東方紅魔姉妹   作:若止異

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第6章 大戦
42話:大勢


〜食堂〜 食事中……

 

「ねぇレミリアお姉様」

「ん?」

「幻想郷に来てからもう何ヶ月か経ったけど、ここに慣れた?」

「ん〜……イリスは?よく散歩に行くけど(あたしも行きたかった)」

「私はここら辺の土地関係はだいぶ知れたよ、地図もあるし。それに探索の時に会った妖怪や妖精とも知り合えたよ。さとりとかチルノちゃんとかね」

「もう馴染んでいるんだね。あたしとかパチェはずっと館に引きこもってたから幻想郷に来る前と全然変わんないよ」

「ちょっとレミィ、私も一緒にしないで。結構変わったわよ」

「どこが?今まで通りずっと図書館にいるじゃん」

「友人が増えたわ」

「(多分アリスのことを言っているんだろうなぁ……)」

「それだったらあたしも───」

 

「大変よ!!こんなにのんびりしている暇ないわ!」

 

『!?』

「何事よ」

「ねぇ!何も話を聞いていないの!?」

「ほら紫、とりあえず落ち着いて。はい紅茶」

「だから飲んでる場合じゃ………!」

「飲んで」

「………頂くわ……………はぁ、おいしい」 コク

「それじゃあ昼食の続きをしようか。紫はちょっと待ってて」

「分かったわ」

 

食事中……ワイワイゲラゲラ

 

 

『ごちそうさまでした』

「いや〜美味しかった!」

「今日はレミリアお姉様の好きなオムライスだったもんね」

「イリスもフランもオムライス好きでしょ?」

「「うん」」

「食事も済んだし私は図書館に戻るわ」

「パチェ、また魔h───」

 

「だからそんな状況じゃないって言ってるでしょ!!」

 

『(紫(さん)も紅茶飲んでのんびりしてたじゃないですかー………)』←紫以外一同

「今日中の何時かに妖怪達がここに攻め込んで来るのよ!」

『えー!!??』『ぶはっ!』

飲み物を口にしていた者は吹き、それ以外は皆声を大にして驚いた

 

「そ、そそそそれってほほ本当なの!?」

「本当よ」

「ま、まずいですよお嬢様!人間でなく妖怪、今までとは比になりませんよ!」

「パチュリー様ぁーー!大変ですよー!」

「レミリアお姉様ぁ!イリスお姉様ぁ!怖いよぁ!」

「フランも落ち着いて!紫!何時に来るの!?」

「お嬢様!私もいますので安心を!」

「みんな落ち着きなさい!さっきまでのんびりしていたでしょう!」

 

 

落ち着いた……

 

「そ、それでいつ来るの?妖怪達は」

「分からないわ。藍に見張っていてもらっているけど」

「でもどうしていきなり攻めて来るのよ。私達は何もしていない、私は今まで通り図書館にずっといたし」

「たしかに………」

「まぁ簡単に考えてこんなに立派なお屋敷があって、そこに住んでいるのが(見た目子供の)妖怪数人って知られたらそりゃ奪いに来るわよ………それに」

『それに?』

「妖怪っていうのは汚いのが多いのよ。ここに住んでいるのはみんな女、体が目当てっていうのもあるでしょう」

「……………本当?」

「分からないけど」

「イリスお姉様、体って?」

「え……えと……そうそう捕まっちゃって働かされるっていうことだよ。奴隷だよ」

「えー嫌だな」

 

「ちょっとイリス、意味を分かっているでしょ?なんで言わないの?」 ヒソヒソ

「教える必要がないよ」 ヒソヒソ

「貴女達は吸血鬼、そういうことは───」 ヒソヒソ

「お姉様とフランは誰にも渡さないから」 ヒソヒソ

「(目が本気………)」

 

「そう言えば幻想郷に来る前に度々このようなことがありましたね」

「美鈴が門番になってから数が結構減って助かってたよ」

「でも人間と妖怪は全然違うわよ」

「………妖怪……」

「ん?どうしたのフラン」

「ねぇ紫、その妖怪達の中にルーミアちゃんもいるの?」

「あ………(そういうことか、何時も仲良く遊んでいたからね)」

「いや、ルーミアなら霧の湖でチルノ達と……」

「そっか、良かったよ」

「で………どうするの?妖怪達はいつ来るか分からないのよ?」

「迎撃するしかないよ、何百年もみんなで住んでる家だもん。それにあたしは当主だもの(今回は……守らなきゃ)」

「「レミリアお姉様カッコイイ!頑張れー」」 キラキラ

「任せなさい!」

「「お姉様ーー!」」 キャ─

「イリス……」

「紫、なに?」

「貴女は戦わないの?」

「そりゃ戦うよ。私の姉妹と家族を攻撃するんでしょ?殺す」

「あたしも行く」

「大丈夫?怖いならここにいても……」

「そうだよフラン、あたしとイリスだけでも……」

『(過保護…………)』

「ううん、大丈夫だよ。それに能力もある」

「私も戦います。私は門番です、この家の方々を守るのが役目」

「私も。随分戦いには慣れていますし。それに…」 チラ

「ん?」

「同じ人間から恐れ嫌われてきた私を家族のよう優しく迎えてくれた方々を奪わせない。それにイリスお嬢様を殺すことを達成した今、弱小妖怪に負けませんよ」

「(あ、イリス殺せたんだ……)」

「この家は私とこあが守るわ」

「お任せください!」 ビシ

 

「紫は?一緒に戦ってくれるの?」

「私は行かないわ。幻想郷創始者、人間と妖怪の共存を望む。妖怪同士の争いに力は貸せないわ」

「そう。紫がいればすごく頼もしいんだけどね」

 

「紫様……」 スキマ

「藍……来たの?」

「はい」

 

「じゃあ行こうか」

「「うん」」『はい』

「あ、咲夜」

「なんでしょう?」

「これを使って」 ジャラ

「これは……ナイフですか?」

「そうだよ、咲夜の武器ってことで作ったの。咲夜ってナイフを投げて戦うでしょ?だからいっぱい作った」

「ありがとうございます。では、さっそく汚させていただきます」

「うん」

 

「「イリス(お姉様)がまた武器作ってる……」」

 

「いってらっしゃい(ませ)」

 

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