龍ヶ嬢七々々の埋蔵金SS 八真重護の軌跡   作:taitan

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俺は、勝たなきゃいけないんだ


第二話 勝つために

俺は、今日戦場さんにゲーセンで会った時の事が気になっていた。

『重要なのは、誰がどう動けば、状況にどう影響が出るのか。その中で、自分がいかに動けば、最大の利益を上げる事ができるのか、それを知ることだ』

この言葉で、俺はこれからどう強くなるかを考えさせられたのだ。

腕っ節と自分の工夫だけじゃない、周りも巻き込んで、尚且つ俺が一番利益を得る行動する事。

まずはそれをする為に、他人を観察できるゲーム

(トランプ)を七々々ちゃんとやっていたのだが…

「やばい、マジで七々々ちゃんに勝てない…」

そう、全く勝てないのだ。

ポーカー、は運だけだからやっても意味ない。

だから、大富豪、ババ抜き、ダウトをしようというコトになったのだ…

「おい、重護これは無理ではないか?」

「無理ですよ〜」

だが、二人ではつまらないという七々々ちゃんのお言葉により、お隣の203号室に住んでいる壱級天災と星埜ダルクを我が家に遊びに誘ったのだ。

その結果がこのざまだ。

イカサマをしても、二人と協力しても、何をやっても七々々ちゃんに勝てない。

「天災ちゃん達もまだまだだね〜」

くっ!こんな事を言われてしまった…

「何を言う、七々々殿。勝負はまだこれからではないか!名探偵は負けないのだ!」 

えー

隣ですっごい理論をぶっ放してるちびっ子名探偵にかなり呆れてしまう。同意見なんだけどね!

 

じゃあ、天災をどうにかして利用してやろう。

七々々ちゃんは隙がありそうで全くない。

といっても、ダルクは隙しかなく天災の手足と言っても過言ではない。

ならば天災だと俺は考えたのだ。

 

じゃあどうするか、というとまだ考えが思いつかない。

 

例えば、天災に合わせて最後に勝ちを奪い取る!とか?

いや、天災なら途中で気付いて何かを仕掛けてくる。

俺は天災を馬鹿だと思っているが、天才とも思っている。

家の家訓にこんなものがある。

『自分の心を持つな、持つべきものは相手の心である』

まあ、これも例に習って女を落とすための極意だが、

自分が考えている相手の考えと、相手の考えは違っている事が多いから相手の気持ちになれというだけの事だ。

 

つまり、俺は天災を過小評価も過大評価もしない。

天災の自分への評価は(悔しいが)正しいものだ。

ならば、天災の考えで間違えはないだろう。

 

まあ、この案は却下だ。

 

次、天災と共闘する。

 

却下

 

なんでかって?そんなの、こいつにまた悪人だとか色々言われるからに決まっている。

 

次、天災をバカにする。

これは割と上手くいきそうな気がしないでもない。

こいつに、『好敵手』とか『ライバル』とか言ってやれば、きっと高笑いをしながら、

「そうかそうか!重護にもやっと好敵手としての自覚が芽生えてきたか!よし、ならば尋常に勝負するぞ!」

とか言い始めるのだろう。

 

凄くウザいのが目に浮かぶ。

 

なので却下

 

他の方法は…

 

ある。というか、あったと言うのが正解か。

つまり、全員を利用してしまえば良いのだ。

天災も、ダルクも、七々々ちゃんも、そして自分さえもを俺の思うままに動かす事。

それが、俺の目標である『強さ』

 

さあ、俺の『足跡』についてこい。

そうすれば、いつの間にか俺のために踊ることになる。

 

じゃあ、ゲームに戻りますか!

 

 

《ダウト》

これはもう、ダメだった。

なぜかって?

だって、天災のやつ全員の反応を確認してどこに何のカードがあるかを推理し始めたのだ。

しかもそれが割と当たっていて…

最終的に、天災と七々々ちゃんの一騎討ちみたいな感じになってしまい、俺とダルクは完全に蚊帳の外だった。

 

今回は天災に完璧にペースを握られてしまった。

反省点と言っても、今回は仕方無いのでは?

だって、場に出たカードとそれを取った人を完璧に覚え、完璧に嘘を暴いていく。

もう、無理ゲーとしか思えなくなってしまったのだ。

 

次だ次!

まだだ、まだ終わらんよ!(某赤い彗星風)

 

 

《ババ抜き》

これも、うん。

勝てなくもないんだが、とにかくダルクがダメだった。

もうね、反応が分かり易すぎるんだよ。

JOKERを引いた途端に『あうぅ…』とか『ひっ!』とか

言い始め始末。

 

まだ慌てるような時間じゃない(某仙道さん)

もう慌てる時間だよこの馬鹿野郎!

そんな事を自分の中で叫びながら、そんな事は関係ないように次のゲームへと変わっていった…(関係ないんですけどね)

 

 

そんなこんなでゲームは進んだ。

その結果、分かったことが一つ。

 

俺はまだまだだという事。

 

前から分かっていたけど、それが分かっただけ良かったと思う。

ならば、鍛えるだけの話。

また今度、鉄くんとゆんちゃんとゲーセンにでも行ってみようかな?

そんな楽しげな事が頭に浮かぶ。

 

 

ー翌日ー

ゆんちゃんに

『八真センパイはゲームが上手だったのだな!』

とか言われたい一心で、またゲーセンに来た俺は、見てはいけないものを見てしまった…

 

「クソっ!また負けたっ!」

と、頭を掻きむしっている昨日見た大学生のお兄さん。

そう、戦場さんだ。

俺はその後、盗賊業で培ってきた技術を使って全身全霊を掛けて逃げ出した。

 

クールな人にもたまにはああいうこともあるよな、うん。

 

そんな感じに納得する事しか、俺には出来なかったのだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これはあくまでifストーリーなので!俺の空想なので!
戦場さんが好きな人にはごめんなさいして、
お久しぶりです、taitanです。
いやー今回はえげつない程間が空きましたね。
待ってる人もいないので、気軽に書けて良いんですけど、この間の開け方は流石に馬鹿だと思いますねw

もともと、このシリーズは龍ヶ嬢七々々の埋蔵金の12巻以降の話を書きたいってだけの目的で書いてるんですよね。
鳳乃一真先生が書いたあとを自分の勝手な妄想でも完結させたいって思ってるんですよ。
まあ、そんな感じで書いているのでよろしくお願いします。
だらだらと変な事書いてすみませんでしたm(_ _;)m

次回の事も全然考えていないので、また更新が滞ります。
次回は5巻の事について書こうと思うので、興味がありましたら読んでくださいね!
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