パドにも似た流線型の真っ赤な装甲と女性らしい曲線のフォルム。
160cm程度の身長にしなやかそうな四肢。
頭にはテンガロンハットを思わせる造形の装甲があり、能面タイプのフェイスからは全てのものを敵と見なしたように紺碧の
「……ルールー! どうして君がここに……!?」
《マゼンタ・シザー》が率いる《ISSキット》装着者の集団との戦闘が始まってすぐ。
そこに割り込みをかけるように盛大に必殺技をぶっ放して登場した《五芒星》の1人、《ボッシュ・ルーレット》は、テルヨシ達が戦う公園を一望できる建物オブジェクトの屋上を陣取って立つ。
完全なる遠隔型のルーレットにあそこに陣取られると相当に厄介なのだが、何故ここにいるのかという疑問が先行し敵と判断ができずにいたテルヨシが対話を試みようとした瞬間。
必殺技を放った大砲型の《強化外装》である《アレース》をストレージへと仕舞った……いや『戻された』ルーレットは、次の攻撃のための強化外装を装備。
取り出されたのは両手持ちで撃つ狙撃銃型の《カリス》であったが、明らかにその銃身が長く、遠目に見てもわかるほどゴツくなっている。
明らかに対物レベルのそれにはテルヨシも言葉を切って構えたルーレットの射線から逃げるように回避を優先。
テルヨシと同じくらいの距離にいた《ゲーテ・スピン》も狙われたら困るというように《ドライブ》も使って回避へと動く。
「消し飛べぇぇええ!!」
そして甲高いハスキーな声と共に放たれたカリスの一撃は、撃ったルーレット本人が反動でひっくり返るほどの威力と速度で発射され、その軌道をギリギリまで見ていたテルヨシは、それが黒雪姫達の密集地帯へと放たれたとわかり声をあげようとするが、そんなのは時すでに遅し。
あまりに速く軌道すら撃った瞬間をよく見ないとわからなかったレベルの弾丸は、心意技での防御すら間に合わない速度でマゼンタ軍のアバター1体の頭に命中。
命中と同時にアバターの頭はそこだけがトラックに撥ねられたかのように吹き飛んで即死。
死亡時のライトエフェクトが発生してから、ようやく黒雪姫達もルーレットのヤバさに頭が回り、マゼンタ軍さえもまずはルーレットの排除が先決と判断したのか、次々と《ダーク・ショット》をルーレットのいる屋上へと放つ。
「ナメるなぁ!!」
そうした反撃に対してもすぐに立ち上がったルーレットは怯むことなく屋上から飛び下りて、虚無属性の爆発の余波を背に浴びながら着地の際にカリスの狙撃を地面へと撃ち込んで、その反動で速度を減退しリカバリー。即座に壁を背にして次のダーク・ショットを放とうとする集団へと狙撃を実行する。
この段階ですでにルーレットがテルヨシ達ともマゼンタ達とも協力関係にはない、完全なるソロアタックであることは確定したが、状況は非常にマズイ。
「ガッちゃーん! バーちゃーん! アンー! 協力してくれぇ!」
考えているうちにカリスの一撃でまたもマゼンタ軍の1人がヘッドショットで一撃死させられてしまい、今でもヤバイと感じているのに、ここからさらにヤバイことになると思えば、スピンを相手にしている場合ではない。
たったの2発で2人を仕留めたルーレットは、再び放たれたダーク・ショットの集中砲火を持ち前の機動力で躱すと、
「《レイズ》!」
そう叫んでカリスをストレージへと戻して新たな強化外装がその手に装備される。
「お前か《アネモイ》! マガジン《エウロス》!」
今度は大口径のオートマチック拳銃型の強化外装、アネモイが取り出されて、複数ある弾種の内の1つを選択しその弾が入ったマガジンを装填。
「ロータス! ルールーはオレ達で抑える! お前らはそっちを頼む!」
「了解した! こちらへの被害は出ないように頼むぞ!」
