死にたがり少女は覚めない夢を見る   作:桃音@まゆすきp

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今回はいつもより長い感じです!
更新が遅くてすみませんっ!

というより、momoのリアルですこーしいざこざがありまして・・・。

なんか、本当に辛い・・・。

私は元気ですので、ご安心下さいね!
それでは、どぞっ!





とても

「さて、私が来た理由はなんだと思う?」

 

唐突に質問を投げ掛けられる。

 

「いや、いきなりすぎて状況すらわかんないですし。」

 

とりあえず正直に答えよう。

なんだ?今回のループは。

如月さんの件といい・・・。

イレギュラーが多すぎる。

 

「今日、来なかったじゃない。

 

図書室。」

 

ぷらぷらとナイフを振る先輩・・・って。

 

「なに物騒な物を振ってるんですか!?先輩!!」

「うーん。

気分もいいし、天気もいいし、絶好の人生終了日かしらって思って。」

 

今までの今日は自殺予定日じゃなかったぞ。

しかもこの人、二本持ってるし!

マジで勘弁して欲しい・・・。

 

「でも、いつもなら飛んでくるけーくんが来なかったので、退屈になって結局やめました。」

 

心の底から安堵する。

行かなくてよかった、と。

 

「先輩、頼むから死のうとしないでくださいよ・・・。」

「・・・頭の中にはいれておくわ。

善処は致します。」

 

先輩の造った表情がなくなる。

 

「ねぇ、いつもの言葉を頂戴?」

 

偽りの言葉。

この言葉を吐く度に先輩が消えてなくなりそうで不安になる。

 

「先輩の事嫌いです。」

「ありがと、けーくん。

そうそう、お母さんに夕飯の用意を頼まれたから作ったわ。」

「そう、なんですか?」

 

いや、待て。

この人の得意料理って・・・。

 

「はい、召し上がれ。」

 

なんだろう、このパンだらけのテーブル。

 

「10種類くらいあるわよ。」

「は?」

 

俺、パンよりご飯なんですけど。

 

「ロールパンにハムマヨパンに食パンにタマゴサンドにジャムサンドにピザ風パンもあったわね。

それとフレンチトーストにクロワッサンにクリームデニッシュ・・・後はホットドッグ!」

 

先輩はパンしか作れないんだろうか。

 

「お湯で作るコーンスープもあるわ(ドヤッ

 

まぁ、ほとんど作りすぎた奴だけどね。

お母さんに頼まれたから持ってきただけよ。」

「メッセージで教えてくれればよかったのに。」

 

そう言うと思いきり睨まれる。

 

「呆れた。メッセージすら開いてないのね?」

 

急いでメッセージを開くと

 

一番上に如月さんのメッセージ。

 

【メッセージが42件届きました】

【みうだよ(>ω<)】

【早く帰ってきて】

【どこにいるの?】

【不在着信】

【けーくん?】

【家にもいないのね?】

 

「すみませんでした。

いや、本当に反省してます。」

「まぁいいわ。

私もメッセージとかあなたに全然送らないものね。はぁ・・・。(ため息」

 

このループは本当にイレギュラーだらけだ。

あと5日乗りきれば。

いや、これから先もずっと先輩が生きてさえいてくれれば。

それ以上は何も要らないのに。

 

「けーくん。」

 

最近の先輩は本当に俺の前で取り繕う事が少なくなった。

笑顔でもない、この表情が一番好きだ。

 

「けーくんは」

 

躊躇うように、そこで言葉を一旦切る。

大きく息を吸う。吐く。

先輩の様子が少しおかしい。

何かあったんだろうか。

 

嫌な予感がする。

体が震え出す。

 

先輩が言葉を紡ごうとしている。

止めなければ。

 

止めなければ!

 

でも、体が動かない。

言うことを聞かない。

 

「けーくんは、どうして・・・私に生きて欲しいなんて言うの?

君は私をどうしたいの?

