東方紅魔姉妹   作:若止異

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【挿絵表示】

前々回の前書きに載せた、平熱クラブという方が挿絵をくださりました。
28話の咲夜とイリスです

ありがとうございます!


紅い霧に包まれた幻想郷
60話:楽園が紅い霧に包まれた日


side博霊霊夢

 

 

<博霊神社境内>

 

日課の境内を掃くことを終え、この神社の巫女は縁側で茶をすする

 

 

霊夢「は~……」

 

よしっ境内は掃き終えたっ少し休憩。

あとすることは……何もないわね!今日の残りはのんびりお茶でもすすって過ごそうかしら。

この前は紫の頼まれごとで一日を無駄にしたし、ゆっくりしようと思っていたら森の妖怪達が昼間に人を襲ったせいでその妖怪達の全駆除で無駄に疲れたし、私も人間!休まないと死んでしまうわ。今日こそはのんびり過ごすわ

 

あの妖精達やどこぞの白黒魔法使いが私の平穏を邪魔したり紫が急に変な用を持ってこないかぎりは……

 

「な~んて考えてると、そうなっちゃうからダメね。でもそうならない気がする……勘だけど」

 

私の勘はよく当たる。勘だから『そんな気がする』だけだけれど実際当たってるんだから自信もつく。

まぁ私の勘がそう言ってるんだから今日は平和に過ごせそうね……

あっそう言えば棚にお煎餅あったわね、誰も来ないならあれを食べちゃうのもいいわね!

 

「でも魔理沙くらいは来ないかしら……話し相手くらいは欲しいわね…」

 

あ…いけない、普段素っ気なく対応しているのにこんなこと魔理沙に聞かれたら調子に乗る……絶対。

それで昼食だけ食べるだけ食べて帰るのよ。まったく、うちはお昼所じゃないっての!

 

 

 

 

巫女はそこにいない友人に向かって愚痴を言う、

 

そして、楽園・幻想郷は紅い霧に包まれた

 

 

 

『霊夢!!』

『あら?どうしたの?』

『どうしたもないのぜ!空を見ろ空を!』

『………赤いわね』

『それだけか!?これは──

『異変ね』

そこだけ言うなー!ほらっ、その腰をあげるんだぜ』

『はぁ~めんどうくさいわねぇっ!』

『お?珍しくやる気じゃないか』

『うっさい…んで?この邪魔な(もの)の出所は?』

『ふっふーん。情報だってタダじゃないのぜっ』

『…お煎餅あげるわ』

『お?』

 

 

 

 

 

 

湖上空………

 

 

はぁ…どうしてこんなに多忙なのかしら……

なんで異変なんて起こすのかしらっ

 

「おぉ霊夢!喉が渇いたぜっ」

「……唾でも飲んでなさいよ」

「まったく冷たいぜ」

「にしても風が気持ちいいわね。たまには夜に散歩もいいかも」

「私は夜は嫌いだけどな、変な奴しかいないし……」

 

「それにしても、なんか妖精が襲ってくるわねっ」 ブン

 

「そうだなっ弱いから助かったぜ」 バシッ

妖精達『ギャーー』

 

この空を覆う霧のせいかしら?まぁあの霧が妖力で作られているから気分が高まっているとか?

 

『誰が変な奴だって?』

 

「うわー出た」

「ルーミアか、少なくともお前のことは言っていないぜ」

「とりあえず邪魔するのだー!」

 

「そんじゃ魔理沙よろしくっ」

 

「ちょ!?それはないのぜー!」

 

 

────

 

 

チラッ

「あー戦っているわね~」

ま、おいて来たんだから当たり前か。まさかルーミアも襲って来るなんてね。

というかさっき『邪魔する』って言ってたわね………

まさかあいつに命令とかしている奴がいるってこと?

