━━━━!!」

 

突然の叫び声に頭が揺れる。寝ぼけ眼を擦りながら声の主を見ると、少し怒っているようだった。

 

「ユーくん寝すぎッ!!待ちくたびれたよー…。」

 

そう言う声の主は相方の「日向(ひなた)」。自分よりも3つ年下の少女だ。

 

「悪いひな…。ちょっと疲れが抜けなくてね。」

「頑張り過ぎはよくないよ?それよりも早く朝ごはん食べようよ!!もう9時になっちゃうよ?」

「そんな時間か…。そう言えば、そろそろ教えようか?料理の仕方とか。」

「えー、ユーくんのご飯美味しいから別にいいよー。」

「なんだそれは…。じゃあ作りますか…。」

 

そう言って二人してキッチンに向かうことにした。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

 

「いただきまーす!!」

「いただきます。」

 

ひなの元気な声に思わず笑みをこぼしそうになる。変わらない毎日。変わったことと言えば寝坊したことくらいか。

 

「やっぱりユーくんのご飯は美味しいね!!」

「それはどーも。」

 

こんなやり取りも毎日のようにしている。そう感傷に浸っていると

 

「そう言えば今日はユーくんどうするの?クエストは昨日終わらせたんだよね?」

「そうだなぁ…。ひとまず次のクエストを見つけないとね。ひなはどうするの?クエストは終わりそう?」

「まだまだだよー。思ったより力仕事で苦労してるんだー。」

「ひなが苦労する力仕事じゃあ力になれなさそうだな…。」

 

ひなは見た目は少女だが、獣人種との混血であり見た目に反して力がある。愛武器の《封神豪ケルトスクエア》を担ぐ姿は、初めて見るものは驚きを隠せないものだ。

 

「なに言ってるの!!ユーくんがいるだけで元気100倍だよ!!」

「ひとまず落ち着け…。ご飯こぼれてるから。」

「へ?ぅああ!?」

 

元気があるのはいいが、なかなか落ち着きが身につかないのも考えものだな…。

 

「あ、今日の新聞読んでないな。」

「じゃあ私取ってくるよ!!」

「あ、おい。少しはじっとしてられないのか…。」

「大丈夫だよこれくらい〜。はい、新聞。」

「まぁいいか、ありがとうな。」

 

そう言ってひなの頭を撫でると「えへへ〜」なんて言いながら微笑んだ。こういうところが憎めないんだよなぁ。人に好かれる所以はこの人懐っこさだろう。

 

「さて、今日は一体どんな情報かな?」

 

そう言って新聞を読むと、王国の政治関連やら何やら色々書いてある。ふと、あるページに目が止まった。

 

【指名手配犯見つかる 森で死体で発見】

 

「これユーくんのクエストだよね?凄いなぁ、新聞に載ってるよ。」

「こんなので載っても嬉しく無いけどな…。」

 

ひなはまだ少女故に純粋だ。僕のしてることの重みに気付いていないんだろう。キラキラと目を輝かせながらこちらを見るひなをみて1人考える。

 

━━━━━アサシン━━━━━━

 

数多くのハンターがいて、多くのジョブがある中で、唯一異質なジョブであるアサシン。他のジョブがモンスターを狩る者に対して、アサシンは人を狩ることが出来る存在。もちろんその対象は重罪を犯した指名手配犯などに限られるのだが…。だが人を狩っていることに違いはなく、一般人からは毛嫌いされることが多いジョブでもある。

 

「でもカッコイイよね!!悪しきものに成敗を下す正義の味方!!って感じがする!!」

「そう言ってくれると助かるよ。」

 

やはり自分はこの少女の純粋な人柄に惹かれているのだろう。出会えて良かったと、何度思ったか分からないことを思いながら、残りの朝ごはんを2人でゆっくりと味わった。

 

 

 





という訳で、主人公ユーガットとその相方の日向でした。今後この二人を中心に書いて行くことになります。
元気な日向と落ち着いたユーガット。
これからの展開に自分自身、期待が高まります!!
何かお気づきの点などあればぜひぜひ。
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