7月14日、日曜日。午前10時。
テルヨシ達《メテオライト》の奮闘によって執り行われることとなった会議に参加するため、テルヨシとサアヤは千代田区戦域へと足を伸ばし、自分達の無理を通した都合で議場の提供はテルヨシとサアヤがスターターとなって用意することになっていた。
時間通りに対戦を始めてから、リアル割れも警戒しつついつも《七王会議》を行っている東御苑の方へと素早く移動し、7大レギオンの代表の到着を待った。
とはいってもギャラリーの方が移動に制限がないのでテルヨシとサアヤが到着した頃にはほとんどメンバーが出揃っていて、集まった面子にはテルヨシとサアヤが少々驚くこととなった。
「あれ、別に今日は王の欠席にも寛容なんだけど」
「アンタら暇なの?」
「おいおいそりゃないぜ。せっかく来てやったんだから歓迎の言葉くらいまずは言えっての」
会議の場には《レオニーズ》から《ブルー・ナイト》、《コバルト・ブレード》、《マンガン・ブレード》の3人が。
《グレート・ウォール》からは《グリーン・グランデ》と《ビリジアン・デクリオン》の2人。
《プロミネンス》から《スカーレット・レイン》と《カシス・ムース》。
《オーロラ・オーバル》から《パープル・ソーン》と《アスター・ヴァイン》。
《ネガ・ネビュラス》から《ブラック・ロータス》と《スカイ・レイカー》。
《クリプト・コズミック・サーカス》から《イエロー・レディオ》。
《オシラトリ・ユニヴァース》から《アイボリー・タワー》が参加していた。
まさかの七王会議とほぼ変わらない面子に思わず本音から出たテルヨシとサアヤに対して、ナイトがおいおいと軽くツッコミを入れてくれて、さすがにこの面子だと席くらい用意しようかとサアヤが《ブレード・ファン》の展開剣で適当に席を作り、そこに王達が座ることでいつもの議場が完成する。
「んじゃまぁ始めっか。テイル、ガスト、進行は俺で良いのか?」
「仕切りたいならどうぞ」
「内容によっては1分で終わっちゃうしねぇ。そうならないことを祈るわ」
「つーことで今回も俺が議長やるからよろしくな」
今回は加速世界の将来を見据えてとかそういう重たい話ではないが、王がほぼ出揃ってしまうとやはりナイト辺りが議長をやった方がスムーズになる。
それを見越してテルヨシもサアヤも進んで議長をやるナイトを止めずに、しかし会議の中心に立って成り行きを見守る。
「それじゃあ回りくどいのなしでいくぜ。昨日の領土戦でテイル達のレギオン、メテオライトが見事防衛を果たした。俺のとこ含めて3レギオンが攻めて尚、領土を維持した実力はもう認めていいよな」
そうした最初の確認としてテルヨシとサアヤがこの場で対等な立場にいることを認めるかどうかを問いかけたナイトに、他のレギオンの王達も首を縦に振って肯定。
その前提があって初めて次の本題に移れるのでテルヨシとサアヤもひとまずは安堵してナイトの進行を妨げずにおく。
「んじゃ本題だ。先週にテイルが持ち込んだ《帝城》の完全攻略作戦。どこもレギメンとは散々話をしたと思うが、これに乗っかるってとこは挙手を頼む」
そして切り出された本題からナイトがわかりやすい形で挙手を促して反応を見ると、真っ先に反応したところは、なし。
ここでどこも挙手しなければこれで会議ははい終了。解散の流れだが、そうはなってほしくないともう少し様子を見ると、どこも他の反応を見終わってから、最初に挙手したのは、ネガビュ。
「テイル達に触発されたからというわけではないが、我々ネガ・ネビュラスにとっても帝城の完全攻略は大きな目標の1つだ。その考えうる最も勝算のある可能性がこの場にあるなら、我々は協力を惜しまない。もちろん、我々のレギオン単独でもいずれは挑むミッションだったからな。それが少し早まっただけの話だ」
