影斗から発せられていた神居の圧力が爆発し、膨れ上がる
まるで、針のように研ぎ澄まされた神居
自分が神力を使って得られる神居の2倍以上・・・
それを当たり前のように扱う影斗
紫は影斗からの圧力に気圧されて一歩後ろに下がる
影斗はその紫の動きを見て薄く笑った後左手に一つの箱を具現化する
紫色のそこまで大きくもなく小さくもない一つの箱
3年前の影斗じゃあ、全く使うことも、そんな記憶も残っていない
影斗の3年間で新たに入手した力なのだろう
私の3年間で手に入れた大きな力は神力メメントモリ
影斗の手に入れた力はあの紫の少女だろう
相手の力がわからない分こっちは分が悪い
影斗のことだからメメントモリの能力は知り尽くしているはず
問題は影斗がいつ「
視点を変える眼
情報を奪う眼
発現時にあらゆる情報を変換
発現時に
物理的限界がなんなのかが全くわからないからどんな能力なのかはわからない
発現時に自己修復力の強化
ただし反動で防御しかできなくなるらしい
普通に目の強化、視力アップ(2.0が標準とすると20ぐらい)、暗視能力や嘘を見抜いたりできる
砂埃などで相手を探知できない+ファントムアイの範囲外に逃げた時に使う。
相手がいる方角、距離を感知する眼。制限距離はないが連続して30分しか使えない
この7つの眼、それがいつ発動されるかわからない事実
いくつかは気にする必要はないとはいえ脅威であることに変わりはない
私はそのことを頭に入れながら弾幕を飛ばす
その時、影斗は一つのスペルカードを唱えた
『スペルカード発動
パンドラボックス
ー*ー*ー*ー*ー
紫がただの弾幕で様子見してくるのはわかっていた
そこからどう動くのが最善の選択か思考を飛ばしながら50はあるであろう自身のスペカの中から一つ選択する
紫が攻撃してくると同時にスペカを使う
『スペルカード発動
パンドラボックス
このスペルカードは相手の弾幕をその名の通り吸収するスペカ、最大5回まで攻撃を吸収できるがラストスペルまでは吸収できないし、強力なものは吸収できない
例を挙げるとマスタースパークは吸収できるがファイナルマスタースパークは吸収できない
この箱に吸収した妖力などは自分の攻撃に使えたりそれを自身の神居に変換して回復もできる優れもの
俺は弾幕を完全に完全に吸収したのを確認した後、一旦箱を見えなくする
それを確認した後紫が聞いてきた
『その箱、吸収するタイプのようだけど何回も使える感じかしら』
『それこのスペカの答えになるからいえないんだけど・・・』
『影斗?こんなBBAからの質問答える必要ないわよ?』
ウ、ウリエルさん?紫にBBAは禁句だったと思うんだけど
『は?誰がBBAだと?あ?』
ほ、ほら紫さん激おこしてますけど・・・
『BBAだからボケてて私の名前をあんな雑魚と間違えたんですよね?
もう一人のBBAもそうよ検索の能力があるんなら私の能力と名前ぐらいすぐに検索
できるはずですよね?だからこのBBAはまったく・・・早くそのボケ直してくださいよ』
『・・・・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴ・・・』
あ、紫がぶちぎれた・・・
ここまでBBAって連呼されたらそりゃ切れるよね・・・
メメントモリは・・・あ、メンタルブレイクして紫の精神界に戻っていった・・・
この神力は豆腐メンタルなのか・・・
メメントモリは気にしてることをストレートにぶつけられるとメンタルブレイクするからねシカタナイネ
『ウリエル・・・少しはオブラートに包まないとさすがに言い過ぎじゃないか?』
『いいえ、ここまでいってやらないとあのBBA二人組は多分同じ間違いをしそうですからね』
ウリエルのいうことにも一理あるし共感もできる
それに自分の相棒を間違えられたことに関する怒りがないともいえない
だが検索能力を鈍らせるように気を使いながら行動していた
だからそれが実ったと考えたらいいことなのだがそれが逆にウリエルを怒らせたことにつながったのは事実だ
しかもこれは大会「幻想バトリオン」なのだから精神を攻撃したのを作戦として受け取ることもできる
思考を一旦止めて紫の方を見ると・・・あ、ブチギレすぎて言葉発してないな・・・
なんか黒いオーラも出てる希ガス・・・
そういえばパンドラはどこいった?少し心配だから探しとこうか・・・あ、勝手に精神界に戻って寝てるやん
なら問題ないか、ウリエルがブチギレてるこの現場見なくて済んでるからな
