げんそうびより   作:イナバん

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少しドジな咲夜さん・・・DIO要素も入ってます。


お茶会に呼ばれた

「ザ・ワールド!」

 

本当はこんな事言わずに時を止められるのだが、こっちの方がかっこいいので言ってみた咲夜であった。

 

「この子がお嬢様の言ってた宮内れんげね・・・なんか普通ね、少しがっかりだわ」

 

どうみても普通の子供にしか見えず、レミリアが彼女の何に興味を持ったのか理解できなかった。

 

「へえー、見た目はお嬢様と同じぐらいね」

 

そう言いれんげを覗きこむと自分をしっかりとみていた。普通時間が止まった人間の顔をみても焦点が合っておらずみられてる気分はしないのだが、れんげのそれはしっかりと咲夜を見ていた。

 

「きみ悪いわね・・・見えているのかしら?ふふ、そんなわけ・・・」

 

れんげの手元にナイフを近づけると手が動きナイフを弾いた。

 

「なに!?」

 

咲夜は急いでれんげと距離をとり様子を伺った。

 

「やっぱりあなた・・見えているの?」

 

本当はれんげが握っていた磁石がナイフに反応しただけだがそんな事を知る由もなく、このまま時を止めていても進展がなさそうなので時を進めた。

 

「そして時は動き出す」

 

時間が動き出しれんげは咲夜の位置がまた変わっている事に驚いた。

 

「なっ!またなのん!」

 

「あなた・・・見えているの?」

 

「なんの事なのん?」

 

「質問を質問で返さないで、疑問文には疑問文で答えろと寺子屋では教えているのかしら?」

 

「何を聞いてるのかわからないから答えようがないのん」

 

(あら?見えてないのかしら?それともそういう演劇・・・あの目・・本当に考えてることが読めない・・・)

 

「まあいいわ・・・私は私の仕事をするだけよ、宮内れんげさん私の主人があなたをお茶会に招待したいらしいの、来ていただけるかしら?」

 

れんげは目を輝かせていた、メイドに会っただけでも刺激が強いのにその上お茶会に招待されるなんてまるでお嬢様になったような気分だった。

 

「お、お茶会!?行きたいのん!」

 

「そう・・では明後日来ていただけるかしら?館の場所はそこの妖怪達にでも聞くといいわ、それじゃあね、宮内れんげさん」

 

あっという間の出来事だったためルーミア達は反応が遅れたが、よく考えるとまずいことになっていた、紅魔の吸血鬼はそこらの妖怪とはわけが違う、見た目は確かにれんげとそう変わらないが中身がまるで違う、強さ、カリスマ、どれをとってもれんげに会わせるには危険すぎるのだ。

 

「大ちゃん、これは一大事だね・・・」

 

「と、とりあえず慧音先生に相談に行こう・・・れんちょん、ちょっと寺子屋までいこ」

 

こうしてれんげ達は寺子屋に戻り慧音に事の経緯を説明した、

 

「・・・困ったことになったな・・館までは妹紅に着いて行ってもらえばいいが問題は中だ・・れんげどうしてお前は次から次へと厄介ごとを・・」

 

「慧音、断ればいいんじゃない?」

 

ルーミアはそう告げたが、

 

「いいや、一度承諾した以上行かないわけにはいくまい、ある種の契約だからな・・・れんげ1つ言っておくがお前の行くお茶会の会場、紅魔館は吸血鬼が主人をしてる館だ、今迄とは比べものにならんほど危険な場所なんだ・・出来れば行く前に相談して欲しかった・・・」

 

「ごめんなのんけーねん、なんか断れなかったのん」

 

(奴の能力か?・・・とにかく妹紅にも知らせないとな・・・)

 

「慧音、私達も館までついて行くよ、その場にいたのに何もできなかったしね・・」

 

ルーミア達も事の重大さをわかっているようで、自分の無力を嘆き、それを少しでも償おうとしていた。

 

「でもけーねん、あのメイドさん多分人間なのん、なんで人間もいるのにそこまで危険なのん?」

 

「れんげは咲夜の能力を見たか?」

 

「多分見たのん!瞬間移動してたのん!」

 

普通の人はいきなり目の前に来たらまず瞬間移動と思う、だが十六夜咲夜、彼女の能力はそんなちゃちなものではない、

 

「いいか、れんげあのメイド、十六夜咲夜の能力は時を止められるんだ、普通の人間じゃあない、逆に言うとそんな奴しかあの館では生きていけないんだ」

 

「ときを・・・止める?・・・そんなことできるわけ・・ないのん・・」

 

咲夜の能力に恐怖を感じたのか、それとも慧音の言い方が威圧的だったのか、れんげは少し怯えていた。

 

「慧音、咲夜はれんちょんに見えているのか?って聞いてたよ」

 

「見えている?それはつまり止まった時の中で見えている事を意味するのだろうか?・・」

 

「多分そう・・だからじゃないかな?れんげを招待したのは・・」

 

もちろんこれは咲夜の勘違いだった、普段ならこんな単純な事に引っかかる彼女ではないのだが、レミリアが面白いと言うほどの相手だったためあんなチープなトリックに引っかかったのだ。

 

「れんげ、もしかして止まった時の中を見たのか?」

 

「いや、それはないよ慧音、だってれんちょんは瞬間移動って言ってるし・・」

 

「じゃあ一体、どうして?」

 

もちろんれんげ本人も知らない、それにこれまでのれんげの実績を考えると、動けるかもしれないそう言う風に彼女達もまた考えてしまった。こうしてわけもわからぬままれんげは吸血鬼の館に行く事になってしまった・・

 

 

 

 

 




いよいよ紅魔編突入です
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