テルヨシの見える範囲でISSキットの脅威は今のところないバトロワ祭りも、序盤の大乱戦を終えて参加者の半分以上が脱落した中盤。
各地で勝ち残ったバーストリンカーが次の相手を求めて少人数で戦う局地戦へと移行しただろうタイミング。
テルヨシも例に漏れず1人のバーストリンカーとの戦いに身を投じていたが、初めて戦うレベル1の《ウルフラム・サーベラス》の驚異的な実力に戦慄していた。
「ウルフラムってのが何かよくわからなかったが、メタルカラーなのか」
そのサーベラスとの攻防ではレベル差も相まって完全に勝ち越してはいたのだが、想像以上の反応速度と防御力で未だに目の前にいることがそもそも凄い。
さらにほぼ一方的な攻撃を加えたはずのテルヨシが、サーベラスの装甲に多少ではあっても『反動ダメージ』判定を受けてそのHPゲージを減らしたのは、それだけサーベラスの装甲が硬いことを意味している。
そして数多くの対戦を経験したからこそわかる衝突の際の感触。
サーベラスの装甲は通常のカラーサークルにおいて硬いとされる緑系統のそれとは違う硬質さがあって、テルヨシが今までにこれと限りなく近いと思った感触は《アイアン・パウンド》を殴った時のそれだ。
「英語での名前は浸透率が良くないですからね。僕も初めは戸惑って検索しました。テイルさんにもこう言えばわかると思います。僕のデュエルアバターは、スウェーデン語名やギリシア語名を用いるとこう読みます。《タングステン・ケルベロス》」
そうしてテルヨシがサーベラスの色に関する部分の正体を見破ったことに敬意でも称したのか、意気揚々と自分のデュエルアバター名を言い換えてくれたサーベラス。
テルヨシもそうやって言い換えられれば通りが良くなって納得し、同時にタングステンの特徴についてもなんとなくで思い浮かべる。
博識でもないので詳しくは調べ直しになるだろうが、戦車の装甲や切削ドリルなどに用いられたりしているはずなので、その身で体験したように超硬度と呼べるほどには硬い金属。
加えて下の名前のサーベラス。ケルベロスもよく聞く名前で、神話などで3つ首の番犬として出てくる空想上の生き物。
いったいどの辺がケルベロス要素を持つのかは不明だが、アビリティなどに関係するなら少なくとも3種類はあると考えて良さそうなので、そこは注意しておこうと記憶の片隅に置いておく。
「タングステンか。こりゃダイヤモンドでも持ってこないと対抗できないかな」
「ご冗談を。そのような声色にはとても聞こえませんが」
残りHPゲージは2割程度しかない状況でも礼儀正しさを失ったり特攻をしてこないサーベラスのレベル1にあるまじき振る舞いには依然として勝ちにきている節が見えて好感が持て、最後の最後まで諦めないガッツは見習うべきところがあるほど。
だからこそテルヨシも油断は一切せずに張り詰めた緊張を解すようなことを言って適度な緊張感へと戻すと、たとえ一撃でもレベル1からもらってたまるかと勝負を決めに突貫。
サーベラスの反応速度はハルユキに勝るとも劣らないし、自分のデュエルアバターをかなり理解していることも考慮してレベル8がやるべきではないが、最速からの飛び蹴り、ドロップキック、かかと落としの3つの動作フェイントを混じえて放った本命の一撃は、かかと落としをする逆の足による顎を狙った撃ち上げ。
その動作フェイントによって防御、踏ん張り、ガードを上げるといった動作を誘発させて完全に顎が空いたところへの威力はお察しながらもクリーンヒットのタイミング。
普通なら残りHPゲージを吹き飛ばせるだけの攻撃になるはずだったが、ガードを上げた瞬間に見えたサーベラスのフェイスマスクが、その上下の牙を思わせる部分がガッチリと噛み合って閉じてしまっていたのだ。
それを見た瞬間。或いは見るよりも本能的な何かで当たりかけていた顎への一撃をキャンセルして、わずかに手前に引いて爪先が掠める軌道でサーベラスの顎へと命中した攻撃は攻撃力などほとんどなかったが、当たった瞬間に爪先からタンスの角に小指をぶつけたかのような電撃にも似た衝撃が走って思わず後退。
──硬い。
先ほどまでも確かに硬い装甲だったのだが、フェイスマスクが閉じた今の状態の硬さは比べるのも馬鹿げてるほどには硬い。
しかしサーベラスはあの硬さを得るのに必殺技の発声をしなかった。
それでもフェイスマスクが閉じるという目に見える変化をしたことから、あれがサーベラスに備わった何らかのアビリティであることが予想できた。
「……確かめるしか、ないか」
未だに鈍く残る爪先の痺れと、仮にも攻撃を当てながら1ドットも削れなかったサーベラスのHPゲージを見て、あのアビリティの性能とやらが気になったテルヨシは、さっきは本能的に逃げたところを今度は真っ向から撃ち込んでみるために再び全速からの右回し蹴りを叩き込んでみせる。
──ガギィィイイイイン!
