東方紅魔姉妹   作:若止異

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34話:紅き姉妹VS戦闘好きな花の妖怪

「うわっ!?」

「イリス!」

「お姉様をどこにやったの?」

「さぁ、私は知らないわ」

「じゃあそこをどいて!」

「それは無理よ。妖怪の賢者さんに足止めを命じられているから」

「戦わなきゃいけないのか」

「レミリアお姉様、イリスお姉様は大丈夫かなぁ?」

「フランは本当にイリスのことが好きだね。あたしもイリスのことは大好きだよ、だから信じよ?あのイリスは負けない」

「うん……」

「姉妹思いのいいところを邪魔して悪いけどもういいかしら?」

「悪いと思っているなら邪魔しないでよ」

「ごめんなさいね」

「(どうしてイリスお姉様がいつも傷付くの……どウシテ)」

レミリアとフランは武器を生成し、幽香の次の行動にそなえる

「そっちから来ないなら私から!」

先制として幽香はレミリアに殴りかかる

幽香の攻撃は素早かったが、単調な攻撃だったため構えていたレミリアは軽く躱し槍で叩く

「やっぱりこのくらいはね」

「ちっ……早くきめてイリスの所に」

「お姉様!右から!」

「?…分かった!」

フランが左から、フランの言葉の意図を察したレミリアが右から攻める。フランは剣で斬り、レミリアはフランのタイミングと少しずらして蹴る

幽香はフランの剣を止めるが、レミリアの蹴りが幽香の脇腹にはいる。少しよろけた幽香の追撃にフランは剣を掴まれたまま幽香の腹を蹴る

「ぐ……やるわねぇ。さすが姉妹って感じの攻撃ね」

「ちっ………まだか」

「はやく……はヤくイリスお姉様のトころに行カナきゃ」

「フラン落ち着いて、大丈夫?」

「だいジョウぶだよ」

「そう……」

「お話ししている余裕なんてあるのかしら!」

「っ!?ああぁぁぁぁ!」

フランは幽香の蹴りで壁まで飛んでしまう。フランを飛ばした幽香の次はレミリア、すぐに体制を整えレミリアを狙う

 

 

 

 

 

 

「あ…う………イ…痛い………」

イリスお姉様……………たす……けて

 

「早く行かなきゃ、レミリアお姉様が」

動いて、動いてあたしの体!

 

「っ!?お姉様ー!!」

ここままじゃ!

 

 

レミリアは幽香に殴られ

抵抗し、腕を持ってかれ

止めとばかりに

蹴りを──構え──

 

 

レミリアオネエサマ!

 

「お姉様……ぐぅっ……オネエ様………ソンナコトハサセナイ!」

 

 

 

 

「さぁこれで終わりよ、まぁ他の妖怪よりは楽しめたわ」

「……っ……〜〜っ!……はな…して!……ぅ」

 

「ハナセ!」

 

「急に腕が!?」

レミリアを掴んでいた幽香の左腕が爆発する

「オネエサマ!ダイジョウブ?」

「……ケホッ…ケホッ………フラン、ありがとう……フランこそ大丈夫なの?……フラン?」

「ウデトアシガ………ネェ…」

「なに?」

「レミリアオネエサマ、イリスオネエサマハダイジョウブカナ?

訳)レミリアお姉様、イリスお姉様は大丈夫かな?」

「っ!まさか……イリスなら大丈夫だよ。アナタ(・・・)()イリスが大好きだもんね。さぁあの妖怪を倒してイリスの所に行こ」

「ウン!」

「あはは!楽しいわ!これよ……これよ……」

「まずい、もう体が!フランも手足が……」

「あはははは!………っ!」

 

「さっきからお姉様達の様子を見てたら、よくまぁこんなに私の愛しい姉妹達をこんなにしてくれたね」

 

「イ…イリス!」

「なんで体が……」

「なんでだろうね。お姉さんの腕や足1本無くなっても文句無いよねぇ。あわよくば首を」

イリスが大鎌の刃で幽香の首を落とすよう構える。この状態で振れば、首など容易に落とせる

「待って待って待って!」

「止めないで……こいつは」

「でもダメなの!幽香は幻想郷のバランスを守る役割もあるんだから」

「幻想郷の………じゃあやめるよ……ちっ」

幽香は解放されてすぐにイリスに殴りかかる

「なんだ弱いじゃない」

「私は負けたわ」

「こんなのに負けるなんて。やっぱり落ちたんじゃない?」

幽香の首に刃が置かれる

「!?」

「言わせておけば………1日で3回も死んだ……やはり首を落とし──」

「だからストップだって!」

「向こうからきたのに」

「でもよ!」

「まぁいいや………あぁ…レミリアお姉様…フラン……良かった」

「イリスお姉様ー!もう、もう嫌だよ〜!」

「2人共大丈夫?」

「あたしは平気だけどレミリアお姉様が……」

「あたしも大丈夫だよ。それよりイリスは?」

「私は命が───」

「そういうのじゃないよ。自分の妹が傷ついた姿は見たくないの」

「そっか……私は無事だよ」 ニコ

「なら良かった」 ニコ

 

「は〜なによ〜騒がしいわね」

 

「あ、パチュリーと……誰?」

「私はアリス・マーガトロイドよ。さっきまで図書館におじゃましてたわ」

「これがイリスよ」

「(これって………)」

「え、イリスってあなた!?あの量の本どうやって集めたの?」

「この館に攻めて来た奴らから盗ったやつだよ」

「どれだけの人数が攻めて来てるのよ………」

「アリス、なにやってたの」

「紫、魔法本の図書館があったからそこの管理人とお話してたわ」

「そう…………」

「それで紫、決着はついたの?」

「あぁそうね。ボロ負けよ、イリスに」

「え?藍もいたんでしょ?」

「途中操られてしまったけれど」

「まぁまぁもう過ぎたことじゃん」

「藍は絶対トラウマを持ったわ………先に帰ったし」

「私ももう帰るわ。紫、繋げて」

「はいはい」

<○>スキマァ

「アリス、今日からこの吸血鬼達が幻想郷に住むことになったわ」

「それはよかった!じゃあイリス、度々この館に来てもいい?あそこの本が見たいわ」

「いいよ魔法について話し合える人が増えるのは嬉しいことだし」

「ありがとう!」

「じゃあお互い敵ではなくなったんだし自己紹介をしましょう」

「そうね、まず私からするわ。私は八雲紫(やくもゆかり)、妖怪の賢者でこの幻想郷の創設者。今ここにはいないけど八雲藍(やくもらん)っていう私の式の狐がいるわ」

「式って何?あ、この館の当主、吸血鬼の長女レミリア・スカーレット」

「簡単に言えば従者ね」

「なるほど」

「私は次女のイリス・スカーレット」

「あたしは三女のフランドール・スカーレットだよ」

「私はこの館に住んでる魔法使いパチュリー・ノーレッジよ」

「私は門番の紅美鈴です」

「あとは今は寝てるけど、パチュリーの使い魔の小悪魔、メイドの十六夜咲夜がいるよ」

 

「それじゃあ改めて…ようこそ幻想郷へ……歓迎するわ」

 

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