それを見ながら合流したサアヤ達と一緒にルーレットを止めるため動き出したテルヨシは、黒雪姫達には引き続きマゼンタ軍を抑えてもらい、そうした会話も筒抜けだったのでマゼンタもルーレットに注意は払いつつも標的は再び黒雪姫達へと向ける。
「へいへい、ルールー! こっちこっちぃ!」
分担が決まったところで隙の見える相手を的確に狙っていたルーレットのターゲットを明確にこっちにするためあえて的になりにいったテルヨシの挑発に、清々しいほどアッサリと乗ってきたルーレットは、アネモイの銃口をテルヨシへと向けて即発射。
確かエウロスの弾丸は軽く速いスピード重視のはずだったと思い出すテルヨシが《テイル・ウィップ》である程度で防御に構えた。
が、そのテイル・ウィップに命中したエウロスの弾はズドンッ! とわけがわからないほどに重い衝撃を伝えてきてマジで焦る。
「ちょいちょい! ガッちゃん! 今のルールーってマジで『何段階目』?」
「わかんないわよ! カリスの威力的にもう5段階はいってそうだけど、エネミー狩りしながらここに来てたってことかしら」
「目的はわからんが、儂らの戦闘音に気づいてこの数を見てもあえて現れたと考えるべきじゃな」
「早くしないと手がつけられなくなります!」
「うらぁぁあああ!!」
あまりにも想定外のルーレットの力に分析が追いつかないテルヨシ達は、彼女が会話もまともにしてくれないことがわかりきってるので話しかけることはせず、あれこれ話しながら迎撃に構えた。
4人を一辺に相手するというのは厳しい状況のはずなのに、全く怯むことなく撃ちながら突貫してくるルーレットは、的確にヘッドショット狙いでテルヨシ達を撃ち抜きに来る。
──ボッシュ・ルーレット。
《
彼女にはまず装備した強化外装のステータスを2倍にする《
その制約として装備できる強化外装は1つに限られ、装備も毎回ランダムになるという話だが、そんなものはルーレットにとってハンデにはならない。
「ガッちゃんとバーちゃんとオレで方陣で囲って挟撃しよう! アンはオレの後ろから援護を頼む!」
身体能力も高くてバリバリに動ける遠隔型ということも加味すればその脅威は上乗せになり、とにかくルーレットがこいつと定めてからの猛攻は凄まじいので、それをさせないためにテルヨシも方陣による陣形でルーレットの狙いを一点に絞らせないようにする。
そしてあまりにも厄介すぎてルーレットとの長期戦を死んでもやりたくないと思えるのが、もう1つのアビリティ《
このアビリティを獲得したのがレベル6の時だったとかで、それ以降からルーレットの名が爆発的に知れ渡ったと言っても過言ではないほどの強力なアビリティ。
ルーレット本人が話をしないので憶測にはなるが、どうやらそのアビリティには蓄積ゲージのレベルのようなものがあり、それを満タンにしてレベルを上げることで装備している強化外装にレベルアップボーナスと同等の強化をすることができるのだ。
そしてその強化値は対戦中ずっと引き継がれ、強化外装を破壊するかルーレットを1度倒さなければリセットされないし、インクリースによって実質的に強化値は倍になる始末。
ただしレイズを使うと現在装備中の強化外装が強制的にストレージへと戻されて、インクリースの効果でランダムで別の強化外装を装備──同じ強化外装が連続するのは確認されてない──することとなり、強化の度に戦術を組み立て直さなければならない。
それとは別に必殺技使用時もゲージの溜まり具合がリセットされた上で装備の入れ換えがされてしまうらしく、大抵は毎回レイズか必殺技かを選ぶ戦い方になる。