単調な攻撃だったにも関わらずに避ける動作すらしなかったサーベラスに戦慄する暇もなく撃ち込まれたテルヨシの右足は、サーベラスの下がっていた右腕へとクリーンヒットしたのだが、弾かれたのは攻撃を仕掛けたテルヨシの方。
まるで破壊不可能なオブジェクトに当てたような、無情とも言えるほどの硬さに弾かれてテルヨシのHPゲージがガリッと1割は削れてしまい、そのショックによる硬直の隙を突かれて即座に動いたサーベラスは、鋭い拳を顔面へと叩き込んでガリッとまた1割ほども削ってくる。
この拳もとにかく硬く、理不尽なまでのその硬度は尋常ではないと逃げるように下がったテルヨシは、サーベラスのフェイスマスクが依然として閉じられているのを確認してそのアビリティの正体をおぼろげに見破る。
「物理攻撃への絶対的な耐性ってところか……」
その証拠に回し蹴りを直撃したにも関わらずサーベラスのHPゲージは1ドットも削れずに未だ2割を残して輝いていて、テルヨシの攻撃が通ってすらいなかったことがわかる。
しかしそれほどの性能なら、おそらくサーベラスのポテンシャルのほとんどがあのアビリティに注がれている可能性は高い。
ケルベロスの部分の特性はまだ不明だが、レベル1のデュエルアバターにそこまでのポテンシャルの幅はないはずなので、ケルベロスの部分はまだ弱いのだと仮定し、今は物理耐性アビリティの攻略に思考を使う。
メタルカラーであることから、物理攻撃に対しては鉄壁に近いはずで、おそらく炎熱属性への耐性もそれなりに高いのは融点などからも予測できる。
「だとしたら……」
レディオのような間接攻撃やユニコの主砲による超高熱のレーザーなどはさすがに通るだろうが、そんな攻撃をテルヨシは持ち合わせていないし、今ある武器で最大限の力を振るって戦うのもバーストリンカーの実力。
だが今のテルヨシの攻撃手段は《インフェルノ・ステップ》の炎熱属性を除けば、ほぼ全てが打撃属性。
絶望具合はかつての《アクア・カレント》の完封を思い出させるものの、テルヨシとてあれから約2年を経て、カレントが足りないと言っていた経験値をたっぷりと蓄えたのだ。
そこから導き出されるテルヨシの攻略法が全くないなんてことがあってはならない。
未だに固く閉じられるフェイスマスクのサーベラスは、口まで固くなるのか無言のままに今度は迎撃ではなく自ら果敢に攻め込んできて、物理耐性アビリティを発動したままでの攻撃はそのまま攻撃力にもなるのは間違いない。
壊せない壁が迫ってくるような圧迫感を感じながらテルヨシは、そうした例えを内心でしたところでふと閃き、それを実行しようと迎撃に動く。
超硬のサーベラスは自分の硬さに絶対の自信を持って鋭い拳を放ってきて、これをテイル・ウィップを支えにして体を持ち上げて躱し、突き出されたその拳の上にトンッ、と着地。
