「ドアを閉めろ、ヴィアッ」
なんとかコックピットに入り込んだが
「ウァァ・・・・アア」
読み通り機長と副機長はゾンビ化しており
「インテント、始末頼むッ」
インテントに指示を出し
「いい加減にしてよッ、ゾンビに好かれても嬉しくないわッ」
コックピットのドアを閉めようとしているヴィアにゾンビがドアを掴みなだれ込もうとしている
「悪いな、この機を墜落させるわけにいかないんだ」
なんの罪も無い事は分かるが、俺達も自分の命が掛かっている乗客の感染者にサムライエッジの銃口を向け、9mm弾を撃ち込む。そしてなんとかドアにロックを掛け、
「ヴィアだいじょぶか?」
マガジンを交換しつつ聞くと
「大丈夫だけど・・・・・」
自分の服を見て
「返り血で汚れてもう着れないわこれ・・・・」
言ったので
「ここから生還したら好きな服買ってやる、約束だ」
そう言い、感染者を始末したインテントと共に直ぐに操縦席に座る。ヘッドセットをつけて
「インテント、まず無線だ、軍でも情報部でもどこでもいいから俺達が生存している事を知らせないとヤバイ。」
俺は副操縦席に座るインテントに言った。
「ああ、同感だ此処でゾンビ共と一緒に炭になるのはゴメンだ」
インテントはいい
「妹を残して死ねないわ」
後ろで顔にかかった返り血を拭きつつヴィアも言った。このコックピットが俺達に取って最後の砦とも言えた。そして
「ユウキ、無線が繋がった!!」
インテントが歓喜の声を上げた。
その頃・・・・・
ホワイトハウス
「グラハム大統領閣下・・・・ご決断を・・・既に情報部員らからの報告が途絶えてから数時間が経過しています。機内にエージェントアルジェント・エージェントヴァレンそれにエージェントエルフィンが任務遂行のために搭乗していますが殺られてしまった可能性が高いかと思われます。」
一人の政府高官は言い
「一人も生存者がいないと言えるかね・・・・」
グラハム大統領は返し
「可能性は否定できない所はありますが、大統領閣下・・大の虫を生かすには小の虫の犠牲は止む負えません。」
もう一人の高官が言うなかこの席に同席しているレオンとクラウザーは
「{レオン・・・マズイ流れにないか・・・このままだと}」
小声でレオンに言い
「{ああ、マズイ流れだ・・・ユウキとインテントそれにエルフィンからの連絡が取れなくなって時間は立つがあの三人は「ラクーン事件」の生き残りだ早々に殺られるわけがないなんとか時間稼ぎをしないと・・・・この際仕方がない・・・}」
レオンは言うと
「大統領閣下、よろしいでしょうか?」
レオンが手を上げると
「なんだ、レオン」
大統領は言い
「僭越ながらまだ時間があります。それにユウキらは連絡を取ろうと必死になっているはずです。まだ早急な決断をすべきではありません」
レオンは言い
「大統領閣下私も同意見です、高官の方々が何を言いたいのかは私も軍人ですから分かるつもりです。ですが可能性はまだあります。」
クラウザーも言いなんとか時間を稼ぐ
「「{ユウキ・・早くなんとかしろ・・・・}」」
そう思い
「何を呑気な事を言っているんだ」
そう行ったのは軍部の将官で
「大統領、やはり軍としては422便へのミサイル攻撃を具申致します。3人のエージェントが搭乗しているのは事実でしょうが既に殺されていると推測できます。早急に手を打たねば全てが手遅れになります。」
軍部としてはやはり機体事始末したがっているのだろう。話を聞いていてレオンはそう思った。そんな中会議室に慌てた様子で人が入ってくる。そして大統領に耳打ちをする。そして
「スピーカーに出してくれ」
大統領は言い、スピーカーの声が聞こえてくる
「大統領閣下、報告が遅くなり申し訳ありません、エージェントアルジェント以下3名容疑者を3名中2名を拘束一人は感染体に殺害されたとの事です。」
スピーカーからユウキの声が聞こえてくる。
「アルジェント捜査官、今現在何処にいる?」
グラハム大統領は言い
「ハッ、我々は今コックピットになんとか立てこもっています。ですのでどこか、着陸出来る場所に誘導を要請致します。」
スピーカーからの声に
「着陸だと?!君は操縦できるのか?」
高官も会話に入ってくる。それに対し
「エージェント・アルジェントは航空機の操縦資格を持っています、戦闘機・輸送機共に空軍での訓練の際に習得しています。」
情報部のおエライが俺のファイルを読む。
そして
「大統領、現在使用されていない空港跡に着陸させてはいかがでしょうか?。そこに事態に備えて、T-ウィルスのワクチンを摂取した海兵隊を待機させ感染者を殲滅する。それと同時に彼らの救出も行えます。」
国防長官は言ったが
「我々軍部は反対だ今すぐにミサイル攻撃で撃墜すべきだ」
国防長官・情報部の高官と軍部での間で激しいやり取りが行われるが
「わかった、諸君私の権限でその作戦を認めよう、すぐに使っていない空港跡に誘導し感染者の駆逐と彼らの救助に備えろ。将軍、海兵隊はすぐに行けるかね?」
グラハム大統領の言葉に対し
「ハッ、すぐにでも展開が可能なように準備しております。この自体に備えてワクチンを摂取済みの兵員約2個連隊が展開可能です。」
海兵隊ノーマン・ウッド将軍は説明する。
「しかし大統領・・」
陸軍のウィル・ハーバート将軍はまだ何かを言おうとするが
「話はこれで終わりだ」
バッサリと切る。
そして
「アルジェント捜査官、聞いての通りだもう少し持ちこたえてくれ着陸出来る空港に誘導を行う。」
ヘッドセット越しに聞こえる声に
「ハイ、大統領閣下全力を尽くします」
答え
「皆、聞いたなまだ「希望はある」俺は後ろに言った。そうまだ俺達は見捨てられたわけじゃない。のだから
次回~ユウキの災難6 空港跡での戦闘~を予定しています。
そろそろ次の章に行きたいな・・・・