慎士Side In.
慎士【…おいおいおい、こんなん聞いてねぇぞ、俺は知らねぇぞ…。】
その者の目に映るは巨大な光の槍を構え、滞空する堕天使の姿。
慎士【本来ならもう白龍皇が来てあいつを倒してくれてるだろうがよ…!】
一誠「くそ、くそぉ!絶対に諦めねぇ!いくら巨大になったとしてももう一回砕いてやる!」
端に映るは絶対に敵わない者に挑もうとする愚か者の姿。
慎士【し、死にたくねぇ…やっとあいつが死んだってのに…やっと邪魔な奴が消えたのに…!】
コカビエル「ふん、女の乳を吸うという約束でそこまで強くなるのは驚いたがこれまでだ。あと4分…待たずに貴様らを葬ってくれる!」
そう言い、堕天使が光りの槍を射出準備に入り…。
コカビエル「さぁ、死ぬが『ドゴォ』ッ!?が、あああああああああ!」
リアスチーム「「「ッ!?」」」
射出しようとした瞬間何かが羽を削り取り、堕天使を墜落させ、光の槍を消滅させた…。
慎士Side Out.
…少し時間をさかのぼり、ある建物の屋上に男は起きる。
服で隠されてはいるが体から血が流れ落ち、小規模ながら血だまりを作っている。
玲士「間に、あったか…はぁ、はぁ…見つかってはいない、奴を倒すチャンスは訪れる…今は、チャンスを待つだけだ…投影、開始…。『ブチ』」
そう言い、対戦車ライフルを投影し、構える。
玲士「…我が骨子は、捻じれ狂う…偽・螺旋剣B…。『ブチブチ』」
螺旋状の剣を投影し、弾丸へと改造し、装填する。
玲士「…奴は的だ、敵意を向けるな、的はただ撃ち抜くだけ、撃ち抜く、だけだ…。」
そう言いながらスコープを覗きながら構える。
玲士【…ただ、ただ的を撃ち抜く事だけを考えろ、奴は的だ、動く的…殺そうと思うな、害そうと思うな…ただ、的を撃つ感覚で奴を見ろ…!】
そう思いながら見ていると目標は飛び、巨大な光の槍を造り出し、対象へ向ける。
玲士「…このタイミングだ、逃さない…そこ!…『壊れた幻想』!」
狙撃をし、命中したかを確認せぬまま屋上から飛び降りて学園へと向かっていく。
玲士「…投影開始、トドメを完全に刺す…!時のある間に薔薇を摘め…『ザスッ』!ぐ、が、あ…!」
そう言い、赤い槍と短剣を投影し、高速移動しながら学園へと向けて走る。
学園を目前にし、飛び跳ねながら結界に赤い槍の切っ先を当てて消滅させ、短剣を構えながらコカビエルへと飛び掛かる。
玲士「…ッ!」
コカビエル「甘いわ…!『キィン』死にぞこないがああああ!」
しかしコカビエルは即座に両手に光の剣を生成し、短剣を防ぎ、薙ぎ払って吹き飛ばす。
玲士「…ぐ、とれなかったか…!」
コカビエル「ぐ、はあ…はあ…まさか不意打ちで両羽を持っていかれるとは思っていなかったぞ?死にぞこないの幽霊よ。」
一誠「ゴーストさん!良かった…生きてたんですね…!」
玲士「…ああ、一応は無事だが…きついな。」
そう言いながら高速でコカビエルに肉薄し、短剣で打ち合い続ける。
コカビエル「く、ははは!どうした?さっきの槍であれば俺の剣を消せるのであろう?…もしやもう使えないのではないだろうなぁ?ふん!」
玲士「ぐう…!…だが、貴様をたおッ、ぐ、あああ…!」
吹き飛ばされ、再度着地し態勢を立て直して突撃しようとした瞬間、激痛が走り、転び滑っていき、コカビエルの前に倒れる。
コカビエル「は、ははは!どうやらここまでの様だなぁ…?簡単に殺してやらん、首を潰してくれる…!」
そう言い、光の剣を消して首を掴み持ち上げる。
リアス「そ、そんな、ゴーストが…!」
一誠「ゴ、ゴーストさん!動いて、動いてくれ!」
小猫「…させない!」
木場「やらせないよ!」
その言葉と共に木場、小猫、一誠が飛び掛かろうとする。
慎士「や、やめろ…!か、勝てねぇ!ぜってぇ勝てねぇんだ!死ぬぞ…!」
【ぎ、ひひひ、あのまま殺してくれれば…ひは!白龍皇が来るまでの時間を稼いでくれよぉ…?ゴーストさんよぉ…。】
しかし、飛び掛かろうとした時に慎士が3人の服を掴み、静止させる。
玲士「ぐ、が…離、せ…離さない、なら…貴様は、負け、るぞ…。」
コカビエル「はっ、その体で何ができる?貴様はもう死に体だろう?ははははは!」
玲士「…ふっ、なら、貴様の負け、だ…!『ブチッ、ザシュザシュザシュ』がああああ!」
コカビエル「な、なに!?『ザシュ』ぬ、ぐおおおおおおお!」
玲士の体より様々な武器が生え、服を貫いてコカビエルにも突き刺さる。
それによりコカビエルは痛みで玲士を手放し、刺さった箇所を抑える。
玲士「は、はは…倒し、切れなかった、か…。」
