"愛してる"の想いを   作:燕尾

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どうも燕尾です!
ラブライブ26話目です。






26.まきりんぱな

 

 

「取り敢えず一年生たちは様子を見た方がよさそうだ。小泉さんも、西木野さんも、俺たちが下手に出ると話が(こじ)れる」

 

「そっか……」

 

「仕方がありませんね、こればかりは」

 

「そうだね」

 

昨日の顛末を三人に話すと、全員難しそうな顔を浮かべる。

自分に自信が持てずに立ち止まっている小泉さん。それと素直になれず、自分を騙し続けている西木野さん。理由は違えど足を止め、自分自身の時が止まっている彼女たち。昨日それぞれから話を聞いた俺は結論を出す。

 

「まあ、待つしかないだろう」

 

これが二人に対しての俺の最終的な判断。

三人は納得はしても、懸念が残っている様子だった。

 

「でも、あまり時間がないと思うな。もう大体の一年生は部活を決めたりしてるし」

 

「そうですね。いくらいつでも歓迎といっても時間が経ち過ぎては入りづらくなるでしょう」

 

ことりと海未がその不安を口にする。

二人の言うとおりではある。だけど、もうそれは小泉さんや西木野さん次第だ。

もし本人たちの意思がないまま引き入れたとしても、その後の活動が上手く立ち行かなくなるのは目に見えている。相談に乗ろうが、説教を()れようが、結局は彼女たち自身が決めないといけないことなのだ。

 

「たぶん小泉さんも、西木野さんも、自分で決めなければいけないとわかっていると思う。やるにしてもやらないにしても、これ以上引き伸ばすことができないことも含めて」

 

「私たちがここで何をしようと意味はない、ということですか」

 

その通り、と俺は頷く。

 

「あとは天のみが知るなんとやら、というやつだな。というわけで――穂乃果」

 

俺は少し落ち込んでいる様子の穂乃果に釘を刺す。

 

「小泉さんや西木野さんに会っても勧誘をしたら駄目だぞ?」

 

確認の意をこめた俺の言葉に穂乃果は静かに頷くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……」

 

ため息を出すのはこれで何度目だろう。私は中庭にあるベンチに腰をかけながらそんなどうでもいいことを考えていた。

本当はこんな現実逃避をしていないでもっと目の前のことを考えなきゃいけないのに、つい余計なことで気を紛らわせようとしてしまう。私の悪い癖の一つだ。

 

「いつまでも悩んでいたら、駄目だよね……」

 

昨日先輩に相談に乗ってもらって日が明けてから、もう放課後まで進んでいた。例のごとく、授業には集中できず、何度も注意を受けてしまった。

心配した凛ちゃんが何度か声をかけてくれたのだが、それさえも聞き逃すほど、今日の私は上の空だった。

 

 

――やりたいからやるんだ。だから、小泉さんも大丈夫――

 

 

昨日の桜坂先輩の言葉が頭に響く。優しく、暖かい先輩の言葉が。

でも、それでも、それがあっても、不安は拭いきれなかった。私なんかがスクールアイドルなんて、と思ってしまう。そしてそんな自分にほとほと嫌気が差してくる。

 

「はぁ――」

 

 

 

 

 

「なに辛気臭いため息ばかりついているのよ」

 

 

 

 

 

「わっ――に、西木野さん!?」

 

後ろから声をかけてきたのは件のクラスメイト、西木野真姫さんだった。

 

「どうして、ここに……?」

 

「ちょ、ちょっとした散歩よ! 別にあなたを探していたとか、そういうわけじゃ絶対にないから!!」

 

「そ、そうなんだ……」

 

妙に紅潮した顔、そして焦ったような声。西木野さんは誤魔化しているようだったけど私を探していたのだろう。まともに話したのは昨日が初めてだったけど、なんとなくわかった。

 

「それで、何か用かな? 西木野さん」

 

「ヴぇ!? え、えっと、その……」

 

西木野さんは顔を赤く染めて、何かためらっていた。だけど自分のなかで決まったのか、まっすぐと私を見据える。

 

「行かないの? 先輩たちのところに」

 

「……っ」

 

そして西木野さんがはっきりと口にした。

 

「いつまでもこんなところで(こまね)いていてもなにも変わらないわ。それはあなたもわかっているのでしょう?」

 

「うん……」

 

そんなことはもうとっくにわかっていた。こんなところで悩んでいてもため息はいていてもどうにもならないことは。ここでため息を吐く前から知っていた。

それでも臆病な自分が邪魔をする。それでいいのか、上手に活動できるのかと頭のなかでささやいてくる。

未だに迷い続けている私に西木野さんははぁ、とため息をついた。そして――

 

 

 

 

 

「アーアーアーアーア――」

 

