ナオト
「目がぁ!目がぁ!」
ナオト
「…陸路は遠い!」
地図上では丁度真ん中位の座標
ただし森の中…道はさほど舗装されていない
アルス
「…日も暮れてくる…野営の準備をしよう…」
ライム
「じゃあ、馬車内の皆さんに伝えますね」
『あれかな?』
『…多分そうだと思うけど…』
ナオト
「ん?なんか言った?」
アルス
「野営の準備を…」
ナオト
「そうじゃなくて…」
フウ
「よいしょ…っと、どうしたの?」
リュウカ
「どうしました?兄さん」
馬車から降りてきたフウ達が聞く
ナオト
「…この辺…俺たち以外に誰かいる…」
ファリア
「え…何…怖い話?」
アルス
「…ゴーストや死霊系の気配は無いぞ…」
ナオト
「…まぁ…いっか…敵なら戦えばいいし
冒険者ならそのままにしとけばいいしな」
フウ
「一応、感知系トラップは敷いとくわ」
ナオト
「おう、頼む」
?
『貴方がナオト?』
?
『貴方が主?』
ナオト
「…フウ…」
フウ
「ん?どうしたの?」
ナオト
「…あー…なるほど…
誰かが直接脳内に話しかけてきてる感じね
そりゃ…見つからねぇわな…」
フウ
「???」
ナオト
「…とりあえず…誰だかわからんが明日話しかけてきてくれ…」
?
『わかりました』
?
『主の命令なら…』
ナオト
「…詳しくは明日聞こう…」
アルス
「…何を独り言を言っている?」
ナオト
「…気にしないでくれ…多分明日には解決する…」
アルス
「そうか…食事にしよう」
ナオト
「おう」
翌朝
ナオト
「…さてと…」
フウ
「どうしたの?立ち止まって…」
ライム
「…まさか…クリスタリアに行くの諦めるんですか!?」
ナオト
「違う違う…昨日話けてきた奴らが…そろそろ…」
?
「私達の主…ナオト」
?
「お迎えに上がりました」
唐突に現れる2人の少女
ナオト
「…君達が俺の脳内に直接話しかけて来てた人達か…」
?
「はい」
?
「その通りです…」
フウ
「…どういう事?」
アルス
「待て、どこから出てきた」
?
「…」
?
「…」
一切反応しない少女たち
ナオト
「…もしかして…
よく分からないから説明してくれないか?」
?
「はい、一時的に姿を消すローブを羽織っていました」
?
「気配に関しては単純に消していただけです」
ナオト
「…だそうだ」
リュウカ
「…待って、兄さ!?」
?
「主様にに妹など居ませんが?」
?
「不敬にも程があります」
首筋に鎌がかかる
フウ
「説明しなさい!ナオト!」
ナオト
「…俺が知りたいよ…」
ファリア
「…ちょっといいかしら」
?
「ファリア皇女様…」
?
「いかがなさいました?」
ファリア
「…ナオトってつまり皇族?」
フウ
「そうなの!?」
ナオト
「…知らんよ…」
?
「はい、ナオト様は我らが国の長の孫にあたるお方」
?
「ナオト様の父君、クラマ様は次期長になる筈だったお方」
ナオト
「…親父からそんな話一つも聞かされてないんだが?」
ライム
「とりあえず…ついていって真実をはっきりさせた方が良いんじゃない?」
ナオト
「…そうなるか…じゃあ、案内してくれ」
?
「仰せのままに」
?
「かしこまりました」
次回予告
?
「……」
?
「……」
ナオト
「ダメだこりゃ…」
フウ
「じ、次回もお楽しみに〜!」