アクセル・ワールド~蒼き閃光Ⅱ~   作:ダブルマジック

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原作7、8、9巻辺り
Acceleration Second10


「すんげぇ1日だった……」

 

 《アーダー・メイデン》の無限EK救出作戦が行われた翌日。

 家に帰ってからはマリアと送ってくれて居座っていたチユリにポコポコと殴られながらに説教を食らい、翌朝には登校して早々に黒雪姫からわざわざ対戦の30分をフルに使っての説教を、ハルユキ達のギャラリー有り──タクムが風邪で欠席していたが──の中でされて、放課後はちょっと頑張って早く来た謡に【UI> 申し訳なかったのです】と謝られるという失態を演じて、ボロボロの精神状態でバイトを始めていた。

 そうなったのも全てがテルヨシのしでかしたことにして当然の報いになるのだが、みんなしてガミガミガミガミ言いすぎでビンタ1発──とちょっとのバカ連呼──で終わったサアヤが一番優しい怒り方だったなんてことが起ころうとは夢にも思わなかった。

 

 そんなこんなでバイトはキッチリとこなしながらも、今日のバイト終わりにはサアヤが立案する《無限かもしれないEK脱出作戦》が行われるので、その進行具合をイートインコーナーでくつろぐサアヤともう1人のセーラー服を着た女子高生を見ながらに確認する。

 サアヤと一緒にいる女子高生はすでに何度か来店歴があるので、テルヨシも顔と名前くらいは普通に知っている。

 名前は馬場園由梨(ババゾノユリ)

 超を付けてもいいほどに美人で大人びておしとやかな印象を持ちながら、長い黒髪を左右2つに分けてお下げにしていて、まだ可愛さを残しているのがまた憎い。

 性格も凄く穏やかで礼儀正しくて、のんびりとした口調は癒しそのもの。

 何よりもあのパドをも凌ぐ豊満な胸は、店の女性客でも1度は凝視してしまうような代物。男ならよだれが垂れる。

 これを高校1年生。まだ16歳──誕生日的にはまだ15歳らしいが──で持つのは胸囲的……いや、驚異的と言えよう。

 そんなユリといつの間に仲良くなったのかと思いつつも、なんか楽しそうにしてるから作戦とか絶対に考えてないっぽいサアヤにジト目を向けつつ接客をしていると、それに気づいたサアヤが「わかってるっての」みたいな態度で楽しそうな会話を中断してユリと何やら別の話題で会話をする。

 少しして周りの客がテルヨシを呼ぶ声を出さなくなったタイミングでサアヤがテルヨシを呼び寄せて追加の注文がてら内緒話をしてきて、ユリの注文を聞きつつそれに耳を傾ける。

 

「んで、あのあと2人がどうなったか聞いたの?」

 

「2人? ああ、詳しい話はしてくれなかったけど、2人とも中で無限EKとかにはなってないみたい」

 

 ずいぶん端折って質問してきたから最初はピンと来なかったテルヨシだが、小声でする話なら加速世界のことだろうと思い、すぐに昨日の作戦でのハルユキと謡のことだとわかり、今日の説教ついでに黒雪姫がちょっとだけ話してくれたことをさらに端折って伝える。

 説教しながらだったからか、もう作戦には参加させない意思を示すように、帝城内で何かあったらしいハルユキと謡の詳しい話も、今後の作戦の話も本当にしてくれなかった黒雪姫は、とにかく2人が切断セーフティーでまだ帝城内にいながら無事であることだけ教えてくれた。

 それを考えると端折るも何もなかったが、それを聞いたサアヤは「ならいいわ」と軽い感じで流して注文を述べて、今度は今夜の作戦の話に入る。

 

「今日はイーターもれんこ……同行させるから、私はバイト終わりまで待ってあげられないから」

 

「じゃあどうすんの?」

 

「アンタにはユリを付ける。2人きりだからってあの凶悪な胸を触ったりしたら速攻で別れるからね」

 

「……えっ?」

 

