笑顔は太陽のごとく…《決戦の海・ウルトラの光編》   作:バスクランサー

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えーと、かなり予想以上に更新ペースが下がっています、すみません。
できる限り急ぎます。

なのになんでまたもうすぐ考査があるのか(現実逃避)

なにはともあれ本編どうぞです。


THE DESTINY BATTLE ~COSMOS&CHAOS~

ーーー「カオス、ヘッダー…?」

不思議そうな目で、千代田はそれを見上げ続けている。

「君が千代田さん、だね?

衛星通信で、ムサシから君のことは聞いている」

「あ、はい…その、はじめまして…

あと、助けてくれて、ありがとうございます…。」

改めて見ても、その巨人はコスモスそっくりだった。

「…ああ、私も一応実体は持っているが、この姿の方が今はいいだろう。とにかく、この状況を何とかしないとだな。

共に戦おう、コスモス」

そう言って、カオスヘッダーはコスモスに手を差し伸べ、コスモスはそれを握って再び立ち上がる。

「あの…」

「ん?」

そんな彼らに、千代田は聞いた。

「…私も…私も行きます!」

しかし、その答えは意外な所から帰ってきた。

「ノー!ノーデース!!」

「金剛さん…?」

千代田に近づく金剛。やはり、自分では力不足なのか…

そう思索を巡らす彼女の頭に、金剛は優しく手を置いた。

 

「『私』じゃなくて、『私達』デスヨ?

皆さんも、そうですヨネ?」

「はい。私達で、壁を乗り越えましょう」

「力を合わせれば、絶対大丈夫だよ!」

加賀、川内…そして不知火に響も。

いつの間にか、千代田の周囲を艦隊のメンバーたちが囲んでいた。

「…ありがとうございます!よろしくお願いします!!」

笑顔で頷き合う一同。

 

「By the way、その、コスモスを助けてくれたYou…なんと呼べばいいデス?」

「確かに、カオスヘッダーだと物騒な響きがするからな…

カオス、ウルトラマンカオスとでもしてくれ」

「All right!」

 

カオスヘッダー…もとい、ウルトラマンカオスに吹き飛ばされたレイキュバスが、再び彼らに対峙する。

「エエイ!人数ガ増エタトコロデ同ジコトダ!全員マトメテブッ潰シテヤル!!」

激昴するレイキュバス。しかし、コスモスたちは毅然と言い返す。

「仲間の力を知らないお前が、僕達に勝てる理由はない!」

「そうよ!例え一人の力が弱くたって、皆の力が合わされば、何倍にもなるんだから!」

「黙レ黙レ黙レーーー!!」

猛烈な勢いで突撃してくるレイキュバス。

「行くぞっ!」

まずはカオスが向かっていく。勢いはいいが、逆に言うと興奮状態で隙は多かった。

「ハァッ!」

腹に回し蹴り!

「デヤッ!」

さらに同じ箇所に正拳を叩き込む!たまらずその重さにたじろぐレイキュバス。しかし、そこへ間髪入れずにコスモスが走る。

「ウォォォオオオ!!」

そして走りながら、コスモスはモードチェンジを行った。

蒼き月のごとき優しさのルナモードから、紅き太陽のごとき強さのコロナモードへ。

「セイヤァッ!」

そして踏み切って大きく跳躍。宙を舞う中でさらに、金色の日食の光のごとき輝きの、優しさと強さを併せ持った、エクリプスモードへと変身を遂げた。

そして回転を利用し、レイキュバスの脳天にかかと落としを決める!

「ギャァァッ!?」

形勢逆転とはまさにこのこと。レイキュバスはこうなったらと、再び先程の炎と氷の同時発射攻撃を仕掛ける体制に入る。

「させるか!」

しかしそれに素早くカオスが気づき、自身の体を再び光の粒子へと変えた。そしてレイキュバスの体内、果ては精神へとあっという間に侵入する。元はといえばカオスヘッダーは生命体に取りつき洗脳する光のウイルス、こんなことは造作もないのだ。さらには取りつかれた怪獣を攻撃しても、カオスヘッダーはほとんど無傷。敵対していた時は厄介だったが、こうして味方になれば、とても都合の良い能力なのだ。

「すごい!怪獣の動きが鈍っている!」

レイキュバスは思うように体の制御が出来ていないようだ。取りつかれた影響だろうか。しかし、カオスとコスモスは、一気に攻めようとした面々を制した。なぜなら…

 

「くっ…!?大人しくしろ!

こいつめ、なんて力だ!奴の精神を完全に制御しきれない!」

「みんな気をつけろ!カオスの能力にあがらうほどの奴だ、かなりの力を持っている!」

下手に近づきすぎるのは危険ということか、だったら!

俺はマイクに指示を送る。

「艦隊は下手に近づくな!川内と響、不知火は魚雷を使って動きを封じろ!

