IS:ボンド   作:田中ジョージア州

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インフィニットストラトスの主人公織村一夏視点で始まります。
一部キャラ改変が含まれます。


日常風景

「ーであるからして………」

3限目の授業。

入学から数日でやや慣れた授業進行。

空調の効いた涼しい教室。

(あぁ〜眠い。)

もう眠い。凄く眠い。ものっそい眠い。

 

織斑一夏 眠いです

 

最初は見開いていた瞼は重くなり視界もぼやけてきた。

聞き漏らすまいと立てていた耳も、今では入ってくる情報は右から左へと受け流している。

右手は既に脱力し、握りしめていたシャーペンは既にノートに転がっている。

せめて頭は上げておこうと左手を添えた事を今では後悔している 。

完全に寝る姿勢だわこれ スッゲエ寝やすいもん

頭は上がってるお陰で教師には俺の学徒として不適合な状態は知られていないが、どの道時間の問題だろう。

(ああ〜千冬姉からは今日は絶対寝るなって言われたんだけど……Zzz

 

 

 

はっ‼︎

いかん‼︎つい船を漕ぎ始めていた。

危ない危ない、さもなければ即あの第六天魔王の如き暴君から比叡山や長島もかくやというような目も当てられない罰が与えらr

「誰が戦国武将か、うつけ者が。」

 

()()()()()()()

 

「うげぇぇ⁉︎」

天地逆転 青天の霹靂 思わず跳び起き立ち上がる。

そのせいで教室中から視線を集めるハメになったがそんな事は些細なこと。

俺の意識の全ては目の前の教員に向けられているのだから。

「ち、千冬姉…」

 

スパーン!!

 

「懲りんなお前は、織村先生だ。」

「織斑先生、これは…違うんです‼︎ちょっと旅立ちそうになっただけで、すぐ下車しましたから‼︎」

「?なんの話だ。」

「ふぇ?」

「私は何か不適切な表現をされている気がしたので教師として修正したまでだが。」

「………」

どうやら眠りこけていた事はバレていないようだが、正直それが教師として正しい姿かどうかは甚だ疑問であります先生。

しかし口に出すと怖いので言葉にはしない。

「いつまでつっ立っている、さっさと座れ。」

織斑先生の言葉で俺は矢継ぎ早に席に着いた。

それでまた注目を集めたがそんな事は些細なこと。

今の俺はまさに桃源郷もかくやの幸せを感じているのだから、口角も自然と上がっていく。

「…気味が悪いやつだな。

さて、何処まで話したか……授業に戻る‼︎」

結局その日は全く授業の内容は入ってこなかった。

 

「さ〜て昼メシなんにしようか箒?」

「いや献立は良いのだが、お前大丈夫か?」

ん?なにがだ。

「いや…やっぱり良い。」

そう呟くと幼馴染の箒はさっさとトレイを取りに行ってしまった。

余程空腹に耐えかねていたんだろう、俺もそうだし。

「織斑君そんな所にいると他の人の邪魔だよ?」

おっと、どうやら少し考え過ぎていたようだ。

昼時の食堂は恐らく学園で最も人が多く集まる場所だ、そんな所でいつまでも佇んでいると確かに迷惑だ。

「ああごめん高町さん直ぐ退くよ。」

栗色の髪をサイドテールにした女性。

最近親しくなった4組の高町なのはさんに道を譲る。

高町さんはクラス対抗戦で何かとお世話になった人だ。

当時訓練に追われていた俺を見かね、敵クラスの代表のはずである俺の訓練に付き合ってくれた。

「ありがとう。 行こ、簪ちゃん 本音ちゃん。」

高町さんの付き添いの4組クラス代表の更識簪さん、1組の『のほほんさん』こと布仏本音さんが其々続く。

「さて、俺もメシにするか。」

気を取り直しトレイを取りに行くとこれ又最近知り合った面子が目に入った。

「ふー、ふー、」

「あのさぁ巧クン…なんでアンタ猫舌の癖にラーメンなんて頼むのよ。

ふーふー鬱陶しいんだけど?」

「うっせえ。なに食おうが俺の勝手だ。」

同じ席に向かい合う形で同じ料理を食べているふた組の男女。

文句を言っている小柄でツインテールの少女は俺の中学の頃の友人である中国出身の凰鈴音だ。

鈴に憎まれ口を叩くのは茶髪がかった髪を肩口まで伸ばし、仏頂面をたたえた男…そう男だ。

つい数日前に隣の2組に転入して来たこの世に二人しかいないISの男性適合者。

乾巧

当時は相当な震撼だったが、尖った刃物の様な彼の性格のお陰もあり数日で沈静化した。

今では2組では鈴くらいしか関わらず、1組の子が1人仲が良いだけだ。

「失礼。ちょっと宜しいかしら?」

「あ、すいません。」

いかん、また立ち止まっていた。

直ぐさま道を開けてその女生徒に譲る。

(あっ噂をすれば。)

絹のような綺麗な金髪。

彫りの深い端正な顔立ち、透き通るような青い瞳。

ロングスカート状に改造した制服。

イギリス代表候補生であり今言った乾巧と唯一親しくしている1組の人間。

セシリア・オルコットである。

オルコットさんが2人に近づくと先程まで憎まれ口を叩き合っていた2人が見るからに和らいだ表情に変わる。

遠目から見ても目立つ美人だ、同じ席にいればどれだけ華やかだろう。

高町さんが優等生としてみんなを纏めるのならば、オルコットさんはその場に居るだけで場の空気を高揚させる。

「いつ見ても凄いなあそこは……」

改めて感心する。

「一夏‼︎いつまで待たせる気だ‼︎」

「あっやべ、悪い箒。今行く。」

俺は今度こそ昼食を食べた。

 

 

 




初めまして田中ジョージア州です。
ハーメルン初投稿でクロスオーバー物という分不相応全開のうつけ者です。
趣味垂れ流しで爆走しますので、どうぞ生暖かい目で応援して下さい

※人気投票の開催。詳細は活動報告にて
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