およそ最高の指導者と周りの後押し、更に強力な機体に武器を手にした一夏の刃は呆気なく退けられた。
一夏「強すぎる……」
ーーアリーナ
肩口からバッサリと切られた。
あまりの衝撃に絶対防御が作動しまだ余裕があったシールドエネルギーは大幅に削られ、更には雪片弐型の単一仕様能力『零落白夜』の影響もあり白式のシールドエネルギーはゼロとなる。
そして、シールドバリアーをも貫通する衝撃を受け一夏の意識は消失。それにより異常を感知した白式は強制的にISを解除させたのだ。
アリーナ内から悲鳴が上がる。数10メートルの上空からの自由落下に見る者の背筋が凍る。
「ーっと。」
原因の発端であるセシリアが難なく受け止めた事で最悪の事態は回避される。観客も安堵の息を吐き出す。未だ意識をなくしたままの一夏を両手でしっかりと抱え、静かに地面へ着地したセシリアは美しい微笑を湛えながら。
どよめきが冷めやらぬアリーナ内の空気を感じながらぬけぬけと言い放った。
「ナイスファイト。」
ーー生徒会室
驚天動地。
そう描かれた扇子を開きながら楯無は額の冷たい汗をハンカチで拭った。
「凄い試合でしたね。」
重苦しい空気に嫌がったのか虚が口を開く。尚も黙ったままの楯無に、無理矢理笑顔を作って明るく続ける。
「でも、織斑君も健闘しましたよ。会長の作戦をシッカリ敢行して、後一歩の所まで追い詰めたんですから。」
「そうね、一夏くんは良くやったわ。」
返ってきた言葉は、だけど暗く。
「それでも負けたのは、私のせいよ。」
思いもよらぬ内容に混乱する虚。なおも低いトーンで続ける楯無。
「私が立てた作戦が悪かった。指導した私の責任だわ。」
「そ……」
そんなこと、と告げようとした虚に対して、それも許さず自分の不手際を否定しない。
「インターセプターを危険性が低いと判断して、近接ブレードでの一撃必殺を選ばせたのは私よ。完璧に私の指導ミスだわ。」
何を言っても聞き入れない。
こんな時の楯無は何を言っても無駄だという事が長年の付き合いの虚は理解していた。
もう彼女に自分を責めるなと提言しても意味はないだろう。
ならばもうこの話題を言及する必要はない。虚はいつの間にか用意した紅茶をティーカップに注ぎ楯無に差し出した。驚く楯無に虚はいつもの事務的な口調で話しかける。
「では、状況を飲み込めない私めに何故そんなに驚いていらっしゃるのか教えて頂けますか?会長。」
常と変わらぬ様子にフッと笑い、注がれた紅茶に口をつける。口内に広がる優しい風味に心が落ち着く。すっかりいつもの調子に戻った楯無が新しい扇子を開く。よくお聞きと描いてあった。
「まずセシリアちゃんがブレードで切られる瞬間。インターセプターを展開して逆に切り捨てた。までは理解してるわね。」
肯定する虚を認め、でもねと続ける。
「あり得ないのよ。普通に考えたら。」
「あり得ない?」
理解できない虚に今度こそ楯無はその胸の内を明かした。
「あり得ないとは一体どうあり得ないのですか?」
繰り返し問いただしてくる虚ちゃんに、私はもう一度彼女が淹れてくれた紅茶を口に含む。私の時々の気分に合わせて調整してくれる味は高ぶる感情を収めてくれる。
「まずISの練度が稼働時間に比例するのは虚ちゃんも知ってるわよね。」
コクリと頷く虚ちゃんに私は説明を続ける。