そのレイズもどうやらオブジェクト破壊ではゲージが溜まらないらしく、デュエルアバターとエネミーを攻撃した際にしか溜まらない仕様なので、だからこそルーレットは執拗にテルヨシ達を狙ってくる。
レベルの上ではテルヨシがルーレットを1つ上回っているが、実力で見た時にはほとんど差はないと言えるし、1段階でも厄介なレイズの強化がこの遭遇の時点で明らかに通常対戦ではお目にかかれないレベルになってるからには、もう単体でルーレットに勝つのは厳しい。
要するにルーレットは制限時間のない《無制限中立フィールド》において死んだり強化外装を破壊されない限り、その強化に限界がないのだ。
倒せる敵の多いバトルロイヤルでも本領は発揮できるが、だからこその天井知らず。
サアヤ以上の突撃志向と迷いのなさも、いつしか怖いもの知らずな無鉄砲さから、眼前の敵を屠らんとする圧倒的なプレッシャーに変わってしまった。
「フンッ! マガジン《ゼピュロス》!」
ルーレットの遠隔攻撃の命中率は多彩な強化外装群を物ともしない、マリアもビックリな精度を誇っていて、突撃志向とは裏腹にほとんど無駄撃ちがないことで有名。
だから方陣で囲うまでにルーレットの銃撃はテルヨシに3発。サアヤに2発。ユリにも1発。直撃ではないが確実に命中させられて、当たらなかった弾はない。
そうしてなんとかこちらの有利になる陣形にまで持ってこれたものの、そうなったらなったで即座に対応してきたルーレットは、空になったマガジンを排出して新たなマガジンを装填。
アネモイには記憶の限りで全4種の弾種が存在し、ゼピュロスは……
「……貫通弾ッ!!」
と、テルヨシが一瞬だが思考に入りかけた時に後ろのマリアが答えを叫び、装填が完了しテルヨシにその銃口を向けてきたルーレットはためらいなくゼピュロスの弾丸を撃ち込んできた。
少なく見積もっても5段階もレイズがかかった貫通弾など食らおうものなら、ほぼ確実に着弾点には口径と同じ大きさの穴が開く。
テイル・ウィップさえも防壁にならなさそうな威力の貫通弾は当然避けるところだが、生憎と今はその後ろにマリアがいて、なんとか処理しなきゃならない。
自分が受けたところで威力が減退する保証はないので、壁になる選択は速攻で消え、それでもどうにかしなきゃと動いたテルヨシの動きは馬鹿げたものとなった。
ルーレットの弾丸はテルヨシの右肩の辺りに命中し、穴を開けようと装甲を削るが、そのわずかな感触が伝わった瞬間にテルヨシはその体を右に振ってみせる。
そうすることで貫通しようとしていたゼピュロスの弾丸はテルヨシの体を貫通中に方向修正されて、抜ける頃には45度ほど曲がって通りすぎる。
「……いったぁ……」
痛覚2倍の無制限中立フィールドだから、遅れてきた痛みに苦悶の表情を浮かべたが、あまりに綺麗に貫通してくれたことでダメージは逆に少なく済んで右腕もまだ動く。
マリアにも当たらなかったようなので良かったが、残念ながらルーレットの攻撃の手は止むことはなく、次なる銃弾をテルヨシとマリアをまとめて撃ち抜こうとしてきた。
とはいえこの場には頼りになる仲間がいて、引き金を引こうとしたルーレットの左右の後ろからサアヤとユリが攻撃を仕掛けて、後ろのマリアもテルヨシをブラインドにルーレットを狙撃。
「こざかしいんだよ!!」
《リトル・ボム》をルーレットの体に当たるように投げ込んだユリに、その爆発を防げるように左から右へと《ブレード・ファン》を凪ぎ、フォロースルーからブレード・ファンを開く動作をしようとするサアヤに、出来るなら手に持つアネモイを狙撃しようとするマリア。
