東方紅魔姉妹   作:若止異

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最近、会話ばかりな気が………

そして今回もほとんどが会話…


31話:人間として

イリス 「それじゃあ、お勉強を始めましょうか」

 

「改めて聞くけど、咲夜は何をしたい?」

「貴女達の言うメイドっていうのがいいわ」

「分かった、それじゃあ……ん〜〜……言葉使いから改めたほうがいいんじゃないかな」

「言葉使い?」

「あくまで主従関係になるわけだし、いつまでもこうタメ口で話すのも違うと思うから」

「なるほど」

「まぁ改めるって言っても咲夜だったら口調をちょっと丁寧にするだけで完璧だよ」

「そうかな…………そうですか?」

「そうそうそんな感じ。じゃあ次は……」

「私、料理がしたい!……です」

「え?」

「門番の美鈴やイリス……お嬢様……でいいのかな?が作ったお菓子もすごく美味しかった。だから私もこの館に仕えることになるのだから早く料理を覚え、みんなに私が作った料理を振る舞いたい」

「そういうことだったら………私の部屋に行こ」

「?」

 

 

〜イリスの部屋〜

 

「え〜〜と確か……ここら辺に……」

「……………?」

「………あった!咲夜、この本あげるよ」

「これは、料理本?」

「そう、私はお菓子とかスイーツしか興味ないからね」

「出来ればお菓子の本も………」

「それはだめだよ」

「お願いします」

「え〜………さすがにダメだよぉ、お菓子を作るのは私の特権だもん」

「( もん? )」

「とにかくお菓子はだめ!次だよ次」

「は、はい」

「じゃあ広間に移動しよう」

「(やばい鼻血が…………)」

 

 

〜広間〜 (三人称視点)

 

「どうして広間に?」

「この館は何故か分からないけど襲撃がすごい多いんだよね。だから一応咲夜にも戦い方とかを教えようかなって」

「私は吸血鬼とかを殺してきたから戦闘は出来ると思うますけど」

「それは能力があるからでしょ?能力を持っているのは私達や咲夜だけじゃないんだよ?だから能力を使わない戦い方を、ね?」

「でも能力を使わない戦いってどうすればいいんですか?」

「それをこれから学ぶんだよ」

「と言うと?」

「咲夜が私を攻撃して、私は色々な手段を使って避けるの」

「もちろん能力は使っては………」

「ダメだよ」

「そうですか……じゃあ私がイリスお嬢様に攻撃を当てたらお菓子の作り方を教えて下さい」

「……そこまでして知りたいの?」

「はい」

「ん〜〜どうしよっかな〜、ん〜………分かった教えるよ。けど私を殺したらね」

「え、こ、殺したら?」

「元ヴァンパイアハンターなんでしょ?吸血鬼を殺すのは得意のはずだけど」

「いや、でもイリスお嬢様は……えーと、なんと言うか……規格外って言うか……その、吸血鬼の域を超えてると思うのですが」

「ご褒美だよご褒美。私を殺せるぐらい強くなったってことのご褒美だよ」

「ご褒美……ですか。だったら頑張らねばなりませんね」

「あ、でもナイフは咲夜がいつも使っている銀製のやつじゃないよ。この普通のナイフを使ってね」 ジャラ

「えーっ!そこは銀製でいいじゃないですか!どうしてハードルをあげるんですか!?」

「銀製だと傷が再生しずらいし」

「せめてそのぐらいのハンデはくださいよ……そもそも吸血鬼は銀製でついた傷は再生しないはず」

「私達スカーレット家の吸血鬼はほかの吸血鬼より力が強いから銀製の武器でつけられた傷も早さは遅いけど再生するんだよね。これは私がレミリアお姉様やフランを銀弾で腕を撃って分かったことだけど」