依然としてテイル・ウィップに体重をほぼ預けていたので、サーベラスには乗られたという感覚は薄かっただろうが、そこからさらにテイル・ウィップをバネに使って、サーベラスの腕を踏み切り台にして跳躍したテルヨシは、サーベラスを飛び越える月面宙返りを決めながら、テイル・ウィップをサーベラスの顔面を覆うように巻きつけて視界を奪い取り背後に着地。
当然サーベラスも直前の動きからテルヨシが背後にいるのはわかってて、見えないながら即座に振り返って回し蹴りを放ってくる。
「《インパクト・ジャンプ》」
その攻撃が放たれるよりも早く必殺技発声をして跳んだテルヨシは、真上へと跳ぶことでサーベラスの回し蹴りを回避しつつ、サーベラスごと40m上空へと到達。
視界を奪われたサーベラスは唐突な浮遊感に疑問を持っただろうが、それも狙っていたテルヨシはジャンプしたタイミングでその体を縦回転させて、ジャンプの到達点に来たところでさらに上空へとテイル・ウィップを豪快に振るう動作を完了させていた。
「どっせぇぇぇえええい!!」
当然、そのテイル・ウィップに巻きついているサーベラスは、全力で振るったと同時に解放されればテルヨシよりさらに上へと放り投げられてしまい、60mは到達するだろう高所から自由落下することになる。
しかしサーベラスはそんなテルヨシの期待を裏切って、テイル・ウィップから放り出される前にそのテイル・ウィップを握り締めて振り払われるのを阻止。
もはや戦いに対する本能がずば抜けてるとしか思えないサーベラスの勘の良さは、今日一番の驚きを見せたが、テルヨシもテルヨシでそれすら『可能性の1つ』として頭の片隅に置いていた。
だからこそテルヨシはサーベラスを投げ出したのと同時にテイル・ウィップをアイテムストレージへと戻すという超絶シビアなタイミングを問われる駆け引きを実行して、サーベラスの踏ん張りを阻止。
忽然と消えたテイル・ウィップを掴もうとしたサーベラスの手は空を切り、しかし放り投げる力にはしっかりと巻き込まれてさらなる上空へと投げ出されたサーベラスを下から見ながら落下を始めたテルヨシは、ここからさらなるシビアなタイミングに緊張しながら、すぐ迫ってきた鋼鉄の地面とその周辺を観察。
テルヨシの高所落下によるリカバリーを可能にしているのは、言わずもがな頭から伸びるテイル・ウィップだ。
しかしそれを今アイテムストレージへと仕舞ってしまったため、再びそこから取り出して装備するには若干のインターバル。すなわちクールタイムが存在するので、この落下までには間に合わない。
ならばどうやって落下ダメージを回避できるか。
地面までもう10mもない距離からテルヨシは、その体の正面を下に向けて、地面まで2mと来た激突の瞬間。
「インパクト・ジャンプ!」
そこからまたインパクト・ジャンプでの跳躍をする。
アビリティ《インスタント・ステップ》を使ったほぼ直角の跳躍は、90度近い角度でテルヨシを縦から横へと移動させて、ほぼ地面と平行で40mを跳ぶと、その時には自分がどうなってるかも計算して体勢を整えていたテルヨシは、しっかりと両足を地面に向けてズザザザザザザァァァアア!
