「はぁ……」
「………」 ムス~
「あぁ……」
なんでこうなったんだっけ?
~〈回想〉~
「突撃~!」 ヤー
「行っけ~」 オー
「ごめんなさい!」 ガシッ
「え?え!?」
チルノの掛け声でイリスは大妖精とチルノに腕を押さえられ、ルーミアに腰に抱きつかれて拘束される
「どうイリス、この前のくすぐられた仕返しだよ。動けないでしょう?」
「(みんなの影を操れば拘束は解けるけど……)」
「お姉様今どんな気持ち?」
「可愛い子達に抱きつかれて最高の気分だけど?」
「うぁ…か、かわ///!?」
「お姉様今から何をされるか分かってる?」
「いえ何も。前に言ったでしょ?お姉様とフランになら何をされてもいいって」
「あぁ………そういえば言ってたっけ…」
「フランちゃん…早くして、イリスさんが押さえてる私のお腹を……ふふ//」
大妖精はイリスの腕を抱きつくようにして押さえてるため、ちょうどイリスの手が大妖精の腹部にあるのでくすぐられている
「大ちゃん!?あ、レミリアお姉様!イリスお姉様が大ちゃんのお腹を。大ちゃんなんで抵抗しないの!?」
「ふふふふ///な、何かに足もくすぐられてるし、体がうごかない…」
「あ、イリスそれはずるい!能力を使うのはずるいって!」
「うん?あーあたしもからだがー」
「あたいも!?」
「イリスお姉様の立っている回りの床真っ黒!」
「危ない!フランイリスから離れて!このままじゃあたし達も危ない!」
「おらぁっ!イリスって吸血鬼出て来い!」
「イリスお嬢様すみません、この方がお嬢様の友人と言っているので待っていただこうとしたのですが…」
「イリスいた!……あ?なんでイリスの周りに妖精達が?しかも抱きつかれてしイリスが出した腕で1人の足をくすぐってるんだけど…」
「私を…てか誰だっけ?」
「忘れた?この特徴的な服を着ている私を忘れるなんて…!」
「それ自分で言う?あぁでも見覚えが……あ!」
──────
「どうして一年くらい顔を見せないの!」
「そうよね、霊力を操る修行をして、境内を掃除した後1時間くらい毎日階段に座って『あの吸血鬼、またきてくれないかな…?』とかぼやいてたわよね」
「な!?そんなことない!代々妖怪退治を生業にしてる博霊の巫女の私がわざわざ修行の後の貴重な休憩時間で妖怪を待ってるって言いたいわけ!?」
「そう言いたいわけ」
「く///そ、そんなことより、どうしてこっちに来なかったのよ!」
「…そんなに来てほしかったらそっちから来ればよくない?」
「……あんたの家が分からなかったのよ…」
「あぁ…」
「1回だけ森の中でルーミアとあんたが一緒にいるのを見たからルーミアに聞いたら霧の湖を少し超えた先にあるって……てかあんたお嬢様だったのね」
「まぁ」
「ねぇ私今あんたとルーミアが一緒にいたって言ったじゃない?」
「うん、それがどうしたの?」
「あんたの後ろに転がってた腕とか体の部品はなんだったの?あんたとルーミアの服が赤かったけど……」
「あー見えちゃってた?夜だから見えないと思ったんだけどなぁ」
「イリス、あんたまさか人間を食べたの?」
「夜の森にいる人間は食べてもいいんでしょ?」
「それをどこで?まさか紫教えたの?」
「いえ…」
「久々に外の空気が吸いたくて夜に歩いていたら森にまで行っちゃってね、そしたらルーミアちゃんにあってね」
「それで?ルーミアに教えてもらって……?」
「ちょうど人間が話している声が聞こえてね、私が遠くから頭を撃ち抜いた後、まず私が血と片腕を食べてその後ルーミアちゃんが残りを食べたね。その時1人で満足って言ってたから私の代わり用に私が貰った」
「……どうして貴女まで人間を食べるのよ、そしたら1人でよかったでしょう…」
「紫達に言わなかったっけ?私は吸血鬼、人の血を吸って生きているんだよ?それにこれは私の能力的にも都合がいいだよ」
「じゃあなんで腕も食べたのよ!血だけで十分でしょ」
「それに今能力って言ったわよね?それについても詳しく答えて」
「あー!質問が多い!ちゃんと答えているんだから一つずつ聞いてよ!腕はルーミアちゃんが人間は美味しいって言うから気になったの!」
「……でどうだったの」
「割りと美味しかったよ?女の人だからか知らないけど身が柔らかくて結構イケたよ?」
「味の感想なんて聞いてないわよ。それで能力的に都合がいいってどういう意味よ、貴女の能力は影でしょ?それに再生するあれは魔術かなんかで……」
「あ~それ?実質変わらないけど、私無意識でそれを妖力ってやつで発動させてたらしくて気が付いたら能力になってました~みたいな感じで」
「零夢…」
「私もそんなの聞いたことない」
「あ、話は戻るけどね。血に濡れたルーミアちゃんて謎の色気を感じない?」
「「は?」」
「あ、分からないか~」
~色々あって夕方~
「はぁ…色々聞かれちゃった……」
「最後に言い?」
「はいはいなんですか」
「…どうして来てくれなかったの?」
「………それ聞いちゃう?」
「知りたい」
「忘れてた」
「…そう」
「じゃあ私も聞いていい?」
「…なに」
「たしか私のこと『吸血鬼』とか『そこの~~』って呼んでなかった?さっき紫の回想にもだけど私のことを'イリス'って」
「え?いや……それ///?」
「零夢は──」
「紫!そこまではいいから!///私は今まで話相手っていう関係がいなかったの……紫はなんか嫌だし」
「(零夢さりげなくひどいこと言うのね)」
「できれば……また来て話相手でも…いるだけでもいいから…来てほしい………とか。な、名前で呼ばれるのが嫌ならやめる!だから…」
「まぁいいけど、この神社にくればいいの?」
「いいの!?」
「うん」
「零夢のその顔初めて見たわ、表情が堅すぎる博麗の巫女もこの顔をするのね」
「紫うるさい。じゃあまた明日」
「じゃあね」
「さっき慌てて私の声を遮ったけど、やっぱり合ってるじゃない」
「う、うるさい///変でしょ、こんなの」
「まぁ……明日も来るって言うんだから安心しなさい」
『夜の森にはいってはいけない、もし入いるならば気を付けよ
(追加書き)
この前から紅く大きな翼を生やした少女の姿をした妖怪が謎の武器を手に持ち夜の森にいるという情報。幻想郷の管理者の情報によると、それは鉄でできた遠距離武器で、紅い翼の妖怪はこちらの動きを封じる力がある。もし相手がこちらに気付く前に発見したら音をたてずに逃げよ、とのこと
(逃げ出せた者達の寄せ書き)
・毎回宵闇の人喰い妖怪と行動を共にしてるが、なんか関係あるのか?
・紅い翼の妖怪が宵闇の妖怪の頭を撫でてるのを見た。
・手を繋いでいるところも見たぞ。
・紅い翼のやつは頭を切り落としたが生きていた。
・心臓も貫いたが無理だった。
・逃げた方がいい、慌てずだ。
・友人が森と里の境界を越えた瞬間、大きい音と共に友人の頭が消えて紅い翼の少女が手に持つ者をこっちに向けたが、急いで村の境に戻ったら手に持ってる物をしまった。そしたら宵闇が死んだやつを担いで走って紅い翼のやつの所に行って手を繋いで森にかえりやがった』