随分後に気がつく野郎です…w
ぽたり…ぽたり…とまた雫が溢れる。
ゆっくりと緩やかに。
時に早く。時に遅く。
「ねぇ、君はそこまでして何を願うの?」
「このまま続けてたら君は死んじゃうよ…?」
それでもいい。
あの人を救う為なら、どんな犠牲だって厭わない。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
「ねぇ、けーくん?」
「なんですか、先輩。」
俺は今、先輩と一緒に放課後の図書室で勉強している。
「ここの問題…手付かずだけどわからないの…?」
「いえ、簡単だから後回しにしてるだけです。」
「…そう。ならいいわ。」
あ、ここは教えてもらうべきだったか…?
「恵っ!ここにいたっ!」
みうが後ろから抱きついてくる。
「先輩に誤解されたくないんでやめてくれるか…な?」
「別にお付き合いしてないんでしょー?みう、まだチャンスはあると思うんだよー!
そうそうっ!ゆっきー先輩が探してたよ?」
ゆっきー先輩…?
「雪が…?けーくんを…?」
「だから…先輩、恵は借りますね?」
みうが俺の腕を掴んで図書室から出る。
「ゆっきー先輩とは仲良いんだ。私。」
突然話し出す。
「仲が良いことはいい事だよ。」
「そうだよ…ね。」
屋上に着き、みうが立ち止まる。
「ゆっきー先輩!?何をしてるんですか!?」
屋上の柵越しに先輩がいた。
柵越しだ。
「んー?気分かなぁ…。
やぁやぁ恵くん。」
「ここまで呼び出しといて何をしてるんですか。雪さん。」
そこまで驚かない。意外ではなかった。
「案外落ち着いてるんだねぇ…?」
くすくすと笑いながら、雪先輩はこちらを眺める。
「ここでボクが飛び降りたら…。
君は巻き戻りをしてでもボクを救える…?」
雪先輩の靴が屋上から下に落ちる。
「救いませんよ。俺をからかうだけの意味のない自殺なんて救えるわけがない。」
「あー、冷たいねー?氷水みたいに冷たいよ、恵くん。」
雪先輩の唇が三日月のような形に釣り上がる。
「そんなんじゃ…君自身を救えない。」
そのまま雪先輩は飛び降りようとした。
「雪っ!?何をしてるの。」
「お、幸ちゃん。んー、これじゃ面白くないなー。
うん、やっぱりやーめた。」
柵の中に戻ると、雪先輩は幸先輩の元に行った。
「だって…今ボクが死んじゃったら……お楽しみはなぁんにもなくなっちゃうもんね…?」
ばちんと何かを打つ音が聞こえた。
「雪の…雪のバカっ!」
幸先輩が雪先輩の頰を打った音だった。
「大丈夫。ボクはまだ死なないよ。まだ死ねないんだ。」
赤く染まった頰を撫でながらそう言い放つ。
「ねぇ、恵くん。
君はきっと、今ここでボクが死んじゃったら巻き戻りをするよ。
だって…」
そこで言葉を止め、幸先輩を見つめる。
「幸ちゃんもきっと死んじゃうから…さ。」
雪先輩が何を考えているのかわからない。
何がしたいかすらわからない。
「じゃ、帰ろっか。またね、恵くん。行こ、幸ちゃん。」
「ごめん、けーくん。また後で連絡するわ。」
みうと俺を屋上に残して、雪先輩と幸先輩は戻っていった。
「ね…私達も帰ろう。」
気がつけば、もう空は紅く染まっていた。
ただいま、病院で執筆終えましたー!
どうやら検査が必要な感じっぽいぞー?怖いなぁ…。
まぁ、私はとても元気なのでご安心くださいませー!
とりあえず、やったねmomoちゃん。薬が増えたよ!
次の投稿がいつになるかがわかりませんが、気長に待っていただけるとありがたいですっ!
これからもどうかよろしくお願いします!