「それに…」 チラ

 

『あっ…えーとっ……ごめんなさーい!』

 

どうして大妖精まで私に攻撃を?妖精達の中では頭がよくて温厚な方だと思っていたけど……買いかぶりだったのかしら。

 

『ここから先は通さない!あたいが相手だー!』

 

「……」

なんでこいつまで襲ってくるのよ

「あー……今回は私の負けでいいからそこをどいてくれないかしら?ちょっとその先に用があるのよ」

「霊夢は馬鹿になったの?今あたいは通さないって言ったんだよ?」

なっ!?私がこいつに馬鹿って言われるなんて……しかも正論で!

もうこの霧のせいで今日は最悪だわ

「さぁあたいと勝負だ!」

「チルノ……私はどいてって言っているのよ?」

「嫌だ」

「確かにあんたは妖精の中では強いわ、でも私は妖怪退治も行っているあの博霊神社の巫女さんよ?痛いのなんて嫌でしょう?ほらそこをどきなさいよ」

 

「嫌!」

 

「よしこれで理由はできた!なんか変にイライラしたわ!後悔しなさい!」

 

 

なによ、あんな大口叩いておきながらただ適当に弾幕を張っているだけじゃない。いつものことだけど

「この程度かしら?」

「まだまだー!」

「ほら、もう貴女は終わりよ……何よ拍子抜けじゃない」

『氷符「アイシクルフォール」』

「っ!?なんでこいつがスペルカードを!?やぁ!」

「負けた~」

どうしてこいつがスペカを?私が負けることはないけど驚かされたわ

「チルノちゃん、大丈夫?」

「あ、大ちゃん、あたいは大丈夫だよ。大ちゃんも一緒に戦ってくれればもう少し邪魔できたと思うんだけどな~」

「そこまでやらなくていいって言われてるよ?」

 

「ねぇあんた達、何か知ってるわね?吐きなさいよ」

 

「えー嫌だよ」

「小声)あ、チルノちゃん、負けたら場所は言っていいって言ってたよ?」

「……あそこの大きい家!」 ユビサシ

「……ありがと」

 

 

 

 

私にも聞こえているのよねー、もう少し小さな声で喋ればいいのに。

やっぱり誰かに言われて私達の邪魔をしているみたいね、それに負けたら場所を言っていいって言うなんてどんな命令よ。情報収集して異変解決に向かわず、こうして邪魔してくる妖精を倒せば場所が分かるなんて……

遊ばれているみたいで不愉快だわ

 

 

「お~い、れーいーむー」

 

─────

 

 

side魔理沙

 

 

「さっそくやるのだー」

 

怖っ…紅い霧の背に鋭い歯を出して笑うなんて流石の魔理沙さんもちょっとばかり怖いのぜ。

にしても、妖怪退治をやってる巫女さんが普段キノコ狩と読書に勤しんでる普通の魔法使いを置いて先に行くなんてひどい話だ。

 

「そんなに怪我したいならやってやるぜ!」

 

~~~~~~~~

 

 

「あそこにある大きい家にいるのだー!逃げー!」

 

………あっけなかったな、あんなに威勢よく戦いを挑んでくるんならもう少しこの魔理沙さんとの戦いの策を練ってから勝負を挑んでほしいな。

 

それはそれで、何故あいつがスペルを使ったのかだな……たまに戦うが今まで1回も使ってこなかったのに…

 

「っとと、考え事は私を置いていった霊夢を追いかけながらするか」

 

霊夢の考えと勘に頼るとするかー

 

 

────

 

side博霊霊夢

 

「ってなわけで、霊夢の考えも聞きたいのぜっ」

「私も今話したそのままよ、あの屋敷にいるであろうこの異変の主犯がルーミアやチルノ、大妖精に私達の邪魔をして負けたら場所を言ってもいい、と命令した」

 

「なら、簡単だろ?あの屋敷に行って来る敵達を倒して情報を聞き出し、主犯を倒せば済む話だぜ!」

 

「強引は考えね~、まぁ、それが一番手っ取り早くて簡単に済む話ねっ」

 

 




今回文変えてみました
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