あと題名も変えました。
閉まっているカーテンから日光が差し込んでいる事に気付いた。
「やべ、集中して見過ぎた。」
いつのまにかレインも起きており、後ろで誰かとマイク付きヘッドフォンで会話している。どうやら今さっきまで見ていたスドウカナメについて話しているようだ。
「むぐ、げほげほっ。」
急にレインが食っていたうまい棒でむせた。
いや…うまい棒食いながら会話するなよ…。
「そんなことより 私はあなたの元に届いた[宝探しゲーム]の招待メッセージの方が気になりますね。」
レインが電話相手に話した事に耳を傾ける。
宝探しゲーム、俺の他にも送られてた奴がいるのか。とするとDゲームプレイヤー全員に送られているのか?
レインは電話の向こうから切られたのか話をやめた。そして俺の方に顔を向けてくる。
「俺のところにも宝探しゲームってのが届いてたんだが、他にも届いてる奴がいるみたいだな。」
「そうっぽいですね。呑気な人が多いです。Dゲームで文字通りの宝探しとか考えにくいとは思わないのでしょうか。」
レインが呆れたように目を閉じてそう言う。
「だな、でも今重要なのはそっちじゃない。それお前にも届いてんのか?」
届いてないでいてくれていると有難いのだが。
「も、と言うことはユウにも届いてるんですね。」
やはりそう甘くはいかないよなぁ。
「凄く嫌そうな顔をしてますね。そんなに私が心配なんですか。」
顔に出ていたらしい、ここで否定してはまたコイツにからかわれるだけなので今回は正直に返してみる。
「あぁ、お前が死ぬのは俺にとって絶対に避けたい事態なんでね。出来れば届いて欲しくなかったんだよ。」
「ふあっ! そっそうですか…。それは嬉しいですね…。」
レインは顔を真っ赤にして黙ってしまった。そして部屋に静寂が訪れる。
えっ、何この雰囲気。
「ま、まぁ届いた後でそんなこと喋ってても仕方ない。もっと建設的な事をしようぜ。」
このままではまずいと俺はなんとか話題を変えようとする。
レインもその提案に乗ってきた。
「そうですね。ではさっき私が話していたイヌカイさんにスドウカナメがどうやって戦うのか見ましょう。今このイベントに参加する予定が分かっていて一番の情報不足なのが彼ですから。」
…確かにそうだがそれではこのイベントへの対策が全くない状態で臨むことになる。
スマホを見ると既に開始時間3分前を切っている。
「いやそれはレインが見とけ。俺は半日かけてしっかり見たからな。俺はイベントに向けて荷物まとめとくわ。」
「分かりました。では、タンスの奥にあるライフルと、リボンのついたバックを出しといてください。」
軽く相槌を打ち、タンスの奥から一メートルはありそうなケースと、リボン付きのバックパックを引っ張り出す。
その時突然右手に光のラインが流れる。確信する。
コレはまずい。転移させる気だ。
「レイン!!受け取れ!」
まだ光のラインが届いていない左手で頼まれた荷物をレインに向かって投げる。
レインはそれを何とか腕で挟んでキャッチした。
「レイン向こうで同じ場所とは限らん!もし離されたら…。」
「えぇ、連絡します。必ず来てくださいね。」
俺の叫び声とは裏腹にレインは心配などまるで無いかの様に笑顔でそう答えた。
いや、まだ宝探し編入んねえのかよ、と思わせてしまってすいません。次は、次は宝探し編なので…。感想できれば欲しいです。励みになりますので。