京都に到着した一行はさっそく観光に出発した。
「これが清水寺・・・なんて美しい。」
「マスター・・・」
「泣くほどなの!」
「明日菜さん少しは空気を読んであげなさい。」
「そんな喜んでもらえたらうちも嬉しいわ〜。」
「本当に高いんだね。こんな所から落ちたら・・・」
「大丈夫ですよのどか。意外に死亡率は高くないという話です。」
「楓がいたら飛び込んでそうだな。」
「あらあら・・・想像できますね。」
一番最初に向かったのは清水寺でエヴァンジェリンは清水寺から見える景色や本堂を見て静かに涙を流しており、明日菜を除いた他のメンバーは静かにエヴァンジェリンを見守っていた。
「ツナヨシくん、そろそろお昼だけどどこで食べるか決めてるの?」
「人と会う約束をしてて、清水寺で待ち合わせをしてるんですが、その人がお店も予約してくれてる予定です。ちょっと先に行きますね。」
刀子は時計を確認するとお昼近くになっており、新幹線で駅弁を食べたとはいえ若い少女達のはしゃぎようからそろそろ食事のことも考えた方が良い思いツナに声をかける。ツナは刀子の質問に答えると、人と先に合流しとくねと言い集合場所を決めて一人で先に進む。
待ち合わせ場所は決めていないが京都に着いてから視線を感じていたこともあり超直感の赴くままに歩き進める。
するとベンチに座る一人の男が目につき横に腰掛けた。
「お久しぶりです。幻騎士。」
「久しぶりだな。ボンゴレ。」
「・・・すいません。こっちではボンゴレはやめていただけると。あと貴方の名前を知らないのですが。」
「うむ。ならば、沢田と呼ばせてもらう。私のことは岸とでも呼べばいい。」
「岸さんですね。まさか貴方とこんな風に話す日が来るとは思いませんでした。」
「未来ではγ達と違い最後まで白蘭様に忠誠を誓い、死んでいったからな。」
「今は・・・」
「心配する必要はない。白蘭様にもユニ様にも仕えていないが恨んでもいない。未来での記憶が流れた日に己の未熟さを知り修行の旅に出た。その途中でチェッカーフェイスから御二方からの手紙をもらい。頼まれてこちらに来た。」
「そうですか。良かったです。」
ベンチに座っていた男は未来での戦いの際に苦戦を強いられ、そして白蘭に捨てられて死んでいった幻騎士であった。
ツナからしたら幻騎士は怖いと思える存在でもあるが、過去に戻った後に白蘭やユニの陣営にも存在していなかった為、どうしたのか気になっていたのだ。
幻騎士から白蘭やユニを恨んでいないという発言にも超直感が反応せずにいたので安心して笑顔になる。
原作を見直したのですが、幻騎士の口調がいまいちわかりませんでした。基本、相手を見下してるような感じがしましたが、今作ではツナ達年下には見下さない程度のタメ口にします。
名前は幻騎士の騎士から岸さんにしました。