それぞれが別の攻撃と目的がある同時攻撃は完全回避など不可能と思えたが、驚異的な反応で手に持つアネモイを真上へと放り投げたルーレットは、それでマリアの狙いを外し、それと同時に振り向き様にユリのリトル・ボムを紙一重で躱してやり過ごし、サアヤのブレード・ファンも身を屈めて空を切らせる。
そして1度は逸れたものの、やるべきと判断して空中に放られていたアネモイを破壊しようと引き金を引いたマリアの狙撃よりも早く体のバネを利用して跳び上がったルーレットは、落下に入ろうとしたアネモイを空中でキャッチしてマリアの狙撃すら躱してみせて、着地を待つ前にその銃口をサアヤとユリへと向けて1発ずつ発射。
至近距離だったおかげで発砲のタイミングが見えたからか、2人共がギリギリでそれを躱して距離を取り、着地したら今度はテルヨシとマリアにその銃口を向けてきた。
「《バースト・ショット》ォ!!」
ルーレットのただ1つの必殺技、バースト・ショットは、どの強化外装でも撃てるという汎用性があり、その効果は純粋な威力強化系。
だから放たれた必殺技は貫通力を強化され、発射時の口径も3倍ほどにまで膨れ上がってしまっていた。
「《インパクト・ジャンプ》!」
驚愕の動きに魅入ってしまうところだったが、銃口を向けられた瞬間に我に返ってバースト・ショットと同時に真上へとジャンプ。
その際にしっかりとマリアもテイル・ウィップで掴んで運び、バースト・ショットは躱すことに成功する。
だがルーレットはバースト・ショット後に強制装備となった次の強化外装を手に取って、身の丈を越える大きさの巨大ブーメラン《セレネー》を振りかぶって空中のテルヨシとマリアに投げ放ってきた。
「《貫通弾》!」
それを見るより少し早くテイル・ウィップに掴まれたマリアが《バレット・クリエイション》で貫通弾を創り、即座に《シャープネス》に装填し迫るセレネーを撃つが、セレネーはほんの少しだけ軌道が変わった程度でビクともせずに迫ってくる。
軌道がズレたので回避もギリギリで出来そうだったが、それよりも投擲武器というルーレットの手から強化外装が離れる絶好の好機を逃す方が勿体ないと考えて、縦回転で迫ったセレネーにタイミングを合わせて全力の蹴りをお見舞いして相殺し、威力を失ったところで奪取しようとした。
「ファイアぁああ!!」
しかし再度のアタックを仕掛けたサアヤとユリが後方から迫る中で、テルヨシがセレネーの回転をダメージを受けながら相殺して止めたところで急に叫び、爆発でもするのかとセレネーを反射的に蹴ろうとした。
だが違う。回転が止まったからわかったが、セレネーには半時計回りになるように両端に噴射機構が追加されていて、ルーレットのコマンドでその噴射口から激しい炎が噴き出し、自力でまた回転を始めたのだ。
「ぐっ……はぁあ!!」
その回転は凄まじく、初速にも関わらずに問答無用でテルヨシを上から叩きつけて地面へと落とし、自らは復活した回転力とブーメランの特性でルーレットの手元へと大回りしながら戻っていく。
もうレイズの強化が未知数すぎて後手に回りまくりの展開に苦虫を噛み潰したような表情になりながら落下したテルヨシは、激突の寸前にテイル・ウィップを上にしてマリアには落下ダメージが発生しないようにし、自分は最低限の受け身でダメージを抑えたが、すぐに立ち上がれるほど甘くないスタンが入ってしまう。
その間にユリがサアヤに打ち上げてもらって上から逃げ道を塞ぐようにリトル・ボムを投げ込み、移動を制限されたルーレットは展開剣の2刀流に切り替えたサアヤとタイマンの展開へ。
さすがにセレネーが戻ってきてない段階ではサアヤに分があって、ルーレットも回避に動かざるを得なかったが、ユリが的確に移動を妨げてサアヤとの間合いを広げることは叶わない様子。
「《シトロン・コール》!」
