「…………どういうことだテイル?」
「流れでな」
「誘ってきたのはアンタでしょ。流れは適切じゃないわ」
「ここは話を合わせてくれても良かったのでは……」
「真実を語らずに言い逃れしようとするなんてカッコ悪いわね」
現実世界では午後8時15分を過ぎた頃に《無制限中立フィールド》の《帝城》がある千代田戦域。そこの南門付近で予定通りに黒雪姫達《ネガ・ネビュラス》と合流したテルヨシとサアヤだったが、話に聞いていないサアヤがいたことから、合流して早々に《ブラック・ロータス》こと黒雪姫からそんな言及を当然ながら受けてしまう。
偶然ってことにすれば或いは……なーんて甘い考えが浮かんでシラを切る選択はしてみたものの、サアヤの裏切りによってあえなく失敗。
仕方なしに誘ったことを話すと、最初こそイラッとした雰囲気を出した黒雪姫だったが、ハルユキ達もいることからリーダーとしての立場で思い留まり《エピナール・ガスト》となってるサアヤへと話しかける。
「いいのか。これは我々のレギオンの問題だ。参加する義理も強制もないぞ?」
「誰も参加するなんて言ってないわよ。でもアンが助けたいって言ってる《緋色弾頭》を助けるのはやぶさかじゃないわ。もちろん、アンがそれを望むならだけど」
来たからには作戦に参加するものという前提だった黒雪姫に対して、ツンツンなサアヤは素直に協力するとは言わず、お願いされたならいいわと成り行きを見守っていた《ソレイユ・アンブッシュ》となったマリアへと視線を向ける。
たぶんサアヤは始めからこうすることで協力するのは決めていたのだろうが、性格が素直にそうさせてはくれなかったといったところか。
案の定、心強いサアヤの参加の可否を委ねられたマリアは、即答に近い「お願いします!」でサアヤに抱きつき、それによってツンデレなサアヤも無事に参加を表明し波風立てずに合流は成功した。
「それはそれとしてロータス。ちょっと話があるんだけど」
「奇遇だな。私も話すべきことがある。内容は一緒の気がするが、まずは聞こう」
改めて今回の作戦を集まったメンバー全員で取り組むことになってから、作戦の開始はこっちがタイミングを取る関係上、話すべきことは始まる前にとサアヤと黒雪姫が明らかにテルヨシを見ながら怪しい会話を繰り広げて2人で内緒話をするので、絶対にリアルについてだと確信しつつもレイカー達の方に移動して今の段階での作戦を聞いておく。
「やることは簡単ですよ。まずはこの中の誰か。おそらくはパイルになるでしょうが、離脱ポイントからこちらに見える離脱の合図を出して離脱。現実世界の《アーダー・メイデン》に加速してもらって、そのタイムラグの間にタイミングを見てわたし達が南門に向けて進撃。スザクの足止めをしつつメイデンの出現と同時に最大速度の鴉さんがキャッチして、急上昇からスザクを振り切って全員が離脱。話せばその程度の内容ですが、その程度と言うにはあまりに危険です」
「あくまで救出が最優先の動きになるわけね。クロウは大役だけど大丈夫?」
「は、はい。メイさんのために精いっぱい飛びますので、フォローをお願いします」
「おっ、言うねクロウ。テイルさんや姉さんの前だからってカッコつけなくていいんだよ?」
「クロウがやる気になってるんだから、ベルも余計なことを言わなくていいじゃないか」
