げんそうびより   作:イナバん

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4ヶ月間の失踪の後戻ってきました。


姉と遊んだ

「落ち着いたかい?」

 

そう勇儀はれんげに向かって言った、彼女は本来弱い者はあまり好まず容赦無く追い払っていたのが常だったがれんげが引き連れていたメンツが 彼女をただの弱い人間と見るにはどうにも腑に落ちなかったのだ。そして彼女は少し混乱しながらも泣きついてきたれんげに何か事情がある事を悟り、落ち着くまでそっとしておいてあげた。

 

「大丈夫なのん、いきなりごめんなのん・・・よく見たら人違いなのん・・」

 

「そうかい、お前名は?」

 

「宮内・・れんげ・・なのん」

 

「あたしは星熊勇儀 !みたとこれんげは幻想郷の住人じゃあないね、雰囲気が違う」

 

「外から来たのん」

 

「そうか!そうか!外の世界にも猛者がいるもんだ!あたしも大江山になら少し縁があるんだ!」

 

盛り上がる勇儀、普通、鬼がこのテンションで騒いでいたら人は恐れおののきその場を一目散で逃げてしまうが、れんげは桃太郎の昔話などで出て来た本物の鬼を相手に喋ってると思うと少し興奮してしまっている、しかも勇儀自身姉御肌なので、顔は違うが雰囲気がどことなく似ている楓を思い出してしまい、それがまたれんげの好感度を上げていた。

 

勇儀の提案に1番に反応したのはルーミアだった。

 

「待ってよ!れんげは普通の人間の女の子だよ!鬼と勝負して勝てるわけないじゃないか!」

 

「いいや!あたしはやってみたいね!地霊殿のさとりの妹まで従えてるじゃないか!俄然興味が出てきた!みたとこ弾幕はできそうじゃないね、普通に力比べでもするかい?」

 

れんげそっちのけで話がどんどんと進んでいく、しかしれんげも鬼の力がどれぐらいかを知りたいとも思っていたのでやりたい気持ちはあった、しかし・・

 

 

「うち負けたらどうなるん?食べられるん?」

 

「うーん・・・どうしようかね〜・・あたしのお酒に付き合ってもらうか!」

 

今度はフランが、

 

「鬼のお酒なんかに付き合ったられんげ死んじゃうよ!」

 

「大丈夫!大丈夫!うまい酒は体にいいから!あっはっはっは!」

 

(ダメだこいつ・・・はやくなんとかしないと・・)

 

そう思うフランであった。

 

「うち、鬼の力見てみたいん・・・」

 

これを聞いて勇儀は張り切ったようにどこかに走り出し、数分後自身より何倍も大きな岩を片手でボールでも持つかのように軽々と持ってきた。

 

「すごいのん・・・・」

 

「どうだれんげ、すごいだろ、あたしぐらいになるとこんなもん息するよりかんたんよ!」

 

そう言いれんげの真横に岩を降ろし勝ち誇ったように腕を組み笑顔でれんげを見ていた。

 

「さあこれより重いものれんげに持てるかな?」

 

「少し待つのん・・・・はっ!あるのん、うちが勝つ方法・・・・これだけはできれば使いたくなかったのん・・・でも使うしかないのん!うちの鬼殺しを!」

 

「面白そうじゃねえか」

 

れんげは勇儀を一瞥してその場でなぜか逆立ちをした。

 

「ん?おいおいれんげ、お前いきなりそんなことしてどうしたんだ」

 

疑問に思う勇儀であったが、

 

「ゆうぎん、天の橋立なのん」

 

そう天橋立・・・要はまたの間から覗けと言うことだ、それを理解した彼女たちはまたの間から逆立ちしてるれんげを見るとまるで彼女が地面にそのものを持ち上げ支えているようだった。つまりはとんちをきかせたわけだ、これには鬼の中の鬼、山の四天王の勇儀も一本取られたと笑い飛ばし勝負はれんげの勝ちとなった。れんげの付き添いの彼女達も一時はどうなるかと思い冷や汗ものだったが彼女の機転にまたもや驚かされた。

 

「じゃあなのんゆうぎん〜またお話しするの〜ん」

 

れんげは勇儀と別れ地霊殿を目指した。しばらく歩くと紅魔館とは違うタイプの洋館が見えてきてそれが地霊殿だとこいしが教えてくれた。門のところに1匹の黒猫がおり、こいし達を見つけるやいなや人間の姿へと変わり、一行を屋敷の中へと連れて行った。まず玄関をくぐると大きなステンドグラスれんげがそれに見とれていたが階段からこの館の主人古明地さとりが出迎えの挨拶をしに来たため自然と彼女の関心もそちらへと移った。

 

「ようこそ地霊殿へ、こいしったらこんなにお友達を作って、お姉ちゃんは嬉しいわよ、それに面白い子も連れてきたみたいね・・・」

 

「はじめまして宮内れんげです!」

 

(この子が巷で噂の人間の子ね・・・ふふ、少し心を覗いてやろう)

 

(こいしんのお姉ちゃんは目玉おやじだったのんな〜、でも手足が生えてないのん、それに親父じゃないから目玉姉貴なのん)

 

「・・・・私、妖怪長いことやってるけど目玉おやじって言われたのは初めてだわ・・・」

 

「褒めてくれて嬉しいん、目玉姉貴」

 

「その呼び方はやめてほしいわ・・・・」

 

こうは言ったもののれんげの反応は新鮮だった、今まで人に敵意を向けられこそしたが姉貴呼ばわりはされた事はない、この反応だと彼女が心読めるという事は分かっていないようだ、それにれんげ自身もうさとりの事はどうも思っていないらしく心を読んでもお茶菓子はクッキーと紅魔館で飲んだ紅茶がいいなぐらいしか考えていなかった。こういうわけでれんげに興味が湧いたのかさとりはれんげにポーカーの勝負を挑もうとしていた。彼女が何を持っているのか、それが気になってしまいしかたなかった。

 

 

 

 




頑張って書いたZE☆
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