「ちっ、ネガビュに先越されたか。んじゃプロミネンスもこの作戦に乗らせてもらう。正直な話、東京戦域のダンジョンは全部アンタらが攻略し終えてて、ウチとしてもなんかでっけぇ目的みてぇなもんはほしいって前からポツポツ意見はあったんだ。それがこんな形で巡ってきて、今は盛り上がってるぜ」
挙手と共に参加の理由についても述べた黒雪姫に続いて手を挙げたユニコも、新生プロミネンスとしての目標を定めかねていたことを吐露し、それが定まってやる気に満ち溢れていることを嬉しそうに話す。
そんな2レギオンの参加を見てメンバーと頷き合ってから手を挙げたのは、ナイトとグランデの2人。
「なんだ、お前達のところは我々の反応待ちしていたのか?」
「いやいや、そういうわけじゃねーって。最初の宣言はしづらいもんだろ? だから牽制し合ったら俺が先陣を切ろうとだな」
「結局切れてねぇじゃねぇか」
「あーもう。そういう弄りはやめてくれや。つーわけでレオニーズも参加だ。理由は面白そうだから。以上」
「我らグレート・ウォールも参加させてもらおう。我らとて帝城の攻略は長きに渡り思索していたのだ。ならばこの機を逃す手はあるまい」
「いいのかグランデ? 帝城攻略が成功すれば、この加速世界に何らかの変化が起こるやもしれんぞ。事によっては加速世界の消滅も十分にあり得るだろう」
「──了。この世界が『真の意味での終焉』を迎えるならば、我に悔いはない」
頭数が揃ったら挙げるつもりだったっぽいグレウォはともかく、ナイトのカッコ悪い言い分にはテルヨシとサアヤも苦笑い。
最初から挙げるつもりではいたみたいでも、それならビシッと決めてほしかったものだ。
そのあと黒雪姫の問いかけに対してグランデが意味深な回答をしてグレウォの参加表明は終わり、残る3レギオンはどうかと顔を向けると、いつもの怪しい笑いを含めたレディオが口を開く。
「くっくっくっ。嫌ですねぇ、熱血ってやつですか? そういうのは私は苦手なんですが……」
「はいCCCは不参加ね。ソーンちゃんとことオシラトリは?」
「ちょっ!? 何なんですかその雑な対応は! まだ私が喋っているでしょう!」
「アンタはくどくどネチネチと前置きが長いのよ。昔からそういうとこがみんなに嫌われてるのいい加減気付きなさいよ。そんなんだからCCCが性根が曲がってるだの陰湿だのと……」
「そこまで酷い言われ方はされてませんよ! あなたのイメージを周りに撒き散らさないでください《猪突猛進》!」
「…………あ?」
昔からレディオとは相性が悪いっぽいサアヤは、回りくどい言い回しに苦言を呈して、そんなレギマスだからレギオンも悪評が立つんだと言わんでいいことを言う。
悪評があることに自覚はあるレディオもそこは全否定せずにツッコミを入れたが、サアヤの嫌いな通り名で呼んだせいで逆鱗を触れる。
威圧感たっぷりなサアヤはそこから無言でBBのメニューを操作してレディオを退場処分にしようとしたので、それはさすがに困るとテルヨシがなだめて事なきを得る。
「じゃあガッちゃんが今度こそ追い出さないうちにどうぞ」
「……まったく、これだから女というのは」
『あ?』
「……いえ。私達CCCも仲間外れは嫌ですから、参加させていただきますよ。帝城の中にどんなお宝があるのか興味もありますし」
せっかくなだめたのに今度は女性陣を敵に回すような言い回しをして黒雪姫達からさえ反感を買うレディオはもうアホの部類だろと思いつつ、意外にもCCCも参加を表明してきて素直に驚く。
サアヤは裏がありそうと嫌な雰囲気を出しているが、報酬の独占を阻止する決まり事なんかはこれから話し合うから問題はないだろう。
「1つ確認させて、テイル、ガスト。この作戦においてのあなた達、私達の立場に上も下もない。立案者だからってあれこれ決めるのに権限を持たないってことは間違いない?」