『ねぇ影斗?もうこのBBA目障りです、そろそろ終わりにしませんか?』
『と、とりあえず紫をBBAって呼ぶのやめよ?な?』
『影斗がそういうのなら・・・じゃあ老害で』
『うん悪化したね』
もう紫は我慢の限界らしい
言葉も発さずに、スペカの名前も唱えずに
強力なスペカを連発してくる
『おっと?スペルカードルールを怒りで忘れたか』
影斗はそういって強力なものは避け、フェイクで飛んできた軽い弾幕を
パンドラボックスで吸収し、避けていく
そしてちょうど5回弾幕を吸収し終わった後
その箱に自身の神居を軽くこめスペカを唱える
『スペルカード発動
パンドラボックス
そういってから影斗はパンドラの箱を紫に投げる
それは紫の攻撃が終わった直後に飛んできたので紫からしたら不意をつかれたのだ
直撃を避けるために小さな弾幕を5つほど飛ばすがそれを箱は難なくはねのける
『な!?』
紫が驚き、防御の体制をとった
ここは冷静といえるだろうが如何せんタイミングが悪すぎた
幻影の覇眼で捉えられた死角から神速の速さで飛んでくるパンドラボックス
紫に完全に防ぎきる余裕なんてなかった
箱は紫に直撃し紫は爆発とともに吹っ飛ばされる
影斗はその様子を確認すると
『
影斗の爆発的にまで膨れ上がっていた神居が通常に戻る
煙が消えてくるとボロボロになった紫が出血している左肩を抑えながらゆっくりと立ち上がった
『私には・・・ここが限界だったのかしら・・・』
紫はいつにもなく落ち込んで影斗に聞いてくる
影斗はその紫を見ながら
『限界は自分で決めるもんじゃない
相棒がいる限り、仲間がいる限り、
限界なんて、誰でも超えれる』
『それも・・・そうかもしれないわね・・・』
紫は力なくそう答えると薄く笑ってこう告げた
『降参よ、あなたの勝ち・・・だけど次は勝つからね』
『あぁ、次回を楽しみに待ってるよ』
影斗と紫はそういって握手を交わした
その握手と同時に
『相手の降参により勝者!影斗!』
審判の声が響いた後、他の対戦相手や大会には参加していなかったが見にきていた観客から歓声が轟きわたった
影斗はそれを聞いた後紫と繋いでいた手を離し、静かに右手を上に掲げる
歓声がやみ始めた頃、影斗は織冥と五月雨の元へ
紫は回復した妖夢と幽々子の元へと戻っていく
『ごめんなさいね二人とも
負けちゃったわ』
『影斗相手に大健闘だったじゃないの
少しは自信持ってもいいんじゃないかしら?』
と幽々子
『大丈夫ですよ紫様、一度負けても次勝てばいいんですから』
と妖夢
『二人とも・・・ありがとう!』
紫はそういった後その場に倒れこむように深い眠りについてしまった
『疲れたんですね、白玉楼に運んできます』
『頼むわね、妖夢』
妖夢が紫を連れて白玉楼に飛んでいった
そして見えなくなった時に幽々子はボソッと
『あの娘は影斗が絶剣になったのを知らないのよね・・・
9代目絶剣の
幽々子は妖夢に向かってそういった
ー*ー*ー*ー*ー*ー
『影斗お前珍しくパンドラの箱使ったよな』
『まぁな、パンドラははしゃぎ疲れて寝てるわウリエルは引きこもって
『老害老害老害老害・・・』って呪文みたいに唱えてるし』
『っていうか影斗お前記憶戻したんだよな?レミリア見なかったか』
『レミリア?見てないけど・・・さとりと織冥がイチャついてるのは知ってるけど』
『人目を気にしてほしいよな』
『まぁ、一応隠れて入るみたいだからなぁ』
さとりと織冥のことは知ってるのにレミリアのことは気にかけてないんですねぇ・・・
一方そのレミリアはというと・・・
『お姉様、影斗の事思い出したんでしょ?』
『え、えぇ一応は思い出せたわ・・・でも・・・』
『やっぱり会うのは恥ずかしいんですね、お嬢様』
レミリアは顔を真っ赤にして頷いた
頷きながら影斗の方を見てみる
影斗は五月雨と何か話している
呆れているのか、何を話しているのかわからないが
そこに混じって話したいと思う気持ちと恥ずかしさでここから動きたくない気持ちもある
少しその状況を見た後フランと咲夜に一言だけいう
『私たちは最後に影斗達と戦うわ、そのあとにしましょう』
その言葉を聞いた二人は静かに頷いた
時間が欲しいです(切実)
忙しさの中いろんなジャンルの音楽を聴きながら書いてまする
影斗の7つの眼、補足だけしておくと試合中ずっと幻影の覇眼だけは使ってたんですよねぇ
お気づきでしたでしょうか?
まぁ、あとがきもこれぐらいにして今回はこれでお開きとしましょう
ではまた次回、お会いしましょう〜