コカビエル「き、さ、まあああああああ!許さんぞ!二度までも!その仮面ごと顔を握りつぶしてくれるわ!」
激昂し、そう言いながら顔を掴み、力を入れていく。
一誠「やばい!」
慎士「やめろ!一誠!無駄に殺されるだけだ!」
【やめろ!奴を助けたら奴が死ぬチャンスが消えちまうだろうが!】
一誠「離せ!」
その一言と一緒に慎士の手を振り払い、禁手を展開する。
一誠「離せ…『Boost』ゴーストさんを『Boost』…!離せええええええええええええええええええ!『Boost!Boost!Boost!』」
圧倒的な魔力を放出しながらコカビエルへと向かっていき。
コカビエル「なっ!?ぐおおおおおおお!?」
慣性のままに顔を殴り、コカビエルを吹っ飛ばす。
高速で吹き飛んだコカビエルは学園の壁に命中し、そのまま限界を迎え気絶する。
一誠「へ、へへ…やったぜ…!ッ!ゴーストさん!」
倒したことに喜ぶがすぐに玲士の元へ行き、武器に気を付けながら体を起こす。
玲士「…一誠、か…。」
一誠「ああ!ゴーストさん、やりましたよ…ゴーストさんのお陰でコカビエルを倒せたんですよ…!」
玲士「…そう、か、良く、やった…俺は、少し寝るとしよう…なに、まだ、致命、傷じゃ、ないから治せば、問題、ないはず、だ…アーシ、アに、頼んで、くれ…。」
そう言い残し、玲士は気絶する…。
一誠「よっす!玲士が気絶したからここで終了だ!」
木場「今回は僕たち、リアス・グレモリーの眷属が担当させてもらうよ。」
一誠「最初に関してなんだけれど慎士の視点での話だな原作、アニメではこの時にはもう白龍皇が乱入し、コカビエルを倒していたはずなんだがそれがない事に焦っている感じだぜ。」
木場「これよりも前だけれどリアス部長が玲士くんからの連絡が無くてとても焦っていたね、連絡を入れると宣言されてたのに通信すらつながらない状況でね。」
一誠「イリナを見つけた時にコカビエルと遭遇するんだけどその時に仮面を投げ捨てられ、ゴーストが死んだと思い、慎士以外のリアスチームは完全に動揺するんだ、慎士は死んでくれたと思って内心喜んでいたぜ。」
木場「そして原作通りに進んでいき、今に至るんだ。」
一誠「少し時間が遡った時は玲士視点だな、偽・螺旋剣BのBはバレットという意味で弾丸へと改造したからそう呼んでいる感じだな。」
木場「狙撃する時は完全に体に命中させる気でいたよ、でも痛みで照準が微妙にズレて羽根だけを撃ち抜いた状況になったんだ。ぶつぶつと呟いているのは敵意や殺気でコカビエルに気付かれないようにするためだね。」
一誠「壊れた幻想を使ったタイミングも弾丸だからタイミングがずれて羽根だけしか巻き込めなかった感じだったんだ。」
木場「その後投影したのはゲイ・シャルグだね、破魔の特性は持ってたが玲士が限界で槍だった為に一回使った瞬間、結界を消したときに一緒に消えたんだ。」
一誠「飛び掛かりながらナイフを使ったのはFGOのZeroコラボCMでのエミヤアサシンの行動がモデルだな、普通に防がれてたけれどコカビエルも慢心しながら本気を出している感じだぜ。」
木場「その後に倒れて首を掴まれてたけどこれはライザー対一誠くんに似た状況にした感じだね。油断すれば何かでやられる、それが誰であろうとね。」
一誠「この時の暴走による自爆は前話から狙っていた感じだ、狙撃による不意打ち、生きていた事によるヘイトを稼ぎ、わざと倒れようとしてたけれど先に限界が来て倒れ滑った感じだぜ。」
木場「その後は一誠が助けに行こうとするが下種い考えで慎士が引き留めようとしてるね。」
一誠「そして俺の禁手、ライザーとのタイマンの時にも使ってたけどこれは俺のゴーストさんを助けたいという想いに反応してなった感じだぜ。」
木場「その後、玲士さんが兵藤ではなく一誠と呼んでたけれど思考能力が低下していたから感情的になった時と同じ様に呼んでいる感じだね。」
一誠「この後は白龍皇の乱入、気絶したコカビエルとフリードを回収し原作に似た感じにアルビオンとドライグが会話して去って行く感じだね。」
木場「では、今回はここまでにしようか、次回は後日談の様な感じだね、と言っても会話するだけだからね、あとは別の場所の視点を入れるよ。」
一誠「じゃあ、次回もお待ちくださいませせせせせせせせせせせせせせせせせ。」
木場「そういえば部長と約束してたけどあれはどうなったんだい?。」
一誠「んー…あれ実質ゴーストさんが倒したようなものだから無しにしてもらったんだ、流石にやったらあとで説教される気もするし。」