「でも知っての通りブルーティアーズは実証機。しかも機能の大半をビット制御に占められているメチャクチャ偏った機体。兵器としては些か問題ありな欠陥機よ。」
なんでイギリスはこんな偏った機体作ろうとしたのかしら?まあ、その為の実証機なんでしょうけど。
「そんな訳で訓練も恐らくビット制御に大半を奪われていた筈よ。それこそインターセプターどころか、セシリアちゃんの一番の強みである狙撃の訓練も削るくらい。」
通常、数に限りがある専用機を持たされる人間はISの開発、研究を行う企業に属しているテスターか、国から選ばれた代表またはその候補生だけ。
企業ならばモノによってはまだ自由度があるかもしれないけど、国はそうもいかない。
ISは所持こそ四六時中認められてるわ。専用機は操縦者とともに自ら進化していくものだから。
でもあくまでも所有権は国、セシリアちゃんの場合はイギリス政府ね。政府からの許可を得なければ装着どころか一部の機能すら制限される。そしてビットのデータ収集が目的のイギリス政府が後付け装備のナイフ一本のための時間を与えるわけも無い。
そもそもナイフだって只でさえ偏った機体が他のコンペ機体に勝てるように取り敢えず繕っただけでしょうけど。セシリアちゃんのインターセプターの練度はビットと得意分野のライフルと比べて、機体と同じくかなり偏ってた事でしょうね。
「少し待ってください。」
そこまで話を進めて虚ちゃんから待ったが掛かった。眼鏡をクイッと掛け直し、尋ねてくる。
「それならなぜあの試合。オルコットさんはあそこまで迅速な展開が出来たのでしょう?」
問題はそこ。私もなんでそれが可能となったのか実は確信を持てた訳ではない。これからそれを聞くところだ。隣にいる学年主席の
「ねえ、虚ちゃん。試合中ISのこと『思考力を補助する』って言ってたけど、もっと正確に言えない?」
「…例えば?」
「もっとこう補助っていうか、 全幅の信頼っていうか。重要なものっていうか……」
う〜ん。なんて言うのかしら。
「起動キー?」
「そう!そんな感じよ、さっすが虚ちゃん!」
「有難う御座います。抱きつかないで下さい。」
頭を鷲掴みにされて引き離される。もっと優しくしてくれても良いのに。でも虚ちゃんは冷たく早く進めて下さいと睨んでくる。わかったわよ〜。
「ISって起動も動くのも武器を展開するにも何をするにもイメージが大事になってくるでしょ?」
私の問いかけに間を置かず即答で肯定する虚ちゃんに頼もしく思いながら質問を続ける。
「武器を早く呼び出すためには、より強固なイメージを思い描く必要がある。そのためにも武器の展開の速さはその武器の練度が比例してくる。」
「その通りです。ISの展開事態は慣れれば誰でも比較的上達し易いですが、物体を呼び出すという行為にはより具体的なイメージが大切と成ります。」
私の質問の合否を判断しながら更に詳しい説明をしてくれた。
「その武器の特性から、重さ質感に至るまで。だからこそ武器の展開速度と練度の差は比例する。IS操縦者の強さは起動時間の長さに比例するという考えもそこから来ています。」
へー、そうだったんだ。生徒会長やってて知らなかったなんて言えないけど「まさか知らなかった訳じゃ…」ううん⁉︎知ってる!知ってる!
