東方紅魔姉妹   作:若止異

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20話:パチュリー・ノーレッジ

5年が経ち、とある小屋…………(パチュリー視点)

 

「ふぅ、やっと終わった…あ、日が昇ってる………また夜更かししちゃった。とりあえず新聞をとって朝食でも食べよう」

〜朝食パクパク〜

「どれどれ………『吸血鬼狩り・人員求む』……確か街の外れに吸血鬼の子供が住んでいて、その吸血鬼を討伐しに行って帰って来た人は1人もいないっていう噂を聞いたことがある」

吸血鬼かぁ。あの日から吸血鬼や魔女を狩る『人外狩り』が行われている。私を除いてこの辺りの魔女は全員殺されてしまった。私に優しくしてくれた魔女の同士も…………私もじきにばれてしまうかもしれない。少し怖いけど吸血鬼の所に行ってみようかな、もしかしたら友好な関係になれるかもしれない。

この吸血鬼狩りをする人達に追うことにしよう。

 

 

〜町外れの森〜

『お前達よく集まってくれた!知っていると思うが、俺達が集まった理由は吸血鬼を討伐する事だ!100年近く俺達人間は吸血鬼のガキに怯えて生きていた。だがもう怯える必要はない!俺達が吸血鬼を討伐するんだぁ!!』

 

『ウォォォォォォォォ!!!』

 

『行くぞぉ!!』

 

「ここが吸血鬼が住んでいる館?さっき館に入って行った人達の声が聞こえなくなった。まさか……」

とりあえず入ってみよう、敵意を見せたら色々なものが終わってしまう。

 

え?何この地獄絵図………

 

 

sideイリス (フラン睡眠中………)

 

『吸血鬼を狩れー!』

 

『おぉーー!』

 

「うるさいなぁ。館に人間達が入って来たと思ったら叫びながら突撃して来て、フランが起きたらどうすんの」

「しかも武器は剣とか槍とか近接の物ばかりだねぇ」

「イリスがやってよ。イリスは銃があるじゃん」

「え〜、分かったよ〜」 カチャ

 

『おい!あの吸血鬼、銃を取り出したぞ!』

 

いやぁ、これを普通の銃といっしょにしないでほしいなぁ。まずは威嚇として2人を撃ってみよう。

 

バン バン

 

『!?なんだあの銃…………銃弾が当たった所が吹き飛んでいる。こいつは頭が飛んで首から上が……………なんなんだあの銃は!?』

 

え?2発撃っただけでそんなに怖がるの?そんなに怖がるんだったらわざわざ吸血鬼狩りに来なければいいのに。めんどくさいし掃除は私がやるんだから…………すぐに終わらせよう。

 

バン バン バン バン……………

 

『に、日光の当たる所に逃げろーー!!』

 

「逃げても無駄なのに、そもそも逃げるなら来なければいいのに………………………はい終わり、お掃除お掃除………ん?あそこにいるのは」

「あなたは誰ですか?」

「え、あ、私はさっきの男の人達とは無関係!私は吸血鬼に会ってみたかっただけで…………」

「そうなの?私はイリス・スカーレット」

「わ、私はパチュリー・ノーレッジです!」

「っ!?(パチュリー!?)そ、そうですか。じゃあこちらに」

「え?いいんですか?」

「敵ではないんでしょう?」

「ありがとうございます!」

「レミリアお姉様、お客さんだって」

「お客?この館に客が来るのは初めてだなぁ。いや、美鈴がいたっけ。まぁいいや、敵じゃなければあたし達は歓迎するよ。それで何の用?」

「私はパチュリー・ノーレッジ。別にたいした用はないの。ただちょっと吸血鬼っていうのに会ってみたかったのよ。それで街で吸血鬼狩りの集まりがあったから着いて来ただけ」

「そうなの?吸血鬼に会いたいって命知らずで物好きだね。最近の人間はこんなのが多いの?」

「……………私は人間じゃないの」

「え?」←レミリア

「私は……魔女よ。ほら、魔女狩りなんていうのがあるでしょ?5年前に私の両親も殺された。」

「そう………実はあたし達も小さい頃に親を殺されたのよ」

「あなた達も…………厳しい世の中ね」

 

パチュリーか〜この機会になんとかこの館に住ませたいな、でもどうしようかな。そうだ、パチュリーには悪いけど魔女狩りのことを利用させてもらおう。

「それで、パチュリーはどうしたの?」

「私はなんとか逃げ出せた。そして今は素性を隠して生きているの」

「ならこの館に住めばいいよ。私達だったらパチュリーを守れるし、魔法の本もたくさんあるよ」

 

「「え?」」

 

「魔法の!?でも、本当にいいの?」

「私は歓迎だよ。レミリアお姉様もだよね?」

「う、うん住人が増えるのは嬉しいことだよ。(だからこういうのはあたしが言うことでしょー!)」

「あ、ありがとうございます!」

「荷物はどうするの?」

「1度家に帰って荷物をまとめてからもう1度来るわ」

「私もついて行こうか?」

「是非お願いするわ!」

「じゃあもう行こうか」

 

イリス・パチュリー、外出………

 

 

〜森〜

 

「こんな森の奥に住んでいるの!?妖怪とか出ないの?」

「人間達にバレたらまずいからね。妖怪は何故かここには来ないのよ。さ、散らかっているけどあがって」

 

「おじゃましまーす。おぉ、魔法の道具がたくさん」

「ずっと研究しているからね。じゃあ持って行く物をまとめるからそれを持って行くのを手伝ってね」

「分かった」

 

数分後………

 

「よし、終わった。結構量があるから2回に分けて行きましょ?」

「大丈夫だよ。私は能力を持っているの。それを使えば楽にすむよ」

「?」

最近暇過ぎて能力の使い方の考察や練習がこんな形で役に立つなんてね。影を広げて、パチュリーの道具を……………

 

パチュリーの荷物がイリスの影に沈んでいく

 

「え!?何をしたの!?」

「私は影を操る程度の能力を持っていてね、それで私は自分の影にパチュリーの荷物を入れたの。結構便利でしょ?」

「確かにね。ありがとうねイリス、おかげで1回で済むどころか何も苦労せずに運べるわ」

 

 

〜一方その頃レミリアは〜

 

「なんでいつもいつもイリスがーーっ!くぅぅ、本当にあたしの妹か疑うほどイリスはいつも大人っぽいなぁ!!けどたまに見える見た目相応の態度が可愛らしいんだよなぁっ!」

 

「…………何あれ」←今起きてきた

 

「ん?フラン!?起きてたの!?い、いいいいつから居たの?」

「『たまに見える、見た目相応の態度が可愛らしいんだよなぁっ!』っていうところから」

「(一番聞かれたくない部分を聞かれた!?)終わった…………」

「そういえばイリスお姉様は?」

「カクカクシカジカ……………」

 

 

その後、レミリアはなんとかフランに口封じを頼み込み、色々な物(おもちゃ)を要求されたがレミリアはイリスに聞かれるよりはましだと思い、フランが要求した物を渡した。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「着いたね。おかえり、パチュリー」

「イリス……………うぅぅっ、た゛た゛い゛ま゛」涙目

 

 

「落ち着いた?」

「ごめんなさい、両親のことを思い出しちゃって」

「荷物は部屋を案内する時に渡すね」

「うん……ありがとう」

「どういたしまして」

 




パチュリー登場!
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