これからはちょくちょく書きたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします
「父さん・・・俺はどうすればいいのかな・・・」
狩りに行く行くとき以外は自宅の倉庫の中できれいに立てて置いているナルガSシリーズ、ガルクの父親が纏っていた漆黒の防具、それをまるで父親に例えるかのようにガルクは語りかけていた。
「ガルク~こっちは準備OKだぜ~?」
扉からギアノスシリーズを纏ったラングスが話しかける、ガルクはその声に一瞬体を震わせると、悲しげな微笑みを浮かべてラングスと向かい合った。
「こっちも防具の着用以外は済んでいる、もうすぐ出れる。」
「そうか、じゃあ俺はその間念入りの確認をしておくぜ」
ラングスはそういうと自分の体を見て回ったり、アイテムポーチをごそごそ探ったりなどしている。ガルクはその間に防具を着用していく。
「なぁ、ラングス、今回の作戦は覚えてるよな?」
ガルクは防具を着ながら話しかける、ラングスはそれを聞くと自慢げに答えた。
「アイテムを最大限まで有効活用する!だろ?覚えてるよ」
「ならいい、今回は相手が相手だからな、アイテムを使い、足りない実力を補うんだ・・・」
「そうだよな~、ぜってぇ相手強いよなぁ・・・」
「行動パターンが飛竜種に似ているからな、苦戦はする」
言い終わると同時にガルクの防具着用が終了する、背中に夜天連刃【黒翼】を帯刀すると、ガルクは軽く、行くぞと言って倉庫を出ていく。
「・・・ガルクのピンチは助けなきゃな、まぁできるかどうかわからんけど」
ラングスは軽くつぶやいてガルクの後を追いかける。
「この村の命運を君たちに託すよ」
言葉は一丁前だがガルクたちが絶対に返ってくると言わんばかりの輝いた目をしている村長に出送りされ、ガルクたちは村を出る、村を出ればそこはウォダッカ平原、だが狩場はあと少し先で徒歩で10分ほどだ。
ウォダッカ平原は土に栄養が豊富にあり、作物がよく育つ、そこそこ湿ったところもあるのでキノコや薬草などのものがたくさんある、比較的危険も少ないのでここは村の収入源としても役に立っている、だからこそここにモンスターが居ては困るのだ、収入源がなくなるついでに、いつ村が襲われるかわからない状況に置かれてしまうのだ。
「絶対に逃がさない」
「そうだな、ここ荒らされたら村も荒れるからな」
「俺は村を守って見せる、絶対に・・・」
「・・・あんま緊張すんなよな?俺はお前を頼りにしてるからさ」
「・・・そうだな、俺もお前を頼りにしてるからな」
「それは光栄だな」
しゃべってる間にガルクたちはベースキャンプに着く、ここから細い道を抜けるとそこはずっと広がる平原、脇には小道があり、その先は小さい湿ったエリアがいくつかある。あまりエリア分けできる場所がないため道に迷う心配もない、だが隠れるところは極限にまで限られてくる。
平原へ出た二人、そこには一匹堂々と立っていた。
「イャンクック・・・」
「あれがか・・・派手だね」
淡いピンクの鱗に包まれ、大きなひれのような耳、巨大なくちばし、これまで戦った雑魚とは違い圧倒的な存在感を発している。
「まずは、様子を見るか?・・・ガルク?」
「あいつが・・・」
ガルクの体は小刻みに震えていた。そして。
「あいつがぁぁ!」
抜刀ざまに全速力でイャンクックに向かっていく。
「!待て!そんな接近したら・・!」
ガルクがイャンクックに斬りかかった瞬間、イャンクックの小さめの尻尾でぶたれる。
「うぉあ!」
意外にも重い一撃、ガルクは地面を転がる。
「クワアアアァァァ!」
いきなり襲ってきたガルクを嫌い牽制としてイャンクックは火炎液を吐き出す、だがその着弾地点は、ガルクのすぐ近くだ。
「ガルク!避けるんだぁ!!」
「!!?」
ガルクに火炎液がふれ小さな爆発を起こす。その爆発はガルクとその意識を吹き飛ばすには十分すぎる威力だ。
「ガルクゥ!」
ラングスはすぐに駆けつける。
「ばっか野郎!突っ走るからこうなんだ!」
ラングスはポーチからピンク色の球体を取出しイャンクックに投げつけた、その球体はイャンクックにあたると蛍光のピンク色をその体に付け、独特な匂いが漂いだす、ペイントボールだ。これはモンスターに色と匂いをつけることで、どんなに離れていてもすぐに見つけることができるようにするために作られたアイテムだ。
ラングスはガルクを担ぎ全力でベースキャンプへと向かうのだった。