 というかユリがいるのに小声とはいえこんな話をしても大丈夫だろうか。

 と思わなくもなかったテルヨシがどう切り出そうかと迷った瞬間、なんか衝撃的なことをサアヤが言うから、つい隣のユリに顔を向けると、そのユリは話がガッツリ聞こえていたのか、ニコッと笑顔を作り胸元で小さく手を振ってみせる。

 

「……どなたですか?」

 

「こほんっ。はて、誰じゃろうな?」

 

 話に理解があるということは、つまりユリもバーストリンカーであることは間違いないのだが、生憎と何度か会っていてもその性格と一致する人物がパッと浮かばなく、自分の知らないバーストリンカーかと思って問いかけてしまった。

 するとまだわからないのかといった雰囲気で笑ってから、小さく咳払いをして急にコッテコテのおばあちゃん口調をしたユリでようやく誰か理解して驚きの声をあげるのを寸でのところで止める。

 

「バーちゃん、か」

 

「ご名答」

 

 そんなコテコテのおばあちゃん口調を使うバーストリンカーは1人しか知らないので、目の前のユリが《サンセット・ボンバー》であることを確信し、すぐに元の口調に戻ったユリは話の主導権をサアヤに移して紅茶に口をつける。

 

「そういうわけだからバイト終わったらユリの指示に従いなさい」

 

「くっそぅ。あそこまで作ったキャラだとマジで見抜けん……」

 

「……話を聞きなさいよ」

 

 ユリの正体がわかったので話は理解できたテルヨシだったが、サアヤの話を聞きつつも何度も会っていながらユリがバーちゃんであることに気づくことすらできなかった事実に衝撃を受けてブツブツ言ってたら、ツッコまれながらその頭を軽くチョップされてしまったのだった。

 

 バイト後。帰宅の準備を終えてから、昨夜のようにユリを店に招き入れて、物凄いジト目を向けられたパドから再びプライベートルームを借りて、そこにユリと2人で入って隣り合ってソファーに座る。

 

「サアヤからはあまり詳しい事情は聞いてないのだけど、とにかくスザクのテリトリーでテル君が死んじゃったんだよね」

 

「まぁ色々あって不甲斐ない結果に」

 

「ふふっ。テル君がそんなことするってことは、そこに困ってる女の子でもいたのかな」

 

「オレの動機がいつも女性関連とは限らないのではないでしょうか」

 

「わかるよ。だってテル君は自分の目標には一直線でも、意外と堅実なところあるから、無茶するのは女の子絡み。何年見てきてると思ってるの?」

 

 まだ作戦の時間までは余裕があったので、時間潰しがてらユリから会話を切り出してきて、初めてユリと2人きりで密閉空間にいるというなんとも言えないいけない空気に珍しく緊張したテルヨシは、なんとなくその話し方にも緊張が出てしまい、それを笑いつつ話すユリは、ようやく互いにバーストリンカーであることを認識したリアルでの会話に嬉しそうな感じがあった。

 

「それはそれとして、今回のこれに参加してくれるのはやっぱりサアヤに強引に?」

 

「話を貰ったのは一方的ではあったけど、参加を決めたのは頼まれたからとかじゃないのよ」

 

 作戦前なのになんとなく緊張感が欠如してるユリには締まりがないが、サアヤ達が主導で行う作戦に文句を言えないので、それとなく話を本筋にしてユリの参加が強引なものだったのではと勘ぐるが、そうではなく自らの意思で参加したと返したユリ。

 何かそうさせる出来事でもあったかなと記憶を掘り起こす手前までいったテルヨシだが、その前にユリが自分の胸に手を当てて口を開く。

 

「だって私はまだ、テル君に恩を返せていないんですもの」

 

「……恩? なんかありましたっけ?」

 

「テル君にとっては当然のことをしたって意識だろうけど、私にとってはバーストリンカーとしていられたかどうかの大事なことだった。だから今回の件はその恩を返すためのもの」

 