「そ、そうだぜベル。こんな俺は珍しいんだから、作戦前にやる気を削ぐなよな」
「そのやる気とやらをいつも出せばいいのにねぇ」
聞けばなんてことはない作戦ではあるが、南門へと続く大橋は500mもあり、その橋に足を踏み入れた瞬間からスザクが出現し攻撃してくるのだから、その橋の最奥に鎮座する祭壇辺りまで行って封印されているという謡のデュエルアバター、アーダー・メイデンを拾って戻ってくることがどれほどの危険か。
その謡を拾い上げて戻ってくるという重大な役目を担うハルユキも事前に言われていたのか、すでに開き直りにも見える覚悟は出来ているようだったが、茶々を入れるチユリと仲裁に入るタクムとの幼馴染みのやり取りは和やかな雰囲気で緊張はいくらか和らいだろうか。
テルヨシも足止め役になるはずなので、その方法についていくらか考えつつ、すでに《シャープネス》を呼び出して黙々と溜めていた必殺技ゲージを使って銃弾を生成するマリアに近づいて様子をうかがう。
「アンは橋に侵入する必要はないから、フォローをお願いな」
「うん。でもロータスさんとレイカーさんに閃光弾と音響弾は効かないだろうって言われちゃったから、炸裂弾や貫通弾でどれくらい足止めになるかわかんない」
「相手が火熱属性だしな。それでも目とか狙えば有効かもしれないし、頼りにしてる」
「テイルも無茶しちゃダメだよ。1人の無茶がみんなに迷惑をかけるんだってロータスさんもレイカーさんも言ってた」
「お、おう。気を付ける……」
ここに来て凄く冷静なマリアにド正論を言われて親子としての立場が逆転したような気がしないでもないが、自分よりずっと無茶はしなさそうなマリアにはひと安心して、内緒話を終えたサアヤと黒雪姫が戻ってきたことで改めて全員での作戦会議を行い、細かい段取りやそれぞれの役割を明確にする。
「まずは私とテイル、ガストで先行し心意技も惜しまずに出現したスザクへと攻撃しタゲをもらう。ベルとアンは橋の外から我々をサポート。それとほぼ同時に大橋より200m後方からクロウを背負ったレイカーが《ゲイルスラスター》での加速で橋に突入し我々の頭上を越えたところでクロウを射出。クロウはその加速と翼でスザクを飛び越えて祭壇付近に出現したメイデンを抱き抱えて浮上し、転回して戻ってくる。その際に我々も防御を最大にしてベルの回復も頼りに後退。概要としては以上だが、質問はあるか?」
「へいロータス。考えたらキリがないのはわかってるけど、不測の事態には誰の判断に従う?」
「無論、私だ。と言いたいところだが、切羽詰まった状況で人の判断を待つ時間が致命的になることもあるだろうからな。その時は各々でリスクのない判断で動いてくれ。いいか。リスクを負って無限EKになることが最悪の事態だ。それを念頭に置け」
「何故にオレを見ながら言うかね。信用ないわぁ」
「女のためなら無茶も平気でやるからでしょ。作戦じゃクロウ以外みんな女で心配しないわけないでしょ」
「何故オレが不安要素みたいな扱いを受けねばならんのか……」
「それはテイルさんが素敵な人だから、ついつい気にしちゃうんです」
「姉さんのそう言っとけばいいだろ感が凄い……」
真面目な話をしていたのにみんなに弄られてしまうテルヨシは完全に不満なのだが、結果として作戦前のひと笑いを取ることで良い緊張感を生み、この段階に来てもガチガチで動けなくなる、みたいな者はいなくなったから、まぁいいかと気にしないことにする。