激しい火花を上げながら20mほどを滑るようにして地面へと着地して、ノーダメージとはいかないまでも、足裏がちょっと削れる程度のダメージに抑えて高所からのリカバリーに成功する。
「……ふぅ。あっつ!」
地面が鋼鉄なこともあって摩擦熱が凄く、着地の安堵よりも足裏の熱を逃がすようにピョコピョコするのが優先され、それをやめる頃には遅れて落ちてきたサーベラスが見えてその様子を見ながら落下地点へと走り出す。
驚異的なサーベラスの物理耐性アビリティではあるが、このフィールドにはそれと同様の『破壊不可能』な属性を持つものが存在する。
──ガァァアアアアン!!
その破壊不可能な地面と激突すればどうなるか。それはテルヨシにも五分五分ではあったが、おそらくは為す術なく地面に落下したサーベラスは、鐘でも打ちつけたような激突音を上げて沈黙。
距離が離れてしまったことで別のバーストリンカーが視界上に表示されてしまっていたが、落下地点に近づくことでそれは確認できることと構わずに走っていく。
が、その落下地点に到達しても視界上の表示は変わることなく、落下してきたはずのサーベラスの姿もない。
あの高所からの落下からノーダメージだったとしても、多少なりと意識は朦朧としそうなものなので移動する時間はなかったはず。
そこから導き出される結論は、サーベラスのHPゲージの全損しかない。
さすがに破壊不可能な地面との衝突ではダメージが通ったサーベラスだが、物理耐性アビリティなんてそれだけで近接殺しすぎるだろと思いつつ、おそらく物言えぬ幽霊状態になってるであろうサーベラスに健闘を称えて言葉をかけておく。
「お前は強いよサーベラス。これからレベルが上がってポテンシャルが上がれば、オレでも簡単に負けちまうくらいには強い。だけどよ、その次は負けない。そういう気持ちさえありゃ、お前とは良いライバルでいられると思う。またいつでも挑んでこい。オレは来る者は拒まないからな」
これでもうフィールドを出ていたら恥ずかしくて顔を覆いたくなるが、たぶんまだいてくれてると信じてそうした言葉で締め、まだ続いているバトロワ祭りへとその意識を再び集中させて、残りの参加者を倒すためにフィールドを駆けていった。
結果として今回のバトロワ祭りは大幅プラスの成果となり、レベル8のプレッシャーにもいくらか慣れた気がしないでもない。
開始からずっとテルヨシについてフィールドを回っていたサアヤも「まぁ頑張ったんじゃない?」とご好評をいただき、詳しくは移動してからにしようとまずはサアヤが贔屓にしててマリアとも待ち合わせをしている喫茶店へと足を伸ばす。
中野駅の南口から少し南下した先にあった喫茶店『せせらぎ』は、建物自体はかなり新しくて外装は焦げ茶色の木目調の洋式建築。建材は木ではないが。
内装は焦げ茶色の木造のテーブルや椅子がいくつもあり、明るすぎない照明が良い感じにそれらを照らして落ち着いた印象を与えてくる。
「マスター、いつもの席は?」
そのちょっと大人な雰囲気も漂う喫茶せせらぎに何のためらいもなく我が物顔で入っていったサアヤに続いて店に入ったテルヨシは、完全なる常連を確信する『いつもの』をあご髭がダンディーなマスターに尋ねたサアヤに笑みがこぼれる。
今は客足もほとんどなく、マスターも「見ればわかるだろ」とそのいつもの席とやらの方を見て苦笑し、空いてるとわかったサアヤは挨拶ついでにこれもいつものを注文してからテルヨシの手を引いて店の端のテーブル席へと向かい合って腰を下ろす。
「ここは雰囲気的に私達くらいの歳の子はほとんど来ないから、小声くらいでなら直結なしで話せるわ」
「確かに外装からして大人が好みそうな雰囲気だったけど、ここに入ろうと思ったサアヤのきっかけが気になる」
「店自体が5年くらい前に開店したばかりで、その時にここならくつろぎながら対戦できそうって思ってね。それから中野で腰を下ろす時は家かここになったのよ。ずっと家からだとリアル割れの可能性も上がるから、カモフラージュでもあったり」