「まあいいかそれでこれがどう気になるんですか?」
そこが話の肝よ。そろそろ焦らさず教えてあげましょう。
「そのイメージだけど。元々ナイフに強いイメージがあれば練度が不充分でも速い展開が可能にならない?」
私の話にレンズの奥の目を大きくさせその後顎に手を当ててそのまま少ししたら、ナイフではありませんが……。来た。
「何年か前に城南大学で脳科学を研究している…初老の男性教授が似たような実験をしたと論文で発表していたかと。かなり大掛かりな実験で、当時もニュースで一時期話題になっていたので覚えていました。」
虚ちゃんが言うにはなんでもその教授のやった実験とはIS適正がある女性を六人集めて三人ずつチーム分けをする。
片方のチームは普通の主婦や学生、そしてもう片方には現役の自衛官やどこでコネを待ったのか、海外で傭兵経験のある人間等で構成。
それぞれ同じ時間帯、ISの訓練をしてもらい基本武装である近接ブレードや銃器を展開して貰った。
勿論予め武装に制限を待たせたISでだ。
ちなみに両チームとも事前に装備の写真を見てもらう。
「すると結果は普段から銃器に触れる機会の多い後者のチームの方が、展開の時間が大幅に短いという結果が出ました。教授はこの結果を受け、更に規模の大きな実験を行うためIS委員会に協力を仰ぎましたが、断られたそうです。」
まあ、そうよね。世界に467しかないISを使うにしては少しインパクトが弱いわ。それでですね、と少々顔を曇らせて虚ちゃんが続ける。
「その時の委員会側の対応が粗雑だったと教授側が苦言を漏らして、後の記者会見にて女尊男卑を引き合いに出しての批判を言った事で、またそれも反響を呼びまして……」
苦笑いをしながらの説明に私も軽く苦笑しながらも、重要な事実は別にあるので置いておく。私は再度虚ちゃんに告げる。
「つまりそもそも
私の言いたい事はこれ。あの子が練度の高いビットやライフルの展開にも劣らない速度で練度の低いインターセプターを展開出来るのは、ナイフに対して訓練時間に匹敵するほどの強固なイメージを持っていたから。これならばあの異常性にも説明がつくわ。
「ですけど……一体どうしてそこまで強固なイメージを。」
「………」
考えついた事は一つある。あまり認めたくない事だけど。
「さっきの実験の事だけど。そもそも二つのチームの違いは何?」
「え、それは武装そのものに対する練度…ですか?」
「どうして練度に差が出来たのかしら?」
「それはやはり、常日ごろから武器に触れているからで…あっ。」
そこまで言った所で思わず口の前に手を持ってきて隠す。
「そう。日頃から触れてるからよ。」
少し、だけど見るからに顔を青ざめさせる虚ちゃん。無理も無いわね。私も恐怖こそ感じないけど得体の知れなさを覚えるもの。
「恐らくセシリアちゃんは日常的にナイフに触れ合っている。触れ合いといってもただ触ったりするだけじゃなく、ちゃんとした近接ナイフの訓練を。」
そうでなければあんな場面で、咄嗟にナイフでの反撃が出来るわけない。学園最強と謳われる私の目から見てもあれはかなりの練度を感じさせた。
「あのレベルまでは1、2年で出来る事じゃないわ。恐らく5年かそれ以上。ISと出会う前からそんな生活を繰り返してきたんでしょうね。」
考えてみればナイフ技術に限らず。あの子は狙撃の腕もビットによる並列処理能力も他の、学園にいる代表候補生と比べて飛び抜けていた。恐らくそれらももっと昔から、それこそ小学生低学年程度の段階から戦闘に関するあらゆる訓練を日常的に続けていたんだわ。
戦慄したように虚ちゃんは何故と呟く。私もそう思う。
「……あの子。イギリスでは貴族の家柄の、本物のお嬢様らしいわね。」