「えーっと……そんな大事なことって、あれですか?」

 

「そう。《チェリー・ルーク》の鎧の件。あの時はちゃんと面と向かってお礼を言おうと思ったの。でも、直前でやっぱり恥ずかしくなっちゃって出来なくて……それがずっと心残りだった」

 

 その口から出た恩とやらに始めは心当たりがなかったが、聞けばチェリーの件であることにすぐ思い至る。

 しかしあれは後日。テルヨシが作ったケーキを1品ずつ購入するといった太っ腹な恩返しをされたので、テルヨシ的にはもう終わった話だったのだが、ユリは加速世界での恩は加速世界で返そうというプライドがあったようで、今回がそのチャンスだと思ったのだそう。

 

「だから改めて言わせて。あの時は私とチェリー。ユニコちゃんを救ってくれてありがとう。この恩はこれから全力で返すからね」

 

「うっ……くぅ……」

 

 だからその時に出来なかったこともしたいと思ったのか、真正面から精一杯の気持ちを込めて言われたお礼があまりにストレートすぎて、恥ずかしくなって言葉が出なくなる。

 そんな珍しいテルヨシの姿が面白かったのか、クスクスと笑ったユリは、ずっと胸につっかえていたものが取れたようにスッキリとした表情へと変わると、すぐに頭を切り替えてテーブルに備え付けられたケーブルを引っ張り出してニューロリンカーと有線接続させる。

 

「そろそろ時間だから準備して。今回の作戦では最小のバーストポイント消費でテル君を脱出させたいから、タイミングだけはキッチリね」

 

「う、うす。切り替え早ぇ……」

 

 そうして普段ののんびり具合さえ嘘のようにテキパキと動くユリに促されてテルヨシもケーブルをニューロリンカーと繋げて切断セーフティーの設定。

 バイト終わりのサアヤから来たメールによると、今回の作戦は目茶苦茶シビアなタイミングで行われるので、テルヨシの出現に1秒の誤差も許されない。

 そのため、まずはサアヤ達が先行して加速し南門まで移動。それが終わっただろうタイミングでテルヨシが加速してスザクに瞬殺される。

 これによってテルヨシの死亡を見届けたサアヤ達がタイムカウントを正確にでき、蘇生のタイミングがハッキリとわかるといった流れ。

 次の蘇生時にサアヤ達がスザクへと攻撃を仕掛けて怯ませ、そのわずかな時間で蘇生したテルヨシが全力で離脱。

 作戦としてはこんなところだが、サアヤ達がどうやって攻撃するかは聞いてないテルヨシは、なんとなく予想がつきつつも怖いからあえて口にせずにその時を待つ。

 

「いいねテル君。私が加速した4秒後に続いて」

 

「了解でっす」

 

「あと、加速してる時にイタズラしちゃダメだよ?」

 

「それはサアヤにもミャアにもタコ殴りにされるので神に誓ってしません。というかマナーですし」

 

 いよいよその時間が迫って、子供に言い聞かせるように確認したユリの過保護っぽい性格に苦笑しつつ、冗談なのか本気なのかわからないことを言って頬を赤らめたユリにはちょっと困ってしまう。

 それでなんかパドのトゲがいつもより痛かった理由がわかった気がしないでもないが、そこまで節操ないキャラのイメージありますかね? と思わなくもない。

 大変に失礼な話だが、他人に植えついたイメージというのはなかなか払拭されてはくれないから、これから誠実に生きていこう──そもそもやましいことなどした覚えすらないのだが──と心に誓いつつ、時間となって加速したユリの4秒後にテルヨシも続けて加速し、まずはスザクに豪快に焼き殺されにいったのだった。

 

 案の定、出現から1歩だけ前に進む余裕はあったものの、テルヨシの出現を感知してるのか、完全に出現した時にはもう、スザクも出現を終えてその口から放射された火炎ブレスが容赦なく襲いかかってきて即死。