年相応とは言えない大人な雰囲気がいまいち落ち着かないものの、サアヤもその自覚はあったのか、その辺での安全性を口にしてくつろぐ。
この店の常連になった理由もそこにあるようだが、小中学生が頻繁に来るにはお小遣い的に無理がありそうと思わなくもない。
そうした疑問を抱きながら改めて店内を観察してみると、今はグローバル接続をしていないのもあるかもしれないが、なんというか凄くアナログな気配がする。
今やほとんどの飲食店はメニューやら何やらをARに搭載しているし、そういうところは例に漏れずに専用のローカルネットを持っている。
だから入店と同時にネットへの接続申請でも飛んできそうなものだったが、それもなく席に着いているし、メニューもテーブルの脇に実物が置いてある。
「気づいた? この店、ネット環境なしの完全ローカルなの。宣伝も全然してないし、なんか古臭いから経営も赤字スレスレって感じ」
「古臭くて悪かったわね」
自分とは違って落ち着きのないテルヨシをニヤニヤしながらに見ていたサアヤは、さすがの観察力を持つテルヨシを察して大変に失礼なことを笑顔で言うが、お冷やを出しに来た女性店員さんに丸聞こえでツッコまれてしまっていた。
しかしそれも挨拶代わりなのか、すぐに謝罪から仲良さそうに話を始めたサアヤは、なんだか早く紹介してといった雰囲気の女性店員に急かされて恥じらいながらテルヨシを紹介。
「えっと……これはその……私の、彼氏? みたいな? 感じ?」
「何で曖昧な存在にするんすか」
「サアヤちゃんはシャイだからねぇ。お名前は?」
「皇照良です。可愛くテル君でいいですよ」
「うっざ」
30代半ばかなといったくらいの年齢の女性店員は、そうしたサアヤの性格をよく知るほどには付き合いが長そうで、テルヨシのノリにも笑顔で対応してくれる。
その間に自慢の観察眼で見てみると、エプロンの胸元に『
しかしさすが女性なので、我が子のように思ってたらしいサアヤが彼氏を連れて来店してきたことでテンションが高い流川さん。
小声ではあったがサアヤにキスはしたのかだのと矢継ぎ早に尋ねてはその反応を楽しむ姿は面白く、テルヨシにもニヤニヤと見られて恥ずかしさ全開になったサアヤは、追い返すようにして流川さんを退かしてテルヨシの足をノールックで踏んでくる。
それはさすがに理不尽だという視線をくれてやりつつも、なんだかんだで嬉しそうにするサアヤが可愛かったので許してやりつつ、マリアの到着を待つ間にもう少しこの店についてを教えてもらう。
「見た感じ、この店はマスターと流川さんだけでやってるんだな」
「元々この店自体が2人の趣味なのよ。マスターが株に詳しくて大損しない限りは安泰らしいし、流川さんも本職は別にあって、隔日で営業してるくらいにはテキトー。だから赤字だろうとあんまり構わないってわけ。慈善事業みたいなものよ」
「2人のってことは、マスターと流川さんは結婚してる?」
「子供もいるわよ。ネームプレートが違うのは、単純にどっちも細川だと面倒臭いから、流川さんが旧姓を使ってるの」
なるほどなぁ。と思うサアヤの説明に2人の趣味の使い方がリッチな感じで素直に凄いとも思う。
それでも本人達は赤字はやっぱり嫌なのか、サアヤの注文したドリンクと一緒に本音を置いていった流川さんは、宣伝してほしいのかなといった言葉を残していくのだが、サアヤ曰くそうではないのだと言う。
その理由はメニューにあるとサアヤに促されて脇にあったメニューを取り出して見てみると、何事もない喫茶店らしいドリンクやセットメニューが写真付きで載っているが、なんかメニューの右下の注意タグに「18歳以下の方は一部メニューが半額」と書かれているのが見える。
「ああ……だからサアヤが常連になれたのね」
「ドリンク1杯60円なり!」