「はい。といっても両親は幼少期に事故死。今は彼女が実質的な当主です。なにかあったとすればその辺りでしょうが……」
俯く虚ちゃんに、私はスッカリ冷めてしまった紅茶を喉に掻っ込む。モニター先のアリーナでは優雅な振る舞いで観客の声援に応えるセシリアちゃんの姿がある。セシリア•オルコット……今年は本当に大変な子達揃いね。
ーー1年1組教室
負けちまった。
文句のつけようのない完敗だ。しかも目ぇ回して担架で担ぎ出されるわ本当に良いとこなし。幸いクラスメートはみんな健闘を讃えてくれたが、これで俺のクラス代表が決まっちまった…
あの後勝者特権を手にしたオルコットさんは当然、代表を辞退。俺が1組のクラス代表に無事収まってしまったわけだ。
一応理由としてオルコットさんは
「織斑君のガッツと一所懸命な姿勢に感服いたしました。このクラスの代表は彼にこそ相応しいものとわたくしは判断した次第ですわ。」
とまあ素敵な演説にクラスメートのテンションもMAX。その流れに乗せられて「俺に任せとけー!!」なんて言った自分も馬鹿だった。
そして今はクラス代表決定を祝してのパーティが開かれているが、居心地が悪い。その理由は横にいる幼馴染の所為で。
「おまえの所為だ。」
はい、済みません…
飲み物のジュースを片手に、俺は料理の代わりにお叱りを受け取る。
「試合内容は仕方ないとして、流れに乗せられあまつさえあのような勢いだけの蒙昧を高々と……同門として恥ずかしい。」
「仰る通りで…」
本当にその通りです はい。
主役のパーティで小さくなる俺は側から見れば無様だったろう。すると、パーティを楽しむ声とは毛色の違う声が俺に掛けられる。
「こんにちは新聞部の黛薫子と言います。」
リボンの色を見ると2年生のようだ。大方唯一の男性操縦者の取材に来たってところか。
黛さんはまさに好奇心と探究心の塊のような人でオルコットさんとのツーショット写真が欲しいと申し出て来た。
正直自分を負かした相手と仲良く撮られるのは少し思う所がある。しかし肝心のオルコットさんが了承したので敗者の俺も聞かないわけにはいかなかった。
結果としてはパーティテンションで写り込んで来たみんなのお陰で台無しになったが。そうしてパーティも終焉に近づいた時だった。
「織斑君。」
不意にこれまでずっと自分からは話さなかったオルコットさんが、俺にだけ聞こえる音量で声をかけて来た。なんだ?人目を気にするような人では無いという事はさっきの堂々とした演説姿で明らかだし、残るは知られたく無い事。
…
……
………
告白か。
(いやいやいやいやいやいや!なんでそうなんだよ⁉︎高校生か‼︎)
高校生だけど。
こんな美人さんが俺に…改めて言うと傷付くけど、無様に負けた俺にそんな事を言う筈ないだろう。となると、うーんダメだ思い付かない。ええい!こんな場合は兎に角フレンドリーだ。友好的に振る舞えば取り敢えず間違いは起こらないだろう。
「一夏でいいよ。オルコットさん」
「でしたら一夏さん。」
優しい微笑みを向けてくる。本当に美人だよなぁ、箒もべっぴんさんだけどオルコットさんは更に上かもしれない。
「こんなお話聞いた事有りませんこと?」
お話?それが内緒で聞きたい内容か。不思議がるおれの顔がオルコットさんのその綺麗な蒼眼にまんま写り込む。ちょっ近ぇ
「何処にでもある与太話ですわ。こんな楽しげな雰囲気を壊してしまうので声を上げる訳にはいきませんが、よろしくて?」
「ああ、構わないよ。聞かせてくれよ。」
そこまで言われると興味が沸いてくる。オルコットさんはでは、と続ける。
「人間いつか命は尽きてしまうものでしょう?」
それはそうだが、もしかしてそれが言いたいことか?
