その日はメニューやら細かな装飾品を作ったり、日用品の買い物をしたりと四人で過ごした。
夜ご飯を一緒に食べることになると
「超包子って知ってますか?」
と明日菜が口に出し、ツナが知らないと答えると超包子で食事をすることに決まった。
ちなみに買い物中や食事中は、男女問わずツナに視線が集まり見惚れていた。美しすぎて男女どちらかわからなかったが、服装が男物なことから男性だろうと推測された。
その姿は木乃香達四人を含めて撮影されて、翌日の新聞に載ることになる。
翌日の教室にて、木乃香・明日菜・夕映・のどかはクラスメイトに質問責めにあっていた。
「これは誰なのか?どんな関係なのか?」という質問が多く、また「男女どちらなのか」という質問もあった。
木乃香が代表して
「うち喫茶店でアルバイトをすることになったんよ。ツナさんは喫茶店のマスターさんやで。土曜日に麻帆良に来たばかりで、たまたま知り合ったんや」
と説明した。
何人かは羨ましそうにしており、まだアルバイトは募集してるのかや、お店の場所を教えて等、木乃香に群がっていた。
ツナは10時から喫茶店を開くが、やはり客足が悪い。お店の場所にも問題があり、表通りから一本奥になっており、周りの景観の関係で小さな看板をドアの前に置いてあるだけであり、外から中の様子を見ることができないのもお客がいない要因になっていた。
儲けるためのお店ではないため気にしていない。ツナはチェッカーフェイスから毎月数百万振り込まれてくることになっており、また麻帆良にくる前にこの世界のカジノを周り荒稼ぎしていた。
夕方になると
「こんにちはー」
木乃香達四人と2-Aから数人が来店した。
ツナは笑顔で迎え入れる。全員が顔を赤くしその場で固まってしまった。ツナは不思議に思いながらもよくあることだと割り切り追求はしない。
ツナの格好は普通のウェイターなのだが髪をポニーテールにしているため、男性には見えずに女性の様な美しさがあった。
ちなみにツナの周りでは、ツナが笑いかけると固まって動けなくなる人が頻繁に出てくる。ツナは自分のことをダメツナと評価しているため容姿に関しても自信がない。
木乃香はバイトの準備をするため更衣室に向かう。一緒に来ていたのは、明日菜・夕映・のどか・朝倉・美砂・桜子・円・あやか・千鶴である。
明日菜・夕映・のどかは木乃香の付き添いと店の状況が気になり、朝倉は取材のため、美砂・桜子・円は噂のイケメンを見に、あやか・千鶴は美味しいコーヒーとケーキを食べに来ていた。