27話:実験台
〜とある城にて〜
「これで終わり」
『この餓鬼ぃ!(この吸血鬼の俺が貧弱な人間如きに押されている、しかも餓鬼に!)』
「呆気ないわね。トドメ」
『人間なんぞに殺られるか!これでもくら…………っ!? 瞬間……移動……だと!?』
「残念、はいおしまい」
『グワァーッ!』
「吸血鬼のくせに弱いわね。カトル家討伐完了、えーっと次の吸血鬼はスカーレット家……………300年以上生きている吸血鬼か。ま、私の能力があればただの作業だけど」
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〜館〜
「あ〜〜、眠いよ〜」
「また徹夜?」
「うん、2日は寝てない」
「は?その2日間何をしていたの?」
「たまに襲撃してくる人の中に魔法を使う人がいるんだよ。その人達が落とした魔法が書いてある本を読んでた…………ふわぁ〜」
「そういえば最近は人間も襲撃に来ないわね。諦めたのかしら?今度私にもその本を読ませて」
「いいよ…………ん〜頭が〜ぼ〜〜〜」
「だったら私の魔法の実験台にならない?そしたら頭もすっきりするんじゃない?」
「え〜嫌だよ。パチュリーの魔法の実験台なんてしたら死んじゃうよ」
「イリスは1回や2回死んでもなんの問題も無いでしょ?」
「それって酷くない?まぁ問題無いけど……………じゃあ今度、パチュリーが私の魔法の実験台になってよ。お互い様でしょ?」
「分かったわ」
「交渉成立だね」
「イリスの魔法…………(お父さんお母さん、もうすぐそっちに行くよ)」
・
・
・ 三人称視点
「イリスはそこに立ってて」
「分かった」
「イリスってどれぐらい命があるの?」
「う~ん……1000ぐらい?」
「へ〜、それじゃあ始めるわね」
「よーし!どんと来い!」
「 £∀⊇∫∝µª¶≫∀⊆√¥⌒⊥⌒≫¿Ж……………」
「は?…え?」
「アグニシャイン!」
パチュリーが大声で唱えると巨大な火球が出現し、イリスに飛んでいき当たると大きな爆発を起こす。
「ふぅ、やっぱり詠唱の長い魔法を使うと疲れるなぁ」
爆発の煙が晴れていきイリスの姿が見える。
「いやぁ、最初からすごいの来るね」
「イリスだからね。それに自分が死んだことには何も触れないのね」
「熱いよ!何回も死んでるけどやっぱり痛いし熱いんだよ!」
「そうなのね……」
「それより魔法を使う前のあれは何だったの?よくあれをペラペラも言えるもんだね」
「詠唱のこと?まぁ、魔法を研究していれば自然に言えるようになるんだけど………イリスは詠唱しないの?」
「魔法の種類的に私はしないけどね」
「そう………そろそろ次行ってもいい?」
「どうぞ」
パチュリーは力尽きるまで様々な魔法を試した。 イリスに
「はぁ、はぁ、はぁ…………疲れた」
「結構死んだもんね、私が」
「次で最後よ」
「何の魔法にするの?」
「魔法というより術ね。悪魔を召喚する術」
「もし召喚した悪魔が暴れたら?」
「イリスが銃でズドンよ」
「……………(人任せ)」
「 ♯ღ☼¬ДЙётю∂∠∩″-÷↑↓↑←→└┌┐┘ⅱⅸⅰ……………はーー!」
詠唱を言い終え力を込めて地面を叩くと巨大な魔法陣が現れる。魔法陣の中心には、頭と背中から翼を生やした赤い髪をした女の子が立っている
「成功?」
「は〜い、貴方に召喚されました悪魔の『小悪魔』でございます!それでは貴方の名前を教えてください」
「私?」
「パチュリーが召喚したんだだからパチュリーでしょ」
「私はパチュリー・ノーレッジ。貴方を召喚したのは私よ」
「パチュリー様ですね!それではこれからよろしくお願いしますね、パチュリー様」
「これから?」
「そうです、今日から私はパチュリー様に仕える悪魔でございます」
「帰らないの?」
「悪魔は召喚されたら召喚主と契約するのです!」
「そうなんだ………それじゃあよろしく。名前は?」
「名前が小悪魔でございます!そちらの方は?」
「私はイリスだよ。この館の当主の妹。これからよろしくね、こあちゃん」
「こあちゃんですか………はい!こちらこそよろしくお願いします」
「にしても可愛いなぁ、私が召喚すればよかった」
「よかったらあげようか?」
「駄目です!私はパチュリー様と契約したのですから」
「いいな〜、私も可愛い従者が欲しいなぁ」
「まぁせいぜい頑張りなさいな。それじゃあ小悪魔、レミィ達に挨拶をしに行きましょう」
「分かりましたー」
小悪魔はレミリア達に挨拶した後、イリスに滅茶苦茶可愛いがられた。
遅れてしかも短くてすみません
次回は!次回こそはっ!