城下町のダンデライオン 平行世界の弟   作:最弱氏

2 / 7
強盗捕まえましたと『次期国王決定戦』

 

「ふぅー。なんとか間に合った〜」

達樹はそういった。

 

「お疲れだね?達樹」

 

達樹にそう話しかける少年。

 

「あん?なんだ、隼人か」

 

達樹はそういった。

こいつの名は鮎ヶ瀬 隼人。

俺と茜の幼馴染で、双子だ。こいつは、弟で、姉の方が鮎ヶ瀬 花蓮。丁度、茜と話してる奴な。

 

「なんか、今日、校門に虎が出たー!って、騒いでいたけどあれ達樹だろ?」

 

「ん?まあな。遅刻しそうだったからな。能力使ってきたんだよ」

 

「ふ〜ん?そうなんだ」

 

と、そこに花蓮と茜。そして、花蓮と茜の友達の杏が、きた。

 

「あんたらも、大変ね?」

 

「うるせぇ」

 

「でも、達樹に茜ちゃん。カメラに映って、もう少し、アピールしたら?」

 

「「……まあ」」

 

みなさん、なんで監視カメラを設置したかと、言うと。

理由は二つあります。

一つ目は国王である父が子供たちの安全を保障するため。

二つ目はーーー。

 

そんなこんなで、放課後

 

「楽しい時間って、あっという間に終わるんだね…」

 

茜はやる気をなくしたみたいにぐだぁーっとした。

 

「お前、以上に学校生活を楽しんでいるのはいないと思う」

 

達樹は茜にそういった。

 

「だって、ここでは、みんなは特別扱いしないでしょう?」

 

「それはま〜。友達だしね」

 

花蓮はそういった。

 

「達樹ー、茜ー。迎えに来たよぉ」

 

クラスのドアが開き、葵が迎えにきた。

クラスのみんなは一斉に葵に集まり、質問攻めやら勧誘やら、はたまた結婚してくださいっと言う奴までいた。それを見た、花蓮と隼人と杏は、こう思った。

 

(((ただ単に人気がないだけかも)))

 

そして、帰り道

 

「お姉ちゃんは大変だね、どこでもチヤホヤされちゃって。てか、達樹はもう、猫モードになってるし」

 

「え、そうかな?部活の勧誘とか、多いかも。多分、達樹は疲れたんだよ」

 

「にゃ〜」

 

葵の肩に乗っている猫ーー達樹はそう返事した。

達樹は、大抵、こう言う時は猫モードになり、よく葵の所に行っては甘えているのだ。家でも、大抵猫モードである。

 

「ふふふっ。今日は帰ったらいっぱい可愛いがってあげるからね〜」

 

葵は猫モードの達樹にいった。

 

「にゃ〜にゃ〜」

 

達樹は、どうやら嬉しい様だ。

 

「いつも、思ってたけど。葵お姉ちゃんって、犬と猫に変身した達樹の言葉、わかるの?」

 

茜はそういった。

 

「うーん?そこそこ、わかるよ。ほとんどいっしょにいるからね」

 

葵は達樹(猫)の喉をこしょこしょしながらいった。

 

「ブルルルッ」

 

達樹(猫)は喉を鳴らした。

 

「そうなんだ」

 

すると、太った男の人が茜にぶつかった。

 

「きゃっ」

 

茜は葵に支えられてこけるとことはなかった。

 

「ごっごごごめんなさい!!後ろに目がなくて……って!」

 

男は女性の鞄を奪い、逃走した。

ようは、引ったくりだ。

 

「おねーちゃん!これお願い!」

 

「同じく」

 

茜は葵に鞄を渡し、達樹はいつの間にか猫モードから元に戻っており、葵に鞄を預けた。

 

「茜、能力借りるぞ」

 

「うん」

 

達樹はそういうと、茜の肩に手を置いた。

 

「よし、コピー完了!行くぞ!茜、俺が空から奴を追いかける。茜は地上から頼む」

 

「了解!」

 

達樹は茜に指示を出し、空に飛んでいった。

 

「マテコラァアアアーー!!」

 

茜は全速力で、犯人を追いかけた。

 

「げえっ!?王家の三女!?」

 

犯人は路地に曲がり、人通りが多い場所へ出て、人質をとった。

 

「大人しくしてろ!すぐ解放してやっから!」

 

茜はすぐさま駆けつけたが、人質がいるので手が出せない。それにナイフも持っていた。

 

「茜ーー!」

 

達樹は空から降りてきて、状況を見て

 

「茜、ヤるぞ」

 

「うん」

 

二人は短く会話をすると、思い切り、ジャンプし、犯人にキックをかましてなさやった。

 

「「おりゃあ!」」

 

「ぐへっ!」

 

犯人はカエルみたいな鳴き声をし、沈黙した。

 

「ふぅー。一件落着」

 

「少々、取り乱してしまったわ」

 

二人はそういうと、人がぞろぞろっと集まり出した。

 

(あっ、ま、マズイ!人が集まってきた!)

 

茜は内心そう思ったが、

 

人々は、どんどん集まり、歓声が巻き起こった。

 

「みっ、見ないでぇ〜!!!」

 

茜の叫び声が響き渡った。

 

達樹は、

 

「はははっ」

 

苦笑いである。

 

その後、警察が来て、軽く事情聴取し、帰った。

 

そして、日曜日

 

あの後、ニュースで放送され、茜は悶絶していた。

 

そして、

 

『全国民の皆様!!次期国王決定戦まであと三年!!その投票まで我々は御きょうだいを追い続けます!』

 

ニュースキャスターがそういった。

 

二つ目は、これ『次期国王決定戦』。俺たち、きょうだいの中で次期国王が決まるのだ。

 

だけど、

 

『でも、末っ子の栞ちゃんとか可愛いですよねー』

 

みんな、軽すぎなんだよ。

 

達樹と葵の部屋

 

 

「ふふふっ。どう?達樹?気持ちいい?」

 

「にゃ〜❤︎」

 

葵は猫モードの達樹を思いっきり可愛いがっていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。