「アンタらが素直に協力しないだろうから、私達がその繋ぎとしての役目を果たしてる。そういう認識でいいわよ。そのために対等の立場になったんでしょ」
「オレ達はその繋ぎの役割と引き換えで目的達成のためにソーンちゃん達の戦力を借りるってだけよ」
これで残りはオーロラ・オーバルとオシラトリ・ユニヴァースの2つになり、どうせオシラトリの答えなど聞くまでもないだろうとほぼ無視してソーンに視線を向けると、そのソーンがくどいようだがそうした確認をしてテルヨシとサアヤも迷いなく答える。
それを聞いてヴァインと頷き合ったソーンもレギオンとしての回答を述べる。
「それなら私達オーロラ・オーバルも協力するわ。《四神》には苦い思いをさせられてるし、未確認の残りの神器はあの帝城の中にあるんだろうしね」
「へぇ。これで6レギオンが参加決定か。こりゃ俺もちょっと予想外だったぜ。んじゃ最後は……」
「皆さんが盛り上がっている中で申し訳ありませんが、オシラトリ・ユニヴァースはこの作戦には参加いたしません」
黒雪姫との因縁が決着していないだけにオーロラ・オーバルは反発するかと思われたものの、それはあくまで私怨でしかないと言うように参加を宣言したソーンにテルヨシも笑顔になる。
残りの神器は確かに帝城内にあるが、その内の2つは正規ルートを無視して持ち出されてしまっているから、実質あと1つの《ザ・フラクチュエーティング・ライト》が最奥に鎮座しているだけだ。
それを知ってる黒雪姫やフーコも今は何も言わずに成り行きを見守っていて、最後となったオシラトリ・ユニヴァースの決定をアイボリーが良い流れを無視してぶった切って告げる。
この流れで不参加を宣言するのはなかなか勇気がいることなのは間違いないが、アイボリーはそれをプレッシャーなどと思わずに平然と事務的に述べるので、進行役のナイトも一応は皆が通した理由を促す。
「加速世界で初の最大級の試みであることは事実でしょうし、我々としても十分な検討がされました。しかしながら我々の下した結論は、ここに集まった7レギオンが共闘し攻略に挑んだとして、四神の撃破までは不可能ではないかもしれないですが、その先の未知数な部分で四神以上の脅威が確認されたら手詰まりになるということでした。皆さんが帝城に挑むことを非難するわけではありません。ただ我々は『不可能』と結論付けただけのことです」
実はオシラトリに関してテルヨシは……おそらくこの場のネガビュやプロミもそうだと思うが、その回答には興味はあった。
オシラトリが加速研究会の隠れ蓑であることはテルヨシ達しか知らない事実なので、それを確定させる証拠作りを今は黒雪姫達がしているところ。
今日もこのあとにグレウォとの会談が予定されてるはずなので黒雪姫達は移動が忙しいが、今はそこは関係なく、オシラトリが、加速研究会が裏でやっていることはどういう方向へと向かっているのか。その判断の1つがこの帝城の攻略にあったわけで。
ここで参加を表明したなら、加速研究会の目的の中に帝城が関係しているとも考えられたが、あっさりと引き下がったところを見ると、加速研究会の目的は帝城の攻略にはないらしい。
ひょっとすればその攻略の先にあるザ・フラクチュエーティング・ライトを誰かが持ち出してくれることを狙っているのかもしれないので、どのみち帝城の攻略の前に加速研究会を潰すのが先決だろう。
「……まぁ現実的な話はウチでもあったし、その結論はわからんでもねぇよ。んじゃオシラトリは不参加ってことで、このあとの話し合いは自由参加だが……」
「ではお先に失礼させていただきます」
そんなオシラトリの理由に納得したナイトがとりあえず全レギオンの決断を引き出したのでと、話を次の段階へと進め、帝城の攻略に関する話し合いになるから不参加のオシラトリは自由とすると、ここもあっさりと退場したアイボリーは、皆に一礼してからスッとその姿を眩ませて議場から退席。
