オリキャラがダンまちに転生するのは間違っているのだろうか   作:雷炎

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変人オラリオの大地を踏む

「携帯欲しい....。」

 

ラノベやネットで良く見ていた小説の主人公よろしく只今転生中なのだが長い。今の状況を例えるのなら真っ白な終わりのないトンネルを歩き続けているのと似たような状況である。止まろうとしても足が勝手に動いているため自分の意思で止まることが出来ない。とにかく暇だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「......ようやく出口が見えてきた。」

ただひたすら歩くこと何時間だろ、あまりよく覚えていないが精神的疲労は溜まっている。 いやいや気にしたらダメだ。 誰もいないから自分で言っておこうか。

 

 

 

「さよなら現世、ようこそ異世界へ。」

 

 

(セルフは来るものがあるな(´;ω;`))

 

 

 

 

トンネルを抜けると雪国.........ではなく街だった。

まず目に飛び込んだのはレンガ造りの家々、道路、人々だった。いや人々というのは少々失礼だろう、なにせ行き交う者の頭には時々獣の耳が生えていたり、尻尾が生えていたり、今自分をの前を横切った人なんて耳がいわゆるエルフ耳だった。

 

最初は驚きじわじわ感動と興奮が湧いてきた。かつて夢に見た異世界が今現実となった!それが堪らなく嬉しい。

 

その後恰幅のいいおばちゃんに声をかけられるまで感動を噛み締めていた。

 

 

 

 

 

「金が........無い!」

 

 

現実に戻ってきたところで問題発生。金が無い。この世界の知識が無い。宿も無い。無いもの尽くしの問題発生。

 

(テンプレ転生なら最低限資金と地図くらい欲しかったけど贅沢言い過ぎか。)

 

ここはゲームではない一つの世界なのだ。己のことは己で何とかしろということか。

 

「ん?そういや異世界転生特典があったはず。」

 

今の今まですっかり頭から抜け落ちていたがそうだ自分は特典を貰っていた。

 

 

『東方Project』

 

かつて自分のいた現世で大人気を博していた同人ゲーム。

そして二次創作を経て今なお多くの人々に愛され続けている自分のオタク人生の原点。そのキャラたちの能力と武器がある!

 

(考えるのではなく感じろ.....おぉ!?)

 

頭の中で大量のカードが出てきた。どうやらこのカード一枚一枚が能力らしい。

 

「とりあえずこれに決めた!ドロー!!!」

 

何も考えずに一枚カードを引く。(どのカードを使うのか選択した後にカードを引くジェスチャーをすれば能力を使える仕組みby天の声)

 

 

カードを引いた瞬間、自分の中にあった何かに熱が入っていく感覚と、自らの体が適応する感覚が襲う。不思議な感覚だった。そして引いたカードは............

 

『空を飛ぶ程度の能力』

 

 

その日、都市オラリオにて奇妙な人影が上空高く飛んでいるのを多くの人が目撃した.........。

 

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