 

 

 

 

発音練習をするように声を出し始めた。

 

「ほら、あなたも――アーアーアーアーア――」

 

いきなりのことできょとんとしている私に西木野さんは一緒にと促してくる。

 

「あ、あーあーあー……」

 

「声が小さい! ほら立って、お腹から声を出して!!」

 

「は、はい!!」

 

私は急いで立ち上がる。そしてお腹に意識を集中する。

 

 

 

 

 

「「アーアーアーアーア―――」」

 

 

 

 

 

西木野さんの声と一緒に中庭に響く私の声。それは自分でも驚くぐらいしっかりと出ていた。

 

「はい、もう一度」

 

「「アーアーアーアーア―――」」

 

何度か声を出したあと、西木野さんは柔らかな微笑を浮かべながら、問いかけてくる。

 

「どう? 声を出すなんて簡単で――気持ちいでしょう?」

 

私も笑顔で頷き返した。

こんな堂々とボイストレーニングなんてしたことなかったから、新鮮だった。

 

「それじゃあ、もう一度――」

 

 

 

 

 

「あー! かよちんこんな所にいたー!!」

 

 

 

 

 

もう一度大きな声を出そうとしたところで大きな声が聞こえる。

私のところに駆け寄ってきたのは親友の凛ちゃんだ。どうやら凛ちゃんは教室からいなくなった私を探していたようで少し頬を膨らませていた。

 

「もう、放課後になってからすぐにいなくなったからどこに言ったか心配したんだよ?」

 

「ご、ごめんね、凛ちゃん。少し考え事してて……」

 

「ほら、先輩たちのところに行こう? 今日こそアイドルやりますって言わなきゃ!」

 

そう言って凛ちゃんは私の手をとって、先輩たちがいるであろう屋上へと引っ張ろうとする。

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

その様子を見ていた西木野さんが凛ちゃんがとった反対の手を掴む。

 

「西木野さん、どうしてここに?」

 

今まで西木野さんがいたことに気づいていなかった凛ちゃん。そのことに西木野さんはむっ、とするも深くは追求せずに私の手を少し引っ張る。

 

「そんなに急かしても駄目よ。少し自信をつけてから行ったほうが良いわ」

 

「どうして西木野さんが凛たちの話に入ってくるの!」

 

威嚇するように語気を荒げる凛ちゃん。そんな彼女に西木野さんも明らかに敵対心をむき出しにした。

 

「私だって彼女のことは少し知ってるし、歌うならそうしたほうが良いって言っただけよ!」

 

「かよちんは迷ってばかりだから、パッと決めたほうがいいの! 現に今日までずっと悩みっぱなしで何一つ決められてなかったんだから!!」

 

「それはそうなんだけど、そこまではっきり言わないで欲しかったかな、凛ちゃん…」

 

「それでも、あなたが決めても仕方がないじゃない!」

 

「う~~!!」

 

「むっ――!」

 

二人は睨み合う。出会って数分もしないうちに険悪なムードに私はどうしたらいいのかわからずオロオロしてしまう。

 

「あの、二人とも? 喧嘩は――わっ!?」

 

「ほら行こうかよちん! 早くしないと先輩たちの練習時間が終わっちゃうよ!!」

 

ぐいぐいと、私の手を引っ張る凛ちゃん。

 

「待ちなさい! どうしても連れて行くというなら、わたしが連れて行くわ!!」

 

それに対抗して西木野さんも私の手を引く。

 

「何で西木野さんがくるのっ! 関係ないでしょ!」

 

「関係あるわ! 音楽のことなら私の方がアドバイスできるし、それに――μ'sの曲は私が作ったんだから!!」

 

「えっ!?」

 

私が驚いた声をあげると、西木野さんはやってしまった、というような顔をする。

 

「そうよ、彼女たちのファーストライブの曲を作ったのは私よ! だから関係ないことなんて何一つない!」

 

勢い余って口を滑らせてしまった西木野さんはヤケクソに言って、凛ちゃんと同じようにぐいぐい引っ張る。

 

「ちょっと、二人とも……!?」

 

二人を止めようと少し抵抗するも二人は言い争って止まらない。

 

「とにかく、凛がつれていくの!」

 

「いいえ、私が連れていくわ!」

 

「凛が!」

 

「私が!」

 

自分が、と主張する凛ちゃんと西木野さん。私はそのまま二人に引きずられていく。

 

「だ、だ……ダレカタスケテー!!!!」

 

私の意思はどこへやら。虚しい叫びが空に溶けていった。そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと……一体何をしたんだ、小泉さん?」

 

「なにもしていません!!」

 

「警察に連絡……」

 

「しないでいいです!!」

 