一応テルヨシとサアヤは警戒してメニューからアイボリーの名前がギャラリー一覧から消えたのを確認してから、ナイト進行の話に耳を傾ける。
「それじゃあまずは何から決める? 報酬の分け前か? 作戦決行の日時か?」
「報酬だろうな。ここをハッキリさせねば、仮にその後にチームを編成し、各レギオンから戦力をレンタルしようと、報酬に目を眩ませて裏切り行為が起こる可能性は高い。特にCCC辺りはな」
「心外ですねぇ黒の王。協力する以上、まずは味方の生存率を高く維持するのはダンジョン攻略の基本中の基本でしょう」
「そう言うけど実際問題、別々のレギオンのメンバーが連携をするとなったら、綻びは出てくるものよ。信頼関係なんてそれこそ一朝一夕で築けるものじゃないでしょ」
「そうだなぁ。しかも相手が最初からあの四神だぜ。下手すりゃごっそり《無限EK》なんてこともあり得ちまう以上、6レギオンで腹の探り合いなんてやってたら攻略どころじゃねぇ」
予想はしていたものの、今日の会議で最低限決めておきたいことはテルヨシとサアヤは事前にまとめてきていたので、早速のお悩みに対して手を差し伸べる。
ここで遠慮のないテルヨシとサアヤの性格は非常に効率的でナイトも対策済みな2人にターンを回してくれる。
「報酬の件はこっちとしても考えてきたんだが、オレ達メテオライトは攻略で得られたドロップアイテム類に関しては関与しない。手に入った時にはそっちに譲るよ。まず同じ考えのレギオンとかいる?」
「ほう。仮にも加速世界で最難関のダンジョンで手に入るアイテムをいらないと? ずいぶんと気前が良いな」
「あくまで私達の目的は帝城の完全攻略ってこと。報酬なんてそれに比べたら些細なことなのよ」
「ふーん。潔くてカッコ良いじゃねぇか。んじゃプロミもそれでいいぜ。あたしらも過程を楽しみたいって意見が多かったからな。いちいち報酬でああだこうだやんのは面倒臭ぇや」
「そういうことなら我らグレート・ウォールも頭数が多い都合、少数のアイテムを分配するのが難しい故、ドロップアイテムに関しては譲ることにする」
そこでまずは報酬アイテムの関して欲しいレギオンと別にどうでもいいという意見が出てくれるのを信じて問いかけると、プロミネンスとグレート・ウォールが辞退してくれて、とりあえずこれで4レギオンが報酬を分けられるところに持っていけた。
「んじゃ話は早いな。次は目下の敵となる四神。これの撃破のためにチームを4つ編成することになるけど、そのチームリーダーをロータス、ナイト、ソーン、レディオの4人に担当してもらいたい」
「……なるほどね。これで四神の撃破が出来た場合、各エネミー毎に発生したドロップアイテムはその担当リーダーのレギオンの取り分にってことね」
「だが四神4体を撃破して1つのアイテムがドーンと出た場合はどうする?」
「その時は各チームで被害の少なかったところがMVPってことで解決しようと思う」
「待ってください。それでは足の引っ張り合いは解決できないのでは?」
「だから私達がいるんでしょ。私達のメンバーは必ず4チームに2人ずつ配置するわ。その上でアンタらのレギオン同士が足を引っ張るような行為をしていたら、その時点でその行為を行ったレギオンから報酬獲得の権利を剥奪する。獲得するはずだったアイテムも私達が総取りさせてもらうわよ」
「つまりガッちゃん達はチームの戦力であると同時にチームを監視する監督役も担うってことね」
「ガッちゃん言うなレイカー。アンタらを信用するって意味でならこれは裏切りになるのかもだけど、こうでもしないと他レギオンのメンバーに背中を預けられないってのもわかるでしょ。私達が不正を絶対に見逃さない。その一点だけは信用して欲しいわ」