そんなに言うなら私がいつも言う『願い事』を使えばいいじゃない。

 

それに・・・こんなに壊れた私なんて、世間は簡単に受け入れてくれないわ。

 

演技をして、どこも・・・何も壊れていないフリをして、それでようやく受け入れてくれる。

 

でも、私はそんなのもう嫌。

疲れちゃったわ。

 

 

 

 

 

ねぇ、私からのお願い。

 

 

 

 

 

 

私を、私という人間を貴方の手で殺して。

終わらせて。

 

 

 

 

 

貴方が私を、私が貴方を・・・嫌いにならない内に。」

 

 

違う。俺はこんな言葉を聞きたかった訳じゃない!

 

先輩が好きだから生きていて欲しい。

どうかしたい訳じゃない。

願い事を言わないのは、使ってしまえば、本当に先輩を救う事が出来なくなりそうだから。

先輩は壊れてなんかいない。

先輩は物じゃない。普通とも違うかもしれないけど、それでも、先輩は普通の女の子なんです。

誰かが先輩を拒絶しても、俺は受け入れるのに。

 

このループはなんてイレギュラーで残酷なんだろう。

 

どこがおかしかったんだろう。

どこから狂ったんだろう。

 

どうしたら、ハッピーエンドにたどり着くんだろう。

 

どうしたら、先輩を「幸せ」に出来るんだろう。

 

 

 

 

 

 

****************

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ先輩ちゃん、恵の事よろしくね。

合鍵は恵に返してくれればいいから。」

「わかりました。」

 

恵のお母さんとは初めて会うけれど、すぐに打ち解けてしまった。

訪ねた時には、散々彼女なのか聞かれたけれど。

合鍵まで預かってしまった。

私が盗人とかだったらどうするのかしら。

まぁ、しないけれど。

どうして、ここまで来たのだろう。

 

恵には色々と聞きたい事がある。

別に今日じゃなくてもよかった。

朝、鞄にいれたナイフを見つけて、死という誘惑に負けた。

いつも通りの図書室で遺書も用意していた。

 

なのに、いつも通りに恵が来なかった。

ただそれだけ。

 

それだけなのに、胸の奥がざわついて、恵に会わなきゃって思った。

メッセージも送った。

いつもなら、返信は早いのに。

 

いつも通りが崩れていく。

 

気が付いたら恵の家に居た。

恵のお母さんと色々話した。

 

恵のお母さんが仕事に出るまでの時間、恵は帰って来なかった。

 

メッセージの返信も来ない。

 

どこで道草食ってるのかしら。

遅い。

もう6時よ?

学校から恵の家までは近い。

 

本当にどこにいるのかしら。

 

一回家に帰って、昨日作ったパンを取りに行く。

まともに作れる料理って、パンぐらいしかないし。

お湯を注ぐだけのコーンスープも持ってくる。

 

 

 

 

 

 

9時が過ぎた。

恵は家出少年か何かなの?

 

電話をかけてみる。

 

『お留守番サービスに接続します』

 

出ない。

 

どこにいるんだろう。

 

いつも、会いたくない時に会って、会いたい時に会えないなんて・・・。

 

 

恵は私をなんで拒絶しないの?

恵にだけ、なんで『本当の自分』を見せられるの?

 

恵にとって私は何?

私にとって恵は何?

 

震える指でメッセージを打ち込む。

 

 

 

 

【早く帰ってきて】

 

 

どんどん良くない方向に思考が進んでいく。

 

きっと、こんな私なんて、誰もいらないわ。

呼吸が苦しくなる。

 

楽になりたい。

 

そっか。

 

 

ならいっそ、恵に殺してもらおう。

 

まだ、恵に必要とされている内に。






書いてて鬱になりそうでした・・・w
次回も少し(momoが)鬱回になったりならなかったり。

ていうか、あれです。
もう絶望にうち勝つしかなくて「さぁ、ボクと勝負してくれるよね?日向クン」的な状況だったらいいですけどっ!
あー!もっと希望が欲しいいいっ!
誰か、煌めく希望を下さい!(嘘ですw)

今回の話は既にノートには書き終わってたのに、ここのサイトに打ち込む際に発狂しまくってたとかいえないw
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