2人が頑張ってくれてるのでテルヨシもいち早く戦線に復帰しようと体を持ち上げるも、想像以上にダメージが大きく、HPゲージはすでに半分を切ってしまっていた。
そこに突然、黒雪姫達の集団から果敢に近寄ってきたチユリが絶妙のタイミングでテルヨシにシトロン・コールを使ってくれ、スタンは取れなかったがルーレットからゼピュロスの弾丸を食らう直前までの状態に巻き戻してもらうことができた。
「サンキュー、ベル!」
あとは気合いで立ち上がったテルヨシは、ルーレットの力に共鳴するように集中力を上げて極限集中モードに移行。
鋭い眼光でサアヤにアイコンタクトを送りつつルーレットへと急接近して、回避に動きながらセレネーをキャッチしたタイミングでサアヤが離脱しテルヨシとスイッチ。
マリアとチユリは心意技が使えないため、 マゼンタ軍に狙われたら対処ができないので、必ず誰かが傍で防御をしなきゃならない。
それをアイコンタクトだけでわかったサアヤがわざわざ下がってくれたのだから、しくじるわけにはいかない。
「バースト・ショットォオ!」
そのスイッチのタイミングで向かってくるテルヨシと背中を向けるサアヤと、さらに奥にマリアとチユリがいるという好機を逃す手はないとばかりに必殺技発声からセレネーを投擲したルーレット。
だがあまりに集中しすぎて先読みしていたテルヨシは、投擲直後で加速がつく前のセレネーに向かってインパクト・ジャンプで突貫。
おそらく必殺技はあの噴射が強まって推進力と破壊力を増加させたものと予測できていたから、その噴射口が火を噴く前にあらぬ方向に吹き飛ばしてしまったのだ。
テルヨシの突貫によって明後日の方向に向けて飛んでいったセレネーは、進む先の建物オブジェクトを物ともせずに突き進んで、あっという間に遠くの彼方へと行ってしまい、ルーレットの目の前に着地したテルヨシは、反射的に後退しようとしたルーレットにテイル・ウィップを巻きつけようと伸ばす。
しかしセレネーが地面と激突でもして早めに必殺技が終了したのか、テイル・ウィップが体に巻きついて拘束が完了したタイミングで、突如として地面から巨大な大砲が出現しテルヨシにその砲口を向けてくる。
これは間違いなくアレースだが、初期の段階くらいなら脇に抱えて持つ程度の大きさだったはず。
現にこの公園近くに現れていきなりぶっ放してきたのもこのアレースだった。
「ファイア!!」
しかも便利なことに手動ではなくコマンドによるリモートコントロールもできるらしく、ルーレットのコマンドに反応したアレースは即座にその砲口を轟かせて、直径30cmはあろう砲弾を発射。
──爆発は……起こらなかった。
アレースが放った砲弾は、テルヨシに命中することなくその軌道はほぼ地面と平行で放たれたのに、テルヨシを通りすぎて放物線を描いて遠くのどこかへと着弾。
「…………ふぅ」
「っ!? バケもんかお前は!?」
そしてテイル・ウィップによる拘束を解かれていたルーレットが、目の前で起きた現象に驚愕しテルヨシに向かって怒鳴る。
そのテルヨシは極限まで身を屈めながら、テイル・ウィップを2つ折りのようにして折り返した先を地面に設置しアレースの砲口の真下に来るようにして、そこから2本のレールのように上方向に向かう軌道で固定していた。
そうすることで放たれた砲弾をレールの上に乗せて自分の上を爆発させることなく飛ばすことに成功し、事なきを得たのだ。
そんなことをあのタイミングで思いついて実行できたのは極限集中モードによるところだが、あまりの絶技に開いた口が塞がらない状態のルーレットに隙が生じたので、アレースの上に乗りつつ再びルーレットをテイル・ウィップで拘束することに成功したのだった。