しかしオルコットさんの話にはつづきがあるようで。
「死んでしまった人間は二度とその体を動かして愛する者達に微笑みかけてはくれない。哀しむ家族に惜しまれ炎でその身を灰にしてしまう。」
劇団女優のように綺麗で透き通る声で演じるように、グラスを持ってない手をそれだけで引き込まれる魅力で動かす。
「この国では輪廻転生として命が回り続けていると言われますが、もしかしたら元の肉体に戻って来てしまうこともあるかもしれませんわね。」
そこまで告げてオルコットさんは一度話を区切って先に表現した。火葬を切り出す。
「炎とは暖かいものと思われますけど、私は命の暖かさだと思いますの。」
「あの炎の明るい色合いこそが命の色だと私は思います。そしてその色は暖炉で薪を燃やしているよりも火葬をしている方が色鮮やかになる。」
ぶっ。
思わずジュースを吹き出す。な、なんて話に切り出すんだこの人は。しかしさながら炎のように熱の入ったオルコットさんは止まらない。
「燃やしている人間に僅かに残った命の色は、炎に流れ込みそれを更に鮮やかにさせる。残された灰は単なる不燃焼物ではなく、命の色が抜け落ちたから………と思ってるのだけれど。ゴメンあそばせ、食事時の話題にするべきでは無かったでしょうか?」
もう遅いよ。
でも、面白いこと考えるんだなぁ。
絶世の美女ってのは何処か変わってるって聞いた事があるけど、オルコットさんもそうらしい。感心するがどうやら彼女の持論はもう少しだけあるらしい。再び輪廻転成に戻る。
「同じ肉体に戻ってしまった彼らは悲劇でしょうね。だって元の身体はすでに灰になってしまったのですから。」
確かに、可哀想だ。せめてカエルの姿でも生きていてほしい。
「ですから蘇った彼らに色はない。体色は全て灰色に染まってしまった。鮮やかに燃える命の色は全て炎に吸い取られてしまい、残った彼らの身体は命宿らぬ灰だけ、それは最早死んでいると同じではないかしら?」
成る程。「だから彼等は生者を殺す。」……ん?
「殺して燃やす。命の炎を。彼等が上げる炎は暖かい赤ではなく、冷たい青。命の暖かさをそのまま冷やして生者を殺してしまう。何より恐ろしいのはそうして死んだ生者もまた灰として蘇る事。生きていた時の暖かみを失ってしまった彼等はもう人ではない。熱を求めてただ奪う。けれども彼等はその熱を感じられず、青い炎は冷たいまま。
そう言ったと思うとオルコットさんはグラスに注がれたジュースを流し込む。プロの朗読会のような姿に終盤はすっかり聞き入ってしまったが。
………………どういう事だろう。
「ポエム」
「はい?」
「私、ハマりっぽいんですの。最近夢中になっていますのよ?」
ぱあっとさっきまでの艶やかな印象とは一転。年相応の無邪気さを見せるオルコットさんに俺は安心する。
「あ、ああポエムか。ビックリした急に豹変するんだもの。でもすごく良かったよ。俺そういうの分かんないけどカッコよかった。」
「嬉しいですわ。ありがとう一夏さん。」
お礼を言う顔は可愛らしいもの。少し不安だったが、仲良くなれそうだ。
ーー
飲み干したグラスをテーブルに置いたセシリアに一夏は再度。ポエムの披露を頼む。顔を赤らめ遠慮するセシリアだったが、せがむ一夏に遂に折れ。最後だけと念を押して自作のポエムを話し出す。
ーー卑屈な男は鷹に憧れる。自分に届かない舞台を避けるよう常に下を向いている。いつかもっと上だけを目指して飛んで行ける事を夢見て。
ーー男は燃える。色を吸われて色を失い倒れ込む。冷たく変わった男の色は灰色へ。
ーー男の背中には羽があった。遂に男は鷹になったのだ。しかし男が見るのは上ではない。男は愛する妻の、色を奪う。我が家に帰り、我が子の目を見てこう答える。「やったぞ。父さん遂に鷹になった」娘に父はそう語る。
拍手で讃える一夏に照れて赤くなった頰を隠しながら笑うセシリア。
「凄いな、えっと…特に発想が斬新だよ。どうやって考えつくんだ?」
必死に通ぶって見せる一夏に微笑ましくなったセシリアが微笑む。楽しかったパーティが終わり、片付け、皆寮へと戻っていく。ルームメイトとともに戻っていく後ろ姿を眺めながらセシリアは微笑みを浮かべる。
「ノンフィクションですから。」
『見てくれセシリア!父さん遂に鷹になったんだ!」
あの時からセシリアオルコットはある目的のため邁進している。普通の少女の生活を犠牲にしながら。
セシリアの改変。
父親がオルフェノクへと覚醒し、母親を殺してしまった事が変更点です。拙いポエムに気を削がれたらごめんね?
次回から鈴にゃん登場で一気に明るくなります。他の主人公2人も出す予定です。
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