東方紅魔姉妹   作:若止異

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53話:便乗して…

~博霊神社~

 

 

「ねぇ…」

「…なに?」

「いいの?私と一緒にこんなただの日向ぼっこしてて」

「日光は大丈夫だよ~」

「しつこいけど姉妹達といなくていいの?」

ガサッ

「その分夜に」

「………あれ」 ユビサシ

「あそこ?ん~~~?あ、あぁぁぁっ!?」

「…その姉妹達は夜だけではダメらしいね」

 

『うぇ!?どうするお姉様、気づかれちゃったよ』

『まぁいいよ、いつかこうするし』

ガサガサ

 

「レ、レミリアお姉様とフラン!?どうして……!?」

「どうしてってこっちの台詞だよ、どうしてイリスが人間と一緒に仲良くしてるの!?ましてや日向ぼっこまで…!」

「いや…これは」

「あんなにっ……あんなに人間達に酷いことをされてきたのに………そこの紅白の人間のせい?そいつに何か!」

「待って!これには理由が!ちゃんと話すからさ。この紅白は博霊零夢、えとぉ…なんて言えば…友達!そう友達だよ、ルーミアちゃんとかさとりとかこいしちゃんみたいな?」

「友達?どうして人間と友達?きっと騙されているよ!そう……騙されてるんだよ…だからこの人間を殺せば今まで通り……」

「待って!お姉様その槍を消して!細かく説明するから」

 

 

  説明中……

 

 

「へぇ…こいつの親の件で呼ばれて知り合い、一年経ってこの前イリスを探して館に来る、そしてまた来るよう頼まれ気づけば……って?」

「まぁ簡単に言うと…」

「ねぇお姉様、何回も言うけどあたし達は人間に何度も傷つけられてる。なのにこの紅白に『また来てくれる?』って言われただけで……」

「ねぇ…イリスってたまに人間──」

 

 

 

 

side紫

 

「ふあぁぁっ…眠い……藍も結構酷いわね」

そうだ、暇だし零夢の様子でも見てようかしら

 

『レ、レミリアお姉様とフラン!?どうして……!?』

『どうしてイリスが人間と一緒に仲良くしてるの!?』

 

「うわぁ…なんか修羅場ね…」

でもイリスが弁護してるから零夢には危険がなさそうね。

それにあの姉妹達の喧嘩?は珍しいからこのまま覗いてみましょ

 

『まぁ簡単に言うと…』

『この紅白に『また来てくれる?』って言われただけで…』

 

まぁそりゃそうよね。イリスって変にチョロイわよねぇ。

ん?これって……

 

『ねぇ…イリスってたまに人間──』

 

「これよ、今がその時よ!」

 

~~~~~~~

 

 

 

 

紫 「その話!」

 

「ゆ、紫!?どうして!?」

「……邪魔しないで」

「レミリア、その言葉の続きを」

「はぁ?…まぁいいや……イリスってたまに人間みたいな部分があるよね?」

 

「……え?」

 

「私からも言わせてちょうだい。イリス、貴女最近の行動が人間のそれなのよ。貴女は過去にされたこともあると思うのだけれど過去のことを引っ張りすぎなのよ」

「紫、それはあたし達も…」

「レミリア達はイリスの影響でしょ?イリスが過剰に人間に敵対意識を持つから」

「「それは……」」

「話の続きよ、まぁ人間に過剰に敵対するのはいいわ。でも少しでも親しくなった零夢に誘われ、あまつさえ友達になる……人間もそうよ、異常に敵対意識を持ってるのに少し優しくされたらすぐになびいてしまう……

ねぇイリス、貴女ってどっちなの?」

「イリスお姉様答えて」

「ちょ、ちょっとフラン紫、それ以上は──」

 

「紫は何を言ってるの?私は妖怪」

 

「ちがう!そういうことを聞いているわけではないわ!」

 

「じゃあ何を言いたいの!私にどんな答えを求めているの!?それにそれって答えなきゃいけない内容!?確かに何度も言うけど人間は嫌いだよ、だからっていいじゃん別に零夢と仲良くしていたって……」

 

「でも…でも…」

「お姉様……」

「フランもそれ以上は──」

「紫!どうして答えを強要しなきゃいけないの!?紫は不満なの!?私とイリスが仲良くしてたらいけないの!?人間妖怪誰しも答えたくないことだってあるじゃん」

「私も誰にも知られたくないことだってあるよ、それにこれ以上はやめてよ!」 タタタ

 

「あ、待ってイリス!紫……なにを理由にこんなことをイリスに問うのか知らないけどこれは………」 タタ

「紫は来ないで!フラン、紫を抑えてて!能力を使ってもいい」

「レミリアお姉様!あたしも…あたしも行く!」

「フランも来ないでって意味だよ」

「え……」

「イリス!」 タタタ

 

「………あたしは…あたしはただっ…」

 

 

 

 

 

~森~

 

「どうして…!もう紫なんて嫌い!」

 

「ねぇイリス!待ってよ!」

「はぁはぁ………レミリア…お姉様?」

「そうだよ。息を切らすまで走るなんて……」

「おねえさまぁ……私がなにを…したのっ…」 グス

「はぁ…はぁっ……やっと追いついたよ…え?泣いてる?」

「ああ可愛そうに。ごめんね、あたしとフランはただイリスが最近よく外出してるから後をつけただけだったんだけど」

「それは…」

「あたしはお姉様なのに変なことを疑って……そのせいで紫が…」

「ごめんなさい……私のせいでこんなことになって…」

「……まだ貴女のことは信じないけどイリスにちゃんと理由を聞いたから今はね。それにさ、やっぱり少しでも優しくされたらなびいちゃうよこの娘は。美鈴に『雇ってください』と、パチュリーと……咲夜はちょっと変な形だったけれど、友好的に接してきた人を信用してる」

「イリスから聞いたことあるけど確かにあの門番とか魔女とか以外はみんな襲ってきたって…」

「そう…」

 

『あ?人間に妖怪のガキが2人、これはごちそうだ!』

 

「妖怪!?なんでこんなタイミングで!こいつは私が殺るからあんた達は話つけておきなさいよ!」

『なんだ人間?お前から食ってほしいのか?』

「そんなことあるわけないでしょ!あっちに行け!」

『ぐわぁ!?』

 

「うわぁ大きい妖怪があっちに蹴り飛ばされて……」

「うぅぅっ…グスッ…」 ギュー

「あ、イリス。大丈夫?」

「…もうちょっとこうさせて……」

「うん」

 





もう終わり方が!
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