東方紅魔姉妹   作:若止異

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イリスは両親には敬語、姉妹にはタメ口という設定です


3話:能力発見

今日はレミリアの5歳の誕生日だ。いつもは家族で誕生日を祝っているのだが、今回はとても豪華で人がたくさん来ている。その理由はどうやらスカーレット家の吸血鬼は5歳頃に能力が開花するらしい。まぁ個人差があるらしいが、それでお父様が張り切ってパーティを開いたらこんなにたくさん吸血鬼が来た。パーティを開くのはいいが何もこんなに大きくすることはないだろう。しかも前世ではこんなに大きい集まりに参加したことが無くすごく緊張している。それに今自分が座っている場所も結構目立つところだ。その後ろにお父様が立っている。レミリアも緊張しているかと思い隣を見ると、レミリアは緊張どころか主役としてパーティを楽しんでいるし、挨拶に来た傘下の吸血鬼の言葉にもしっかり応じている。

「ドラス様、この度はこのようなパーティに招待していただきありがとうございます。それとレミリア様、お誕生日おめでとうございます」

「えぇ、今回はあたしのために集まってくれてありがとうございます。楽しんでいってくださいね」 ニコ

ちゃんと祝いの言葉に笑顔で返事をしている。私だったら今話し掛けられたら、緊張しすぎて絶対まともに喋れない。

「イリスはパーティどうだ?楽しいか?」

「え?あ、う、ぅん」

今喋れないと考えていたら、話し掛けられた……嫌がらせですかねぇ。

「どうかしたのかイリス?体調が悪いのか?だったら休んだ方が」

「いえ、大丈夫。ちょっと夜風を浴びて来ますね」

私はお父様にそう言ってパーティから抜け夜風を浴びるため、バルコニーに出る。すると風が体にあたる、心が落ち着いてく。

 

パーティから数日後……………

 

 

「んでお父様、急に呼び出してどうしたの?」

「あ〜それはレミリアの能力についてだが」

「えっ!?分かったの?教えて!」

「まぁまて、それはイリスとお母さんが来てから話すよ」

 ・

 ・

 ・

「なんですか?お父様、急に」

「そうよ。今私はイリスとお話しをしていたのに」

「それはすまない。レミリアの能力についてだが」

「えっ!?何か分かったかしら?」

「それが、能力の名前が決まらないんだ」

「・・・・・・・・・・・・」←イリス(それだけ・・・)

「でも名前があまり思い浮かばないからイリスとアローテにも考えるのを手伝ってもらいたくて呼んだんだ」

「そ、そうなの…それで、どんな能力なのかしら?」

「あぁ、それは少し先の出来事が分かったり、それが小さいことだったら少し改変したりできる能力だ」

「ん~~、確かに難しいですね」

でも、この能力の内容は前世で調べた原作の内容と同じだ。だったら原作と同じ<運命を操る程度の能力>という名前にした方がいいだろう。

「それならこういうのは?"運命を操る程度の能力"と。どうでしょうか?」

「おぉそれはいい名だ。しかしどうして、程度、と付けるんだ」

「それは先の出来事を、少し、改変できるという理由で、程度と付けさせていただきました」

「それはよく考えられて作られた名だ。みんなもこの名で文句は無いな?」

「違うわよ?こういうことは本人のレミリアに聞くのが常識よ?」

「それもそうだな、レミリアはこの名でいいか?」

「うん!それにかっこいい!」

「それは良かったです」

喜んで貰えたようだ。もし駄目と言われたらどうすればいいのか。まぁ何にせよ喜んで貰えて良かった。そう言えば私の能力ってなんだろう。気になるなぁ、せっかくだから聞いてみよ。

「ねぇお父様」

「ん?どうしたんだ?」

「そう言えば能力ってどうやって見つけるんですか?」

「それはな、なんて言うんだろう。集中して自分の能力は何か考えたら自然にどんな能力か分かる。俺のときはそうだったな」

「私のときも同じような感じだったわねぇ」

「だったらこの際、イリスもやってみるか?」

「はい。やってみようかと思います」

「分かった。では目を閉じて、自分に意識を向け能力のことを考えるんだ」

自分に意識を向ける感じ、どうやればいいんだ?とりあえず自分を思い浮かべてみよう。うーん、なんか自分の影がうねうねしている。次はくるくる回っている。このままだと踊りそうな勢いだ……あ、踊り出した。もしかしたら……影が踊りを止めるイメージを……止まった。次はくねくねするイメージを……くねくねし始めた。多分能力については分かった気がする。こんなに都合がよく簡単に自分の能力が分かるとは……

「お父様、なんとなく分かりました」

「えっ!?分かったのか!?この前話したように今までスカーレット家は大体5歳頃に能力が何か分かっているんだ。だからイリスは3歳だからまだ早いと思っていたんだが、まさかこの歳で能力が見つかるとは」

「そんなに考え込まないで、たまたまイリスの能力を見つけるのが早かっただけじゃない。ここは褒めてあげるところじゃないの?おめでとうイリス。レミリアも」

「あぁ、そうだな。おめでとうイリス、レミリア。あとは能力を使えるようになるよう頑張れよ」

「うん!がんばるよ!ね?イリス」

「そうだね、少しでも早く能力を使えるようにたくさん練習しようね」

「うん、早く使ってみたいしね」

 

この日の晩御飯はいつもより賑やかで少し豪華になった

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