そしていよいよ作戦開始となって、一番近い離脱ポイントへと移動していったタクムを見送りつつ、いつか実行する帝城攻略の下調べとしてしっかりとスザクの行動を記憶しようと集中力を上げるテルヨシ。
その横ではすでに《ブレード・ファン》を展開剣にして、そのうちの1本を両手持ちして精神統一するサアヤからは、視認できるといったものではないが、明らかに通常とは違う気配を出し始め、強力な心意技を使う準備をしてるものと思われた。
心意は使うと周囲のエネミーを呼び寄せるといった未だ解明されていない謎現象もあるため、過剰光を纏うほどの心意はまだ使うわけにはいかない。
これがわかってるから攻撃担当のサアヤも黒雪姫も精神統一までに留めてその時をじっと待っているのだが、初見のテルヨシはいきなりタゲられたら怖いからと2人の少し後ろから追撃か防御かといった選択肢で動けと指示されていた。
だから一番槍を担当する2人ほど迅速性は必要ないので、突入直前から過剰光を纏う予定だ。
1分もせずにタクムの合図である《ライトニング・シアン・スパイク》が空へと放たれて、それを確認したテルヨシ達もタイムラグのおおよその時間。現実世界では約1秒。加速世界では約16分となったカウントダウンに向けて動き出し、ハルユキとレイカーは橋の後方200mの地点へ。
マリアとチユリはスザクの攻撃が届かない橋の入り口の手前10mほどに待機し、テルヨシとサアヤと黒雪姫は最前線の橋の1歩手前で極限の集中力を引き出して、一言も喋ることなくその瞬間を待つ。
スッ、と時間を計っていた黒雪姫が、その右腕を真上へと掲げて、後方のハルユキとレイカーにも見えるようにその腕を振り下ろして作戦開始の合図を送ると、並んで大橋へと突入したサアヤと黒雪姫に続いてテルヨシも大橋へと突入。
直後、最奥にある1辺が20mはある祭壇から渦を巻くような炎が出現し、みるみるうちにその猛々しい炎は立ち上ぼり火柱のようになると、その火柱から突き破るように左右へと翼が出てきて、徐々に小さくなる火柱の中からは、炎そのものを鳥という形ある存在にしたような、圧倒的なプレッシャーを持つ大鳥が姿を現す。
その姿を見た瞬間から、テルヨシがちょっとだけ甘く考えていた帝城攻略という目標は『限りなく不可能な目標』へと変わってしまったのを脳が理解してしまった。
──やっべぇなこれ。
今まで少なからず見てきたエネミーは、理不尽な強さはあっても、1つや2つはどう攻めるべきかを考える余地があった。
あのニーズホックとかいう《神獣級》エネミーでもそうだっただけに、目の前のスザクに対して何ひとつ攻撃手段が浮かばなかったテルヨシの衝撃は凄まじく、その動揺を意気消沈へと追い込もうとするように天を仰いで咆哮したスザクは、全身のどこよりも赤いその双眼で眠りを妨げたテルヨシ達を捉える。
「
「《オーバードライブ》!! 《モード・レッド》!!」
その睨みに纏おうとした過剰光をコントロールできなくなったテルヨシだったが、そんなテルヨシとは裏腹に精一杯の勇気と気迫で強大な過剰光を纏ったサアヤと黒雪姫は、1歩でも後退しようとしたテルヨシに振り返りもせずにその背中で語りかけてくる。
──臆するな! お前は1人じゃない!