両脇を固められた姿を見て警察に連絡しようとした桜坂先輩に私は声を荒げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だいたい事情はわかるけど、小泉さんをここへ連行してきて、一体どうしたんだ?」

 

二人に両腕をがっしり捕まれて項垂れている小泉さんは少し疲れ気味な様子で、二人が無理やり連れてきたのがわかる。

確認の意図も込めて俺は星空さんと西木野さんに問いかける。

 

「かよちんをスクールアイドルにしてください!!」

 

すると星空さんは大きな声でいった。

 

「かよちんは昔から、小さい頃からずっとアイドルに憧れていたんです! だからお願いします!!」

 

「そんなことはどうでもいいんです! この子、自覚がないだけでちゃんと歌唱力があって、アイドルだって問題なくやれるんです!!」

 

「どうでもいいってどういうことなのっ!!」

 

「そのままの意味よ!!」

 

「う~~っ!!」

 

「む――っ!」

 

小泉さんを挟んで睨みあう二人。

星空さんも西木野さんも小泉さんのことを想っての行動なのだろうけど、いかんせん肝心の小泉さんが置いてけぼりだ。

二人の喧嘩が本格的になろうとしたそのとき、

 

 

 

 

 

ぱんっ――!

 

 

 

 

 

屋上に一つの乾いた音が響いた。

 

「ハル、くん……?」

 

言い争っていた星空さんや西木野さんだけではなく、穂乃果と海未にことりと小泉さん、この場にいる全員が拍手を打った俺に目を向ける。

 

「小泉さん」

 

「は、はいっ!」

 

指名された小泉さんはピシッと背筋を伸ばす。そこまで畏まらなくてもいいのだけれど、今重要なのはそこじゃない。

 

「小泉さん――小泉さんはどうしたいんだ?」

 

「わ、私は……」

 

「いまさら何を迷っているのよ、絶対やったほうが良いわ。声を出すなんて簡単だったでしょ? 貴女なら出来る」

 

「西木野さんの言う通りだよ。ずっとやりたかったんでしょ、アイドル?」

 

二人は小泉さんの背中を押す。二人のそれは善意からきていることなのはわかる。

 

「私、は……」

 

だが、本当の意味で小泉さんが前に進めるようになるには、二人の善意が邪魔になる。

 

「西木野さん、星空さん。少し黙っていてくれ」

 

「「――っ!!」」

 

思いのほか低くなった声音に、二人は体を硬直させる。

俺は視線を小泉さんだけに絞り、同じように問いかける。

 

「小泉さん、もう一度聞く。小泉さんはどうしたい?」

 

「桜坂先輩……」

 

「まだ決めかねているなら満足するまで悩んでから来ても大丈夫だ。前にも言った通り、俺たちはいつでも待つつもりだから」

 

「……」

 

小泉さんは俯く。

 

「かよちん……」

 

「小泉さん……」

 

不安そうに小泉さんを見守る星空さんと西木野さん。

俺の質問から数分後、小泉さんは二人の顔を小泉さんは交互に見て、優しい笑顔を浮かべる。

 

「凛ちゃん、西木野さん。ありがとう」

 

そう言って小泉さんは一人前に出る。

 

「私――」

 

その顔はスクールアイドルをやると決めた時の穂乃果と同じ顔をしていた。

 

「私、小泉花陽といいます! 一年生で、人見知りで声も小さくて、背も小さくて、得意なものはなにもないですけど…でも、アイドルへの気持ちは誰にも負けません! だから、だからっ――私をμ'sのメンバーにしてくださいっ!!」

 

お願いします! と頭を下げる小泉さん。

ここまで煽っておいて無責任かもしれないが、小泉さんの加入の是非を決めるのは俺じゃない。

そのことをしっかりわかっていた穂乃果が、立ち上がり、小泉さんの正面に立つ。

 

「小泉さん――」

 

穂乃果はゆっくりと手を伸ばして、

 

「こちらこそ、よろしくっ!」

 

小泉さんの手をとる。

最初こそ何が起こったか分からない顔をしていた小泉さんは次第に理解が追いついて、瞳に涙が溜まり始める。

 

「~~~っ、よろしくお願いしますっ!!」

 

夕日を背に手を取り合う二人の少女。それは絵にしたいほど綺麗で、美しいと思えるほど俺の目には映っていた。

いや、この場にいる誰もがこの光景を目に焼き付けていた。

 

「かよちん、偉いよぉー……」

 

そして星空さんは自分自身で前に歩き始めた親友の姿を見て涙をためて、

 

「まったく、なに泣いているのよ……」

 

そういいながら、西木野さんも同じように瞳に光るものを映していた。

 

「そういう西木野さんも泣いているな」

 

「な、泣いてなんかいないわっ、見間違いよ!」

 