「自分の姉妹に何しているんですか………(姉妹の腕を撃ち抜くなんて、することも規格外だった…ん?) 撃ち抜く!?」

「え?うん、バン!って」

「吸血鬼の体、しかも他よりも強い吸血鬼の体を撃ち抜くなんてどんな銃を」

「この2つ」だよ」 ガチャ

「これが…銃?銃にしては大きいと思うけ───って重っ!?こんな重い銃なんて撃ったら自分の腕も吹っ飛んでしまうと思いますけど。一体…?」

「ふふふ、どちらもお気に入りの銃だよ」

「さっぱり理解できなかったけど本能的にこの銃(とイリスという吸血鬼)は危険だと察しました」

「2人して広間で何をしているのかなって思って聞いていればまたイリスはその恐ろしい銃の話を」

イリスは説明に夢中で気が付かなかったが、広間の隅でレミリアがイリス達に視線を送っている

「あ、お姉様」

「レミリアお嬢様」

「咲夜の口調を聞くあたり、順調そうだね」

「うん、これから戦う練習をするところだよ」

「どうせイリスと話てて進んでないんでしょ。さっさと始めないと咲夜が可愛そうだよ」

「それじゃあ結構遅れたけどはじめようか」

「分かりました」

イリスは咲夜とあるていど距離をとり、咲夜に合図をする

「もう始めてもいいよ」

 

『吸血鬼共はどこだぁーー!』

 

練習が始まろうとした瞬間、館の玄関扉が大声の発生と共に開け放たれる

「うわぁ今から始まるというタイミングで侵入者か……」

「もうっ!次はな…に…っ!?」

『さ、咲夜なのか?4.5日前から連絡が途絶えてみんな心配していたのだ。無事でよかった、本当に』

「…………」

『こっちに来い咲夜!吸血鬼達が』

「話を聞いた感じ咲夜の知り合いかな?」

「イリス!来てー!」

イリスはレミリアに呼ばれ、レミリアのいる広間の隅に移動する

「何?お姉様」

「銃貸して」

「いいよ、はい」

「ありがと、銃って案外難しいな…」

バン バン バン バン

レミリアはイリスから銃を受け取ると、館に入ってきた人間に向けて何度か発砲する。しかし弾は1発も当たらない

『ひぃぃっ!!』

「え?」

「だめだイリス、当たらない」

「銃は始めて?それを含めても下手すぎるよ」

「レミリアお嬢様!どうして発砲を!?」

「咲夜の知り合い?じゃあ咲夜が殺しなさい」

「え?どうして私が……?」

レミリアの提案に咲夜は困惑することしかできない

「レミリアお嬢様!私にはできません」

『お嬢様?どういうことなんだ咲夜?』

「え、あ」

「言葉の通り、咲夜はこの館に仕えることになったんだよ」

『咲夜、それは本当なのか?』

「いや、それは」

人間の質問と吸血鬼の提案、両方から精神を攻められ動揺している咲夜にイリスが近ずく

「咲夜、話したと思うけどこの館は襲撃がよくある。妖怪も人間もね。だから侵入者は撃退しなきゃいけない」

「そ、そうですね。分かりました。私も吸血鬼に仕える身となったなら人間も殺さなければ」

イリスの囁きに咲夜は決意し、人間を殺すようナイフを構える。しかし人間は咲夜のこの行動を疑い始める

『ど、どうしたんだ咲夜………!そうか、きっとそこにいる吸血鬼に操られているに違いない。少しだけ待っていろ、今そこの吸血鬼を殺して解いてやる!』

「いや、違うの……待って……」

「私を殺しても何も意味無いよ?」

『黙れぇ!咲夜、もう……何も言わないでいい。少しだけだ、待っていてくれ。うぉぉぉぉぉ!!』

バン バン バン

人間はイリスに向けて発砲する。イリスは心臓や脳を的確に狙われ絶命し、地に倒れる

『やった!ついにやったぞ!』タタタタ

「来ないで………」

『え?どうしたんだ咲夜、もう吸血鬼は殺した』

「来ないで!」

咲夜は人間の足元にナイフを投げる

『っ!?さ、咲夜?』

「私は自分で、自分の意思でこの館に仕えているの。そして貴女は侵入者、殺さなければならない」

「そういうこと、だから何を言っても無駄だよ」

『な!?お前は……殺したはず!ならばもう一度────体が!動かん!?』

「あれ?私は街では不死身の吸血鬼なんて言われてたんじゃなかったっけ?咲夜」

「ということでさようなら………(そしてありがとう)」

『咲夜ぁぁ────』

人間は叫ぶが脳天にナイフが刺さり即死する。ナイフ一1つで頭を狙ったのはせめて苦しまずに死んでほしいという、咲夜が人間としての最後の情だろう

 

 

そしてこの広間にいるのは2人の吸血鬼と、人間としての情を捨てた1人の人間の少女だけ

 

 

 

 

 




ここまで来るとタグにクロスオーバーってつけた方がいい気がする
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