 だが予定通り、南門の大橋の入り口にサアヤ達の姿があったので、次の蘇生時に渾身の全力ダッシュをすればいいのだと考えながら、刻み始めた蘇生へのタイムカウントをじっと見て集中力を高めていく。

 

 その間にサアヤ達が何をしているのか視界からは全く見えなかったものの、サアヤが連行……ではなく、同行させてきた《アイス・イーター》とユリを参加させたということは、おそらくはそういうこと。

 ユリのデュエルアバター、サンセット・ボンバーには、規格外とも呼べる破壊的威力の必殺技《デンジャラス・タイマーボム》があり、必殺技ゲージを200%も消費するので最短でも2度のチャージが必要な面倒臭さを持つ。

 しかしイーターが持つアビリティ《フリーザー・アイス》はその必殺技ゲージを一瞬でフルチャージする超絶便利な代物で、それによってチャージ時間を劇的に短縮できるというわけだ。

 もちろん、フリーザー・アイスを食べたあとは1分間の思考停止による拘束はあるが、そこはサアヤがフォローしてあげればいいだけ。

 そうやって時間の許す限りデンジャラス・タイマーボムを生成することで、この世のものとは思えない核爆弾でも投下したような途方もない威力のデンジャラス・タイマーボム祭りをこの南門でやろうとしている。かもしれないのだ。

 これが自分の蘇生する数秒前に炸裂すると考えると、たとえ浮遊霊状態とはいえ失禁もあり得そうでマジ怖いのだが、そうしてテルヨシがマジでびびるレベルの攻撃なら、さしものスザクといえども反撃は容易ではないだろうと思いたい。

 

 というかこれは今後の帝城攻略に使えるのではなかろうかと考えたりもしたが、すぐに冷静になって考えると、爆発は味方も即死レベルで、その爆発範囲も直径500m。大橋の最奥に投げ入れても橋の半分が爆発の範囲になってしまうので、とてもじゃないが畳み掛けるような追撃は不可能だし、ファーストアタックとしてはちょっと得策ではなさそう。

 さらに冷静に考えれば、それをユリ本人が気づかないわけもなく、絶対に昔に《四神》全部にデンジャラス・タイマーボムは投げてみているはず。

 その結果、多少でも怯んだからサアヤも作戦の根幹に組み込んだかもしれないことに今さらながらに気づいて空笑い。

 

 考えるくらいのことしかできないとテルヨシは無駄に色々と考えてしまうのが今さらながらに判明し、普段の集中力のなさが露見したところで蘇生する1分前となり、さすがにもう思考してる時間は勿体ないので集中を別の方向に切り替えて、可能ならと心意を使う精神統一もしておく。

 そしてテルヨシが蘇生する10秒前にサアヤ達が大橋に足を踏み入れたのか、祭壇からスザクが出現し、侵入者を屠らんと前進を始める。

 

「《ブラスト・ゲイル》!!」

 

 それを確認するかしないかのタイミングでサアヤが高々と必殺技発声をして、浮遊霊状態のテルヨシの上を横倒しの竜巻が通り過ぎ、その竜巻に巻き込まれながら飛ばされるデンジャラス・タイマーボムの姿も確認。

 だがその量たるや、本当に時間が許す限り作り続けて、ユリの手にストックできる限界まで作ったぞといった量で、それが通り過ぎた直後。

 スザクが前進してくる方向から鼓膜を破らんほどの轟音が間隔などほぼなく同時に炸裂し、その余波がサアヤ達の方向へと突き抜けて、テルヨシのいる地点は爆発の煙で視界ゼロになる。

 ──あれ、この状態で走らなきゃならないのオレ……

 と思う暇もなく蘇生時間を経たテルヨシは黒煙で全く見えない大橋の上に降り立って、怒り狂うようなスザクの咆哮がした逆方向へと黒煙を突っ切るように走り出す。

 余計なことも一切考えずに一心不乱に全力疾走したテルヨシは、ようやく抜けた黒煙から見えた景色の先にサアヤ達の姿を発見。その距離はあと100mあるかないか。

 