きっと2人も腰が砕けそうなほどのプレッシャーを受けてテルヨシのようになってしまうのを、寸でのところで踏み留まってるくらいギリギリの状態。
それでも前へと踏み出せたのは、2人が『強くあろうとする』からに他ならなく、女がそうやって振り絞ってる勇気に感化されない方がおかしな話。
両手持ちした展開剣の1本と後ろに控える残りの17本の展開剣にも真紅の過剰光を纏わせたサアヤは、右利きの持ち方で剣を引き絞って突きの体勢を取ると、より一層の過剰光を放って手に持つ剣を突き出す。
それと同時に黒雪姫もいつかの自己暗示の心意と槍を思わせる形状へと変化した右手を引き絞り、真紅の過剰光を纏ってサアヤ同様にその手を前へと突き出す。
「《
「《
2人から放たれた心意技は、まだ300mは先にいたスザクへと槍のごとく伸びていき、前進していたスザクの胸へと突き刺さり、血のように身に纏う炎が弾けて視界に表示されたスザクの5段もあるHPゲージの1つを雀の涙ほどの量だけ減少させた。
「《
さらに攻撃を終えた黒雪姫とは違い、後ろに控えていた展開剣を切っ先から伸びるように射出させて長大な剣をイメージさせたまま過剰光を放つサアヤは、スザクの突き刺さったままの心意の剣を豪快に振り上げて追撃し、スザクの体を突き破って頭上へと掲げられた長剣は、頂点に差し掛かって過剰光を収めリーチが一気に短くなり、展開剣18本分のものに戻り、ズララッとまたサアヤの後ろへと控える。
その追撃に怯む素振りを見せて咆哮したスザクに、更なる一撃となって炸裂したのは、橋の外から狙撃したマリアの炸裂弾。
その狙いはまだ遠くにありながらも正確無比にスザクの左目へと命中し、炸裂弾のスプラッシュで爆炎が巻き起こる。
そんな3人の攻撃でスザクも完全にそのターゲットをテルヨシ達へと向けて前進してきて、その頭上をレイカーのブーストを得たハルユキが翼を叩いて飛び越えていくのが見えた。
役目を終えたレイカーも前進するスザクの手前に着地して、すぐに防御の心意を身に纏って全速での後退を始めて、作戦は順調に進行していた。
「…………ふぁっ!?」
完全にタゲ取りは成功し、遠くの方に謡のアバターが出現するエフェクトも見えたと思った時。突如としてスザクが前進を止めてその身を翻したのだ。
まるでより深く侵入した者のそれ以上の歩みを止めるかのごとくテルヨシ達を無視して、謡へと近づくハルユキに狙いを定めたスザクは、その体を180度翻すより早くそのくちばしを開けて、その口内に紅蓮の炎を溜め始める。
あまりに突然のスザクの挙動に、瞬間的に動けたのは黒雪姫とレイカーで、それでも謡救出に集中するハルユキに注意を促すような叫びを上げるのが精一杯で、とてもじゃないがスザクの火炎ブレスをどうこうする余裕はない。
サアヤも心意の連続技の直後で精神力の消耗が大きいのか、再び心意技を放つための溜めが間に合わない感じで呆然としていた。
「…………ふぅ」
緊迫した状況に作戦の失敗を匂わせる雰囲気。
マイナスな空気が周囲へと拡散され始めた瞬間に、テルヨシは驚くほどに頭をクリーンな状態にして、その足に群青色の過剰光を纏い、その場で左右の足を地面を擦るように交互に1往復させる。
「《インフェルノ・ステップ》」
そしてその足に炎熱属性と吸収。全身に炎熱耐性を付与する必殺技を発動し、隣にいたサアヤの「ちょっと!?」という声も、前にいた黒雪姫とレイカーの「なっ!?」「えっ!?」という驚きも無視して一直線にスザクへと迫ったテルヨシは《移動能力拡張》のみの心意技《
「来いよスザク」
そして黒雪姫とレイカーの叫びを受けても謡の救出に動いたハルユキをチラ見してスザクの顔の前に跳躍したテルヨシは、直後に放たれた火炎ブレスを真正面から直撃する。
ニーズホックの《スコーチング・インフェルノ》すら1割のダメージに押さえたテルヨシの必殺技、インフェルノ・ステップだが、スザクの火炎ブレスは比較するのもおこがましいと言うようにテルヨシのHPゲージを1秒で3割も削っていく。