金剛、千代田、加賀は遠距離から砲撃と艦載機でそれぞれ攻撃!奴の艤装部分を集中攻撃だ!俺も援護する!」

接近戦はコスモスに任せ、せまい車内ながらも俺がアトスレーザーを操作しようとした、その時だった。

 

「ぅ…ぅう…!」

「!千歳さん!!」

急いで彼女に寄る。

「明石…さん?それと、あなたは…」

「詳しく説明している暇はないが…要するに、君は助かったんだ」

「…え?」

ちょうどそこに、声が響いてきた。

「行っけー!!」

「千代田!?…痛っ!」

「ダメですよ千歳さん、安静にしていないと…あくまでも応急処置の段階ですから」

明石が再び千歳を寝かせる。

「すみません…つい」

「大丈夫です、分かりますよ。あなたの、たった一人の妹さんですからね」

「じゃあやっぱり、あの千代田は…」

「ああ。かつて君が第15鎮守府で一緒だった千代田だ。」

窓から、遠くの千代田を見つめる千歳。

「あの子が戦っているんですね…」

「ああ。この世界を守るために。

そして、遠きあの日の約束を、果たすために…」ーーー

 

ーーー「よし!やつの突破口が分かったぞ!」

「本当か!?」

カオスが、レイキュバスの口を通じて話す。

「先程の氷と炎の同時攻撃…あれを撃つ瞬間に、口の奥にある冷気と熱気を操る器官が揃う。その時に口の中を直接攻撃出来れば…」

「いっぺんに両方を叩ける…!」

「だが、やつの抵抗力が思いの外高い!このままだと作戦を実行することすら困難だ!」

「分かった、僕が抑えこもう!」

コスモスがレイキュバスの背後に回り込み、羽交い締めの体制でレイキュバスを抑える。

「千代田さん!みんな!頼む!」

「千代田!Youがやるネー!」

「はい!」

無線で伝わる彼女の決意。千歳が祈るように見つめている。

「everyone、千代田を援護するデース!FIRE!!」

「ウラー!」

「アトスレーザー、発射!」

全員で総力をあげ、足掻くレイキュバスを抑え込む。

「グウッ!ヤメロォ!!」

必死にレイキュバスも抵抗を試みるが、力を合わせ、一体となって攻め込む艦隊の前には手も足も出ない。

「敵の全砲台を破壊したよ!」

「カオスさん、お願いします!」

「任せろ!うぉぉぉおおお!!」

レイキュバスの口が、ゆっくりと開いていく。

「今だ!千代田さん!」

「はい!

テックブースター、発艦!!」

奥の手としてとっておいた、チームEYESの最強航空機・テックブースターが、今、勢いよく甲板から飛び立った!

「決めてみせるっ!お姉のために、私のために!

私を支えてくれる、みんなのために!」

 

「ディレクトルビーム砲・撃てーっ!!」

 

放たれた光の筋。

吸い込まれるように口の中へと入り、

 

次の瞬間、大爆発を起こした。

「ギャァァァァアアアアアア!!」

叫び声をあげるレイキュバス。そこから即座にカオスが分離し、再び巨人の形をなす。

「でかした!」

「あとは任せてくれ!」

二人はアイコンタクトをとり、同時に走り出し、飛び上がる。レイキュバスにはもう二人を止める術はない。

「「セイヤァーーーッ!!」」

ダブルキックが決まった!海面に叩きつけられるレイキュバス。

「まだまだ!」

「行くぞ、コスモス!」

カオスがコスモスへと飛び込むと、コスモスは彼を掴んでジャイアントスイングの要領でぶんぶんと振り回していく。そして、回転がまで高まったところでその手を離すと、カオスはブーメランのようにその体を回転させながらレイキュバス目掛けて飛んでいく。

「何ッ!?」

突然の予想外の攻撃に対応しきれず、もろに攻撃を食らうレイキュバス。しかも、ブーメランの要領なので、行きと帰りの二回連続だ。

「コノ私ガ…アリエナイ、アッテハナラナイ!!」

「言っただろう!仲間の力を知らないお前が、僕達に勝てるはずがないと!」

「分かりあった我々の力、見せてやる!」

コスモスとカオスが手を組み、そして互いのエネルギーを一気に放出した!

混沌と秩序、相反するもの同士が分かりあった、神秘の光線が今走る!!

 

「クロスパーフェクション!!」

 

二人の腕から発射された二筋の光は、やがて一つになり、レイキュバスの体を一気に貫いた!

「グワァァァァアアアア!!!」

断末魔を上げながら、レイキュバスは大穴を開けたその体を爆散させたのであったーーー




今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!

評価や感想頂けると励みになります、よろしくお願いしますm(_ _)m

また次回です!
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