「早くしなさい!! 来てる来てる!!」

 

「振り返るなテイル!!」

 

「ぎゃああぁぁああ!! デイルざあぁぁああん!!」

 

 そこまで来ると3人の叫びが聞こえてきて、その声で反射的に振り返りそうになったが、振り返らずともわかる圧倒的なプレッシャーがどんどん近づいてくるのが背中越しに伝わってきて、振り返ったが最後、スザクの猛追にびびって腰が砕けるだろうと確信。

 もう全力で走るしかないと覚悟したテルヨシは、残り80mほどになったところで心意技《閃光の幻影》を発動しスザクを引き離す加速をしてみせたが、スザクも逃がさんとばかりに火炎ブレスを飛ばしてきたようで、背中にチリチリ……メラメラと熱さが伝わってきた。

 

「ふんぬらぁぁぁああああ!!」

 

 閃光の幻影よりも早く迫るらしい火炎ブレスが恐ろしいが、もうあと10メートルになったところで渾身のヘッドスライディングを繰り出したテルヨシは、スザクの火炎ブレスから逃げるように退避していた3人を余裕で抜き去って盛大に地面を転がり、およそ50mも転がってようやく仰向けで止まる。

 

 逆さまの視界で自分が転がってきた方向を見たテルヨシは、火炎ブレスが消滅して、その先にいたスザクが悔しそうに後退して炎となって消えていくのが見え、大橋を抜けて倒れてることを認識。

 次に自分へと走り寄ってきたサアヤとユリとイーターに目をやりながら体を起こして、感動で抱きついてきそうなサアヤを迎え入れるために両手を広げた。

 

「心配させんじゃないわよバカ!!」

 

 が、そんな感動は一切感じさせない全力疾走からの飛び蹴りが炸裂し、それを迎え入れてしまったがためにまたも地面を転がる羽目になってしまった。

 とまぁそんなツンデレが炸裂したところで改めてホッと胸を撫で下ろしたテルヨシは、どうにかスザクのEKから脱出させてくれた3人に土下座しながらお礼を言う。

 

「マジありがとうございました! オレの身勝手でなったEKなのに、こうして助けてくれたのは感謝しかありません!」

 

「本当よね。今後またこんなことがあっても助けないかもしれないから」

 

「そうは言ってもなんだかんだで助けてしまうのがお主であろうに」

 

「ガスト姉はツンデレさんだから仕方ないです」

 

「わかったような口を利くのはどこのどいつだい?」

 

「ガストが照れておるぞー。逃げろー」

 

「バーちゃんさん早い! ぎゃー!」

 

 自分の落ち度による事態だったのに、こうして力を貸してくれたサアヤ達の優しさは泣きそうなほど嬉しかったが、その感動を打ち消すようなコントを披露し始めた3人に、珍しく真面目にやったのにー! と思いながらも、らしくさせようとしてくれたのだと感じてすぐにその騒ぎに加わって、しばらく無駄にじゃれあってから離脱ポイントを潜って現実世界へと戻っていった。

 

 現実世界に意識が戻ってからテルヨシがまず見たのは、隣にいたユリで、ユリもケーブルを外しつつテルヨシと目を合わせてから、急に優しく抱きついて、その耳元でささやいてくる。

 

「テル君が無事で良かった」

 

「……ありがとうございます……だけどこれは……」

 

 不意のことに感謝の言葉をなんとか捻り出しはしたものの、それ以上にユリが抱きついたことで押し当てられるその豊満な胸の感触が理性を飛ばそうとしてきて、離れてほしいようなほしくないような葛藤が繰り広げられる。

 しかしその葛藤も店を閉める関係で待っていたパドが扉を開けて入ってきたことで終わりを告げ、それを見たパドは虫でも見るような冷たい目でテルヨシを見てからボイスコールして「Hi、サアヤ」と言うもんだから、パドに気づいてなかったユリを引き剥がしてジャンピング土下座を披露するのだった。

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