しかしインフェルノ・ステップも火炎ブレスをいくらか吸収してその威力を減退してくれたらしく、ハルユキへと迫った炎も直撃さえしなければ逃げ切れるかもしれないくらいになったように、炎の中からは見えたが、それは楽観的だったかもしれないとも思う。
そしてスザクの火炎ブレスは3秒と経たずにテルヨシのHPゲージを消滅させて死亡。謡ほどではないが、大橋の半ばほどで死亡マーカーとなってしまった。
──やっべぇ……どうすっかなぁこれ……
死亡マーカーの近くで浮遊霊状態になったテルヨシは、その視界でギリギリ、ハルユキと謡の姿を見ることができて、謡を抱きかかえたハルユキは上昇することができずに火炎ブレスによって焼かれるかと思われたが、そのまま直進して南門に手を伸ばすと、まさかの門が開いて2人はその中へと入ることで火炎ブレスを回避。
こういうのってボスを倒さないと開かないもんだよな……と、何もできないゆえにかえって冷静になったテルヨシは、絶対に押した程度で開くはずもないその門が開いた事実に納得がいかなかった。
だが現実に門は開き、結果として2人が無限EKを逃れたのだから有難いハプニングだ。
いや、事態はそう楽観的なものではないかもしれない。
スザクによる無限EKは逃れたが、あの門の先が帝城の内部である以上、もしかしたらスザク以上かそれに比肩するエネミーがいて、そこで2人が無限EKになっていることも十分にあり得るわけだ。
状況としてはスザクの無限EKより深刻かもしれない──門が再び開くかわからないためだ──ので、黒雪姫らがどう判断するかわからないが、その前にまずは自分のことについて考えなきゃならない。
マジでどうすっかなこれ……と黒雪姫達が大橋を抜けたからか、スザクもその姿を消して静かになった大橋の上で呆然と思考したテルヨシだが、とりあえず1回目の蘇生で1歩でも移動できれば、250mほどの距離なら毎歩1mとしても250回くらいで脱出は可能だ。
だが1歩も動くことができずに即死するようなら、謡と同じ状況で打つ手はない。
幸い、レベル9になろうとしていたから、レベルアップに必要な1万ポイントに限りなく近いポイントはあるので、50cmでも前に進めればなんとかなる。
なんとかなる。そうは言っても失うバーストポイントは莫大なものとなるので、もっと何か別の方法を模索しておきたいのも事実で、さらにISSキットの問題もあるから、のんびり封印生活をエンジョイしている場合でもない。
とにかくここでフットワークを落とすわけにはいかないので、今日、明日にでも大橋からの脱出はしておきたい。
そこまで考えたところでテルヨシの視界に【DISCONNECION WARNING】の切断警告の表示が現れ、数十秒後に蘇生を待たずして現実世界へと戻されていった。
意識が現実世界へと戻ってまだ頭が整理できていない状態だったテルヨシは、突如として振りかかったサアヤのビンタを回避することができずに面食らう。
そのビンタをくれたサアヤは、その目にこぼれ落ちそうな涙を浮かべてテルヨシを正面から見ていて、そのビンタの意味するところをすぐに理解する。
「……ごめんな、サアヤ。心配させた」
「……あんだけ言ったのに突っ込むバカはこの世にアンタだけよバカ。バカバカバカ……」
作戦前に笑い話にさえされながら、本当にリスクを負う足止めに動いたテルヨシを責めるサアヤは何ひとつ間違っていない。
それでもテルヨシは動いてしまった。死ぬのを承知でスザクの前へと躍り出て、その火炎ブレスを受けた。
それ自体にテルヨシは後悔はないが、目の前の彼女を泣かせたのは紛れもなく自分であることを自覚しつつ、バカバカ言いながら胸に顔を埋めたサアヤを優しく抱き締めて落ち着かせるように頭を撫でる。それしか、できなかった。
とはいえサアヤは強い女なので、ものの10秒ほどで泣き止んで顔を上げると、ムギュッとテルヨシの両頬を手で挟んでアヒル口を作り、その状態で話をする。
「なったものをうじうじネチネチやっても仕方ないし、切り替えていくわよ」
「
「幸い、アンタが死んだ場所は無限EKになるかならないかギリギリのラインだったし、スザクを3秒でも足止めできれば、アンタの足なら抜け出せるでしょ」
「
「明日にでもやるわよ。アンタをスザクのEKから脱出させる」