ヒューマン=フレンズ   作:菊川 数時

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気分転換でやり始めたので不期限投稿します


原初

ーーー飽きた。

 

 言葉にならない哀愁があった。ビルの屋上から見下ろす街の風景は自分にはあまりにも『汚い』と感じてしまっていた。

 

 火野■■は友人関係で悩んでた、やってもいない万引きを『友人』に擦り付けられた。学校では腫れ物扱いされ、家族からは勘当された。活きる場所も休む場所も無くなった彼は次の人生に掛けた。

 

 ビルの屋上はあまりにも寒かった。でも今更気になるほどではなかった、感覚が麻痺しているのだ。とりあえず遠い地面へと彼は飛び込んだ。意識は地面に接触してから十秒後に途絶えた。

 

 

●●●★●●●

 

 

 支配者の時代があった。

 

 そこでは強さだけが全てだった、今もそう変わらないが……。

 

 天地天下を巨大な生物が往来する時代に突如として終わりを告げられた。それは圧倒的すぎる自然の摂理によるものだった故に生物は妥協した。

 

ーーー嗚呼、自分らの時代は終わったのだと。理解した。

 

 それらは見守ることにした、白い抜け殻としてその後の生物たちの営みを観測し続けた。幾分の時と空間を越えてそれらは見続けた。

 

ーーー嗚呼、何も変わらない。それらは時代を眺めため息をつくばかりであった。

 

 『人』という種族は矮小でありながらその攻撃性は古代のそれらと何ら変わりない行動をしていた。同じ星に生まれながらも争うことを止められない彼らを嘲笑した。

 

 そんな時だ、一つの星が落ちてきた。それはそれらを滅ぼしたモノとはいかないが星は何かしらの変化を促した。人類には何ら変わりはない、変わってしまったのは《ケモノ》達だ。

 

 彼女らは人の形を持った、人の言葉を話し生きる事ができていた。それにはそれらは驚いた。ケモノの域を超えた彼女らは煌めく星によって生まれたのだから、しかしその星は害悪、星を喰らうための存在でもあった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ほどなくして人類は絶滅した。

 

 それらはなんの感傷も持たなかった、この星の理なのだから当たり前だと思った。

 

 

 次に外来の星は地形と気候を変化させた。砂漠や湿地帯、ジャングルな地球の超自然のオンパレードである。そしてこの星はけものたちの世界と化した。

 

 ほどなくして、それらにも転機が訪れた。

 

 

 

 

 かの星がそれらの残骸に降り注いだ。

 

 どうやらこの星はの『サンドスター』と言うものらしく、ケモノたちにカタチを与えた力であった。

 

 しかし、惜しいかな。

 

 それらが古代の骸としてあり続けた時期が永すぎた、それらは立派なカタチを持つことは時が許さなかった。ようやく手にしたカタチは『紫のメダル』。

 

 

 それらは途方に暮れた、カタチはあまりにもお粗末で自力では不動だにしないもの…。

 

 それらを受け止める『器』が必要であった。

 

時間が過ぎていくだけ、それらは再び待つことにした。

 

 『器』が現れる……、その『時』まで………。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 無限に広がってそうな草茶の大地。

 

 木々は少なく、形はどこか歪なものばかり。

 

 そのだだっ広い、『さばんな』を歩く2つの影。

 

 一人は元気そうに黄色と黒のけもの耳の少女。

 

 そんな少女の後ろを必死に追いかける帽子とカバンを背負った少女。

 

 

「ほら、そろそろ『さばんなちほー』を抜けるよかばんちゃん!!」

 

「少し……、待ってよぉ〜『サーバルちゃん』」

 

 

 元気に草原を駆け回るサーバルの様子が羨ましいカバンは燦々と照りつける太陽を帽子で遮りながら歩みを進める。とその時足の根本に何かが引っかかる感覚を覚えて地面に倒れ伏せた。

 

「だ、大丈夫!?かばんちゃん!」

 

 

ーーーああ、ほんとに嫌になる。サーバルちゃんに迷惑かけてばっかりだ、こんな石に躓いてコケたのをしんぱ………。

 

 

 心の声が急に止まった、足元を確認をした瞬間息が止まったからだ。カバンの足元には自分と同じ様な容姿をした存在が横たわっていたからだ。

 

 

「だ、大丈夫ですかっ!?」

 

「え?どうしたの、ってかばんちゃんその娘?どうしたの!?」

 

 

 肩を掴み体を起こそうとする、少々体が大きく腕が硬いのが印象的だ。するとその子は目をだんだんと開かしてきた。

 

「よかった、無事だったんですね」

 

 ほっと安心した。その子は微睡んだ真っ黒な瞳を自分には向け、周囲を見渡した。

 

「…………………こ、こは?」

 

 目覚めて間もないのか、まだ舌がうまく回っていないのがわかった。そんな様子を見てサーバルちゃんは両手を大きく広げた、まるで何もかも受け入れるような慈愛の精神が見えた。

 

「ここは、ジャパリパーク!!私は、サーバルキャットのサーバル!!その娘はかばんちゃん、貴方のお名前はなんで言うの?」

 

 

ここから、始まった。

 

 

 まだ何も知らない、この場所で私は、私達はかけがえのない《フレンズ》を知る冒険が始まった。 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 ドクンッ、何かの鼓動が聞こえた。

 

 久しぶりの復活だ。手慣れたように現状確認する。

 

 見える、敵だ。

 

 敵が星に巣食っている。

 

 早急に手筈を打たねば。

 

 

 

 

ーーーシステム起動。

 

ーーーシークエンス突破。

 

 

ーーー敵勢力の撃破を最優先。

 

ーーーシステム『fate』起動。

 

ーーーサーヴァント………召喚成功。

 

ーーー目標:《■■》によって生み出された生物の殲滅。

 

ーーーでは、健闘を祈る。

 

 

 

 

 宇宙から何かは落とした。

 

 

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