モンスターハンター~漆黒の風~   作:メタスラ

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第六話 迎える新しい仲間

 ドスギアノス討伐から早くも一週間たっていた、大剣を持ったハンターはラングス・バルトリアと名乗った、目的無く、いろいろな村を回りながらハンター修行をしていたらしい、でも一時修行は休むなどと言って、ウォル村に滞在し、ガルクの家に居候を決め込んでいた。

 ガルクは三日ほど眠りっぱなしだった、肩の傷も三日では完治するはずもなく、一週間たってもまだ痛みを感じるらしい、しかし当の本人は「痛くない」と素っ気なく言って欠かさずに剣術の鍛錬を行っていた。今日も例外ではなかった。

 まだまだ寒い冬の終盤、家の前の広場に積もった雪を踏みながら両手に握った木刀を不規則に振りながらガルクは考えていた。

(何故俺の剣は斬れない?)

 不吉な音を出しながら止まってしまう刃、そのせいで何度も死に掛けたような気がした、しかし唐突に斬れるようになったりもする、これはただ構造になれてないでは済まない問題となっていた。

 剣が頼れなくなって、ギアノスに恐怖を抱いた自分

シャキン!

 唐突に剣が鋭くなり慢心に溺れていた自分

ジャキン!

 ハンターである自分が村を守ることをあきらめ、眼を閉じた自分

ジャキン!!

 頭によぎる自身の情けない姿の数々、それを振り払うかのように一太刀づつ威力を高め木刀を振るった。

「!・・・っ・・・」

 ガルクは肩を押さえて顔をしかめる、肩の傷は深いもので一週間でこれだけ治ったのも奇跡だったがさすがに完治はしていない、ガルクは木刀を振るうのをやめ、家へと向かう。

「そろそろあいつが起きる頃か・・・」

 そうつぶやいて、軽く汗をぬぐいながら家へと入って行った。

 ガルクは木刀をテーブルに置いて台所へとむかった。

「・・・この頃収入が少ないからな・・・簡単に作ろう・・・」

 ここ一週間の間モンスター討伐の依頼が来ないため、収入が厳しく、質素な生活をしていた(もとより贅沢もしないが)

 ガルクは冷蔵庫―氷結晶と言う氷のように冷たく溶けることのない鉱物を棚の上部に敷き詰め、下の食材などを保存する棚―を開け、卵を二個とスネークサーモンの切れ身を二枚取り出した、そして上の部分が薄く平らな暖炉薪を入れ、火打ち石で一発で火をつける、火が消えないぐらいの息で火を大きくし、その暖炉の平らな所に長方形のフライパンと正方形の鉄板の上に網がくっついた魚焼き用の鉄板を乗せる、この暖炉は調理用の暖炉で全体に熱が通るような構造をしている物でこの村では重宝されている代物だ。長方形のフライパンに油を少量垂らし、正方形の鉄板にスネークサーモンの切り身を二枚乗せる、そこで長方形のフライパンがちょうどよく熱されたのでといた卵を少し入れる、卵を薄く広げながら箸を使い、器用に丸めていく、フライパンの空いたスペースにまた卵を少し入れ先ほど丸めた筒状の卵をくるむ、この作業を何回か繰り返し、きれいな卵焼きを二個作る、この間に焼けたスネークサーモンのムニエルを盛り付ける、作り置きしていた米と吸い物を温め、器に入れる

「よし・・・できた」

 そういってガルクは皿をお盆に全て乗せ、ダイニングへと持っていく、ダイニングにはラングスが眠そうに眼をこすりながら椅子に座っていた。

「はよ~さん・・・」

「おはよう、朝飯できたぞ」

 ガルクはテーブルにてきぱきと料理の乗った皿と箸を並べていく。

「ほんと、お前は男にしてはいいスキル持ってんよな・・・」

「学生時代に鍛えられたからな・・・自炊しないと死んでる」

「・・・お前の学園生活が見てみたいわ・・・」

 素っ気なく答えを返すガルクに苦笑いをしながらさりげなくつっこむ。

「さぁ、食べよう」

「おう、いただきまーす」

 あまり会話のない二人、出会って間もない二人だが、信頼関係はなかなかのものだ、ラングスは早くもあまり変わらないガルクの表情を読み取ることができるようになっていた。

「・・・まだ肩は痛むみたいだな・・・」

「いつも思うが、よく俺の気持ちがわかるな」

 回りくどいがあっているらしい、ガルクは時々痛みで顔をしかめる時がある、いつも会話のためにガルクの表情を見ているラングスにとってこのぐらいどうってことはなかった。

「薬はぬってんのか?」

「塗っている・・・ただもとより傷が深いから完治はもっと後になりそうだ・・・」

「まぁ、この頃は平和なもんだゆっくりと治せよ」

「そうだな、すまない」

 こんな感じで素っ気ない会話だが二人にとってこの朝の会話はとても重要だ、いつ狩りに出てもいいように仲間の気持ちを聞いておく、それが二人の考える心構えだった、がここ最近は平和なのであまり意味はないのだが・・・

「おまえはどうなんだ?」

「俺か?俺は至って元気だが」

「いや・・・お前腕痛めてるだろ」

「何でわかった!?」

「利き手の右手を動かす時、動きが鈍いからな・・・」

「おま・・ちょ怖いわ!!どんな観察眼だよ!!」

「こんな目だ」

 ガルクはラングスの目を見て自分の目を見せる

「そんなこと言ってんじゃねぇよ!!」

 あはは、少し笑いに包まれる

 ガルクは少し微笑みながら思う

 俺にも友はつくれるものかなと・・・




終わり方マジ?っすねキモいですねw
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