素直に認められないのはいつものこと。最近は西木野さんがどういう人物なのかわかり始めたから特に気にはしない。

 

「まあそれならいい。それで、二人はどうするんだ?」

 

「「えっ……?」」

 

「えっ、じゃないだろう。自分のこともあるのに引きずってまで小泉さんに入れ込んだんだ。もうそろそろ自分の気持ちもわかっているだろう?」

 

「「……」」

 

「それに――」

 

俺は後ろの海未とことりを見る。二人もそのつもりだったらしく既に星空さんと西木野さんに手を伸ばしていた。

星空さんと西木野さんはお互いを見合わせる。

 

「――メンバーは」

 

「まだまだ募集中です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、新たに三人のメンバーが加わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩!」

「桜坂せんぱーい!!」

「ちょっと、二人とも待ちなさいってば!」

 

「ん?」

 

朝練習のために神社に向かう途中、後ろから大きな声で呼ばれる。

振り向くと、走りながら大きく手を振るのは小泉さんと星空さん。そしてその後ろでため息をつきながら二人について走っている西木野さん。恐らく今日の朝練習に行くのに示し合わせたのだろう。

 

「おはようございます」

 

「先輩、おはようだにゃ!」

 

「……おはよう」

 

「ああ、おはよう、三人とも。朝練に行くのか?」

 

「はい、早速今日から参加します!」

 

「楽しみだにゃー」

 

「加入した以上やるだけよ」

 

それぞれの性格が滲み出たような返答をする三人。

 

「西木野さんは素直じゃないにゃ~、一番最初に集合場所に来ていたのは西木野さんだにゃ」

 

「そ、それは! あなたたちが遅かっただけよ!」

 

「私と凛ちゃんが集合場所に来たのは待ち合わせの十分以上前だったような……?」

 

「~~~っ!!」

 

顔を真っ赤にさせる西木野さん。

 

「まあいいじゃないか、やる気があるのは。格好悪いことではないだろう?」

 

「そうだよ西木野さん。私も楽しみだし、一緒に頑張ろう?」

 

「……そうね」

 

それでも、この表情を見て最初は地味な基礎トレーニングやランニングだなんていえないな。

 

「かよちん、西木野さん、早く行くにゃー!」

 

「凛ちゃん、ちょっと待って!? 行こう、西木野さん!」

 

小泉さんが西木野さんの手を引こうとする。だが、

 

「……」

 

西木野さんは立ち止まっていた。

 

「西木野さん? どうしたの?」

 

「えっと……」

 

首を傾げる小泉さんに西木野さんはくるくると自分の髪を弄ってそっぽを向く。

 

「これから私たちは一緒に活動していくのよね?」

 

「うん、そうだけど……?」

 

「……だったら、"西木野さん"だなんて他人行儀な呼び方はやめてほしいというか…その……私もあなたたちのことを名前で呼ぶから――花陽、凛」

 

自分から言うのが恥ずかしかったのか、治まりかけていた顔の赤らみがまた濃くなっていた。

そんな様子を見ていた小泉さんと星空さんは――

 

「――ちょっ、何で抱きついてくるのよ!?」

 

「真姫ちゃんかわいい!」

 

「真姫ちゃん、真姫ちゃーん!」

 

「放して、花陽、凛!」

 

小泉さんと星空さんに抱きつかれている西木野さんも言葉では拒否しているも、まんざらでもないようだった。だけど、

 

「小泉さん、星空さん、西木野さん。じゃれあうのは良いけど、そろそろ行かないと間に合わなくなるぞ」

 

「「「……」」」

 

促しただけなのに、三人はじっと俺を見つめてくる。

 

「? どうしたんだ?」

 

俺を放って輪を作る三人。

 

「ねぇ、私思ったんだけど――」

 

「うん、ちょうど私も思ってたかな?」

 

「かよちんも真姫ちゃんも凛と同じかにゃ?」

 

三人は頷いて俺に振り向く。そして、

 

「お、おいっ……?」

 

「行きましょう、春人さん!」

 

「ほら、ぼさっとしてないで、春人」

 

「じゃないと怒られちゃうよ、春人くん!」

 

小泉さんと西木野さんが前で俺の両手を引き、星空さんが後ろから背中を押してくる。

 

「小泉さん、西木野さん、星空さん――」

 

「真姫よ!」

 

「凛だにゃ!」

 

「花陽です!」

 

むすっと少し不機嫌な顔をしながら強調するように自分の名前をいう三人。要するにそういうことなのだろう。

 

「早く行くぞ――真姫、凛、花陽」

 

「「「はい!」」」

 

そうして俺は笑顔の三人と神社へと向かうのだった。

 

 

 

 

 






いかがでしたでしょうか?
次回も更新頑張ります



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