報酬の話はどうやっても厳しい目で見なければならない部分が出てくるから、その部分をテルヨシ達が担うことで解決しようという案に、6レギオンも少し困惑。
やると決めた以上はレギオンの壁を取っ払うくらいの気持ちでいるのが度胸だが、そう簡単ではないことは長い年月で積み上げたものが邪魔をするもの。
だからその壁を完全に取っ払う必要がないようにとしたテルヨシ達の提案に対して、メンバーと少し話し合った各レギオンは、皆が顔を合わせて首を縦に振る。
「しゃーねぇわな。報酬で揉めるなんざレギオン内でも起こっちまう問題だし、それを監督してくれんなら、少なくともそのあとの問題は各レギオンに持ち帰れる」
「四神撃破のあとの攻略の際にもまた報酬の件では話し合いが必要だが、当面の目標に関してはこれで構わん。話を続けようか」
「では非常に揉めそうな案件にいきましょうかねぇ。私達4人がそれぞれどの四神を相手にするかを。くっくっくっ」
まだ問題はあるが大きな部分で妥協できるとあって反対意見は出ずに報酬問題はとりあえず解決。
テルヨシとしてはあと1つ、どうしても今回で決めたいことがあったのでそちらを切り出そうとしたら、やはり王達も何が優先かはわかるのでレディオがらしい言い回しで最大の難関を切り出してくる。
「押し付け合いはなるべく避けてぇな。この会議で挙がるのはわかりきってたし、どこも割り振られるならって意見はあるだろ。それをまず聞くか。ちなみに俺は《ビャッコ》だ」
「まぁ脳筋のレオニーズならそうだろうとは思っていたがな。私は《スザク》を希望しておこうか」
「あら、ロータスはあの火の鳥に勝算でもあるのかしら? 私もスザクならと思っていたんだけど」
「やはり綺麗には分かれませんねぇ。ちなみに私も4体から選ぶのであればビャッコを希望します」
「やっぱどこも《セイリュウ》と《ゲンブ》はやりたくねーってことか。あたしは個人としてならゲンブかスザクってとこか」
「我が王はゲンブを希望しておられる。追加するのであれば、我々グレート・ウォールの主戦力はゲンブ戦のみにおいていくらかの勝算を持っている。とはいえ確実なものではないから期待しないでもらいたいがな」
「セイリュウ希望はなしか。まぁ予想した通りだな。《レベルドレイン》はリーダー責任でも重たすぎるし仕方ないけど、誰かがやらないと話が進まないしなぁ」
「っていう前フリは無視して、セイリュウのレベルドレインの問題を解決できるかもってなったら、誰か意見を変えるかしら?」
最初の段階での分かれ具合は最悪ってこともないものの、やはりレベルドレイン持ちのセイリュウを受け持ちたいと名乗り出る王はいない。
ただそこも考慮して事前にレベルドレイン対策を持ってきていたテルヨシ達が皆が嫌がるそこを解決出来るかもしれない前提にすると、黒雪姫と因縁があるソーンが動いてくれる。
「レベルドレインが無効化できるなら、電撃対策なんかもある私がやるわ。ただし、レベルドレインを完璧に封じ込める前提があっての話だからね」
「くっくっ。では私もグレート・ウォールが勝算ありと言うならばそちらに助力しようと思います」
「おっ。なんだなんだ。意外とあっさりと決まったじゃねぇか」
「待ってナイト。私はまだ本決定じゃないわよ。ちゃんとしっかりとテイル達の言う対策が万全か確認が取れてから話を進めてちょうだい」
「ってことなんだが、確認の方は取れてんのか?」
各意見が出揃ってからレディオもゲンブの方に移動してくれたので、とりあえずこれで各エネミー撃破のリーダーは仮決定となり、とても大事なことなのでソーンが念押ししてきた案件をナイトがテルヨシ達に問う。
しかしそれに即答できなかったテルヨシとサアヤは、会議を次の段階に進めるためにまたやることができてしまったのだった。